漫画「ワンピース」見聞色の覇気を使えるキャラクター一覧

更新:2021.2.19

海賊王を目指す強者たちの戦いを描く漫画「ワンピース」。特別な力を与える悪魔の実の能力への対抗手段として存在する3種の「覇気」。今回は「覇気」の中で「未来を読む」とも言われる「見聞色」(けんぶんしょく)を持つキャラクターについて写真を使いながらまとめていきます。 後半では、なぜそういった力が現れるのか、どういう気質の人が出現しやすいのかを考察を交えて解説していますので、気になった方は目次からどうぞ。

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「ワンピース」に登場する「覇気」とは?

 

まず、覇気とはいったいなんなのでしょうか。冥王レイリーの言葉を借りるなら

「“覇気”とは全世界の全ての人間に存在する力だ……
“気配”“気合”“威圧”……
それら人として当たり前の感覚と何ら違いはない―
ただし大半の人間はそれに気づかず……
あるいは引き出そうにも引き出せず一生を終える……
“疑わないこと”それが“強さ”だ!!」
(「ワンピース」第61巻第597話より引用)

つまり、当たり前にある感覚を増幅し、戦う力に変換することということでしょうか。武道やスポーツなどでも達人の域に入ると「ゾーンに入った」とか「間合いに入った」というように常人では考えられないような力を発揮する方々がいらっしゃいます。それをワンピースの世界で考えると「覇気」という考え方になるのでしょう。

実際に反則とも思える「悪魔の実」の自然系(ロギア)と呼ばれる炎や光、煙などといった実体がつかめない相手への対抗手段ともなり得るとレイリーは言っています。

作中で明示されている覇気は全部で3種類です。レイリーが人が誰でも持つ当たり前の感覚というように、ベースとなる素養が存在しており、使う人の個性によって覇気の中でも得手、不得手、偏りがでてくると言われています。

 

著者
尾田 栄一郎
出版日
2008-12-04

覇気は3種類。覇王色、武装色、見聞色の違い

覇気の種類
出典:『ONE PIECE』61巻

1つ目:「覇王色」(はおうしょく)の覇気

効果:相手を威圧する力。使用者の気迫そのものであり、使用者自身の成長でのみ効力が強化されます。この覇気にあたると使用者より格下の相手は萎縮して硬直するか、気絶します。

主な使い手:ゴール.D.ロジャー(ゴールド海賊団船長、海賊王)、ルフィ(主人公)、赤髪のシャンクス(赤髪海賊団船長、四皇の一角)、冥王レイリー(ゴールド海賊団副船長、海賊王ロジャーの右腕)、シャーロット=リンリン(ビッグマム海賊団首領、四皇の一角)、火拳のエース(白ひげ海賊団一番隊隊長、ルフィの兄貴分)、白ひげ(白ひげ海賊団船長)、ドンキホーテ=ドフラミンゴ(ドフラミンゴ海賊団船長)など

他にもいますがメインではないので省略します。名前を挙げるだけでそうそうたるメンツです。「この世で大きく名を上げる様な人物はこの能力を秘めている」とレイリーが言うように、時代の核となる人物たちが持っています。

 

覇王色の覇気については以下の記事で詳しくまとめています。

『ワンピース』覇王色の覇気を使えるキャラ一覧と能力を解説!

『ワンピース』覇王色の覇気を使えるキャラ一覧と能力を解説!

相手を威圧し、時に気絶までさせる覇王色の覇気。王の資質を持つ者のみが持てると言われ、武装色や見聞色の覇気とは一線を画す覇気です。今回はルフィをはじめとした、覇王色の覇気を使えるキャラを紹介していきます。

 

2つ目:「武装色」(ぶそうしょく)の覇気

効果:見えない鎧のような力を体にまとわせ、身体能力を超強化します。本来触れられないような自然現象でも実体をとらえることができ、「悪魔の実」の能力者にも対抗できる能力です。

