『池袋ウエストゲートパーク』でブレイクし、その後も多数の映画やテレビドラマに出演してきた窪塚洋介。卍LINE(マンジライン)という名義でレゲエシンガーとしても活動し、幅広い分野で手腕を発揮しています。この記事では、窪塚洋介が演じた役柄と作品について紹介します。
窪塚洋介は1979年5月7日生まれ、年齢は41歳(2020年7月現在)、身長は177㎝です。
若い頃はテレビドラマ『GTO』などに出演し、特に『池袋ウエストゲートパーク』 のキング(安藤タカシ)役がブレイクのきっかけとなって注目を集めました。
2004年にマンションの9階から転落するという事故が起きましたが、命に別状はなく、翌年には怪我から復帰し、映画に出演しています。しかしこの事故は、彼のその後の生き方や仕事の仕方が変わるきっかけになったようです。
2006年から俳優業だけでなく、卍LINE(マンジライン)の名義でレゲエシンガーとしても活動しています。
芸能に携わっている家族も多く、俳優の窪塚俊介とレゲエミュージシャンのRUEEDは彼の弟です。また、長男・窪塚愛流(あいる)も2018年に映画『泣き虫しょったんの奇跡』で俳優デビューし、モデルとしても活動しています。父の面影を残す容姿はファンの間でも「イケメンすぎる」と話題沸騰です。
そんな愛流の母親・のんちゃんとは2012年に離婚していますが、別れた後も仲がよいことで知られています。愛流の16歳の誕生日会には、前妻であるのんちゃんと現在の妻PINKYが同席し、枠組みにとわられない大きな家族を感じさせるものになりました。
自身がやりたいことや納得できることを大切にしており、我が道を行くところが窪塚洋介の大きな魅力といえるでしょう。大河ドラマのオファーを断ったこともあるほど。その姿勢は、2004年の転落事故以降、顕著に見られます。
窪塚は事故当時の記憶はないと言いますが、「この体で生きてる間に過ごせる今は『今』しかないから、何でもやってみよう」という気持ちが強くなったそうです。
レゲエシンガーとしての活動は、役者として演じるキャラクターではなく自分自身の言葉で表現したいという気持ちから始めたと語っています。
また、出演作もテレビドラマが減り、映画への出演が多くなりました。それはテレビドラマと映画のスタッフの熱量の違いを感じ、自分が本当に楽しく仕事ができるのは映画の現場だと感じたからだそうです。
その映画作品についても、太平洋戦争の特攻隊員を描いた『俺は、君のためにこそ死ににいく』の出演を打診された際に「戦争は間違っていなかったんだという内容になるんだったら出たくない」と監督に断りを入れており、納得できる作品にしか参加しないという姿勢を見せています。
そのようなこだわりを貫いているからこそ、さまざまな作品で発揮される全力の演技が輝くのでしょう。
2018年に出版された『コドナの言葉』では、窪塚が自身の芸能活動の歴史を振り返るとともに、彼の「今」に対する想いが綴られています。いつまでもコドモではいられない、けれどつまらないオトナにはなりたくない。そんな「コドナ」な窪塚の生き方を、より深く知りたい人にオススメの1冊です。
- 著者
- 窪塚洋介
- 出版日
江戸時代初期、鎖国が始まる直前の頃の物語。キリスト教が受けた激しい弾圧を、イエズス会の宣教師・ロドリゴの視点から描いています。この映画で窪塚洋介が演じるキチジローは、踏絵ではキリスト像を踏み、時には仲間を幕府に密告して生き延びている男です。
一見するとキチジローはちっとも敬虔な信者とは思えません。しかし、キリスト像を踏み付けにするという表面的な行為が、自身の中にある信仰心を捨てることとは直結しないということを、じつは誰よりも分かっているのです。
彼の生き延びたいがゆえの裏切りは、見ている人たちに「自分にもこういう弱い部分があるかもしれない」と思わせる卑近さがあります。それだけに、他のキリスト教徒たちと彼の信仰の違いにハッとさせられるでしょう。
オーディションに数年を費やしたというキチジロー。彼の弱さと敬虔さを、見事に体現している窪塚の演技に注目してください。
ではここからは、窪塚洋介が出演する映画やテレビドラマのなかから、原作がある作品をピックアップして紹介していきます。『沈黙-サイレンス-』の原作も紹介している、こちらのセクションもぜひご覧ください。
両親が亡くなった主人公・みどりは兄夫婦のもとで暮らしながらも、兄嫁との折り合いが悪く居場所が無いと感じていました。学校でも保健室で授業をサボりがちな彼女は、ある日1人の男子生徒と出会います。
