「ワンピース」歴代七武海強さランキング11!2位は黒ひげ、1位は……?

更新:2021.11.25

その実力を世界政府から認められ略奪などの犯罪行為を容認された異色の海賊、王下七武海。賢く海を生きる彼らの多くには王下七武海という表の顔とその地位を利用して大きなことを企む裏の顔の二面性があります。今回はそんな物語にも常に関わる彼らを歴代も含めて強さのランキング形式で紹介していきます!

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「ワンピース」歴代七武海強さランキング!

著者
尾田 栄一郎
出版日
2015-04-03

王下七武海とは圧倒的な強さを持つ海賊たちです。世界政府により選出され、略奪で得たものの一部を納める代わりに海賊行為を公認されています。その存在が他の海賊たちの抑止力になると考えられ実際その肩書きが持つ力は絶大です。

しかし政府に略奪品を納め、招集に応じる義務がある彼らは政府の狗として蔑まれているという事実もあります。そこまでして七武海の肩書きを背負う彼らにはそれぞれの理由があるのです。

王下七武海と並んで3大勢力と表現されるのが四皇と海軍本部。四皇についておさらいしたい方は<「ワンピース」四皇を強さや懸賞金から徹底考察!ロックスも四皇だった?>の記事がおすすめです。

第11位「千両道化のバギー」

第11位「千両道化のバギー」
出典:『ONE PIECE』80巻

名前:バギー
 

肩書き:王下七武海、バギー海賊団船長、海賊派遣組織総帥

悪魔の実:バラバラの実

能力:体をバラバラにすることができ、分離した部位を自在に操れます。斬撃によるダメージを受けません。

戦闘:海賊王ゴールド・ロジャーの船で海賊見習いをしていた時から戦闘では複数のナイフを使い、直接切りつけたり投擲したりします。体を自らバラバラにすることで相手の攻撃を回避することも可能。そしてバギーの代名詞といえば小さな村をたった一発で滅ぼすことができると言われる砲撃”特性バギー玉”です。インペルダウン編で登場した際はその”特性バギー玉”の威力をそのままに小型化して靴の裏に携帯した”特性マギー玉”を披露しました。

七武海としての脅威:バギー本人の実力は大したことありませんが海賊王の元クルーであり、シャンクスの旧友であること、白ひげとの戦闘といった生い立ちや仲間の高額賞金首たちが世界政府から認められ、マリンフォード頂上戦争の後に王下七武海の勧誘を受けました。

出典:『ONE PIECE』2巻

作品で初めての悪魔の実の能力を持った敵として登場しました。大事な麦わら帽子を傷つけるなど能力者との戦闘に慣れていないルフィの不意をつきながら健闘します。しかし結局ルフィ、ゾロ、ナミの3人に倒されてしまいました。
 

その後は海軍に捕まってしまいインペルダウンに収監されます。能力者だということを隠して入ったため海楼石の錠ではなく普通の錠をつけられ能力で檻を出ました。そして偶然にも同時期にエースを助けるためインペルダウンに侵入していたルフィと出会い、別の囚人たちを解放しながら脱獄に成功しました。

それからのマリンフォード頂上戦争では脱獄の恩や生い立ちからの尊敬、謎のカリスマ性に惹かれた脱獄囚たちを率いて行動します。戦争後は彼らを連れてバギー海賊団の元へと帰りました。そのタイミングで七武海の勧誘を受けて加入することとなりました。ルフィたちが修行をしていた2年間のうちに海賊派遣組織を立ち上げ、事業を大成功させます。

第10位「スリラーバークの主 ゲッコー・モリア」

第10位「スリラーバークの主 ゲッコー・モリア」
出典:『ONE PIECE』47巻

 

名前:ゲッコー・モリア
 

肩書き:元王下七武海、スリラーバークの主

悪魔の実:カゲカゲの実

能力:影を操るとともに影を切り取り自分に入れて自身を強化したり、ものや死体に入れて兵士にしたりすることができます。この能力で生み出した兵士の強さを決める二つの要素が影の持ち主の戦闘力と入れ物の耐久力や大きさです。この能力で生み出された兵士たちは火を嫌い塩を口に入れることで影が抜けてしまいます。影を取られた者は日に当たると身体が消滅するというのもこの能力の厄介な点です。

戦闘:基本自ら戦うことはなく部下たちに戦わせる他力本願といったスタンスをとっています。そのため常に強力な部下を手に入れるためにより強靭な死体を求めています。スリラーバークでは天才外科医であるホグバックと手を組んで手術により強化された死体を部下にしていました。