主な使い手(得意なキャラクター):ルフィ、ゾロ(麦わら海賊団)、サンジ(麦わら海賊団)、藤虎(海軍本部大将)、ヴェルゴ(海軍本部中将)、サボ(革命軍、ルフィの兄貴分)など

印象的なのは「武装色の覇気」が全面に押し出された感が強く出たヴェルゴの登場ではないでしょうか。ヴェルゴは「鬼竹のヴェルゴ」と異名をとり、ただの竹を武装色で超強化して麦わらの一味を苦しめました。登場以降は主人公ルフィやゾロが頻繁に使用しますし、他にも使えるキャラクターは多く出て来るようになりました。

海軍本部も中将以上のクラスならほぼ持っているような描写があります。ちなみにルフィの祖父にあたり、海軍の幹部であるガープも「拳骨のガープ」と呼ばれる武装色の覇気の使い手です。使用し、効果が有効になっている部分は黒く鉛のような色で描かれ、見るからに硬い感じになります。

 

武装色の覇気については以下の記事で詳しくまとめています。こちらもあわせてご覧ください。

漫画「ワンピース」武装色の覇気を使えるキャラクター一覧

漫画「ワンピース」武装色の覇気を使えるキャラクター一覧

主人公海賊王を目指す道のりを描く漫画「ワンピース」。特別な力を与える悪魔の実の能力への対抗手段として存在する3種の「覇気」。今回は「覇気」の中で「見えない鎧」とも言われる「武装色」(ぶそうしょく)を持つキャラクターについてまとめます。

 

3つ目:「見聞色」(けんぶんしょく)の覇気

効果:相手の気配をより強く感じる力。

雷の使い手である「ゴロゴロの実」の能力者エネルは自身の本拠地である空島(スカイピア)で、見聞色の覇気を「心網」(マントラ)と呼び、ルフィたちに読心術ではないかと錯覚させるほどの衝撃を与え苦しめました。 

気配、察知、予測といった戦闘においては攻撃系というより補助系にあたるようなこの能力ですが、極めると「未来予知」というチートレベルの能力へと昇華します。いったいどのような人物がこの能力に長けているのでしょうか。

おそらく四皇クラスや海軍大将クラスになれば、覇気そのものは覇王色以外全員使えると思いますが、特に作中で見聞色にフォーカスを当てて描かれた人物を中心にまとめます。

神(ゴッド)エネル

神(ゴッド)エネル
出典:『ONE PIECE』27巻

見聞色の覇気(心網(マントラ))を使用

先述の空島スカイピアの(自称)唯一神です。

ゴロゴロの実の能力者であり、電気を自在に操る能力を持ちます。耳たぶと背中に背負った太鼓が特徴です。天上に座すその姿は仏教の仏様をイメージしているのでしょうか。

ゴロゴロの実の能力は凄まじく、ゴムであるルフィとの相性が最悪で敗れはしましたが、能力的には作中でも最強レベルと名高い能力でした。

そのせいもあり、性格は高圧的であり、空島の人々を恐怖で自分に従わせていました。 神の天啓から発想を得たのか、見聞色の力を「心網」(マントラ)と呼び、あたかも相手の心を見透かしているかのように行動することでさらに信仰を集めようと画策していました。 かつ、エネルは島全域までその効果範囲を持っていたと言われています。

マントラは「覇気」という概念がレイリーによって伝えられる前に登場しており、当時のルフィたちには何がなんだかわからないものでした。 マントラ発動時は吹き出しも実線ではなく効果線で囲まれ、心の声を彷彿とさせる演出になっており、本当に心を読まれている、と感じるような描写をしています。

エネルに関しては、呼び方は違いますが後にレイリーが解説しているとおり、れっきとした「見聞色の覇気」の使い手です。むしろキャラクターを確立するために言い換えて使っていたとすれば、エネルは本来、当時のルフィたちでは絶対に敵わないような次元の敵だったのかもしれません。

 

エネルについては以下の記事で考察しています。気になる方はご覧ください。

「ワンピース」エネルの謎・伏線を徹底考察!月でDの秘密を知った⁉︎

「ワンピース」エネルの謎・伏線を徹底考察!月でDの秘密を知った⁉︎

扉絵にて再登場し、その扉絵連載が物語本編の大きな伏線となっているのではないかと考察された人物がいます。それが、空島編で登場したエネルです。今回は、そんなエネルについてまとめてみました!