一見クールでドライな振る舞いをしているみどりですが、本当は胸の内に空虚さや寂しさを抱えているのです。見ていてどこか切ない気持ちになるでしょう。出会った男子生徒と肉体関係を結び、それでも満たされないみどりはどう生きていくのか、最後まで見守りたくなる作品です。
本作を原作にした映画『MIDORI』で窪塚洋介が演じるのは、みどりのクラスメイトである小林みのる。みどりに遺書を残して自殺するという展開に驚かされます。
- 著者
- ["内田 春菊", "内田 春菊"]
- 出版日
バラバラ殺人事件の被害者となった美少女・富江。しかし、クラスメイトたちがその死を悼むなか、彼女は平然とした様子で学校に現れます。 死んだはずの人間が生きているという驚きにグッと引き寄せられる展開です。しかしこれは、背筋が凍る事件のなかの1つにすぎません。
富江はその美貌で多くの男性たちを虜にしていきますが、最後には正気を失った彼らに殺されてしまいます。そしてそのたびに復活し、再び彼らを恐怖へと陥れるのです。 何度も何度も姿を現し、妖艶に微笑む富江には背筋が凍ります。どうして何度も復活するのか、何のために存在しているのか、謎が明かされないところにも恐怖を煽られるでしょう。
窪塚洋介が出演する映画『富江replay』では、森田病院に富江が現れます。窪塚はそこに入院する佐藤文仁役です。彼を見舞いにきた友人の武史が富江に出会い、心を奪われてしまいます。
原作が気になった方はこちらの記事もご覧ください。
<伊藤潤二『富江』の怖い魅力。何度も殺される美少女の結末は【ネタバレ注意】>
- 著者
- 潤二, 伊藤
- 出版日
不正を犯した2人の警察官が、その罪のもみ消しと引き換えにある人物の監視を命じられます。窪塚洋介は物語のメインとなるコンビの片割れ・秋吉宗貴役で出演。
本作は警察関係者が多く登場しますが、「正義感が強く、清廉潔白」というよくある警察官のイメージからはかけ離れた人物ばかりです。秋吉は女装趣味で女性警官の制服を盗み、相棒の白洲は押収品のお金を着服しています。そして2人が監視する石巻という警部も、賭博で多額の借金を抱えているのです。正義よりも私欲や保身のために行動している警察官たちには呆れますが、かえって人間らしくて親しみがもてる部分もあるでしょう。
そして石巻を追ううちに、2人はある企業の脅迫事件や更なる陰謀に巻き込まれていきます。事件が複雑に絡み合っていき、続きが気になる展開です。
- 著者
- 戸梶 圭太
- 出版日
窪塚洋介が演じる主人公・杉原は、在日韓国人。国籍の選択や差別についてなど、在日韓国人ならではの悩みと向き合いながら、自分の在り方を模索していく物語です。
杉原は、ひょんなことから出会った少女・桜井と恋に落ちるのですが、彼女に自分の出自を明かすかどうかで苦悩していきます。杉原は彼女に秘密を話すことはできるのか、その時彼女はどう受け止めるのか、2人の恋の行方が気になる展開です。
本作は在日韓国人が通う民族学校の様子など、興味深い一面もあります。そして、彼らが直面している差別や社会の問題も描かれており、読者に自分の中にある差別意識を見直すきっかけを与えてくれる作品となるでしょう。
- 著者
- 一紀, 金城
- 出版日
窪塚洋介は主人公・テル役。幼いころにマンホールに落ちて頭を打った彼は、「人よりモノを忘れるのが得意」になりました。コインランドリーの洗濯物が盗まれないように見張る仕事をしていたテルは、忘れ物を届けたのをきっかけに水絵という女性と知り合います。
水絵は過去の辛い経験から心に傷を負い、虚無感を抱えて生きてきました。しかしテルと出会い、彼の純粋さや穏やかさに少しずつ癒されていくのです。そのあたたかさに、読者もほっこりした気持ちになれるでしょう。
また、2人を見守り助けてくれるサリーという人物もユニークで、どこか浮世離れした面白さがあります。 まるで夢の中にいるような非現実感がありますが、真っ白な洗濯物のように心も洗われる作品です。
- 著者
- 森 淳一
- 出版日
窪塚洋介が演じるペコ(星野裕)は、才能溢れる卓球少年。片瀬高校卓球部に入部しますが、部活はサボりがち。相棒のスマイル(月村誠)とともに、卓球道場「タムラ」に入り浸っています。
自身の卓球の腕に自信を持っているペコですが、その驕りが彼の弱点でもありました。自分の方が強いと思っていた相手に大会で敗北し、すっかり落ち込んでしまうのです。
また、スマイルは今まで卓球を「暇つぶし」として楽しんできたことから、勝てる相手にも全力を出しきれないことが壁になっていました。