七武海としての脅威:新世界に進出し四皇カイドウと渡り合うなど本人の実力もさることながら、モリアにはゾンビ兵たちがいます。不死身の兵士たちはグランドラインの海賊たちにとって十分脅威となりうる武力です。

 

出典:『ONE PIECE』49巻

常に霧が立ち込め船の遭難が絶えないという魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)に自らの海賊船を構えていました。船を捕まえては影を奪って海に流すということを続けていましたがある日魚人島を目指す麦わらの一味を捕まえます。そして国引き伝説で知られる魔人オーズの死体にルフィの影を入れることに成功しました。しかし麦わらの一味の返り討ちにあい今まで集めた部下たちを全て失うこととなります。
 

その後政府からの招集でマリンフォード頂上戦争に参加するもジンベエが部下たちに海水をかけるために大した活躍ができませんでした。そのこともあってか戦争後に戦力不足として政府上層部からの指令でドフラミンゴに抹消されかけます。しかし何らかの援助を受けてかその場から消えてしまいました。

第9位「バロックワークス社長 クロコダイル」

第9位「バロックワークス社長 クロコダイル」
出典:『ONE PIECE』18巻

名前:サー・クロコダイル
 

肩書き:元王下七武海、元バロックワークス社長

悪魔の実:スナスナの実

能力:砂を操るとともに自らの体を砂に変化させることができます。触れたものから水分を奪い渇きを与えることが可能です。

戦闘:グランドライン前半は武装色の覇気を体得している者が少ないです。そのため自然(ロギア)系の能力を持つクロコダイルはほぼ無敵でした。その中でもアラバスタを拠点としていたことがより能力による戦闘を有利にしていたことは間違いありません。追い詰められると義手のフックに仕込んである毒針を使うなど狡猾さもあります。触れたものから水分を奪うという能力は相手に触れれば干からびさせることができるのでかなり強いです。

七武海としての脅威:戦闘力もさることながらその行動には周到さや計画性があります。大勢を率いて大きなことを成し遂げられるような男です。そのため敵に回すとかなり厄介で自分の邪魔になると判断した者は躊躇なく殺します。現実主義者ですがかなりの野心家で海賊としての脅威は政府にとっても他の海賊たちにとっても大きいです。

出典:『ONE PIECE』19巻

20代前半で王下七武海に加入しましたが加入後白ひげに挑んで負けてしまいました。それからも20年以上王下七武海に所属し海賊王を目指します。初登場はアラバスタ編で当時クロコダイルは賞金首や海賊などグランドラインのならず者たちを束ねてバロックワークス社という秘密犯罪会社を立ち上げていました。社員たちには理想国家の建国が目的と伝えていました。しかし真の目的は放てば一発で島一つを吹き飛ばしてしまうという古代兵器プルトンです。社員への指令はそれが眠るとされるアラバスタ王国の乗っ取りに向けたものでした。
 

その計画も大詰めに差し掛かりましたが麦わらの一味に敗れて失敗に終わりました。その後は海軍に捕まり王下七武海の称号は剥奪されインペルダウンに収監されます。しかしルフィのインペルダウン脱出に乗じて脱獄に成功します。そのままルフィたちとマリンフォード頂上戦争に飛び込み白ひげへの雪辱を晴らそうとするもルフィに阻まれました。その戦場でドフラミンゴに手を組むことを提案されますがその提案を拒否し白ひげ海賊団とともにルフィの援助に回ります。戦争後は新世界への出航を宣言しバロックワークス時代コードネームNo.1だったダズ・ボーネスと再び手を組みました。

 


クロコダイルについて考察した<「ワンピース」クロコダイルの正体は女?現在の懸賞金や強さを考察!>の記事もおすすめです。気になる方はぜひご覧ください。

第8位「死の外科医 トラファルガー・ロー」

第8位「死の外科医 トラファルガー・ロー」
出典:『ONE PIECE』51巻

名前:トラファルガー・D・ワーテル・ロー
 

肩書き:元王下七武海、ハートの海賊団船長

悪魔の実:オペオペの実

能力:ルームという球体の結界を作りだすことができます。能力者はその内部のものを切って他のものとくっつけたり瞬間移動させたりと自由自在に操ることができます。そしてこの悪魔の実の最上の能力と言われるのが不老手術です。これを行えば手術を受けたものは不老の体を手に入れることができます。しかしそれと引き換えに能力者自身が命を失ってしまうという扱いづらい能力です。ルームを展開すると時間とともに能力者の体力は奪われていき、大きければ大きいほど体力の消費も早いです。

