数々の映画やテレビドラマに出演してきた石原さとみ。それぞれの時代によって変化する「理想の女性」を体現してきた彼女は、多くの人を惹きつける魅力を持っています。彼女に憧れて、髪形やメイクをマネする女性ファンも多くいるようです。 この記事では石原さとみの演じた役柄と作品について一覧で紹介します。
石原さとみは1986年12月24日生まれ、33歳(2020年7月現在)の女優です。 2002年、第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン『ピュアガール2002』にてグランプリを受賞し、本格的に女優として活動を始めました。
自分を「原石」であるとして、その文字を逆さにした「石原」を名字に、「聡明で美しくありたい」という意味で「聡美」という名前をひらがな表記にしたことが芸名「石原さとみ」の由来だといいます。「名は体を表す」と言いますが、まさに彼女の女優としての自信と目標が表れているようですね。
2003年から映画やテレビドラマに出演し、朝ドラ『てるてる家族』ではヒロイン・岩田冬子に抜擢されました。着々と知名度を上げ、大河ドラマ『義経』では静御前役も演じています。
美しいアーチ型の眉毛や肉感的な唇が色っぽさとかわいさを感じさせ、ORICON NEWSの「女性が選ぶ『なりたい顔』ランキング」では毎年上位に食い込んでいる石原。役柄によってガラリと変わる彼女の髪形やメイクを真似しようとチェックするファンも多く、女性の憧れの存在となっているのです。
なぜ石原さとみはこんなにも多くの女性の憧れとなっているのでしょうか。そこには、単なる美貌だけではない彼女の魅力が関係しています。
デビュー当初は明るく、周りから愛される女の子を演じることの多かった石原。しかし年齢を重ねるにつれて、彼女が担う役柄は徐々に変化してきました。 女性が社会で活躍する場が増え、特に2010年代前半は社会人としての役割と女性らしさをあわせ持つ、「理想の女性」像となる役柄が増えたのです。
そして、2018年のテレビドラマ『アンナチュラル』や『高嶺の花』では「理想の女性」像がさらにアップデート。それまでの「男性や世間に愛されることを目指したかわいらしさ」よりも「安易に男性に媚びず、対等に渡り合う凛々しさ」を持った女性を体現しました。
こうして、移り行く時代に合った「理想の女性」像を演じる姿が多くの女性の心を掴み、「彼女のようになりたい」と思わせる魅力になっているのではないでしょうか。
石原はテレビドラマや映画・舞台では、できるだけメイクは自分でおこなっています。役柄によってメイクが大きく異なるのも、彼女が「この役柄はどういう人物か」を考えてメイクを研究しているからなのだそうです。こうした役作りの緻密さも、彼女が表す「理想の女性」を形作る重要な要素になっているのでしょう。
石原のデビュー15周年と30歳を記念した写真集『encourage』では、キューバの地で見せたのびのびとした表情だけでなく、役柄によって異なるメイクの解説コーナーも収録されています。彼女にあこがれるファンにはまさに必見の1冊です。
- 著者
- ["石原 さとみ", "伊藤 彰紀"]
- 出版日
石原が演じる主人公・月島ももは、華道の名門「月島流」の長女として生まれました。美貌と才能に恵まれた彼女でしたが、結婚式当日に恋人の裏切りが発覚し、破談になってしまいます。 すっかり自信を失くしたももが出会ったのは、商店街で自転車屋を営む風間直人。家柄も財力も何も持っていないけれど、素朴で優しい直人に惹かれ、ももは恋に落ちるのですが……。
名門の令嬢として然るべき場では育ちのよさを感じさせるももですが、直人や商店街の人たちの前では自由奔放な笑顔が可愛らしいです。一方で、華道家としての迷いに苦悩する姿や、プライドを持って凛とたたずむ姿など、さまざまな側面を持っています。
直人を振り回しながらも、月島流の跡取りを巡る周りの策謀に巻き込まれていく彼女は、最後に自分が望む幸せを手に入れられるのか。結末まで見逃せない展開が続きます。
では、次からは映画やテレビドラマなど、出演作品のうち、原作付きのものを中心に詳しくご紹介していきます。