2人の少年がそれぞれの弱さと向き合って更なる高みを目指す、スポーツものとして王道の面白さに胸が熱くなる作品です。 ペコやスマイル、そしてライバルたちの熱い戦いに目を奪われ、卓球というスポーツの楽しさも再発見できるでしょう。
- 著者
- 松本 大洋
- 出版日
窪塚洋介が演じる山口進は、仲間の小菅と市川とともに「ネオ・トージョー」を結成し、渋谷の街を中心に喧嘩に明け暮れていました。一見ただ暴力を振り翳すだけのような彼らですが、その胸には日本の現状を憂う強い愛国心があったのです。
愛国心を掲げながらも、暴力しか手段を持たない山口たちの姿からは若いエネルギーを感じるでしょう。彼らが真剣に日本の将来を考えているからこそ、空回りするように喧嘩に明け暮れる様子には少し胸が切なくなります。
しかしある時、暴力団と関わりを持ったことをきっかけに、志を同じくしていた仲間たちの関係が少しずつ変わり始めるのです。道を違え始めた3人がそれぞれどんな結末を迎えるのか、最後まで目が離せません。
- 著者
- ヒキタ クニオ
- 出版日
銃刀法違反などの罪で実際に3年間を刑務所で過ごした著者が、その獄中生活を振り返った漫画です。実体験に基づいて刑務所での生活や人間関係がリアルに綴られています。
一般的に知る機会がなかなかないであろう刑務所内の様子に興味を引かれるでしょう。受刑者たちは厳格な規則に縛られていますが、そのなかでも楽しみを見つけながら過ごしているようです。暗い雰囲気はなく、むしろゆるい空気を楽しみながら読むことができます。
特に食事に関することは、受刑者たちの大きな楽しみだったようです。甘いものは滅多に食べられないため、模範囚だけが食べられるお菓子のために素行を良くしようと我慢する様子もユニークに描かれていて、クスッと笑えます。
窪塚洋介は受刑者の1人、浜村役。原作漫画には登場しない人物で、殺人の罪で収監されています。
原作の詳細が気になった方はこちらの記事をご覧ください。
<『刑務所の中』は未知の世界!? 気になる獄中生活を漫画で読もう!>
- 著者
- 花輪 和一
- 出版日
- 2006-05-12
山田風太郎の小説『柳生十兵衛三部作』の中編にあたる作品。
天下の転覆を狙う森宗意軒が、宮本武蔵・天草四郎などの名だたる7人を魔人として転生させ、意のままに操ります。魔人となった剣豪たちと戦う柳生十兵衛は、森宗意軒の企みを阻止できるのか?
故人が魔人となって蘇るという大胆さに驚かされますが、作品全体の勢いの強さに引き込まれます。魔人たちと十兵衛の手に汗握る戦いからも目が離せず、どんどん読み進めてしまうでしょう。
十兵衛は自身の強さだけでなく、柳生十人衆の力も借りながら戦っていくので、仲間と力を合わせて強敵に立ち向かう展開に胸が熱くなるシーンもあります。
映画では、窪塚洋介は天草四郎時貞を演じ、森宗意軒に代わる黒幕となって剣豪たちを転生させていきます。
- 著者
- 山田 風太郎
- 出版日
OLだったが会社を辞めてしまった貴奈子。叔父の会社で働くことになりますが、そこは今までの彼女とはまったく無縁だった鳶職の世界でした。未知の世界で貴奈子の奮闘が始まります。
多くの人に馴染みがないであろう鳶職の仕事が描かれており、貴奈子とともに読者も新しい世界を知ることができるでしょう。
彼女が働く「日本晴れ」のメンバーは、元学生運動家の勇介にはじまり、いつもアメリカとの戦争戦略を練っている風太・雷太兄弟、なんでも偏差値で例える剛など、個性的な人物ばかり。彼らの軽快な会話も楽しい見どころです。
そして、粋でいなせな世界に生きる鳶たちが、難題と言われる大きな仕事をやり遂げる姿には感動します。彼らの職に対する誇りや心意気に胸が熱くなるでしょう。
映画では、窪塚洋介は美容師役として友情出演しています。転落事故後、本作が最初の映画出演となりました。
- 著者
- ヒキタ クニオ
- 出版日
人の心を絵に描けるドン(水代元)、駐日大使の娘エミ、そして転校生の熊川鉄矢。幼いころから友情を育んできた3人ですが、高校生のときに鉄矢が起こしてしまった山火事の罪をかぶり、ドンは少年院に入ります。
その後、医大に入学した鉄矢はドンの復讐に怯えて精神が錯乱していくのですが、ドンは復讐など考えておらず……。
ドンは少年院を出た後はヤクザの金子に拾われるのですが、彼に感化されて金子はカタギに戻ることを決意します。ドンがもつ不思議な、しかし穏やかな雰囲気が周囲に影響を与えていくのです。純真な彼がどんな人生を歩むのか、読者も引き寄せられて続きを読み進めてしまうでしょう。
窪塚洋介は熊川鉄矢役で出演しています。彼とドンが再開するとき、2人は和解できるのでしょうか。
同じ月を見ている
1998年11月05日