戦闘:常に鬼哭という名前の妖刀を持っており戦闘は基本的にこれを使います。ルーム内であれば切れないものはほとんどなく悪魔の実の能力を無効化してしまう海楼石でできた錠でさえも切断が可能です。ルーム内では単に対象の体を切ってもダメージは与えられず部位がバラバラになるだけで心臓を抜き取られようと命に別条はありません。心臓を抜き取っても命に別条はありませんがそのまま握り潰してしまえば絶命してしまうのでその時点で勝負はつきます。

七武海としての脅威:今は謎に包まれるロッキーポート事件と呼ばれる事件を首謀したことが彼の名前を政府や世界に知らしめたようです。その後海軍本部に海賊の心臓を100個届けて王下七武海に加入しました。その戦闘力や狂気に満ちた行動の数々も脅威となります。しかし一番大きな脅威はかつて政府が50億ベリー払ってでも手に入れようとしたオペオペの実を食べているということなのかもしれません。

出典:『ONE PIECE』67巻

白い町フレバンスで医者の家に生まれました。珀鉛産業で富を築いた国でした。しかしローが10歳の時その珀鉛が原因の珀鉛病という中毒が国中で発生します。その事実が広まると隣国への交通を遮断され隔離状態となってしまいました。
 

他国から感染症だと思われた珀鉛病の患者たちは迫害を受け、ついに戦争を起こします。しかしフレバンスと諸国の戦力差は明らかで一方的な虐殺となりました。そんな中、諸国の軍隊は鎮圧だけでなく珀鉛病患者撲滅のため国民の全滅を目指します。その大量虐殺で友達や両親を失ったローは死体の山に隠れて一人国境を超えました。自身も珀鉛病にかかってしまい残り3年と2ヶ月の命と悟ったローは世界への恨みを晴らすためドンキホーテファミリーに加入します。

その後そこで出会ったコラソンと呼ばれるドフラミンゴの弟ロシナンテにDという名前が理由で救われました。ローはオペオペの実を口にして病死を免れます。しかしロシナンテはドフラミンゴの欲していたオペオペの実を奪いローを逃したため実の兄によって殺されてしまいました。その後ベポ、シャチ、ペンギンと出会いハートの海賊団を結成します。

初登場はシャボンディ諸島。ルフィ、ゾロと同じ最悪の世代として超新星の一人に数えられ、ルフィの起こした天竜人暴行事件の共犯者とされます。マリンフォードの頂上戦争では心身ともに重傷を負い気を失ったルフィに手術を施して救いました。そして麦わらの一味の修行期間2年でロッキーポート事件を起こして海賊本部に海賊100の心臓を届け七武海入りを果たします。パンクハザード編でルフィと再会し、四皇カイドウを引きずり下ろすための同盟を組みました。しかしローの真の目的は大恩人であるロシナンテを殺したドフラミンゴへの復讐でした。

パンクハザードで立てていたカイドウにドフラミンゴを消させる作戦は失敗に終わりました。しかしルフィとの協力でなんとかドフラミンゴへの仇討ちに成功します。その後は麦わらの一味とゾウに向かい、ハートの海賊団の仲間たちと合流しました。同盟を組んだ当初の目的だったカイドウの撃破のため霧の雷ぞう、麦わらの一味、イヌアラシとネコマムシを筆頭としたミンク族、モモの助ら侍たちとともに忍者海賊ミンク侍同盟を組み直します。ローはゾロや錦えもんなどとワノ国突入の第一陣に参加しました。

ローについては<「ワンピース」ローの魅力11選!ワノ国ではどう動く⁉︎【ネタバレ注意】>の記事でも詳しく紹介しています。

第7位「海賊女帝 ボア・ハンコック」

第7位「海賊女帝 ボア・ハンコック」
出典:『ONE PIECE』53巻

 

名前:ボア・ハンコック
 

肩書き:王下七武海、九蛇海賊団船長、女ヶ島アマゾン・リリー皇帝

悪魔の実:メロメロの実

能力:弓矢や弾丸などハート型の飛び道具で攻撃したり直接攻撃した部位を石化させたりすることができます。能力者の魅力の虜となる者にめっぽう強く男女問わずメロメロにしてしまう世界屈指の美女ハンコックにはうってつけです。ハートの波動で全身石化させる技もあります。しかし痛みなどで一時的に邪心をもみ消す者や、ルフィのように異性への興味がない者には効力を持ちません。