刑務所での服役を終えて家族のもとへ帰って来た五代謙三と、その孫娘の心の交流を描いた小説です。石原は孫娘の珠子を演じ、本作が彼女の初出演の映画となりました。
謙三は珠子をいじめから救ったり、地上げ屋を追い返したり、その男気あふれる姿が頼もしくかっこいい人物です。読み進めていくほど、彼の気風の良さに珠子も読者も惹かれていくでしょう。
一方で、珠子の両親に温泉旅行をプレゼントしたり、珠子を豪華なパーティーに招待したり、その羽振りの良さが不思議です。また、町の人たちからの人望も厚い謙三が、なぜ刑務所に入ることになったのかという疑問も浮かんできます。こうした彼の謎な部分も、読者の興味をそそり、最後まで目が離せません。
結末は少し切ないですが、どこまでもブレない謙三の生きざまに清々しい気持ちになれるでしょう。
- 著者
- 康隆, 筒井
- 出版日
石原さとみが演じる主人公・ワラこと騎馬笑美子は高校2年生。両親が離婚したことで心が荒んでいました。ある日、彼女が病院の屋上で出会ったのは、不思議な少年・ディノ。彼が屋上のフェンスに包帯を巻きつけると、不思議とワラの心はやわらぎます。その後、この「手当て」に感激したワラの友人が中心となって「包帯クラブ」が結成されるのです。
目には見えない心の傷に、包帯を巻くというのは、一見奇妙にも思えます。しかし傷が見えないからこそ、包帯という目に見える形にすることで他者と痛みを分かち合い、自らの問題と向き合うことができるのです。包帯クラブの活動には、そんな優しさと前向きな気持ちが表れています。
他人から見たら大したことではないかもしれない、けれど自分にとっては深刻な悩みや痛みというのは、読者を含めた誰しもが多かれ少なかれ抱えているのではないでしょうか。胸の内に抱えたわだかまりと向き合うヒントと勇気をもらえる作品です。
- 著者
- 天童 荒太
- 出版日
- 2013-06-10
太宰治の代表作の1つであり、太宰自身の人生を反映した自伝的な小説だと言われています。主人公・大庭葉蔵は幼いころから人のことが理解できずにいました。それでも人に愛されたいという気持ちから「道化」を演じ、そしてそんな自分の本心を誰かに見破られることを恐れて生きています。
石原が演じている良子は人を疑うことを知らず、「信頼の天才」とも称される無垢な女性。葉蔵は、自分とは正反対な彼女に惹かれ、内縁の夫婦となって人生に希望を感じ始めるのですが……。
葉蔵が感じている人間への恐怖や道化を演じようとする心理は、決して彼だけの特別なものではなく、共感できる読者も多いのではないでしょうか。そんな彼の人生を、最後まで見届けたくなる作品です。
原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。
<5分でわかる『人間失格』!出てくる男女がヤバい?!【あらすじと名言】>
- 著者
- 太宰 治
- 出版日
- 1990-11-20
時給11万2000円という目を疑うような求人に応募した12人が連れてこられたのは、「暗鬼館」という地下施設。そして、参加者同士で殺し合う7日間の「実験」が始まります。 3日目の朝、早くも最初の死者が発見され、参加者たちは疑心暗鬼に陥っていきます。
主人公の視点を通して、読者も一緒に推理を楽しみながら読めるでしょう。また、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を思い起こさせるネイティブアメリカンの人形が置いてあったり、参加者たちに配布されている凶器にも有名なミステリー作品のタイトルが添えられるなどのオマージュ要素もあり、ミステリー好きにはたまらない作品です。
石原は実験の参加者の1人・関水美夜役で出演しています。
- 著者
- 米澤 穂信
- 出版日
- 2010-06-10
お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐が執筆した小説。映画の脚本・監督も品川が務めています。
主人公・飛夫は売れないお笑い芸人。相方にコンビを解散され、やけになっていた彼は、ひょんなことから不良・鬼塚龍平と出会います。飛夫と龍平は新コンビ「ドラゴンフライ」を結成し、お笑いの世界へ挑んでいくのですが……。
