中島裕翔が俳優として大注目!実写化出演した映画、テレビドラマの原作の魅力を紹介

更新:2021.11.29

ジャニーズのなかでも抜群のスタイルを持つ、Hey!Say!JUMP・中島裕翔(なかじまゆうと)。話題のテレビドラマに出演している彼ですが、12歳の頃にはあの『野ブタ。をプロデュース』にも出ていたんです!ご存知でしたか? 今回は、中島が出演した映画・ドラマを一挙ご紹介。気になった作品は、原作とあわせてぜひチェックしてみてくださいね。

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中島裕翔はスタイル抜群で永久ベストジーニスト認定!そのプロフィール

中島裕翔(なかじまゆうと)は、1993年8月10日生まれ。2020年現在の年齢は26歳です。

両親と弟の4人家族で、弟の中島来弥(なかじまらいや)も、兄同様ジャニーズJr.に所属し芸能活動を行っていたよう。顔立ちもどことなく似ています。

そんな中島裕翔がジャニーズに入所したのは、2004年3月28日。ジャニーズJr.としてユニット活動を経て、2007年にHey!Say!JUMPとしてデビューしました。アイドル活動や俳優業が多忙ということもあり、大学には通っていません。

俳優としての活動は2005年の『エンジン』から。その後、社会現象を巻き起こした『野ブタ。をプロデュース』や『水球ヤンキース』など人気作品に名を連ねます。2016年には映画初主演を飾り、菅田将暉や新木優子など、人気俳優との共演も。2020年最新作の『SUITS2』にも期待が高まります!

182cmという高身長を活かして、2012年からは雑誌「FINEBOYS」のレギュラーモデルにも選ばれているんです。モデルとしての活躍も目覚しく、ジーンズが似合う芸能人が選出される「ベストジーニアス賞」では、2017年から3年連続で受賞するほど!「永久ベストジーニスト」として名が刻まれました。

堅実な思考と家族愛。中島裕翔の魅力

ジャニーズ・俳優・モデル……。見る場面によって多様な顔を見せてくれる中島裕翔。そんな彼の魅力はどんなところにあるのでしょうか。

それはなんと言っても、根底にある真面目さ。どんな仕事でも妥協を見せない姿がそこにはあります。Hey!Say!JUMPとしてバラエティに出演する機会も多い彼ですが、ムチャぶりされても全力でこなす姿が印象的です。不安な時も「やるしかない!」という根性で乗り切っているんだそう。年上に可愛がられるタイプであることもうなずけます。

俳優業では「ジャニーズらしさ」をなるべく見せずに、役者として勝負していきたいとも語っています。良くも悪くも、アイドルの姿はなかなか抜けないもの。しかし、中島はアイドル像を芝居に持ち込まず、演技で魅せることに意識しているようです。好青年のイメージが強いことも自覚があるそうで、イメージを覆すような悪役にも挑戦したいと語っています。

また、家族を大切にしている一面も。実家に帰ると、家族揃って焼肉を食べにいくそう。中島本人がカメラ好きで知られていますが、弟の中島来弥もカメラを趣味にしているようです。兄弟揃って撮りに行くこともあるのでしょうか。

そんな彼ですが、モデルとしての一面を見るなら下記の雑誌がオススメ。「大人の色気」が滲み出る中島裕翔を見ることができます。さらに、幼少期の思い出や自身に迫ったインタビューにも要注目!

著者
ブラウンズブックス
出版日

【ライターおすすめ】中島裕翔が1番輝く『ピンクとグレー』

 

ライターがおすすめする作品は、2016年に公開された『ピンクとグレー』です。中島の映画初主演、そして映画デビューとなった作品です。2人の青年が芸能界に入り、成功と挫折を経験し運命に翻弄されていく物語です。

この映画には、開始から62分後にある演出が施されています。それを境に、中島演じる役がガラッと変わるのですが、それがまったくの別人。その演技には、アイドルとしての中島裕翔は感じられず、1人の役者として確固たる姿を見ることができます。

菅田将暉夏帆・柳楽優弥など、豪華俳優陣との掛け合いも注目のポイントです。

詳しく話してしまうと、ネタバレとなってしまうのでここまで!あとは、直接映像で確かめてくださいね。原作を読んだ方も、ストーリーの展開が異なるので新鮮な気持ちで楽しめますよ。

では中島裕翔が出演した作品を、原作と合わせて見ていくことにしましょう!