戦闘:ハンコック自身の美しさと悪魔の実がマッチしていて能力による戦闘がかなり強いです。それに加え強力な武装色の覇気や潜在的に持つ覇王色の覇気により基礎戦闘力も高いです。多数の敵に対しては飛び道具を使って一掃。単数または少数の敵に対しては蹴りでの攻撃をします。

七武海としての脅威:サンジのような女好きの者に対しては絶対的な強さを持っています。そうでなくともハンコックの魅力を感じる者に対してはかなり強いです。海賊の世界は男ばかりなので強力な覇王色の覇気を使いこなす九蛇海賊団の強さと相まってかなりの脅威となります。

 

出典:『ONE PIECE』54巻

12歳の頃、九蛇海賊団の船に乗っている時に人攫いに攫われて天竜人の奴隷となりました。そして奴隷になってから4年後フィッシャー・タイガーの聖地マリージョア襲撃事件が起きます。その際に天竜人から逃げ出し冥王シルバーズ・レイリー、シャッキー、ニョン婆に保護されました。
 

初登場はルフィがバーソロミュー・くまに飛ばされた先の女ヶ島です。湯浴みをしている途中にルフィが入ってきて全身石化の技をかけましたが効きませんでした。その後男子禁制の国に侵入した罪で処刑しようとして失敗。それからは底しれない懐の深さと大きな器量を持つルフィの虜となっていきます。

その後七武海としての立場を利用して、海底監獄インペルダウンに向かいます。収監中の死刑囚である兄エースを助けたいルフィのためです。そのまま七武海としてマリンフォード頂上戦争に参加しました。そこでは基本的に戦闘に対して意欲的でなく来る者を倒すというスタンスでした。しかしルフィを狙うスモーカーやパシフィスタに攻撃を仕掛けるなどルフィへの援助には活動的でした。

戦争後は意識不明のルフィを乗せたトラファルガー・ローの潜水艇を追いかけます。療養のためルフィを女ヶ島にかくまいました。修行期間の2年後はシャボンディ諸島までルフィを送り海軍の邪魔をすることで麦わらの一味の出航を手助けしました。

ハンコックについておさらいしたい方は<「ワンピース」ハンコックの強さ、七武海撤廃後の懸賞金、ルフィとの関係は?>の記事もおすすめです。

第6位「天夜叉 ドンキホーテ・ドフラミンゴ」

第6位「天夜叉 ドンキホーテ・ドフラミンゴ」
出典:『ONE PIECE』69巻

名前:ドンキホーテ・ドフラミンゴ
 

肩書き:元王下七武海、元ドレスローザ国王、ドンキホーテ海賊団船長

悪魔の実:イトイトの実

能力:糸を生み出し自在に操ることができます。ドフラミンゴは悪魔の実の覚醒者なので周囲のあらゆるものを糸に変化させ操ることも可能です。

戦闘:能力の汎用性が非常に高く、ドフラミンゴの戦闘センスや狡猾さと相まって色々な戦い方ができます。切ったり貫いたり叩きつけたりといった攻撃や蜘蛛の巣のようにしたり束ねたりといった防御ができます。他にも、雲に糸を引っ掛けて飛ぶように移動する、他人の体内に糸を入れてマリオネットのように操る、体内外問わず受けた傷を糸で縫い合わせて応急処置、鳥カゴに見立てた巨大なドームを作り出し外部との通信を遮断しつつ大人数を捕獲して内部の人間を全滅させるなど色々なことができます。

七武海としての脅威:クロコダイルとも通ずるような海賊らしからぬ活動の計画性や狡猾さがあります。実際に闇取引を牛耳っていたり国の乗っ取りを成功させていたりとクロコダイルよりも危険性があります。そして政府にとって何よりも脅威となるのが天竜人としての権力の片鱗を持っていることです。海賊でありながらそのような権力を持つ存在自体が異例中の異例でドフラミンゴが要求すればサイファーポールでさえも動きます。

出典:『ONE PIECE』57巻

 

聖地マリージョアで天竜人の家に生まれましたが、少年時代に心の豊かさを手に入れたいという父の意向で一家揃って天竜人をやめて地上での生活を始めます。すると天竜人が地上に降りてきたという噂はすぐに広まり一家は天竜人への怒りの的となってしまいました。
 

それからは常に迫害を受け生活環境の悪化します。その影響で母を亡くしてしまい、父ホーミング、弟ロシナンテとともに逃亡生活を続けることとなります。しかしついに捕まってしまい怒りの群衆から拷問を受けるとドフラミンゴは怯むことなく怒りをあらわにしました。怒りの中で無意識に使った覇王色の覇気で群衆を気絶させ逃亡します。