芸人としての成功を夢見る飛夫と、喧嘩ばかりで将来の夢がない龍平。正反対の2人は、漫才に打ち込みながら、それぞれに成長していきます。物語を通じて、「人は変われる」「失敗してもやり直せる」というメッセージを感じられるでしょう。何か新しいことに挑戦する勇気をもらえる作品です。
石原さとみは飛夫の恋人・ 由美子役。1度は飛夫に別れを告げられますが、一途に彼を想い続け、支えてくれる健気な女性です。
- 著者
- 品川 ヒロシ
- 出版日
宮沢賢治の代表作でもある童話です。狩猟の途中、森で迷ってしまった2人の裕福な若者が辿り着いたのは「山猫軒」というレストランでした。入店すると、ドアには「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください」というメッセージが。その後も2人はいくつものドアを通過していくのですが、そのたびに奇妙な指示が書いてあり……。
店の中を進んでいくごとに不穏さが増していき、最後の扉の前では「注文の多い料理店」という言葉の真意に驚かされます。富裕階級の人間を風刺するユーモアと、幻想的な世界観が特徴的な作品です。
映画『BUNGO〜ささやかな欲望〜』では、2人の若者が不倫している男女カップルに変更されています。石原さとみはその片方・藤子として登場。どうやって別れ話を切り出そうか悩んでいる女性です。
- 著者
- 宮沢 賢治
- 出版日
- 1990-05-29
過去に闇金の取り立てで職を失い、自らも借金取りとして働かされていた武沢竹夫。彼は良心の呵責から警察に情報を持ち込み、闇金業者を逮捕に追い込みましたが、その復讐を恐れて逃げ隠れする生活を送っていました。詐欺師で生計を立てていた武沢は、偶然出会った同業者・入川鉄巳の腕前に惚れ込み、コンビで仕事を始めるのですが……。
武沢を含め、複雑な過去をもつ人物が多く登場します。石原が演じる河合やひろもその1人で、妹のまひろとともに武沢たちの家に転がり込むことに。彼らが身を寄せ合うように暮らし始める展開にはあたたかさも感じますが、平和な暮らしは長くは続きません。
かつての闇金業者の影が忍び寄るなか、武沢たちはどうやって危機を乗り越えていくのでしょうか。先の読めない展開にハラハラさせられ、予想もつかない結末に驚かされることでしょう。
- 著者
- 道尾 秀介
- 出版日
- 2011-07-15
人間を食べてしまう巨人から逃れるため、人々が巨大な壁の内側で暮らしている世界が舞台です。主人公・エレンが「調査兵団」の仲間たちとともに、巨人の脅威と謎に立ち向かっていきます。
巨人とはどういう存在なのか、彼らの目的は何なのか、読み進めていくほどに謎が深まり、目が離せなくなっていくでしょう。また、この世界特有の「立体機動装置」を用いたアクロバティックな戦闘シーンも見応えがあります。
石原さとみが演じるハンジは、巨人の研究をしているマッドサイエンティストで、調査兵団のなかでも変わり者です。キャスト発表時は、女性として可愛らしいイメージが強かった石原が演じることに不安を抱くファンもいましたが、映画が公開されると「素晴らしいハマり役だ」と賞賛の声が上がりました。
原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください 。
<漫画『進撃の巨人』主人公エレンの寿命は残りわずか?【ネタバレ注意】>
- 著者
- 諫山 創
- 出版日
- 2010-03-17
安土桃山時代の「天正伊賀の乱」をモチーフにした小説で、織田信雄の軍勢と伊賀忍者たちとの戦いが描かれています。
主人公・無門は腕の優れた伊賀忍者。しかし怠け者で、いつも女房の尻に敷かれている情けない一面もあります。石原は、無門の女房・お国役です。
相手の裏をかく策略や超人的な体術など、忍者ならではといえる登場人物たちの活躍が本作の見所。特にアクションシーンは文章から映像が浮かんでくるような臨場感が楽しめるでしょう。
一方で、お金にばかり執着し、卑怯なことも厭わない伊賀忍者たちは「人でなし」として描かれています。この人でなしの一員である無門が、物語を通してどう変わっていくかにも注目です。
- 著者
- 和田 竜
- 出版日
- 2011-02-26