 

【映画原作】中島裕翔が見事な映画初主演『ピンクとグレー』(2016年)

中島と同じくジャニーズ所属で、NEWSとして活動している加藤シゲアキの作品である『ピンクとグレー』。彼の処女作としてニュースになりましたが、中島が見事初主演を飾ることとなりました。

大阪から横浜へ転校してきた河田大貴は、同い年の鈴木真吾と意気投合し芸能界の道へ進むことになりました。しかし、真吾だけが芸能界で売れていくようになり2人の仲は決裂してしまいます。

2度と会うことがないと思われていた2人が再会する時、物語は思わぬ展開へ動くことになるのでした。

過去と現在を行き来する物語に、ページを繰る手が止まらなくなる今作。映画では演出が大幅に変わり、どんでん返しを楽しむことができます。62分を過ぎてグレーの世界が広がった後、きっと驚くはず。

中島は、白木蓮吾(鈴木真吾の芸名)を演じ、芸能界で生きていく苦悩や葛藤を体現しています。

本作以外の加藤シゲアキの本が気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

加藤シゲアキの小説をランキング形式でご紹介!ジャニーズ発の作家!

著者
加藤 シゲアキ
出版日
2014-02-25

【映画原作】恋愛映画に初挑戦!『僕らのご飯は明日で待ってる』(2017年)

兄の死から、自分の殻に閉じこもってしまった葉山。彼のもとへ、太陽のように天真爛漫な少女・上村が現れます。まったく性格の違う2人でしたが、体育祭をきっかけにお互いが惹かれ合うのでした。

デコボコだけど、順風満帆な恋愛、そして結婚生活でしたがある日思いもよらないことを告げられることに……。

2019年の本屋大賞を受賞した、瀬尾まいこによって描かれた今作。葉山と上村が抱える闇を2人で乗り越えていく姿に、こちらまで元気をもらえる作品です。軽快な会話シーンが多いのも見どころの1つ。

中島は、主人公の葉山を演じました。上村と出会い、徐々に心が開いていく様子を体現しています。監督から「中島裕翔のままで演じてほしい」と言われた役柄。素顔を見ているかのような自然体も見どころです。

著者
瀬尾 まいこ
出版日

ここからはテレビドラマの紹介です。

【テレビドラマ原作】24時間のSPドラマ歴代最高視聴率『はしれ江ノ電ひかりのなかへ』(2005年)

24時間テレビのスペシャルドラマの中で、歴代最高の視聴率を記録した『小さな運転士 最後の夢』。ノンフィクションの絵本が原作であり、当時12歳の中島は主人公を演じました

治療の困難な心臓病を抱えた少年・ともくんは、電車が好きで「江ノ電の運転手になりたい」という夢を抱いた16歳。

「余命わずかな彼の夢を叶えたい。」父やボランティアの医師、そして江ノ島電鉄の協力の末、ともくんは江ノ電との時間を過ごすことができたのでした。

子ども向けの絵本ではありますが、読みかせるだけでなく、大人が読んでも様々な思いがこみ上げてきます。ともくんのように、困難があっても夢を追いかけていく姿勢を持ち続けたいと思わせてくれる1冊。

著者
["金子 章", "有一, 渡辺"]
出版日

【テレビドラマ原作】亀梨和也の弟役で出演『野ブタ。をプロデュース』(2005年)

主人公・桐谷修二が通う高校に、転校生がやってきます。内気な様子でいかにも「いじめられっ子」の風貌をした男の子・小谷信太。予想通り、周囲からいじめられてしまいます。そんな姿を見て修二は、信太を人気者へ変貌させる「ゲーム」を始めるのでした……。

果たして修二は、信太をプロデュースして人気者にすることはできるのか。そして、修二に待ち受ける運命とは。

人間関係で悩む高校生という立場を、リアルに描いている今作。学生の頃に読んだという方も多いかもしれませんね。中島は、第3話に登場。修二の弟、浩二を演じています

2020年には特別編として再放送され、15年後の修二と彰からのメッセージはSNSでも話題となりました。

著者
白岩 玄
出版日

【テレビドラマ原作】重厚な俳優陣に溶け込んだスーツ姿!『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』(2013年)