他の空島登場キャラクターたちも使用可能

他の空島登場キャラクターもマントラを使用可能
出典:『ONE PIECE』26巻

アイサ

ルフィたちと空島で行動を共にしていました。人の気配を察することが出来る力がありました。

オーム(四神官)

エネルの部下であり、「鉄の試練」担当。壁などで隠れたエリアでもマントラを使って相手の位置を把握し、攻撃を仕掛けるといった手法が戦闘スタイルでした。

ゲダツ(四神官)

エネルの部下であり、「沼の試練」を担当。通称空番長なる異名があります。しゃべり方が特徴的で、話の途中でかんでしまい「んーんーんー」とよくわからないことになってしまうことも。

サトリ(四神官)

エネルの部下であり、「玉の試練」を担当。マントラを使いながら衝撃波のでる空島特産の貝、衝撃貝(インパクトダイアル)で攻撃してきます。三つ子で弟はホトリとコトリ。

シュラ(四神官)

エネルの部下で「紐の試練」を担当。先代の神であるガン・フォールに重傷を負わせますが、シャンディアの戦士ワイパーにリベンジをされ敗北しました。

シルバーズ=レイリー

シルバーズ=レイリー
出典:『ONE PIECE』61巻

登場エリア:シャボンディ諸島  

覇気について、主人公ルフィの師匠。海賊王ロジャー海賊団の副船長をしていた人物です。要所で語られる「ワンピース」(ひとつなぎの財宝)や「空白の100年」という事柄についての真相を知る数少ない人物とされています。

実力については測定不能なのか、生ける伝説と化しているからなのか、海軍の大将クラスの力を持っていると考えられます。実際にレイリーと対峙した海軍大将黄猿がレイリーの登場後、あっさりと退散していく様子もありました。

覇気についてはまったく知識を持っていなかったルフィに伝授できるくらいですので、3種類全てにおいて一級品の実力です。

今回のテーマである「見聞色の覇気」については、修行を行うことになったルスカイナ島に到着した瞬間にルフィに対して「今の君には打ち取れん様な生物がざっと……500体以上……力をつけねば夜もオチオチ眠れんぞ……」と「島全体」を一瞬で把握する効果範囲を出していますし、その次のシーンではルフィと会話しながら、背後で暴れるゾウ的な猛獣の攻撃をまったく見ずに全て予測して回避しています。

常に不敵な笑みを浮かべており、海軍大将クラスと対峙してもまったく焦りを見せません。おそらく実力のほとんどを出していない状態なのでしょう。なにせ時代の始まりである海賊団のNo.2。年齢こそ他のキャラクターより上ではありますが、相当な実力者であることにかわりはありません。

ちなみに、2年の修行を終えた愛弟子ルフィの門出シーンで、成長したルフィを見て涙を浮かべるレイリーはとても素敵です。

ボア=サンダーソニア

ボア=サンダーソニア
出典:『ONE PIECE』53巻

登場エリア:女ヶ島(九蛇海賊団)

海賊女帝ボア•ハンコック率いる九蛇海賊団No.2です。ハンコックの妹でもあります。元は天竜人の奴隷だったという黒歴史があり、それを悟られないよう「背中にある怪物ゴルゴンの目を見ると呪いで石になる」という嘘をついていました。

ヘビヘビの実モデル「アナコンダ」の能力者でもあり、メデューサ感が強く、ゴルゴンの呪いも信じさせる納得感があります。ルフィにマントラ以外で見聞色の覇気を初めて体感させた人物でもあり、覇気をまとえないルフィの通常攻撃をことごとくかわしていきました。