大石内蔵助を中心とする47人の浪士が、主人・浅野内匠頭の遺恨を晴らすため、吉良上野介の邸に討ち入りをした事件として有名な忠臣蔵。 赤穂藩の取り潰しから、浪士たちが討ち入りを果たすまでの収支を記した資料を用いて、歴史学者である山本博文が事件を経済的な側面から分析したのが本書です。
蔵助が残した決算書を読み解いていくと、彼が最初は討ち入りよりも御家再興を目指していたこと、討ち入りの日程には経済的なひっ迫も関係していたことなどが推察できます。新たな切り口からの解釈を興味深く感じられるでしょう。
映画『決算!忠臣蔵』では、大石内蔵助と勘定方・矢頭長助が経済状況に頭を抱える様子がコミカルに描かれています。石原は、浅野内匠頭の妻・瑤泉院役として出演。彼女の結婚時の持参金も、彼らの重要な資金となりました。
原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。
<『「忠臣蔵」の決算書』の面白さが分かる4つの解説!映画化の原作をネタバレ>
- 著者
- 山本博文
- 出版日
- 2012-11-01
主人公・天童純は中学生の男の子。鬼と人とが争い合う平安時代にタイムスリップしてしまいます。鬼と戦う使命を与えられた純ですが、鬼の娘・水葉と出会って考えが変わっていき……。
純の冒険がどうなっていくのか、ワクワクしながら読み進められます。自分は何と戦うべきなのか、自ら考えて決断し、成長していく純の姿も見どころです。戦いの結末がどうなるのか、最後まで目が離せません。
古事記や日本書紀に記されているアイテムやキャラクターも登場するので、日本神話が好きな人はより楽しめるでしょう。
石原は純と親しくなる鬼の娘・水葉の声を担当しています。
- 著者
- 高田 崇史
- 出版日
ここからはテレビドラマの原作を紹介していきます。
主人公・巌谷澄麗は新聞社で働くキャリアウーマン。ある日、自宅の前に捨てられていたダンボールに青年が入っているのを見つけ、保護します。行く当てがないという彼を、なんとペットとして家に置くことに。
澄麗は青年にモモという名前を与えて世話をし、モモもペットとして彼女を癒す存在になるのが微笑ましいです。飼い主とペットでありながら、2人が互いに異性として惹かれていく様子もドキドキします。一方で、澄麗が他の男性と交際を始めるなど、人間関係がどうなっていくのか、続きが気になる展開です。
石原が演じる澁澤ルミは、じつはモモの元恋人。過去を知る彼女が、現在の澄麗とモモにどう関わっていくかも注目ポイントです。
原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。
<『きみはペット』は永遠に大人女子を癒す名作漫画だ!【ネタバレ注意】>
- 著者
- 小川 彌生
- 出版日
- 2000-12-13
著者の妻とその家族をモデルにした小説です。戦後復興期の大阪で暮らす夫婦・春男と照子、そして4人の娘たち。石原が演じる4姉妹の末娘・冬子の視点から、明るく元気な母親と家族の姿が描かれています。
肝っ玉母ちゃん・照子の生き生きとしたエネルギーに惹き寄せられ、楽しく読み進められるでしょう。また、姉妹たちもスケート選手や歌手としての才能を目覚めさせていき、夢を追いかける姿が眩しく感じられます。
時にはスケート選手の長女が遠征先で倒れたり、父親の浮気が発覚したりといった事件も起こり、家族がどうやって困難を乗り越えていくのかも見どころ。
連続テレビ小説『てるてる家族』としてテレビドラマ化されました。笑いあり、涙ありの家族愛に心があたたまる作品です。
- 著者
- なかにし 礼
- 出版日
ツッパリ高校生・ヒロシとトオルの、喧嘩や恋に明け暮れる日常が描かれています。
ひょうきんで軟派なヒロシと、硬派で短気なトオルの絶妙な掛け合いとコンビネーションが面白く感じられるでしょう。
不良同士の抗争ではハラハラするようなアクションが楽しめ、一方ではくだらない日常ギャグに思わず吹き出してしまうことも。ヤンキー漫画の面白さが詰まった作品です。
石原は優しくしっかり者のヒロイン・泉今日子役で出演。ヒロシとトオルに想いを寄せられながら、時にはトラブルに巻き込まれてしまいます。
- 著者
- きうち かずひろ
- 出版日