その時期にドフラミンゴの王としての資質に目をつけたトレーボルたちと出会い銃を受け取り、迫害を受けるようになった元凶である父を殺します。その首を聖地マリージョアに持ち帰りましたがもうそこに住むことはできませんでした。そしてドンキホーテファミリーというギャングを結成し後にドンキホーテ海賊団となります。

初登場はクロコダイルの王下七武海称号剥奪を受けての会議でした。そこでは会議が始まるまでの暇つぶしに能力で海兵同士に殺し合いをさせるなど残虐な性格をあらわにします。その後もルフィに負けたベラミーを仲間に襲わせたりシャボンディ諸島にある人間オークションの司会と通信したりと麦わらの一味との接触はなかったもののたびたび登場していました。

初めてルフィを見たのは七武海として参加したマリンフォード頂上戦争です。戦争中はリトルオーズ.jrの足を切断したり白ひげ海賊団の船員たちを圧倒するなどその実力を見せました。戦争後は世界政府の上層部からの命令で戦力不足としてゲッコー・モリアを抹消しようとします。しかし瀕死の状態まで追い込んだところでモリアが消えて逃してしまいました。

パンクハザード編では、シーザー・クラウンの兵器開発や研究を援助し、カイドウと取引していたスマイルを製造させていました。しかしルフィ、ローの海賊同盟に製造工場を破壊されてしまいます。その上にシーザーを人質に取られ、自身が王を務めるドレスローザでシーザーを受け取る代わりに王下七武海を脱退するという条件を飲みました。しかしドフラミンゴはそこで元天竜人としての権力を使い新聞に嘘の記事を書かせます。その内容は自分の王下七武海脱退、ドレスローザ国王退位というものでした。しかしその作戦は失敗に終わり街にいる麦わらの一味により隠していた国の秘密が露呈してしまいます。それを隠すため鳥カゴで革命軍参謀総長サボ、海軍大将藤虎、海賊麦わらのルフィなど世界中の猛者を含めたドレスローザ国内の者を皆殺しにするという狂気の作戦に出ました。

国内の猛者たちは部下に抑えさせつつ自身はトレーボルとともにルフィ、ローと戦います。ローは片腕を失ったりといった重傷を負わせ戦闘不能にさせました。しかしルフィのギア4に敗れてしまい海軍に捕まって王下七武海の称号は剥奪されます。

 

第5位「海峡のジンベエ」

第5位「海峡のジンベエ」
出典:『ONE PIECE』83巻

名前:ジンベエ
 

肩書き:元王下七武海、タイヨウの海賊団船長

悪魔の実:なし

戦闘:魚人界でもトップの魚人空手、魚人柔術の使い手です。陸上戦闘では大気や敵の体内に含まれる水を通じて衝撃を与えダメージを与える近接戦を得意とします。陸上でもエースと互角の実力を持っていたりとかなり強いですがそれ以上に水中での強さは凄まじいはずです。あまりジンベエの水中描写はありませんが水を掴んで水上まで海流を押し上げたり槍のように鋭い水の柱で海軍の船を貫いたりしています。

七武海としての脅威:魚人であるのにもかかわらず陸上における戦闘でも悪魔の実の能力者に劣らない強さを持っています。世界中の名だたる強者たちの多くが悪魔の実の能力者であり水中での戦闘能力は皆無です。そのため水中戦闘において世界トップクラスの強さを持つであろうジンベエはかなりの脅威となります。

出典:『ONE PIECE』86巻

魚人街出身のジンベエは元々ネプチューン軍の兵士でその腕っぷしと厚い人望から島民たちに親分と呼ばれていました。聖地マリージョア襲撃事件後は大犯罪者となったフィッシャー・タイガーのサポートをするため奴隷だった魚人たちの受け皿として結成されたタイヨウの海賊団に所属します。フィッシャー・タイガーの死後は自らが船長となりタイヨウの海賊団を引っ張りました。タイガーの貫いていた不殺の信念で名を上げ仲間や魚人島の安全と人間との友好のために王下七武海の勧誘を受けます。
 

初登場はインペルダウン編。当時ジンベエはマリンフォードでのエース処刑への参加を拒否し戦争に反対した罪でインペルダウンのレベル6に投獄されていましたが、エース救出にやってきたルフィに牢から出してもらいます。そしてエース救出を手助けするためにクロコダイルやイワンコフとともにマリンフォードへと向かいます。戦争中はルフィとともに前線で戦い最後はルフィとともにトラファルガー・ローの潜水艇で治療を受けました。戦争後は女ヶ島で療養し、兄エースを失い自暴自棄になったルフィに一喝し立ち直らせます。