子母澤寛の『ふところ手帖』に収録された短編。1962年の勝新太郎による映画化を初めとし、物語を膨らませて多くの映画やテレビドラマが作られました。
「座頭」とは江戸時代に使われた盲目の人の階級の1つ。この「座頭」である主人公・市がやくざ者の子分となり、そして一家を去っていくまでの物語です。
原作は非常に短い小説ですが、盲目とは信じがたい鋭い剣さばきや、道理を通す男気に満ちた市の言動がかっこよく、読者に鮮烈な印象を残します。
窪塚洋介が出演している映画『ICHI』は、1962年の映画の主人公を女性に変更したリメイク作品。瞽女(ごぜ)の市が、白河組と万鬼党の争いに巻き込まれていくストーリーです。窪塚は白河組の若頭・虎次を演じています。
- 著者
- 子母澤 寛
- 出版日
島原鉄道の社長であり、郷土史家・古代史研究家の宮崎康平。康平の妻となる和子との出会いから始まり、彼が邪馬台国があった場所を探す過程を描いた物語です。
康平は全盲で、少し変わった人柄です。お金に無頓着で、会社はワンマン経営。彼に振り回されることもありますが、不思議と和子や読者は彼に惹きつけられていきます。
康平は社長を罷免されるなど、苦境に立つ場面もありますが、それでも邪馬台国への情熱は衰えません。歴史の謎を追うロマンと、夫を支える和子の献身的な姿が胸に迫る作品です。
窪塚洋介は、康平の会社の労働組合委員長・佐々木一馬役で出演しています。
- 著者
- 宮崎 康平
- 出版日
結核療養所「健康道場」に入院することになった主人公・小柴利助。彼はここではひばりというニックネームで呼ばれます。 療養所に「道場」という名前がついていることからも分かりますが、この療養所は独特の雰囲気があって、スタッフも患者も個性的な人ばかり。
時には亡くなる患者もいて、彼らが死と隣り合わせであると思い知らされる場面もあります。しかし終戦直後という時代背景もあり、新しい時代を生きていこうというひばりたちの明るさを感じられるでしょう。そして、道場で出会う女性との恋の行方も気になる見どころです。
窪塚洋介は、結核が完治して退院していく患者・つくし役。映画ではひばりの恋にも絡んでくる人物となります。
- 著者
- 太宰 治
- 出版日
- 1973-11-01
終戦直後に起こった「アナタハン事件」をモチーフにした小説。清子と隆の夫婦は世界旅行の途中、無人島で遭難してしまいます。そこへ労働から逃げ出してきたフリーター集団や、密航途中のトラブルで置き去りにされた中国人たちが島へ流れ着き、島の中で複雑な人間関係が構築されていくのです。
夫の隆が謎の転落死を遂げた後も、島の紅一点としてしたたかに生きていこうとする清子の大胆な立ち回りには驚かされます。
島での極限のサバイバル生活で精神に異常をきたす者も出るなか、起こる権力争い。閉ざされたコミュニティで彼らがどうなっていくのか、先の展開が読めません。
窪塚洋介はフリーターたちとともに島に流れ着いたワタナベ役。共同作業に非協力的な態度からしだいに隔離されるようになっていきます。
- 著者
- 夏生, 桐野
- 出版日
主人公の波多野は故郷で塾の講師をしていますが、昔は都内の高校で教師をしていました。ある日、教え子が東京で行方不明になったという知らせを受け、捜索のために再び東京へ足を運ぶのですが……。
劇中の現在の事件が、主人公の過去と意外なつながりを持っていき、真相が気になる展開です。また、波多野は別れた妻・雅子と東京で再会するのですが、お互いに未練を感じている様子なのも気になります。2人の関係が修復できるのかどうかも見どころです。
窪塚洋介が演じているのは中込という男で、教え子を探す波多野に接近してくる怪しい人物です。終盤では思わぬ行動で事件を混乱させるので驚かされるでしょう。
- 著者
- 志水 辰夫
- 出版日
文庫版では『源氏物語 千年の謎』に改題されています。紫式部が生きる現実世界と、源氏物語の世界が交互に描かれていく構成で描かれた作品です。紫式部と藤原道長が男女関係にあったという意外な設定に驚かされます。
物語の世界は単純に源氏物語をなぞったものではなく、新たな解釈で登場人物たちの心情が掘り下げられている点が興味深いです。 物語の世界で苦悩する光源氏が鬼となって現実世界の紫式部の前に現れるという、現実と物語が混ざり合う不思議な世界観にも惹き込まれるでしょう。
史実とは異なる描写もありますが、作品の幻想的な空気もあって、さほど違和感なく読むことができます。
窪塚洋介は安倍晴明役で出演。鬼となった光源氏と対峙し、封印を試みます。 果たして、紫式部は無事に源氏物語を書ききることができるのでしょうか?