比呂と英雄という2人のヒーロー、ひかりと春華という2人のヒロイン、4人の交錯する恋模様と青春を描いた漫画です。
比呂は肘の怪我から野球を諦め、野球部のない高校に入学していましたが、その後それが誤診だったことが明らかに。石原が演じる古賀春華の後押しもあり、野球部の立ち上げから甲子園を目指します。弱小高校から甲子園を目指し、ライバルと対決するという、スポーツものとしても熱い展開です。
比呂は、自分の幼馴染であり、英雄の彼女でもあるひかりに恋心を抱いています。そして、そんな比呂に春華は想いを寄せていて……。4人の恋の結末がどうなるか、最後まで予測できません。野球と恋、それぞれの勝負の行方はぜひご自身の目で見届けてください。
原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。
<名作漫画『H2』の面白さを考察して見えてきたの6つポイント!ネタバレ注意>
- 著者
- あだち 充
- 出版日
1985年8月に起きた「日本航空123便墜落事故」を、報道陣の視点から描いた小説。北関東新聞社に勤める主人公・悠木が、新聞社内での軋轢に葛藤しながら、報道の在り方や人の生命について向き合っていきます。
事故について直接の描写はありませんが、現場に赴いた記者の鬼気迫る様子などから、その凄惨さが推察でき、ゾッとするでしょう。
しかしそれ以上に、スクープをものにしようという記者たちの野心や、社内の派閥争いなど、大変な事故を目の前にしてなお、自らの欲望のために動く人間がいることに恐ろしさを感じます。
石原は、新聞の読者投稿欄に載せる文章を悠木のもとへ持ってくる望月彩子を演じています。彼女の投稿文は、人の生死の報道の仕方について新聞社に問題提起する内容でした。その内容を掲載するか否か、覚悟を決めた悠木の言葉には胸が熱くなるでしょう。
- 著者
- 横山 秀夫
- 出版日
石原が演じる主人公・美空あおいは、ある事件が原因で救急救命センターからあかね市民病院(テレビドラマ版では桜川病院)へ異動することに。しかし、新たな環境で頑張ろうという矢先に、先輩看護師に「この病院ヤバいから」と忠告されます。
この病院では、患者よりも利益を優先する医者、セクハラする医者、実力が伴わない医者などなど、多くの問題が山積みだったのです。
実際の医療の現場でも「あるある」な問題やトラブルも描かれているので、医療に詳しくない読者はリアルな現場を知ることができ、医療関係者は大いに共感できる部分も多いでしょう。
時には困難に見舞われながらも、明るく一生懸命に患者たちと向き合っていくあおいの姿に胸を打たれ、彼女の頑張りを応援したくなる作品です。
- 著者
- こしの りょう
- 出版日
辻口夫妻の娘・ルリ子が誘拐の末に殺害される事件から物語が始まります。
娘が殺された時、妻の夏枝は不倫相手と逢引き中でした。夫・啓造は妻への復讐として、ルリ子を殺した犯人の娘を極秘に引き取り、養女として育てることに。 石原はこうして辻口家に引き取られた娘・陽子役で出演しています。
登場人物のほとんどが何かしらの悪意や罪を抱えており、読んでいてあまり気持ちのいいものではないかもしれません。しかし、それゆえに彼らがどんな結末を辿るのかが気になり、読み進めてしまうでしょう。
美しく成長した陽子は、自分が本当は殺人犯の子供だと知った時、何を思うのでしょうか。まさかの結末には登場人物たちも読者も驚かされます。
- 著者
- 三浦 綾子
- 出版日
- 2012-06-22
ケータイ小説ジャンルの第一人者であるYoshiの作品。読者から寄せられたメッセージをもとにして書かれた物語を、オムニバス形式で綴っています。心の傷や悩みを抱えた女性たちが、出会いや別れを通じて自身の問題と向き合い、前に進んでいく姿が描かれており、1つひとつの物語が読者に希望をもたらしてくれるでしょう。
石原は、2007年版テレビドラマ第1夜「衝動」の主人公・吉村ユリ役で出演。彼女は生きている意味を見つけられず、ビルの屋上から飛び降りることばかり考えていましたが、ある男性との出会いが彼女を変えることになります。
本作は石原さとみのほかに戸田恵梨香や加藤ローサといった話題の女優陣を主役にテレビドラマ化されました。前年に放送された第1弾は、深夜の放送にも関わらず、高視聴率をマークしました。