平成テレビドラマ史のなかでも、視聴率トップを叩き出した『半沢直樹』。主人公・半沢直樹の部下として中島も出演していたんです。いい意味で「ジャニーズに見えない」と声が上がっていました。それほど役に溶け込んでいた名作ではないでしょうか。

テレビドラマ『半沢直樹』は、大阪が舞台の『オレたちバブル入行組』と東京へ転勤した後の物語『オレたち花のバブル組』の2冊が原作です。

バブル期に入行した主人公・半沢直樹は東京中央銀行の融資課長。ある時、支店長が融資に承認した会社が倒産してしまい、その責任を半沢に押し付けようとします。彼が生き残るには、不良債権を回収するしか道はない。葛藤の末、支店長の浅野と抗戦することを決意し動き出すのでした……。

2020年、『半沢直樹2』として続編も放送される本作。残念ながら中島裕翔の出演は予定されていないようですが、1作目を見て続きが気になる方は、原作とともに半沢の次なる活躍ぶりを追ってみてはいかがでしょうか。

「半沢直樹」の原作小説ならではの面白さ!「倍返し」とは言ってない⁉

著者
池井戸 潤
出版日
2007-12-06

【テレビドラマ原作】尖ったキャラ満載の大家族の物語「東京バンドワゴン」シリーズ(2013年)

東京のとある下町にある古本屋「東京バンドワゴン」。4代続く老舗に住む大家族・堀田家が、様々な謎や不思議な事件を解決していく物語です。

2006年から、毎年春に刊行されている今作。2020年現在では、計15作もの作品が発売されています。

家族の周りで起こる事件を解決していくミステリー要素と、シリーズを重ねていくとともに成長するヒューマンドラマの要素が絶妙です。1作目からシリーズを重ねていくごとに堀田家も成長していくので、順番に読んでいくことをオススメします。

2013年に放送されたドラマでは、第2話のゲストで登場した中島近所に住む大学生・裕太を演じています。母親の危機を救うために祖父の遺品である古書を売りに来るのですが、その本にはヒミツがありました……。

著者
小路 幸也
出版日

【テレビドラマ原作】著者の体当たりインタビューで驚きの理由が『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』(2014年)

多数の東大合格者を輩出している名門・開成高校。平成17年の夏、無名の野球部が東東京予選ベスト16まで勝ち進みます。

なぜ彼らは、強豪校に対しても屈せずに勝ち進むことができたのか?著者が直接監督と選手にインタビューを重ね、明らかにしていくノンフィクション。

論理的に物事を考え、仮説と検証を繰り返していく……本来の野球のイメージからは違った哲学書のような1冊となっています。普段の生活にも生かせるようなアドバイスが得られるに違いありません。

2014年に映像化された今作。今ではトップスターの若手俳優が名を連ねる中、中島も選手の1人・白尾剛を演じます。テレビドラマ版では新たに脚本が描かれ、フィクション作品として生まれ変わりました。

著者
高橋 秀実
出版日

【テレビドラマ原作】中島裕翔が若手俳優の登竜門である役・森蘭丸に『信長燃ゆ』(2016年)

日本全国を武力で統一するという意志を示した「天下布武」。織田信長は、その名のとおり全国統一に向けて巨大な力を誇示していきます。それを恐れた関白・近衛前久は、しだいに対立していくように。

そんな織田信長と朝廷の戦いを、直木賞作家・安部龍太郎が描いた作品です。

歴史的に有名な「本能寺の変」の真相を、信長本人の視点ではなく近習の視点で描いているのが、他と歴史書と違うポイント。あなたが思い描く信長像と、違う姿が見られるかもしれません。

2015年にスペシャルドラマとして放送された今作。中島は、信長に仕える小姓・森蘭丸を演じました。本映像作のプロデューサーは、この役について「若手俳優にとって登竜門ともいえる役」としたうえで、中島裕翔を抜擢しました。