- 著者
- 高山 由紀子
- 出版日
主人公は何よりも「普通」であることを望む中学生・住田祐一。しかし、彼の望みとは裏腹に、母が家を出ていってから状況は悪化するばかり。そして自分の日常が壊れていくことへの怒りを抑えきれず、衝動的に父親を殺してしまいます。
人殺しという、決定的に普通ではない「特別な存在」になったしまったことに絶望した祐一は、自らの残りの人生を1年と定め、その時間を悪人を粛清することに費やそうとするのですが……。
ただ普通に、平凡に暮らしたいだけなのに、どんどん望みから遠ざかっていく祐一の姿に胸が痛みます。そして、彼を助けたいと願う同級生の夜野や茶沢の想いが、なかなか祐一自身に響かない様子ももどかしく感じられるでしょう。
窪塚洋介が演じるのはスリ師の飯島テル彦。ひょんなことから夜野と知り合い、彼を取り返しのつかない犯罪に巻き込むことになります。
映画は原作とは異なる結末を迎えているので、その違いを見比べてみるのもよいでしょう。 原作の詳細はこちらの記事もご覧ください。
<漫画『ヒミズ』全4巻の魅力をネタバレ紹介!【映画作品原作】>
- 著者
- 古谷 実
- 出版日
- 2011-12-20
主人公は大人気モデルのりりこ。彼女は全身を整形して今の美しさを手に入れたという秘密の過去がありました。
しかし、彼女を整形した美容クリニックは違法な手術をおこなっており、事件の捜査をする刑事がりりこにも接近してきます。他にも恋人の裏切りや、生まれつきの美貌をもつ後輩モデルの登場などが重なり、りりこは精神的に追い詰められていくのです。
幸せになるために美貌を手に入れたりりこでしたが、その美しさや自身への評価に執着するあまり、かえって悪夢に苛まれることになりました。その様子が空恐ろしく感じられるでしょう。苦悩の果てに彼女がどのような結末を迎えるのか、最後まで気になる展開が続きます。
窪塚洋介はりりこの恋人・南部貴男役。しかしりりことは上辺だけの関係で、本当は政治家の娘と婚約しています。
- 著者
- 岡崎 京子
- 出版日
- 2003-04-08
大学以来12年ぶりに再会した洞口と大川。ひょんなことからスキヤキ鍋を購入した2人は、洞口の大学時代の彼女・京子と、彼女の会社の後輩・楓を誘って小旅行に出かけることに。窪塚洋介は大川役で出演しています。
鍋を衝動買いするところからはじまり、京子たちを誘って旅行に行くのも、何もかもが行き当たりばったりに進んでいきますが、不思議とそのゆるい雰囲気とまったり流れる時間が心地よく感じられるでしょう。
最初の目的であったスキヤキも、ありあわせの材料で作るのですが、それがかえって特別な味わいを生み、少しセンチメンタルな気持ちにもなります。登場人物4人と読者の日常に、束の間のリフレッシュをもたらしてくれる作品です。
- 著者
- 前田 司郎
- 出版日
- 2013-10-04
三浦大輔による戯曲。都内某所で行われる乱交パーティーに集まった10人の男女の一夜を描いています。登場人物たちの固有名詞は明かされません。そのためサラリーマンやフリーター、女子大生などパーティーの参加者たちは、「男1」「男2」「女1」と表記されています。戯曲に慣れていない人は映画や舞台とあわせて読むと分かりやすいかもしれません。
見ず知らずの人たちが性行為のためだけに集まっている異様な状況ですが、行為が始まるまでの絶妙な気まずい空気や、初対面なのにいつのまにか人間関係にヒエラルキーが発生しているところなどが妙にリアルで生々しく、グロテスクにも感じられます。
窪塚洋介は店員役で出演。漫画家の久保ミツロウが「バツグンのハマり役」と絶賛する演技を見せました。
- 著者
- 三浦 大輔
- 出版日
それぞれの理由から銀行強盗に及んだ3人組、シュウ(清原修造)・コジ(小島一徳)・健さん(金森健)。事前の約束では金を3分の1ずつ分け合うことになっていましたが、いざという時になって仲間割れが起き……。
取り分で揉めているうちに状況がどんどん変わっていき、ドタバタな展開に笑いながら、続きが気になって止まらなくなるでしょう。
読み進めるほど「実は◯◯だった」というどんでん返しが巻き起こり、どこからどこまでがシュウたちの計画だったのか分からなくなります。しかし、その巧妙に仕組まれた展開に騙されるのがたまらなく面白い作品です。
窪塚洋介が演じる破魔翔は、シュウが勤めるキャバクラ店のオーナーで、実は3人が強盗をするように仕向けた黒幕的人物。シュウたちがこの恐ろしい男から逃げ切ることができるのかもハラハラする見どころです。
- 著者
- 木下 半太
- 出版日
- 2013-08-24
