横槍メンゴおすすめ漫画ベスト4!『クズの本懐』は女子も読めるエロで良い!

更新:2021.11.27

『クズの本懐』や『君は淫らな僕の女王』など、かわいい女の子とちょっぴりエッチなラブコメが絶妙にうまい横槍メンゴには、代表作以外にも知る人ぞ知る名作があるんです。今回は、そんな横槍メンゴのエロラブコメ漫画を4作ご紹介します。

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エロかわいい女の子を描く女性漫画家、横槍メンゴ

横槍メンゴは、三重県出身の漫画家であり、WEB上では「ヨリ」というハンドルネームを使用してイラストレーターとしても活躍しています。

2009年に「マガジン・ウォー」で成人向けの漫画『真剣☆Hゼミ』が掲載され、デビューしました。

絵柄は非常にキレイで、特に女の子は繊細なタッチで描かれ、ふわふわした可愛らしいヒロインが多数登場します。また、成人向け漫画が好きだそうで、横槍メンゴといえば「エロ可愛い描写」と言っても過言ではないでしょう。そのエロ要素や、男ゴコロをくすぐる描写から著者本人は男性と思われがちですが、実は女性なんです。

デビュー後も精力的に漫画執筆をつづけ、『はるわか』や『君は淫らな僕の女王』、『クズの本懐』といったヒット作を生み出し話題を集めています。

4位:双子の美少女が悶える!横槍メンゴのエッチなラブコメ『はるわか』

横槍メンゴの連載デビュー作である『はるわか』は、2010年から2012年まで「COMICすもも」にて連載されました。ちょっぴりエッチなラブコメディとして人気を集めています。

主人公は春菜と若菜という双子の美少女高校生です。仲良し双子の悩みのタネは、同じ人を好きになってしまうこと。この冒頭から、王道のラブコメ展開が予想されるでしょう。

しかし、そこはやはり横槍メンゴ、双子が好きになった男子はイケメン高校生にして「現役エロ漫画家」という異色の経歴の持ち主という、斬新すぎる設定をもってくるあたり、脱帽するしかありません。

著者
横槍 メンゴ
出版日
2011-08-11

前日あんまり寝ていないからって、2人の女の子に告白されて2人に「うん」と答える小野君、女タラシかと思いきや、本人はいたって真面目なのです。どちらかを選ぶなんてできないので、3人で……という展開は、漫画でないとなかなかあり得ない、オイシイ展開ですね。

小野君の漫画のためのモデルを頼まれ、健気に従う春菜と若菜がとにかく可愛いのです。 対する小野君は、妄想が激しすぎ。エスカレートしていく小野君の要求に応えようとする春菜と若菜のエッチな姿に、悶えること必至です。「自分を選んでもらいたい」と奮闘する2人が繰り広げる恋愛バトルからも、目が離せません。

嫉妬したり悩んだり笑ったり、妄想したりしながら展開するラブエロコメディ漫画、気軽に楽しめるのでおすすめですよ。

3位:いちばんイイ時を、閉じ込めているんです『レトルトパウチ!』

深刻を極めた少子化により、政府が設立した「衿糸(えりいと)学園」を舞台に繰り広げられる、エロくておバカな展開が秀逸な『レトルトパウチ!』。性欲満載のドタバタ系学園エロコメディは、横槍メンゴの真骨頂です。

著者
横槍 メンゴ
出版日
2014-11-19

この学園では、テストで100点とるよりも、より多くセックスしたもん勝ち! 貞操観念なんてクソくらえ! そんなハチャメチャな設定になっています。

本来「衿糸学園」には、家柄の良い者同士が結婚して、より若いうちに良い遺伝子を残すために性行為を促すという方針があるのですが、その目的のせいで学園中のあちこちで毎日嬌声が聞こえるという、驚愕すべき世界が広がっています。

全編にわたってエロ要素満点のギャグ展開で進みますが、ほんのりと散りばめられた心の大切な部分や感情を描いたシーンにキュンと切なくなったり、共感できたり、恋愛漫画として純粋に楽しめる構成もさすがのひと言です。

