泉里香が2次元ボディを活かして実写化出演した映画、テレビドラマをおすすめ!

更新:2021.12.2

IndeedのCMでナミ役を演じ、完璧なプロポーションを披露して注目を浴びた美女・泉里香。モデルという印象が強い彼女ですが、意外にもデビューは早く、長い下積み時代がありました。 近年ではようやく作品のメインキャストにも選ばれるようになり、モデル以外の活躍も注目されている彼女。そこでこの記事では、泉里香がこれまでに映画やテレビドラマで演じた役柄と作品について紹介します。

ブックカルテ リンク

「モグラ女子」の代表格!泉里香のプロフィール

泉里香は1988年10月11日生まれ、京都府出身のモデル、女優です。
 

2002年にスカウトされ、地元である京都の芸能事務所に所属します。「浜千咲」名義で、女子小中学生向けのファッション誌『melon』の専属モデルとして活動を始めました。

翌年には実写ドラマ『美少女戦士セーラームーン』で、水野亜美(セーラーマーキュリー)役に抜擢されますが、学業に専念することを理由に、ドラマ終了後に芸能活動を休止します。

彼女は、地元の京都府立桃山高等学校卒業後、明治大学に入学。大学は仕事と学業を両立し、4年間で無事卒業しました。

その後、「梨華」や「泉里果」名義で仕事復帰していますが、本格的に仕事を始めたのは2008年頃。本名である「泉里香」に名前を変更して再スタートしました。

彼女が注目されたのは、斎藤工と共演したIndeedのCM。漫画『ONEPIECE』のナミ役を演じ、くびれが美しい完璧なプロポーションを披露したことで注目を浴びます。

泉自身も、かなり気合を入れて撮影に臨んだようで、食事制限や腹筋を厳しくやり込んできたとのこと。本人曰く、「人生で1番腹筋をした」そうです。

彼女の引き締まったウエストと女性らしい柔らかさのあるゆるふわボディは、「なりたいカラダナンバーワン」「モテボディ」「2次元のような奇跡のスタイル」と呼ばれるほど、女性たちから憧れの的になります。モデルの活動以外にもグラビアの仕事も増え、「モグラ女子」の代表格に。

彼女にとって筋トレは、趣味の域を超える日々の習慣になっているようです。週に1回は必ずトレーニングに通っており、通えない時は自宅で筋トレや柔軟、ランニングをしているとのこと。あの美しいプロポーションは、日々の努力のたまものでできているのですね。

泉里香の魅力とは。異性からも同性からも支持!

モデルやグラビア以外にも女優の仕事や、バラエティに出演することが増えるなど大人気の泉里香。注目されることについて本人は「仕事の幅が広がって毎日楽しい」とコメントしています。
 

好奇心旺盛な性格のようで、どんな仕事も楽しもうという前向きな姿勢が見えます。その姿勢に、異性のみならず同性も憧れるのでしょう。

また、彼女が注目されるきっかけでもある、体づくりについても楽しむことを忘れていません。

自分の体ときちんと向き合って、どこが自分の好きな部分なのかを常にチェック。そしてトレーニングの中で自分が苦手分野を把握し、トレーニングが嫌にならないように好きなことをメインにしながら取り組んでいます。

「無理しすぎず、楽しんでやること。」それが仕事においても、プライベートにおいても生かされているのです。

そんな彼女のことをもっと知りたいという方に、おすすめするのがこちら『泉里香 ボディメイクブック RIKAtoAtoZ』です。

彼女が実際に行なっているトレーニングや、食生活といったライフスタイルを丸ごと1冊にまとめてあります。彼女のようなボディを手に入れたい女性はもちろん、女性の並々ならぬ努力を覗いてみたいという男性も必見です。ぜひお手に取ってみてくださいね。

著者
["泉 里香", "磯部昭子"]
出版日

ここからは彼女が出演してきた映画やドラマ作品のなかから、原作があるものをピックアップ。2次元のようなボディの彼女がどんな役柄を実写化してきたのか気になりませんか?