少年たちが徒党(=トライブ)を組んで縄張り争いをする架空の街・トーキョー。メンバーの殺人事件を発端とし、ストリートギャングたちの抗争に発展していくバイオレンス&青春漫画です。
トーキョーは架空の街とされていますが、現実の東京を写しとったような街並みが描かれており、作品の世界観にリアリティが感じられます。
ヒップホップやストリートカルチャーの要素が強く、映画でもラップによるミュージカル仕立ての演出が用いられています。一部のキャストはYouTubeで公開オーディションが行われ、メインキャラクターの1人・海役にラッパーのYOUNG DAISが起用されたことも話題になりました。
窪塚洋介は「ブクロWU-RONZ」の後ろ盾となっているヤクザ仏波一家の1人息子・ンコイ役で登場。軽薄そうな一面もありますが、ナイフで容赦なく相手を攻撃する危険な人物です。
- 著者
- 井上 三太
- 出版日
17世期、島原の乱が収束して間もない頃の日本が舞台。イエズス会の宣教師・ロドリゴは、窪塚洋介が演じるキチジローに案内され、隠れ切支丹の里トモギ村を訪れます。そこで、日本でのキリスト教の信仰と迫害の実態を目の当たりにするのです。
多くの教徒が拷問を受け、苦痛の果てに殉教していく一方で、キチジローは踏絵を踏み、時には仲間を売って生き延びています。そんな彼のことをロドリゴは軽蔑しており、読者もそれに共感するかもしれません。
しかし、ロドリゴ自身も幕府に投獄され棄教を迫られたとき、自らの信仰心と向き合わされることになります。読者はロドリゴを通じて、日本とキリスト教圏の文化の違いや、信仰の在り方について考えさせられるでしょう。
- 著者
- 遠藤 周作
- 出版日
- 1981-10-19
舞台は江戸時代、主人公は水害で天涯孤独の身となった少女・澪。彼女は天性の味覚を認められて料理人の道を歩みます。大阪から江戸へ移ることになり、東西の文化の違いに苦しむ澪でしたが、天性の味覚を活かして、江戸でも受け入れられる新しい料理を考案していくのです。
不運や苦労が重なりながらも、一つひとつ乗り越えて前向きに生きていく澪の姿は、見ていて応援したくなるでしょう。そして、彼女が作る料理の描写も美味しそうでお腹が空いてしまいます。
窪塚洋介が演じる小松原は、澪が住み込みで働く蕎麦屋「つる屋」の常連客。浪人のようですが、その正体は将軍からの信頼も厚い立派な武士です。彼と澪の恋の行方も、読者の胸を切なく震わせる見どころとなっています。
原作が気になった方はこちらの記事もご覧ください。
<小説『みをつくし料理帖』の泣ける魅力をネタバレ!ドラマ化に続き映画化!>
- 著者
- 高田 郁
- 出版日
ここからは、テレビドラマの原作を紹介していきます。
名探偵・金田一耕助の孫となる高校生・金田一一が、次々と起こる事件を解決していく推理漫画です。普段は運動音痴で学校の成績も悪い一ですが、事件が起こると天才的な推理力を発揮します。
事件には都市伝説やその土地の伝承になぞらえた「怪人」が登場するものも多く、ミステリーだけでなくオカルト的な不気味さがあるところが特徴です。 また、作中に事件の証拠や手がかりが描かれているので、一と一緒に読者も犯人を推理しながら楽しめるでしょう。
窪塚洋介は「首吊り学園殺人事件」に登場する深町充役で出演。生徒の首吊りが頻発している四ノ倉学園の生徒です。1年前に自殺しているのですが、首吊り事件にも何か関わりがあるようで……?窪塚のテレビドラマ初出演作となりました。
- 著者
- 金成 陽三郎
- 出版日
- 1993-02-17
自分は異性愛者だと思って生きてきた女子高生・ちずる。しかし、同級生のあずみのことが気になってしまい……。
せっかく告白したのに「同性愛なんてありえない」と嘘をついてしまったり、そのくせに友達にしてはやたら近い距離感であずみと関わっていくちずる。その身勝手で不器用な感じが可愛らしくもありますが、煮えきらない2人の関係にヤキモキさせられます。
窪塚洋介は映画研究部の小林龍一役。ちずるとあずみとともに映画を作るうちに、三角関係になってしまいます。3人の関係がどうなっていくのか、目が離せなくなるでしょう。
また、物語の後半では本作の前作となる『変』のメインキャラクターである鈴木や佐藤も登場し、2組のカップルの関係が複雑に絡み合っていきます。登場人物たちがどんな結末を迎えるのか、最後まで展開が予想できません。
- 著者
- 奥 浩哉
- 出版日
検察事務官から叩き上げで検事になった「赤かぶ検事」こと柊茂の活躍を描いた法廷ミステリー。窪塚洋介はテレビドラマ「新・赤かぶ検事奮戦記」シリーズに柊の長男・正男役で出演しています。
叩き上げの検事・柊が苦節何十年と積み重ねてきた経験と知識を駆使して、手強いエリート弁護士たちと渡り合い、事件を解き明かしていく展開が面白い作品です。