学園唯一の童貞・清天我(きよし てんが)、処女四天王の1人・明星幸流(あけぼし さちる)は貞操を守れるのか? 最後まで目が離せません。

2位:エロ×幼馴染との純愛といえば『君は淫らな僕の女王』

岡本倫が原作を担当し、横槍メンゴが作画という異色のタッグによって、描かれる純愛系エロコメディが『君は淫らな僕の女王』です。当初、2012年に読み切りとして掲載され、のちに「ミラクルジャンプ」にて連載。2013年にコミックスが発売されたあとには、「週刊ヤングジャンプ」にて不定期連載がスタートしました。

名門私立高校を舞台に、家柄の違う幼馴染との純愛を描いたエロティックコメディ漫画です。

著者
横槍 メンゴ
出版日
2013-02-19

初恋の幼馴染を追いかけて名門私立高校へ入学した主人公・斉藤アキラの恋の行方も気になりますが、特筆すべきはやはりヒロイン・昴の可愛さ。 横槍メンゴの描く女の子はみな一様にふわふわと可愛らしいのですが、昴は格別の可愛さではないでしょうか。家柄も容姿も成績も完璧という、ハイスペックお嬢様(しかもツンデレ)とくれば、そりゃアキラも一途に想い続けるはずです。 

そんな家柄の違いに悩むアキラに射し込む光明が、「恋が叶うおまじない」なのです。「『裏の神様裏の神様言うとおりにします』って言ったあとにお願いごとをすると叶うんだって」と訊きつけたアキラが早速試しますと……まさかの展開が! 「おまじない」によって急接近することになる、2人の恋の行方を見守っていただきたいです。

「エロいラブコメ」というと、最終的にエロばかりが際立ってしまう傾向が多いですが、本作のうまいところは、あくまで幼馴染との純愛に焦点を当ててきれいにまとめているところです。2人が共に一途で健気なので、エロいシーンはたくさんあるのですが、なぜか清々しく、甘酸っぱくて爽やかな青春漫画のようにも楽しめますよ。

『君は淫らな僕の女王』については<『君は淫らな僕の女王』全巻の見所をネタバレ考察!岡本倫、横槍メンゴの共作>で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

1位:歪な純愛を描いた、横槍メンゴの代表作『クズの本懐』

『クズの本懐』は、「月刊ビッグガンガン」にて2012年から2017年に連載された横槍メンゴの代表作です。アニメ化、実写ドラマ化と映像メディアでも人気を博し、その内容や刺激的なエロさから話題を集めました。

主人公・安楽岡花火とその彼氏・粟屋麦は、付き合ってはいるけれど、お互いに別の好きな人がいるのです。その事実は2人とも承知済み。平たく言えば「セックスフレンド」な関係を構築しているのです。

主人公をはじめ、「クズ」だ……と思える人物がたくさん登場し、彼らが人間関係を築きながら展開していく日常を描いた物語になっています。

著者
横槍 メンゴ
出版日
2013-02-19

美男美女の理想のカップル、安楽岡花火と粟屋麦には、2人だけの秘密があった……というミステリアスな冒頭からストーリーに引き込まれていきます。

好きな人に好きな人がいること、というのは切なく苦しいことです。好きになったら、相手にも好かれたいというのが本音ですよね。報われない想いというのは、時に妄執となってしまうのかしら?と思わせるダークな表現にあふれた本作。

「興味のない人から向けられる好意ほど、気持ちの悪いものってないでしょう?」(『クズの本懐』より引用)なんて、グサリと人を突き刺すセリフを平然と伝える花火の黒さがたまりませんよね。

花火と麦は、お互いに別に好きな人がいて、だからこそ付き合っているという共依存関係は歪極まりないです。しかし、そこに執念ともいえる強い想いや人間が持つ心の暗い部分が垣間見えた瞬間に、それがとてもリアルな感情であることにきっと驚くはずです。青春時代のドロッとした感情や、どうにもならないもどかしさといった感情の機微が巧みに表現されているから、より現実的な描写に感じるのかもしれません。

もちろん、横槍メンゴの作品らしくエロ要素もたっぷり詰まっていますので、ご安心を。

人間の黒い部分がこれでもかと描かれています。だけど甘くて酸っぱい青春、そして何よりエロくて可愛い世界に、ぜひ触れてみてください。

エロ満載だけど、エロいだけじゃない横槍メンゴの作品は特に女性に読んでほしいものばかりです。絵柄がとてもかわいく、初見でも抵抗なく物語に入り込みやすいので、今回紹介したもののうち、興味を引かれる作品があったなら、ぜひ手に取ってみてください。きっとお気に入りの作品に出会えるはずですよ。

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