- 著者
- Yoshi
- 出版日
作者であるさくらももこの少女時代をモデルにしたコメディ漫画。小学3年生のまる子を中心に、家族やクラスメートとの生活を描いています。
単なる作者の思い出だけでなく「こういう家族が良かった」という理想や、漫画的な誇張も混ぜられており、個性的なキャラクターたちが織りなす愉快な日常を楽しめるでしょう。
素朴な絵柄からほのぼのとしたイメージを抱きますが、その可愛らしさで毒の含まれたユーモアやシュールな笑いを描いているのも本作の魅力です。
実写ドラマでは、「ピンポンパン」というテレビ番組のショーが開催された際に、そのショーに出演するおねえさん役として石原が登場しました。 失敗に落ち込むおねえさんを、まる子が励まそうと奮闘する姿が微笑ましいエピソードです。
原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。
<漫画『ちびまる子ちゃん』に関する6の事実!不朽の名作が面白い!名言多数!>
- 著者
- さくらももこ
- 出版日
明治19年の天長節(11月3日)、外国との社交の場として建てられた洋館・鹿鳴館を舞台にした戯曲です。
影山朝子は、石原演じる大徳寺顕子からの相談で、清原久雄が父親・清原永之輔の暗殺を企てていることを知ります。
久雄は、じつは永之輔と朝子の間に生まれた子でした。朝子は息子の凶行を止めようと動くのですが、永之輔暗殺計画の黒幕は意外な人物で……。
当時の外交や民権運動など、政治に関わる思惑と、男女の愛憎、親子の情などがからまり合うなかでくり広げられる駆け引きにハラハラします。
登場人物たちの詩的なセリフの美しさも見どころ。言葉の美しさが物語の悲壮感をより際立てています。
- 著者
- 三島 由紀夫
- 出版日
- 1984-12-24
高身長がコンプレックスの主人公・ミチコ。ひょんなことからファッションショーでモデルと間違えられ、ステージに上がることに……。ステージで大勢から視線を浴びたことにショックを受けたミチコでしたが、このままの自分ではいけないと決意し、本当のモデルになろうと立ち上がります。
ヤサグレていたミチコが、コンプレックスであった高身長を武器にモデルになろうと決意し、新たな道へ踏み出していく姿を応援したくなるでしょう。
その道は決して簡単なものではなく、時にはトラブルに見舞われながらも、さまざまな出会いに支えられてミチコは努力を積み重ねていきます。自分を変えるため、夢を叶えるために頑張るミチコの姿に眩しさを感じる作品です。
テレビドラマでは映画『フライング☆ラビッツ』と連動企画がおこなわれ、石原は『フライング☆ラビッツ』の主人公・早瀬ゆかりとして『ウォーキン☆バタフライ』に出演しました。
- 著者
- Tamaki, Chihiro
- 出版日
小学校時代からの幼馴染みである76歳の男女6人が、「誰が1番長生きするか」で賭けを始めます。冗談のようなノリで始まった賭けでしたが、メンバーの1人が急死したこともあり、仲間たちはそれぞれに自分の老いと遠くない死、そして残された人生の生き方と向き合っていくのです。
人間は誰もが老いていき、いつかは死を迎えます。いつか来るその時までに自分たちは何ができるのか、どう生きるのか、老人たちの生きざまから考えさせられる作品です。
ある時、競争に参加している老人の1人・聡のもとに、石原が演じる山田エリという女性が転がり込んできます。 彼女もある秘密を抱えていて、聡たちの「長生き競争」に参加することに。祖父と孫ほど歳の離れた2人が心を通わせるところも見どころです。
- 著者
- 黒野 伸一
- 出版日
「こち亀」の愛称で親しまれている本作は、葛飾区亀有公園前の交番に勤務する主人公・両津勘吉と、その周囲の人々が活躍するギャグ漫画です。
両津は警察官らしからぬ型破りなキャラクターで、お酒やギャンブル、お金儲けが大好き。すぐ調子に乗って失敗するところなどは呆れてしまいますが、憎めない明るさを持っています。どうしようもない遊び人に見えて、時折ハッとするような説得力のあるセリフも言うので油断できません。