【映画原作】『中の精神』(2007年)

昭和時代に活躍した、実在する中国の天才棋士・呉清源の生涯を描いた伝記映画。

中国で生まれた呉清源は7歳で囲碁を始め、天才少年と呼ばれるようになります。その実力を認められた彼は、日本囲碁界の重鎮である瀬越憲作によって14歳のときに来日。

日本でも瞬く間にトップ棋士に登り詰めますが、日中戦争が彼の棋士人生を脅かしていき……。孤独と戦争に振り回されながらも、最後まで囲碁にすべてを捧げる清源の姿に胸をうたれます。

「泉里果」名義で本作に出演しているのですが、残念ながら何役を演じたのかは不明。

原作は呉清源の自著『中の精神』。彼のこれまでの半生だけでなく、囲碁に対する理念や囲碁を通した国際親善への思いが綴られています。映画だけでは分からない、彼の心の中を知ることができるでしょう。

著者
呉 清源
出版日

【映画原作】『クリアネス―限りなく透明な恋の物語』(2008年)

自宅であるマンションで、買春をしている大学生のさくら。彼女の自宅から見える出張ホストの事務所で働く美少年に興味を持ち、彼に「レオ」という名前を付けて観察していました。そんなある日、さくらのもとにレオがやってきます。じつはレオもさくらのことを見ていたようで……。

泉里香は「レイコ」という役で出演。主人公らとどう関係してくるのか、映像を隅々までチェックしてみてください。

原作は第1回「ケータイ小説大賞」を受賞作。当時ケータイ小説が流行っていた頃に、人気を集めていた作家の作品です。

心に闇を抱えた2人が互い想いを寄せていく、切なくて苦しいラブストーリー。ケータイの特徴である横書きで綴られていくストーリーは新鮮です。

著者
十和
出版日

【映画原作】『Paradise Kiss』(2011年)

女子高生の早坂紫は、受験のために毎日勉強する平凡な日々に疑問を感じていました。そんなある日、街中で矢澤芸術学院の学生から声をかけられ、学園祭のファッションショーのモデルを務めることになります。夢に向かって一生懸命突き進んでいく彼らの姿を見た紫は、しだいに自身の将来について考えるようになり……。

本作で泉里香は、役名のない脇役として出演。顔が映るシーンはほんのわずかですので、よく目を凝らして通行人や生徒一人ひとりをチェックしてみてください。

原作は矢沢あいの同名漫画で、ファッション誌『Zipper』にて連載されていました。本作には各キャラクターたちの恋愛ストーリーだけでなく、夢に向かって突き進む彼らがそれぞれの悩みに向き合いぶつかり成長していく姿も描かれているのが魅力。

彼らが最終的にどうなったのか、ぜひ原作を読んで確かめましょう。

詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。

 <漫画「パラダイス・キス」が無料!登場人物の魅力を名言からネタバレ紹介!>
 

著者
矢沢 あい
出版日
2014-01-17

【映画原作】『春待つ僕ら』(2018年)

小学生の頃に仲間外れにされたことが原因で、友だちがいなかった女子高生の美月。高校では本当の友だちを作りたいと意気込んでいましたがうまくいきません。  

唯一の救いはバイト先のカフェ。そこで彼女は学校で有名な、バスケ部の「イケメン四天王」に声をかけられ仲良くするようになります。

泉里香は美月のアルバイト先であるカフェの店長の娘・柏木ナナセ役を演じています。バスケ部のイケメン四天王の1人である竜二から想いを寄せられる相手で、美月が彼らと出会うきっかけにもなったキャラクターです。

あなしんによる同名漫画が原作。見所はイケメン四天王の1人である永久と、美月の幼なじみ・亜哉との三角関係。2人のイケメンが美月を取りあう、女子なら誰もが一度は経験したい嬉しい展開に胸がときめきます。

詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。

<『春待つ僕ら』最新9巻までの見所ネタバレ紹介!乙ゲー展開に萌え禿げる!>

著者
あなしん
出版日
2014-07-11

ここからは、泉里香出演テレビドラマの原作作品の魅力を紹介していきます。

【テレビドラマ原作】『美少女戦士セーラームーン』(2003年)

ドジで泣き虫な中学2年生の月野うさぎ。子どもたちにいじめられていた、言葉を話す黒猫・ルナを助けます。うさぎはルナから「愛と正義のセーラー服美少女戦士」として仲間とともに、プリンセスを守ってほしいと頼まれてしまい……。

泉里香が演じたのは、IQ300の天才少女である水野亜美。青い髪色のショートカットの少女です。水と知性の戦士・セーラーマーキュリーに変身します。

原作は少女漫画雑誌「なかよし」で連載されていた武内直子による同名漫画です。

可愛らしい少女たちが美少女戦士に変身して悪党と戦うストーリーは、子どもだけでなく大人からも人気を集めました。とくに見所なのは美少女戦士たちの変身シーン。「メイクアップ!」と叫び変身していく姿は、「私もこうなりたい」と誰もが思うはずです。

詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

<『美少女戦士セーラームーン』の魅力を全巻徹底紹介!【懐かしなかよし漫画】>

著者
武内 直子
出版日
2003-09-22

【テレビドラマ原作】『下流の宴』(2011年)