修行期間の2年後は魚人島でルフィとの再会を果たしました。国を乗っ取ろうとしていたホーディを協力して倒します。その戦いで魚人たちに人間への怒りや恐怖を植え付けないため麦わらの一味をヒーローに仕立て上げました。戦い後に麦わらの一味から勧誘を受けましたがタイヨウの海賊団が四皇ビッグ・マムの傘下だったため断ります。

その後ビッグ・マムの城があるホールケーキアイランドで拘束されていたルフィとナミを助け、結婚式を破壊したいルフィとカポネ・ギャング・ベッジを投合させ自らも作戦に参加します。その作戦中に麦わらの一味に入りたいという理由でビッグ・マムに親子分の盃を返しました。代わりに寿命を差し出しましたがまったく臆することないジンベエからビッグ・マムは寿命を奪うことができませんでした。

第4位「暴君 バーソロミュー・くま」

第4位「暴君 バーソロミュー・くま」
出典:『ONE PIECE』49巻

 

名前:バーソロミュー・くま
 

肩書き:王下七武海、革命軍幹部

悪魔の実:ニキュニキュの実

能力:肉球でありとあらゆるものを弾くことができます。様々な攻撃を肉球で跳ね返してしまうため防御力が非常に高く大気の爆弾を作るなど攻撃力にも優れた能力です。さらには大気を弾いた反動で瞬間的に移動することや、対象を任意のかなり離れた島まで数日かけて飛ばすこともできます。スリラーバークでは戦闘後のルフィから疲労や痛みといったダメージを弾き出しゾロに移すことでルフィを回復させゾロに瀕死のダメージを負わせました。

戦闘:強力な悪魔の実の能力に加えDr.ベガパンクによる改造が施されています。そのため能力による戦闘に加え光線など仕込まれた兵器による戦闘が可能です。

七武海としての脅威:王下七武海に入る前は残虐の限りを尽くし暴君という異名がつけられるほどでその危険性が買われ王下七武海の加入を受けたようです。しかし海賊というのは表の顔で実際は革命軍に所属しており、同じ革命軍のインペリオ・イワンコフは政府嫌いだったと言っていました。しかしそんな評価とは裏腹にくまは七武海にして唯一政府の言いなりに動く男です。政府からの指令をこなす上に自我を失ってまでもDr.ベガパンクによる改造人間の研究に協力しました。ここまでの実力を持ちながら言いなりになる者はそうそういないので政府にとってはかなり貴重な存在です。

 

出典:『ONE PIECE』61巻

初登場はクロコダイルの王下七武海称号剥奪を受けての会議でドフラミンゴとともにその高額な懸賞金で見る者を驚かせました。
 

その後はモリアにクロコダイルの後任が決まったことを伝えるという命令を受けてスリラーバーク編でモリア戦の途中に現れます。その戦いの後麦わらの一味の抹殺命令を受けたためモリアを倒して疲弊しきった麦わらの一味の前に現れましたがルフィ一人の首で構わないと譲歩しました。しかしその提案をメンバーに拒否されます。その場の全員を戦闘不能にしましたがゾロからの自分一人の首で勘弁してほしいという要求を飲みました。気を失っていたルフィから戦闘によるダメージを全て弾き出しゾロにそれを受けさせ瀕死の重体を負わせてその場を後にします。

シャボンディ諸島では天竜人暴行事件を起こし海軍大将やパシフィスタに狙われ絶体絶命のルフィたちを各々の修行に適した場所へ飛ばして守りました。その後はDr.ベガパンクにより改造人間となります。自我を失いましたが改造前にDr.ベガパンクとある任務をプログラムするという契約をしていました。改造後、麦わらの一味の誰かが帰ってくるまでサウザンド・サニー号を死守するという任務をまっとうします。

第3位「自称白ひげjr. エドワード・ウィーブル」

第3位「自称白ひげjr. エドワード・ウィーブル」
出典:『ONE PIECE』80巻

名前:エドワード・ウィーブル
 

肩書き:王下七武海

悪魔の実:不明

戦闘:白ひげと同じような薙刀を使って戦闘します。

七武海としての脅威:母と二人で行動しており海賊団には属していないようです。黄猿ボルサリーノは若かりし頃の白ひげのような強さと評しています。実際、民間人を巻き込んで町ごと吹き飛ばし600名の死傷者を出しました。それに加え白ひげ海賊団の傘下だった海賊団の船長16名を倒すなどその実力はかなりのものです。