著者
安部 龍太郎
出版日
2004-09-29

【テレビドラマ原作】韓国ではサラリーマンのバイブル的漫画『未生 ミセン』(2016年)

テレビドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』は韓国のWEBマンガ『未生 ミセン』が原作なんです。コミックス版は累計200万部を突破しており、社会現象にもなったそう!その漫画を原作とした韓国ドラマのリメイクというかたちで、日本で制作されたテレビドラマです。

囲碁のプロ棋士を目指していた、主人公のチャン・グレ。しかし、立ちはだかる壁はあまりにも厚く、挫折してしまいます。そして失意の中、流されるままに商社のインターン生に。職歴も学歴もないグレは社会人の困難を目の当たりにしながらも、囲碁で培った洞察力や努力でしだいに認められていくのでした。

韓国では、「サラリーマンの教科書」として、働く人のバイブル扱いとして読まれている本作。働く人が抱える悩みや気持ちに寄り添い、元気を与えてくれる作品ではないでしょうか。

日本版テレビドラマでは、グレの立ち位置である一ノ瀬歩を演じるのが中島。ひたむきに働き、成長していく姿はより原作に忠実になっています。

著者
["ユン テホ", "古川 綾子", "金 承福"]
出版日

【テレビドラマ原作】中島裕翔が現実にもありそうな特殊能力の持ち主に『僕はどこから』(2020年)

文章を書くことで、その人の思考をコピーできる能力を持つ、小説家志望の青年・竹内薫。彼は、母の事故や文章がかけないというスランプにより、絶望の淵に立たされていました。

そんな時、元同級生のヤクザ・藤原智美が現れます。薫の特殊能力を見込んで智美はある「仕事」を持ちかけます。その1件が、2人の運命を大きく変えていくことになるのですが……。

普段は絶対に関わることにないであろう、立場の違う2人がタッグを組んでスリリングな状況を乗り越えていく本作。女性のような名前ですがまがいもなく男のなかの男である智美と、ひ弱な外見の薫との固い友情にも注目です。めまぐるしく変化する展開に、一気読みしてしまうこと間違いなし!

テレビドラマでは、薫を演じたのが中島。原作同様、特殊能力を活かして「自分探し」に奔走します。原作の見所を紹介したこちらの記事もおすすめです。

『僕はどこから』結末までの4つの見所!ドラマ化の原作漫画【ネタバレ注意】

著者
市川 マサ
出版日
2018-06-06

【出演作品一覧】中島裕翔は映画やテレビドラマの話題作に溶け込む期待の俳優

【映画】

『ピンクとグレー』(2016年)原作『ピンクとグレー』

『僕らのごはんは明日で待ってる』(2017年)原作『僕らのごはんは明日で待ってる』


 

【テレビドラマ】    

『エンジン』(2005年)    

『小さな運転士 最後の夢』(2005年)原作『はしれ江ノ電ひかりのなかへ』

『野ブタ。をプロデュース』(2005年)原作『野ブタ。をプロデュース』

『プリマダム』(2006年)    

『先生はエライっ!』(2008年)    

『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』(2008年)    

『理想の息子』(2012年)    

『シェアハウスの恋人』(2013年)    

『半沢直樹』第1話-第5話(2013年)原作『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』

『東京バンドワゴン〜下町大家族物語』第2話(2013年) 原作「東京バンドワゴン」シリーズ

『弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』(2014年)原作『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』

『水球ヤンキース』(2014年)    

『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(2015年)    

『デート〜恋とはどんなものかしら〜 2015夏 秘湯』(2015年)    

『新春時代劇『信長燃ゆ』』(2016年)原作『信長燃ゆ』

『刑事バレリーノ』(2016年)    

『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』(2016年)原作『未生 ミセン』

『母になる』(2017年)    

『99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II 第9話』(2018年)    

『SUITS/スーツ』(2018年)    

『SUITS/スーツ2』(2020年)

『僕はどこから』(2020年)原作『僕はどこから』

以上、中島裕翔が出演した作品の原作を一覧でまとめました。「あの作品にも出演していたんだ!」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。それだけ、ジャニーズという枠に囚われず一俳優として、演技力が評価されているのだと思います。気になった作品は、ぜひチェックしてみてくださいね!

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