また、長期間連載されていたこともあり、その時の世相や社会問題・時事ネタも取り入れたネタも多く登場します。作品全体を通して世の中の移り変わりを感じられるところも面白いところ。
テレビドラマ第2話で、両津は駄菓子屋のおばあさん・モエコの代わりに店番をした際に、なぜか昭和30年代にタイムスリップしてしまいます。石原が演じる若い頃のモエコに、ときめきを感じてしまう両津ですが……時を超えた恋とその結末が面白いエピソードです。
- 著者
- 秋本 治
- 出版日
デパート勤務の課長・椿山和昭は、気が付くと冥土の世界にいました。突然死したのです。 しかし多くの心残りがある彼は、「初七日」の間だけ現世に戻ることを決意します。
現世に戻った椿山は、生前とはまったく異なる美女の姿をしており、誰も彼の正体には気づきません。この現世に戻った椿山の美女の姿を石原が演じており、「外見は美女、中身はおじさん」というギャップが面白く感じられるでしょう。
現世に戻った椿山は、家族や職場の様子を見に行くのですが、そこで生前では知り得なかった事実を知ることになります。そして、椿山とともに現世へ戻ったヤクザの武田と小学生の雄一、3人が意外な形で現世で関わっていく展開にも驚きです。
死後と現世の世界がユーモアたっぷりに描かれており、笑って泣いて、楽しむことができるでしょう。
- 著者
- 浅田 次郎
- 出版日
弁護士の成田誠は、自身が勤める弁護士事務所で二ノ宮徹の死体を発見。通報する間も無く何者かに襲われて気を失った成田は、気がつくと事件の犯人として指名手配されていました。自身の無実を晴らすため、逃亡生活を送りながら手がかりを探します。
主人公が指名手配されてしまうという驚きの展開に、序盤から引き込まれるでしょう。また、逃亡中にもかかわらず、成田がその法律知識を活かして困っている人を助けていく姿も見どころです。
石原は殺された徹の娘・二ノ宮絵美役で登場。初めは成田を疑っていましたが、彼の無実の可能性も視野に入れ、真相究明に協力してくれます。
- 著者
- ["高田 優", "剛 英城"]
- 出版日
石原が演じる小田霧響子は、世間では霊能力で事件を解決することで有名な人物。しかし彼女には本当は霊能力などなく、抜群の推理力で真実を見破っているのです。
ミステリアスな雰囲気を感じさせる衣装や、額に飾った宝石を指差して「見えました」という決めポーズ。いかにも霊能者らしい振る舞いをしながら、それらの全てが「嘘」であるところが面白いです。
また、事件を解決する際には犯人を追い詰めることはなく、自首を促したり、誰も傷つかないよう響子が導いていくところも本作の魅力。人情もののようなあたたかさに優しい気持ちになれるでしょう。
- 著者
- 甲斐谷 忍
- 出版日
明治維新から日露戦争の勝利まで、日本の近代国家としての歩みを描いた作品です。物語の中心は陸軍の騎兵部隊で活躍した秋山好古と、その弟で海軍の参謀・秋山真之、そして真之の親友で俳人として名を馳せた正岡子規の3人。
小説としてのフィクションもありますが、当時の日本の情勢が詳しく描かれており、歴史物として興味深く読むことができるでしょう。そして、生き生きとした描写から登場人物たちにも愛着が湧いていきます。激動の時代を生きた3人の活躍が胸に刺さる作品です。
石原は秋山真之の妻・季子を演じています。夫役を演じた本木雅弘から演技を絶賛され、感動のあまり泣いてしまったそう。戦争に駆り出された夫の帰りを待つ妻の感情を大切に演じています。
- 著者
- 司馬 遼太郎
- 出版日
- 1999-01-10
石原は主人公・氷室夕紀役です。中学生の時、大動脈瘤切除の手術で父親を亡くした彼女は、研修医として働いていました。じつは、その研修先の医師・西園こそが父親の手術の執刀医。夕紀は父の死が西園のミスによるものではないかと疑っており、その真相をつかもうとしていたのです。
そんなとき、「医療ミスを公表しなければ病院を爆破する」という脅迫状が届き……。
物語を追っていくと、夕紀の父と西園の更なる因縁が明らかになっていき、夕紀も読者も疑いの気持ちが強くなっていくでしょう。