東京で中流階級の主婦をしている由美子には、高校を中退しアルバイト以外は家で引きこもり生活をしている息子・翔がいました。ある日、翔がフリーターの娘・珠緒を連れてきて、結婚すると宣言。「中流から下流に落ちてしまう」と危機を感じた由美子は、2人の結婚を断固反対。由美子に馬鹿にされた珠緒は激怒し、「医者になる」と言い出して……。

泉里香が演じたのは、珠緒のアルバイト先であるボヘミアンリサイクルのお客さん。清楚なイメージのある彼女とは違う、ギャル役を演じています。

原作は2009年に毎日新聞で連載されていた、林真理子の同名小説です。

本作の見所は、学歴や経歴といった肩書で他人を見る由美子の滑稽な姿。家族や身内にはいろいろとプレッシャーをかける彼女ですが、当の本人はとくに何もしていません。そんな母親だからこそ、子どもたちは言うことを素直に聞かず、反発心から自分なりの価値観で将来を設計していくのでしょう。

人間にとって、一体何が1番大事なのか。考えさせられる作品です。  

著者
林 真理子
出版日
2013-01-04

【テレビドラマ原作】『テンペスト』(2011年)

19世紀の琉球王朝が舞台の歴史小説。真鶴は聡明でありながら女という理由で、父親からいないものとされてきました。しかし家を継ぐはずだった兄が失踪。真鶴は父親の命令により、男として生きていくことになります。

孫寧温と名を変えた真鶴は役人になり首里城で働きますが、寧温をよく思わない人物たちが邪魔をしてきて……。

泉里香はドラマの第7回に出演。

原作は池上永一による琉球シリーズの1つ。1人の少女が男と偽り宦官として様々な危機を乗り越えたり、 恋に悩んだりと、歴史小説が苦手な人にも読みやすいストーリーです。

著者
池上 永一
出版日
2010-08-25

【テレビドラマ原作】『ショムニ』(2013年)

地味なOL塚原佐和子は、会社の落ちこぼれ社員が集めれる総務部庶務二課、通称「ショムニ」に配属されます。そこにはショムニのボスである坪井千夏のほか、個性強めな女子社員がいました。会社の常識にとらわれず、自由に働く彼女たちに圧倒される塚原。OLたちのお仕事コメディが始まります。

泉里香はドラマの第4シリーズ『ショムニ2013』で、ショムニと対立する経営企画室の社員・三田茜役を演じました。

原作は安田弘之による同名漫画。会社の古臭いしきたりや女性の立場を、常識にとらわれない坪井千夏がバッサリ斬り捨てていく姿が爽快で元気づけられます。仕事の人間関係に悩んでいる人におすすめです。

著者
弘之, 安田
出版日

【テレビドラマ原作】『螻蛄』(2016年)

『破門』でもおなじみの「疫病神」シリーズの第4弾。建設コンサルタントの二宮の菩提寺「慧教寺」で起きた、宗派の秘宝「懐海聖人絵伝」に関するトラブルが描かれます。秘宝を巡って宗派の幹部や東京のヤクザ、悪徳刑事が複雑に絡んでいくストーリーです。

泉里香が演じたのは、祇園のクラブで働く小枝。就教寺の住職・木場の愛人です。笑顔がまぶしい普段の印象とは、少し違う妖艶な雰囲気がたまりません。

原作は、直木賞作家の黒川博行の大人気シリーズ「疫病神」の4作品目。最凶コンビとされるヤクザの桑原と、建設コンサルタントの二宮がくり広げる、漫才のようなやりとりが見所です。

悪者たちがいくつもの罠を仕掛け、互いを騙し合う展開は、最高にハラハラして盛り上がります。

著者
黒川 博行
出版日

【テレビドラマ原作】『カンナさーん!』(2017年)

インパクト大な見た目の主人公・河東カンナが、問題が山積みの仕事や育児、夫婦関係を持ち前のポジティブさで突き進んでいく爽快ストーリー。

泉里香は本作で、カンナの元夫である礼の幼なじみ・緒川俊子役として出演。元姑が孫の麗音を引き取るために送り込んだ刺客で、保育園のリトミック講師としてやってきます。

原作は深谷かほるの同名漫画で、『マリーゴールド』の続編作品です。

本作の見所は、やはり主人公のカンナでしょう。漫画の主人公にしては珍しくぽっちゃり体型で、決して美人とはいえない彼女ですが、中身は誰よりもパワフルでポジティブ!夫に浮気されたって、仕事でうまくいかなくたって、持ち前のポジティブシンキングで乗り越えてしまいます。その明るさはすべての人を元気づけてくれるのです。