しかし、そこまで強力な力ではなく、最終的にルフィがギア2というフィジカルブーストをかけた後は逆に圧倒されてしまいました。

ボア=マリーゴールド

ボア=マリーゴールド
出典:『ONE PIECE』53巻

登場エリア:女ヶ島(九蛇海賊団)

サンダーソニアとともにハンコック3姉妹の1人。サンダーソニアと同じくNo.2です。

ヘビヘビの実モデル「キングコブラ」の能力者でもあり、ヘビ感が強いです。昔はかなり美人でしたがガッツリ太ってしまって少し気にしています。 サンダーソニアとともにルフィにあたり、見聞色を発動してしばらくルフィをいじめますが、同じくギア2に圧倒されてしまいました。

リュウグウ王国王妃 オトヒメ

オトヒメ リュウグウ王国王妃
出典:『ONE PIECE』63巻

登場エリア:魚人島

金魚の魚人です。魚人島編の鍵になる現リュウグウ王国王女しらほしの実の母にあたります。

物語では7年前に暗殺され、回想シーンでの登場でした。「熱血愛の人」という異名をもつオトヒメは誰に対しても愛情深く、魚人と人間との共存も生前精力的に活動していたそうです。

その回想中、愛情の深さを示す場面として強盗をしてしまった魚人と犯行動機について話を聞くシーンがあり、その途中で「……あなたの心の“声”が痛みが…!胸に突き刺さる……!」と言って号泣してしまいます。犯人が話す前からオトヒメが号泣しているので犯人も驚いている様子が描写されています。

レベッカ

レベッカ
出典:『ONE PIECE』74巻

登場エリア:ドレスローザ 

コロシアム剣士(ドレスローザ先代国王 リク王の孫)

コロシアムの優勝商品であるメラメラの実を勝ち取り、その力でドフラミンゴを打ち取ろうとしていました。コロシアムの戦闘中の回避行動に見聞色を使っています。

藤虎(イッショウ )

イッショウ 藤虎
出典:『ONE PIECE』71巻

登場エリア:ドレスローザ

海軍本部大将。「世界徴兵」という制度で突如として大将になった盲目の侍です。目は「見たくないもんを見ないように」といって自分でつぶしたらしいといわれています。

重力を操っているような能力を使い、悪魔の実の能力者ではないかと考えられています。 目が見えないため、見聞色の覇気を使って敵の位置を把握し、戦闘をこなします。ゾロやサボとほぼ互角に戦えるレベルの実力者です。 

ヴィンスモーク=サンジ

ヴィンスモーク=サンジ
出典:『ONE PIECE』69巻

 

所属:麦わら海賊団

麦わら海賊団のコック。ぐるぐるに巻いた眉毛が特徴的です。元は海上レストラン「バラティエ」で働いていましたが、オールブルーを見つけるという夢のため世話になったレストランのコック長で元海賊のゼフに別れを告げ、ルフィの仲間になりました。

前述のゾロとはしょっちゅう喧嘩をしており、クソマリモ(ゾロ)/ぐるぐる(サンジ)などとののしり合っている様子が定番です。 このサンジもゾロと同じく2年間の修行中に見聞色を身につけていたようです。再結成後のパンクハザード編でピンチになったたしぎ(海軍本部大佐)のためにヴェルゴに立ち向かうシーンで覚醒の描写があります。 

「女の涙の落ちる音がした……」(『ワンピース』69巻より引用)

この時点で遠くから気配を感じる力、特に女性関係についてはキャラクターも相まって気配に敏感といった描写は多々あります。常に仲間のナミのために気を遣っており、一息つくタイミングではすかさずお菓子や飲み物などをナミに提供し「あらサンジ君気が利くわね」と言われています。 

戦況を読んで戦略的な隠密行動をとることも出来、気配をコントロールする気質は以前から描写されていました。バロックワークス編でMrプリンスと名乗ってクロコダイルを挑発するなど破天荒なルフィを裏で支えるイメージが強くありました。