 

初登場はウィーブルが元白ひげ海賊団参加のA.O海賊団を全滅させたことが黄猿に伝えられた時でした。母親であるミス・バッキンに教え込まれ白ひげの息子を自称しています。母とともに白ひげの莫大な遺産を求めて白ひげ海賊団の残党を探しているようです。

第2位「黒ひげ ティーチ」

第2位「黒ひげ ティーチ」
出典:『ONE PIECE』56巻

 

名前:マーシャル・D・ティーチ
 

肩書き:元王下七武海、四皇

悪魔の実:ヤミヤミの実、グラグラの実

能力:

ヤミヤミの実

最も凶悪な悪魔の実と言われておりその能力はかなり異質なものとなっています。闇を発生させてあらゆるものを引き込むこみ圧縮できる人間や街などいかなるものでも闇で吸収することが可能です。さらには触れた悪魔の実の能力者の能力さえも引き込むことができ、黒ひげに触れられると能力が使えなくなります。欠点は自然(ロギア)系の能力であるのにもかかわらず攻撃を受け流すことができないところです。それどころか攻撃をも引き込んでしまうため常人よりも余計にダメージを負ってしまいます。

グラグラの実

強力な振動を起こすことが可能で地震を起こしたり空、地面、海を割ることができます。津波や地震といった天災を起こすことができ、とにかく破壊力のある能力です。大気や人間など色々なものにエネルギーを叩き込むことであらゆるものにヒビを入れます。前海軍元帥センゴクは世界を滅ぼせる力と評していました。

戦闘:防御はせずダメージをしっかり受けてしまうため痛がりはするものの耐久力がかなり高く致命傷となることはあまりありません。戦闘力の高くない者は闇で吸い込んでしまい戦闘力の高い者は自らの手に引き込んで殴ることが多いです。エースとの戦闘では巨大な闇の玉をぶつけていました。一対一の戦闘よりは大勢に対して能力で暴れることが多くその能力から戦闘の被害は甚大なものとなります。

七武海としての脅威:エースの首を差し出すことで王下七武海に加入しました。白ひげ海賊団時代は目立った活躍はしなかったものの悪魔の実を口にしていない状態でシャンクスの目に引っかき傷を負わせるなどかなり戦闘力が高いです。しかし王下七武海に加入した理由はインペルダウンに侵入するためだけであったため目的を済ませてすぐに抜けました。

 

出典:『ONE PIECE』24巻

若い頃からヤミヤミの実を狙っておりそれを手に入れることができる確率が最も高いと踏んだ白ひげ海賊団に20年以上所属しました。実力を隠して古株でありながら隊長につくこともなく待ち続けついにヤミヤミの実と出会います。所有者であった4番隊隊長のサッチを殺して実を奪いました。その後船を脱走してからは黒ひげと名乗り黒ひげ海賊団を結成しました。
 

そして海賊団を強化するための作戦として手始めに億越えルーキーを探しますがそこで出会ったのがルフィです。ルフィの空島を目指す旅を激励した後にルフィが1億の首だと知りイカダで追いかけますがメリー号がノックアップストリームに乗ってしまったため断念しました。その後バナロ島で仲間殺しをした罪を背負う黒ひげにけじめをつけにきたエースと会いますが返り討ちにします。その首を海軍に引き渡し王下七武海に加入しました。

王下七武海に加入するとその権限を利用してルフィと同じタイミングでインペルダウンに侵入します。ルフィたちの起こした混乱に乗じてレベル6に到達すると、牢の中の囚人たちに殺し合いをさせて生き残った囚人を自らの仲間にしました。そのままマリンフォードに向かい頂上戦争の場に現れると仲間たちとともに白ひげを殺してグラグラの実を奪い能力を使って大暴れします。

そしてルフィたちの修行期間の2年で白ひげ海賊団の残党との戦争に勝利し白ひげの縄張りを制覇すると四皇の一人として数えられるようになりました。その後は能力者狩りを始めメラメラの実を求めてジーザス・バージェスがコリーダコロシアムに出場するも革命軍参謀総長サボに敗れて手に入れることができませんでした。しかし革命軍の総本部の場所を突き止めたため黒ひげ海賊団でそこを襲撃しサイファー・ポールとの衝突後、逃走します。