法定ものでの検事は罪を厳しく追及するイメージがありますが、柊は鋭い追及だけでなく情状酌量を求めることも多く、人情に厚い人柄も彼の魅力といえるでしょう。
また、柊の娘・葉子が弁護士として活躍しており、法廷で親子が対決するエピソードもあります。原作では初期の作品のみですが、ドラマではほぼ毎回親子対決が採用され、これがシリーズの特徴にもなりました。
- 著者
- 和久 峻三
- 出版日
東京吉祥学苑に非常勤講師として採用された暴走族の元リーダー・鬼塚英吉。彼が担任となった中等部3年4組は問題児が多く、「担任イジメ」が行われていました。
初めは生徒たちに反発されていた鬼塚ですが、彼らを上回る破天荒さを見せつけます。そして彼らが抱える問題やトラブルに巻き込まれながら、少しずつ生徒たちの信頼を得ていくのです。
家の壁をぶち壊したり、ヤクザにも怯まず挑んだり、元暴走族なだけあって鬼塚には乱暴に見える一面もあります。しかし、生徒たちのことをよく見ていて、彼らの心に寄り添える、教師としての頼もしさもしっかりあるのです。そんな彼の魅力に、生徒たちも読者も惹きつけられていくでしょう。
テレビドラマで窪塚洋介が演じる菊池善人は、原作では少しだけ名字が異なる菊地善人にあたる人物です。原作では序盤から鬼塚に協力的になる生徒ですが、ドラマでは終盤まで対立する人物に変更されています。
原作の詳細が気になった方はこちらの記事もご覧ください。
<漫画『GTO』名言ランキングベスト10!最終回までの見所ネタバレ>
- 著者
- 藤沢 とおる
- 出版日
- 1997-05-14
著者の自伝的小説で、幼い子どもの視点から見た戦時中の日本を描いた作品です。やんちゃな少年の行動にクスッと笑ってしまうシーンもあります。しかし、暮らしの中に確実に影響を及ぼしていく戦争の影や、身近な人の徴兵などには、辛い気持ちにもなるでしょう。
周りが戦争の正しさや日本の勝利を信じようとしているなか、主人公が戦争に懐疑的に考えていて、現代に生きる読者が共感できる部分も多いです。
窪塚洋介が演じている花房恵三郎は、旅芸人の女形をやっていたこともあり、「オトコ姉ちゃん」と呼ばれています。独特の色っぽさと優しさを感じさせる人物です。出征を目前にした彼の行動からは徴兵された人々の苦悩が感じられ、胸が苦しくなります。
- 著者
- 妹尾 河童
- 出版日
昭和初期を舞台に、兵役で知り合った門倉修造と水田仙吉の友情を描いた物語。
門倉は密かに水田の妻・たみのことを好きになっていましたが、水田との友情を守るため、その気持ちには蓋をしています。たみも門倉の気持ちに気づいていながら、知らないふりをしているのです。
門倉と水田、2人の親密さは神社の狛犬・阿と吽に例えられていますが、実際は繊細なバランスの上で成り立っており、いつ均衡が崩れてもおかしくない危うさを孕んでいます。その絶妙な距離感を保ちながら描かれる日常に、どこか胸が切なくなる作品です。
窪塚洋介は、製薬会社の御曹司・石川義彦役で出演しています。仙吉とたみの娘・さと子の恋人となる人物です。
- 著者
- 向田 邦子
- 出版日
「池袋のトラブルシューター」と呼ばれるマコトがさまざまな事件を解決していく短編連作シリーズです。 窪塚洋介が演じる安藤タカシは、マコトとは親友で、カラーギャング「G−Boys」のリーダー。たびたびマコトのもとに依頼を持ち込みます。
池袋という実在の街や、社会問題を絡めた事件がリアリティを感じさせる一方で、石田衣良のクールな文体で描かれる魅力的なキャラクターたちの活躍が爽快です。援助交際やいじめ、薬物など、現実の問題について問いかけるメッセージを感じつつ、エンタメとしても存分に楽しめるでしょう。
2020年にテレビアニメ化も決定している本作。2020年時点で全17作ある超大作ですが、この機会に手を伸ばしてみては。原作の詳細が気になった方はこちらの記事もご覧ください。
<「池袋ウエストゲートパーク」アニメ化で抑えるべきポイントを原作から解説!>
- 著者
- 衣良, 石田
- 出版日
主人公・高松翔は、大和小学校に通う小学6年生。ある日、大きな地震が起こったかと思うと、翔たちは小学校ごと荒れ果てた砂漠にワープしていました。そこは、文明が滅んだ未来の世界だったのです。
飢餓や伝染病、未来人類の襲撃など次々と事件が起こり、彼らがどうなっていくのか目が離せません。過酷な環境でどんどん生存者が減っていくのでハラハラです。
また、疑心暗鬼になって互いに争う子どもたちの姿など、極限状態での人間の精神の脆さを見せつけられて身ぶるいしそうになるでしょう。