戦闘員としての力も一級品でゾロのように武器はつかわず、ゼフ直伝の蹴り技を中心とした体術が主な戦闘スタイルです。ゾロやルフィは戦闘中に傷つきながら本能で成長していくような感覚ですが、サンジは戦いながら戦況を分析し、相手の特性や油断をついて活路を見出すシーンが多いです。 

性格的にも戦闘スタイル的にも見聞色の覇気が芽生える素養は強いように思いますが、本格的に鍛えられたのは2年間の修行場所であった「カマバッカ王国」での特訓にあります。カマバッカ王国はその名の通り、オカマだらけの島。リーダーは革命軍の幹部であるイワンコフがつとめています。

その王国においてサンジはコックとしても戦闘員としても成長するため、王国に伝わる99のバイタルレシピという特別なレシピの入手に挑みます。その試練中は昼夜を問わずオカマに追われる毎日となりました。 無類の女性好きであるサンジにとってはまさに地獄。そしていつ自分が襲われるかもしれないという恐怖がサンジのアンテナを最大限に鍛え、見聞色の素養を磨いたと考えられます。 

サンジは修行終了後、オカマ地獄の反動で女性を見ると鼻血が止まらなくなり、死にかけますが、輸血してもらい一命を取り留めます。ちなみに輸血相手はオカマでした(笑)

サンジの見聞色の成長がさらに見られたのはサンジの過去であるジェルマ66の存在がルフィたちにバレてしまった後の話です。もう一緒にはいられないと一方的に一味を抜けたサンジは、ホールケーキアイランドで政略結婚の相手であるビッグマム海賊団のひとり、プリンと挙式をしますが、実は挙式を装った暗殺計画であり、プリンはサンジを殺そうとします。計画が何者かによってサンジにばれていると、同じく見聞色の使い手であるビッグマム海賊団幹部のカタクリが先読みしてサンジを殺そうとしますが、さらにそれを予知してサンジはその攻撃をかわします。

 

サンジについては、以下の記事がおすすめです。気になった方はぜひご覧ください。

漫画「ワンピース」サンジの魅力5選!ついに明かされた壮絶な過去!

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海賊王になるため仲間達と一緒に海に出て、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指すモンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味。そんな本作は、さまざまな敵との戦いや仲間の大切さなどを描いた、冒険アクションです。ここでは、麦わらの一味のコックであるサンジについて紹介していきます。彼の意外で壮絶な過去とは……?

 

出典:『ONE PIECE』86巻

カタクリ(後述)は相当な見聞色の使い手でありますが、サンジはそれを上回る片鱗を見せています。この章で明かされるサンジ出生の過去ともリンクし、サンジはまさに「感情」や「感覚」そのものに特化されて育つべくして育ったと考えられる描写がでてきます。 相手の気配や感情の機微を感じ取る力の象徴が見聞色だとすると作中ではまさに最強格になりうる程の伏線をはらんでいるキャラクターと言えるでしょう。 

ロロノア=ゾロ

ロロノア=ゾロ
出典:『ONE PIECE』21巻

所属:麦わら海賊団

麦わら海賊団の一員。元は海賊狩りのゾロとして賞金首を狩りまくっていました。ルフィと一緒になってからは亡き幼なじみ、くいなとの約束でもある「世界一の大剣豪」を目指して旅をしています。 

ルフィの兄、エースの死から2年間の修業期間を経て、見聞色の覇気が覚醒しました。ゾロ自身の得意分野は自分の刀に武装色の覇気をまとわせて戦闘力を劇的に上げる攻撃特化の力ですが、麦わら一味再結成後最初の関門であった魚人島での戦いにおいて、そこには姿が見えないはずの敵であるカリブーの気配をルフィ、サンジとともに察知している描写があります。 

また、覚醒描写があるずっと以前のバロックワークス編において、Mr1との戦闘時に石を斬るシーンがあります。その際、「落ちてくる石からは生き物みてェな気配を感じる」と言って落下してくる岩石を切り払いました。その後、スパスパの実の能力者であり、鉄の塊になっているMr1すらも「聞こえるぞあいつの……鉄の“呼吸”……」の台詞の後一閃して勝利しています。