黒ひげについておさらいしたい方は<「ワンピース」黒ひげの懸賞金の意味やロックスとの関係は?6つの事実を紹介>の記事もおすすめです。

第1位「鷹の目のミホーク」

第1位「鷹の目のミホーク」
出典:『ONE PIECE』6巻

名前:ジュラキュール・ミホーク
 

肩書き:王下七武海

悪魔の実:なし

戦闘:基本的には常に背中に差している最上大業物12工の一つ黒刀「夜」で戦闘する剣士です。しかしかなりの格下だと判断すると首から下げている小さなナイフで相手をします。一刀流で戦っており斬撃を飛ばすこともできますがその威力はゾロ以上で大地や海を割るほどの威力を持ちます。その剣は柔らかさも兼ね備えており撃たれた銃弾を切っ先で受け流すといったこともできます。

七武海としての脅威:ミホークは世界最強の剣士と認められており本気を出す描写がまだないのでその実力は計り知れません。海賊団など組織に属しておらず常に一人で航海しているものの目的地にはしっかりたどり着くことができグランドラインとその他の海を簡単に行き来できる航海術を持っています。片腕を失う前のシャンクスと互角の戦いをしていたなど確実に世界トップクラスの実力を持っていますが招集に応じることは稀で海軍にとっても扱いづらい存在となっているようです。

出典:『ONE PIECE』6巻

 

初登場は海上レストランバラティエです。グランドラインに突入して間もないクリークの艦隊を壊滅させた後暇つぶしでイーストブルーまで追いかけてきて巨大なガレオン船を真っ二つするという衝撃的な登場でした。そこで自らを最大の目標とするロロノア・ゾロの挑戦を受けます。持ち合わせていた最小の刃物であるナイフで相手をしました。それでもゾロの奥義を簡単に受け止め圧倒しますが、ゾロの強い心を認めて敬意を持って黒刀「夜」で沈め、その場を後にします。
 

その後はマリンフォード頂上戦争でルフィと再会しました。ルフィのことはかなり気に入っていたものの七武海という立場上戦うことなります。2度に渡りルフィを狙うも白ひげ海賊団5番隊隊長ビスタ、ダズ・ボーネス、サー・クロコダイルによって阻まれてしまいました。そして戦争にシャンクスが現れると協定の範囲外という理由で戦いから手を引きました。

戦争後は住処にしているクライガナ島のシッケアール王国跡地に帰りますがそこでバーソロミュー・くまに飛ばされたゾロと再会します。ゾロに剣の教えを請われ、見損なったと一度断るも島の厄介な生物ヒューマンドリルを倒したということと仲間のためを思う気持ちを汲んで2年間剣を教えました。

 

「ワンピース」で七武海制度が廃止!?その影響とは?読者からは賛否両論!

漫画「ワンピース」第956話で、王下七武海に関するビッグニュースが世界を駆け巡りました。なんと、かねてより海軍大将・藤虎が提唱していた王下七武海制度の撤廃が、遂に決定したという最新情報が!

その決議は、世界政府と世界中の国王が一堂に会し議論を繰り広げる「世界会議(レヴェリー)」にて行われました。

かつて「王下七武海」のメンバーであるサー・クロコダイルと、ドンキホーテ・ドフラミンゴから被害を受けた、アラバスタ王国とドレスローザ王国の国王達。彼らが「王下七武海制度の廃止」という議題を出し、その場で大多数の賛成を受け、可決されました。

この決議を受けて、王下七武海は即解散。その瞬間から王下七武海の元メンバーは、全ての権限を剥奪され、世界政府や海軍の敵となってしまいました。

これにより、海軍に追われる立場となった元・王下七武海。海軍の行動は迅速で、さっそく彼らの元に海兵が派遣されているようです。今後は海軍vs王下七武海の全面戦争が待ち受けているようです……!

「七武海制度を撤廃したことで、政府側の戦力が大幅に下がってしまったのではないか」と読者から批判の声も上っていますが、もしかしたら世界政府は既に七武海に代わる新たな戦力を手に入れているのかもしれません。

以前から読者の間でも噂されていたドクター・ベガパンクの発明あたりが、とても怪しそう……。

とはいえ、王下七武海の制度が廃止されたからといって、彼らの活躍がなくなるわけではありません。むしろ世界政府から解放され自由の身になった彼らが、これからどのような動きをみせるのか……今後の王下七武海の動向から目が離せません!

王下七武海をランキング形式で紹介しましたがまだ強さの底が知れないということもあり飽くまで推測となります。しかし全員が政府に認められる強みを持っていることは確実でそのキャラクターや戦闘に面白みがあるのでこれからも彼らの動向は必見です!

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