漫画の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。

<『カンナさーん!』の泣ける名言ネタバレ紹介!デブスの姉御に惚れる人情漫画>

著者
深谷 かほる
出版日

【テレビドラマ原作】『海月姫』(2018年)

イラストレーターになるため上京してきた倉下月海は、「天水館(あまみずかん)」というオタク女子が集まる男子禁制のアパートに下宿中。ある日、月海は大好きなクラゲをきっかけに女装男子・鯉淵蔵之介と出会います。その後、男性であることを隠してオタク女子たちと仲を深めていく蔵之介。

そんな時、都市開発により天水館が壊されてしまうという話が持ち上がり……。

泉里香が演じたのは、月海たちが住む天水地区の都市開発を進めるデベロッパー・稲荷翔子。個性的な天水館のオタク女子に引けを取らない、インパクトの強い役柄を演じています。

原作は東村アキコの同名漫画で、講談社の漫画賞も受賞した人気作品です。

初めは冴えないオタク女子たちが女装男子・蔵之介と出会い、自分たちの居場所を守るためにコンプレックスを乗り越えて輝いていくシンデレラストーリーが本作の見所。ただのオタク女子ではなく、誰にでも絶対譲れないという強いこだわりを持っている彼女たちの姿に勇気づけられます。  

詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。

<漫画『海月姫』の登場人物の魅力を最終回までネタバレ紹介!【ドラマ化】>

著者
東村 アキコ
出版日
2009-03-13

【テレビドラマ原作】『文学処女』(2018年)

文芸編集部に勤める26歳の月白鹿子は、これまで恋を知らずに生きてきました。そんな時、新しく担当になった年上の人気小説家・加賀屋朔に出会います。彼は「恋ができない男」。恋を経験したことのない鹿子はしだいに加賀屋に惹かれていくようになり、初めて本当の恋を知るようになります。

泉里香は本作で、鹿子が務める出版社のライバル会社・赤文社の敏腕編集者、有明光稀役を演じました。加賀屋の過去を知り、彼と関係を持つミステリアスな役柄です。

原作はLINEマンガで連載中の、中野まや花による同名漫画。

文学というタイトルにも沿うように、鹿子と加賀屋の恋模様がしっとりと丁寧に描かれています。少女漫画というよりは、大人向けの恋愛漫画という印象。王道の恋愛シチュエーションがあったり、大人のほろ苦い恋愛が詰め込まれています。

詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。

<『文学処女』の見所を4巻までネタバレ紹介!歪な恋模様を描く登場人物たち!>

著者
中野まや花
出版日
2018-09-01

映画やドラマに引っ張りだこの泉里香。出演作品一覧

地元の京都でスカウトされ、長い下積み時代があった泉里香。初めは作品の脇役ばかりを演じていた彼女の出演作品を一覧で紹介します。

【映画】

『呉清源 極みの棋譜』(2007年) 原作『中の精神』

『クリアネス』(2008年) 原作『クリアネス―限りなく透明な恋の物語』

『Paradise Kiss』(2011年) 原作『Paradise Kiss』

『SCOOP!』(2016年) 原作『盗写 1/250秒』

『春待つ僕ら』(2018年) 原作『春待つ僕ら』

 

【テレビドラマ】

『美少女戦士セーラームーン』(2003年) 原作『美少女戦士セーラームーン』

『曲げられない女』最終話(2010年)

『新・警視庁捜査一課9係 season2』 第11話(2010年)

『ナサケの女〜国税局査察官〜』第4話(2010年)

『下流の宴』 第1話(2011年) 原作『下流の宴』

『テンペスト』第7話(2011年) 原作『テンペスト』 著・池上永一

『恋するハエ女』(2012年)

『ショムニ2013』(2013年) 原作『ショムニ』

『仮面ライダー鎧武/ガイム』(2013年)

『紅白が生まれた日』(2015年)

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』 第3話(2016年)

『螻蛄』(疫病神シリーズ) 第1話(2016年) 原作『螻蛄』

『大貧乏』 第4話(2017年)

『カンナさーん!』 第6話 〜 (2017年) 原作『カンナさーん!』

『海月姫』(2018年) 原作『海月姫』

『コード・ブルー 特別編 -もう一つの戦場-』(2018年)

『文学処女』(2018年) 原作『文学処女』

『SUITS/スーツ 』第1話(2018年)

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(2019年)

『隕石家族』(2020年) 

美少女戦士で注目後、長い下積み時代を重ねてきた泉里香。脇役であっても輝いて見えたのは、何事も楽しむをモットーにしていたからでしょう。彼女が演じていた役は、原作ではどんな感じだったのか。ぜひ原作となった漫画をお手に取ってみてくださいね。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る