もちろんこの時点では物語は21巻であり、覇気の概念が登場するのは61巻です。覇気という言葉自体まったく出てきていませんが、「気配」「呼吸」をキーワードにゾロの強さが一段上がったシーンです。剣士としての道を究めるためには斬るものをすら選ぶというゾロの信念が見聞色の覇気を成長させているのかもしれません。 

 

ゾロについては以下の記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

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日本のみならず海外でも大人気の漫画「ワンピース」。主人公のモンキー・D・ルフィが海賊王になるため仲間と数々の強敵を倒しながらひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を目指し冒険をくり広げていく物語です。 ここでは、仲間思いで人気が高く強い信念と高い志を持つ男気溢れる剣士ロロノア・ゾロの魅力を徹底解説します。

 

ウソップ

ウソップ
出典:『ONE PIECE』76巻

所属:麦わら海賊団

麦わら海賊団の狙撃手。父ヤソップはシャンクスの赤髪海賊団の狙撃手をしており、幼少期のルフィとも親交がありました。ヤソップは当時のルフィに「俺はアリの眉間にだって弾丸をぶち込める」と言っており、相当な狙撃の名手だった描写があります。

ウソップ自身も初登場時から親父は勇敢なる海の戦士なんだと自慢しており、父のことはすごくリスペクトしている様子です。血筋としてはかなり十分な素養であると思いますが、2年間の修行直後には覇気が覚醒してる描写は見られませんでした。

一方で、修行中に狙撃の腕や身体能力は格段に向上しており、修業先で出会ったヘラクレスン師匠から様々な植物の特性を教授され、その特性と狙撃の正確さを合わせたポップグリーンという技で戦っていきます。ゾロやサンジ、フランキーといったパワー系の船員と比べるとうたれ弱い部分はありますが、十分に戦力になるほどの力をつけました。

そんな中、見聞色の覇気覚醒の描写があるのはドレスローザ編での狙撃シーンです。国民をホビホビの実の能力でブリキ人形に変え操っていたドンキホーテ海賊団幹部のシュガーを無効化するための長距離狙撃において開花します。 極限状態において、ウソップの脳内に浮かぶビジョンはまさしく目には見えないはずの敵の「気配」。目視は出来ない距離ですが、ウソップは「ドクン…!」という音とともに敵の気配をズームアップしていき配置まで把握していきます。

そして見事狙撃を成功させ、物語の大きな歯車を動かしました。 ルフィが必ず状況を打開してくれると信じ、自分自身に出来ることをやり遂げようとする強い意志が覚醒させたのかもしれませんね。狙撃手にとっては最強の武器ともなり得るこの能力を得たウソップの株が今後さらに上がっていくことに期待しましょう。

 

ウソップについては、以下の記事で詳しく解説しています。気になった方はぜひご覧ください。

漫画「ワンピース」ウソップ6つの魅力!無類の嘘つき、いまやゴッド!

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海賊王になるため、主人公のモンキー・D・ルフィと麦わらの一味と呼ばれる仲間たちが「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指します。ここでは漫画ONE PIECE』で麦わらの一味のメンバーであるウソップの魅力を掘り下げていきます。

 

コビー

コビー
出典:『ONE PIECE』59巻

所属:海軍本部

物語の序盤で登場するキャラクターです。当初はうっかり海賊船に乗ってしまって捕まり、雑用しながら海軍に憧れていたモブキャラかと思われていましたが、ポイントでちょくちょく登場し、雑用→曹長→大佐までどんどん昇進していくキャラクターになりました。 見聞色覚醒の兆しはルフィの兄貴分エースの死に場所となったマリンフォード頂上決戦中において、次々と倒れる仲間の海軍や海賊たちに囲まれた戦場でした。