原作は小学生たちの物語ですが、テレビドラマ『ロング・ラブレター〜漂流教室〜』ではタイムスリップする学校が高校に変更されています。窪塚洋介が演じる主人公・浅海暁生は、数少ない大人として生徒たちを守り導いていく教師です。
- 著者
- 楳図 かずお
- 出版日
【映画】
『MIDORI』(1996年) 原作『物陰に足拍子』
『湘南武闘派高校伝1・2』(1997年)
『亡霊学級 -少女の戦慄-』(1997年)
『卓球温泉』(1998年)
『富江replay』(2000年) 原作『富江』
『溺れる魚』(2001年) 原作『溺れる魚』
『GO』(2001年) 原作『GO』
『Laundry』(2002年) 原作『Laundry』
『ピンポン』(2002年) 原作『ピンポン』
『凶気の桜』(2002年) 原作『凶気の桜』
『刑務所の中』(2002年) 原作『刑務所の中』
『魔界転生』(2003年) 原作『魔界転生』
『鳶がクルリと』(2005年) 原作『鳶がクルリと』
『同じ月を見ている』(2005年) 原作『同じ月を見ている』
『アムール・レジェンド「松鼠自殺事件」』(2006年)
『俺は、君のためにこそ死ににいく』(2007年)
『パラダイス・ナウ』(2007年)
『ICHI』(2008年) 原作『座頭市物語』
『まぼろしの邪馬台国』(2008年) 原作『まぼろしの邪馬台国』
『パンドラの匣』(2009年) 原作『パンドラの匣』
『東京島』(2010年) 原作『東京島』
『行きずりの街』(2010年) 原作『行きずりの街』
『UGLY』(2011年)
『源氏物語 千年の謎』(2011年) 原作『源氏物語 悲しみの皇子』(文庫版では『源氏物語 千年の謎』に改名)
『ヒミズ』(2012年) 原作『ヒミズ』
『モンスターズクラブ』(2012年)
『ヘルタースケルター』(2012年) 原作『ヘルタースケルター』
『ジ、エクストリーム、スキヤキ』(2013年) 原作『ジ、エクストリーム、スキヤキ』
『愛の渦』(2014年) 原作『愛の渦』
『サンブンノイチ』(2014年) 原作『サンブンノイチ』
『TOKYO TRIBE』(2014年) 原作『TOKYO TRIBE 2』
『風邪〈ふうじゃ〉』(2014年)
『Zアイランド』(2015年)
『沈黙 -サイレンス-』(2017年) 原作『沈黙』
『アリーキャット』(2017年)
『最初の晩餐』(2019年)
『PLANETIST』(2020年)
『みをつくし料理帖』(2020年) 原作『みをつくし料理帖』
【テレビドラマ】
『金田一少年の事件簿 第1シリーズ』 第5話(1995年) 原作『金田一少年の事件簿』
『刑事追う!』 第12話「教室の戦争」(1996年)
『若葉のころ』(1996年)
『HEN〜ちずるちゃんとあずみちゃん〜』(1996年) 原作『HEN』
『小京都ミステリー18 加賀百万石殺人事件』(1996年)
『町』(1997年)
「新・赤かぶ検事奮戦記」シリーズ 第4 - 9作(1997年) 原作「赤かぶ検事」シリーズ
『警察署長1』(1997年)
『愛と死の殺人海流』(1997年)
『ATHENA -アテナ-』(1998年)
『なっちゃん家』 第2回「なっちゃん家の天井」(1998年)
『GTO』(1998年) 原作『GTO』
『GTO スペシャル』(1999年)
『走れ公務員!』 第2話(1998年)
『天国に一番近い男 heaven cannot wait』(1999年)
『金曜エンタテイメント「ほんとにあった怖い話〜夏の訪問者〜」』(1999年)
『少年H』(1999年) 原作『少年H』
『リップスティック』(1999年)
『ほんとにあった怖い話「もうひとりの私」』(2000年)
『そして、友だち』(2000年)
『あ・うん』(2000年) 原作『あ・うん』
『お見合い結婚』(2000年)
『池袋ウエストゲートパーク』(2000年) 原作『池袋ウエストゲートパーク』
『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』(2001年)
『もう一度キス』(2001年)
『ナンバーワン』(2001年)
『ロング・ラブレター〜漂流教室〜』(2002年) 原作『漂流教室』
『私立探偵 濱マイク』 第5話「花」(2002年)
『怪談百物語』 第6話「狼男」(2002年)
『明日吹く風』(2002年)
『池袋ウエストゲートパーク スペシャル話』(2003年)
『Giri/Haji』(2020年)
さまざまな作品に出演しながら、自分が納得できるものを追求してきた窪塚洋介。原作と実写作品を見比べることで、彼のこだわりや信念をより深く理解できるかもしれません。ぜひ一度手に取って読んでみてください。