「頭の中から……“声”が……一つ……一つ……消えてくんだ……!!」と戦場にいる人々の気配を感じ取ってしまい、処理しきれなくなっている様子が描写されています。

この後のコビーの決死の行動によって泥沼化していた頂上決戦は終戦を迎えます。見聞色をコントロールできず、あまりにも多くのマイナス感情を受信しすぎたコビーは吐き気をもよおし、「悲しい……」とつぶやきながら涙を流しています。人の気配や感情を増幅してしまう見聞色の特性がここでも描かれていますね。 

 

コビーについては以下の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

「ワンピース」コビーの階級は大佐に!海軍大将を目指す男は、裏主人公かラスボスか。

「ワンピース」コビーの階級は大佐に!海軍大将を目指す男は、裏主人公かラスボスか。

本ページでは、ワンピースにおける「コビー」の成長、活躍をご紹介します。ワンピース1巻から登場し、海賊であるルフィと対比するように、海軍としての成長が描かれるコビー。ストーリーの重要な場面で大きな活躍をすることもあるため、読者からの人気が高いキャラクターの1人です。コビーの今後についても考察していくので、ぜひご覧ください。

 

【特殊な見聞色?】ルフィ、モモの助、ロジャー

【特殊な見聞色?】ルフィ、モモの助、ロジャー
出典:『ONE PIECE』52巻

この3人は共通した特殊な見聞色が描写されています。

それは「万物の声を聞く」という力です。

ロジャーについては語り継がれているのみなので実証はされていませんが、海王類の声が聞こえるという描写があるのはルフィとモモの助です。ルフィは覇王色も発現しているため、王の資質としてロジャーとの共通点も見られます。モモの助についてはワノ国の王族である可能性が高いですが定かにはなっていません。

シャーロット=カタクリ

シャーロット=カタクリ
出典:『ONE PIECE』86巻

所属:ビッグマム海賊団

ビッグマム海賊団幹部スイート3将星の一人。懸賞金は10億5700万ベリーと最新87巻時点で最高額です。

ビッグマム海賊団の中でも最強格に位置する人物。 モチモチの実の能力者であり、見聞色の覇気の達人とも言われています。冥王レイリーが極めれば相手の行動が先読みできるという点を極めきっており、少し先の未来が見えるとまで言われるほどの力を持っています。

ここまで見聞色は戦闘の補助や役割としてもサポートを担うような人物に与えられた特性のように書いてきましたが、見聞色最強格であるカタクリについては戦闘においても反則級の能力として扱われています。

現在、カタクリとの戦いについては決着がついておらず、まだまだ謎がある部分は残りますが、わかっている範囲でも相当危険です。 今後の展開はどうなっていくのでしょうか。期待が深まるばかりです。

 

カタクリについては、以下の記事がおすすめです。気になった方はぜひご覧ください。

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見聞色の覇気そのものの考察

見聞色の覇気そのものの考察
出典:『ONE PIECE』61巻

さて、ここまで見聞色の覇気を使うキャラクターをまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。戦闘スタイル、キャラクターの過去、性格といった点において共通点がある気がしてなりません。

覇気という力が本来は誰でも持っている感覚が前提にあり、その感覚を「疑わず」磨き抜いて「鍛えた」ものが覇気として発現するとしたら、「見聞色」という力の根源は一体なんなのでしょうか。

根源は「感受性」だとすると辻褄が合うように思えます。あらゆる環境の変化を受信し、判断、予測する力。感じ取る力の極みが見聞色なのではないでしょうか。「感受性」をベースに見聞色に強いキャラクターを考えてみました。

ウソップやコビーに見聞色の覇気が発現した理由と人物像について

ウソップやコビーに見聞色の覇気が発現した理由
出典:『ONE PIECE』59巻

ウソップやコビーは常に周囲の強者に怯えたり、守られたりする環境下で育ってきました。防衛本能が強く、当初のウソップは「嘘」で虚勢を張ることで自分を強く見せ、守っていました。コビーは名のごとく、媚びへつらうことで自分の身の安全を守ってきました。

しかし二人とも本当はしっかりとした自分の信念や憧れを持っていて、葛藤を続けてきた人物です。自分が悩んでいた分、ウソップはカヤに対して誰よりも優しく接していました。コビーは命をかけて戦争を止めようとする程の勇気を持っていました。 そういった時間の積み重ねによって素養が鍛えられ、あるきっかけにおいて爆発した結果、見聞色の覇気が発現したとは考えられないでしょうか。

発現しやすい人物像(考察)

発現しやすい人物像(考察)
出典:『ONE PIECE』59巻

ウソップとコビーは非常にわかりやすい例ですが、見聞色の覇気が発現しやすい人物としてはやはり感受性が鍵になっていると感じます。

武装色が「攻め」の要素によるきっかけだとすれば、見聞色は「受け」の覇気と言えるのではないでしょうか。内から外に、何かを打開するための力が欲しいと強く思う人は「武装色」(例:ルフィ、ヴェルゴ)、誰かを守りたい、助けたいという気持ちが強く出る人は「見聞色」(例:コビー、ウソップ)といった考え方も出来るのではないでしょうか。

正直ルフィは万能感が否めないのでさすが主人公といったところですが ……。

なぜカタクリは未来が見えるのか

なぜカタクリは未来が見えるのか
出典:『ONE PIECE』86巻

見聞色の覇気、最強格のシャーロット=カタクリ。彼は本当に未来が見えているのでしょうか。そもそも見聞色の極地は本当に「未来予知」なのでしょうか。これは見聞色の覇気の特徴を考えると答えが見えてくと思います。

見聞色は「感受性」の究極体(仮定)、その場の空気を読み、今までの状況から分析し、判断する力と考えます。コビーのように入って来るものは無限に取り入れてしまうとして、カタクリが極めたのはその後の力、つまり分析力と判断力ではないでしょうか。

感じる力が先読みの力に変わる理由

感じる力が先読みの力に変わる理由
出典:『ONE PIECE』44巻

受信する力はどうあっても鍛えにくいと思いますが、状況分析や戦況判断力は経験と実践によって相当鍛えられると思います。カタクリほどの歴戦の強者であれば相当の修羅場をくぐってきたはずです。その中で戦況分析と判断力が極限まで鍛えられてしまったと考えられます。

常人には予知しているとしか思えない速度と精度で判断ができてしまう状態が見聞色の覇気の極みということではないでしょうか。 そう考えると、今後カタクリ以上に怖いのはその部分に長けている描写が幾度も書かれているサンジです。やはりサンジは今後のキーマンになって来る予感がしますね。

見聞色への対抗手段 〜感じ取る力を上回る型破りな気質(ルフィ?)〜

見聞色への対抗手段 〜感じ取る力を上回る型破りな気質(ルフィ?)〜
出典:『ONE PIECE』86巻

究極の受信力を持って、的確に戦況判断をし、戦闘力に変換できる見聞色の覇気。その使い手であるカタクリなどの相手に対抗するにはどうしたら良いのでしょうか。 見聞色の覇気の土台を「戦況分析」と「判断」だと仮定するならば、打開方法はあります。

相手が分析できず、判断も出来ない、およそ前例のない型破りな行動をとっていくことです。どれだけの情報を読み取っても何をするかわからない、何を考えているかわからない相手が一番怖いでしょう。

では、そういった戦法が得意なのは……そう、主人公ルフィではないでしょうか。

そもそも空島でも最強と思われたエネルに対し、能力の相性もありましたがエネルの予想を上回る行動で勝利しています。エネル自身が自分の能力を過信していたという隙もありましたが。

カタクリはエネル以上に隙のない相手になりそうですが、あくまでも敵は「未来予知」ではなく「見聞色の覇気」だとするならば活路はありそうです。

このように考えるとイレギュラーには弱いかもしれない見聞色ですが、普通に戦った場合、常に最良の選択をされていく敵、ということになりますので明らかに手強い敵であることは間違いありません。今後の展開において麦わらの一味がどうやって道を切り拓いていくかますます目が離せない状況です!

 

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