医療ミスの真偽と爆破予告の脅迫状、2つの謎がからみ合っていく展開からも目が離せません。過去の真相が明らかになるとき、彼らがその胸に抱く「使命」の重みが感じられるでしょう。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
まじめで堅物な古田は、娘の塩子が妻子ある男と同棲しようとしていることを知って大激怒。2人を引き離そうと、相手の男・石沢のところへ乗り込んでいきます。しかし、そんな古田もじつは会社の部下への浮気心を抱えていて……。
自分とは正反対な石沢のことを、古田はタイトルどおり「蛇蠍(だかつ)のごとく」嫌っているのですが、物語が進むにつれて友情のようなものが芽生えていきます。古田と石沢のそれぞれの妻が仲良く会話していくところなども意外な面白さがあります。
不倫や浮気というテーマを扱ってはいますが、コメディタッチで描かれているので重苦しくなりすぎず、楽しく読むことができるでしょう。
向田邦子の没後30年を迎えたのを機に、舞台設定を現代に移してテレビドラマ化されました。石原さとみは23歳のOLである、娘の塩子を演じています。
- 著者
- 向田 邦子
- 出版日
主人公・矢野布美子が起こした殺傷事件について、彼女を取材したルポライター・鳥飼が振り返るという形で描かれた小説です。
石原が演じる矢野布美子は、大学助教授の片瀬信太郎とその妻・雛子と知り合い、2人に憧れを抱きますが、彼らの倒錯した関係に巻き込まれ、3人で恋愛関係になっていきます。美しい文章に惹き込まれ、歪んだ3人の関係が美しく見えてくるので不思議です。
布美子が凶行に及んだことが最初に明示されているので、なぜ彼女が事件を起こすに至ったのかも気になり、どんどん読み進めてしまうでしょう。
- 著者
- 小池 真理子
- 出版日
- 2002-12-25
「加賀恭一郎」シリーズ第2作目であるミステリー小説です。
あるバレエ団に侵入した男が、頭を殴られて死亡するという事件が発生。しかし、男がなぜバレエ団に侵入したのかが分からず、捜査は行き詰ります。そして今度はバレエ団員が殺害されてしまうのです。2つの事件には何か繋がりがあるのでしょうか……。
謎を追っていくとバレエ団と男の僅かな共通点が見つかります。これが過去の秘密に繋がっていくので、ストーリーから目が離せません。犯人が明らかになるとき、読者はその意外性に驚かされるでしょう。
石原が演じているのはバレエ団のメンバー・浅岡未緒です。主人公の加賀は、舞台を見て彼女に恋をしてしまいます。事件の真相だけでなく、彼らの恋の行方も気になる見どころです。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
主人公・爽太には、高校の時から片思いの女性がいました。チョコレート好きな彼女のためにショコラティエになることを決意し、フランスで修行を積んだ爽太でしたが、帰国すると彼女はすでに他の男性と結婚しており……。
フラれても好きな気持ちを諦められない爽太の一途さや、恋愛のうまくいかないもどかしさ、そして不倫の恋というドロドロの人間関係など。甘さと苦さが絶妙に混ざり合う、まさにチョコレートのような物語です。
石原は爽太の片思いの相手・紗絵子役。可愛らしい見た目で男性を翻弄する小悪魔的な女性ですが、結婚してからは夫のDVに悩まされ、精神的にも肉体的にも追い詰められていきます。
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- 著者
- 水城 せとな
- 出版日
- 2009-01-09
石原が演じるのは海外生活を夢見る英会話講師・桜庭潤子。しかし、祖母の紹介でお見合いした相手は、憧れの海外生活とは正反対の職である僧侶・星川高嶺。ひょんなことから潤子は高嶺と肉体関係を持ってしまい、彼は潤子に対してストーカーと思えるほどの執着を見せます。
さらに大学時代の同級生・三嶋や、英会話教室の生徒で女装男子のユキなど、潤子に好意を抱く男性が次々と登場。空前のモテ期に彼女がどんな選択をするのか、続きが気になって読み進めてしまうでしょう。
また、潤子の同僚の毛利まさこや山淵百絵など、周りのキャラクターたちの恋模様も変化していくので見逃せません。さまざまな想いと打算が交錯する、大人の恋を楽しめる作品です。石原さとみの衣装が毎回可愛くて真似したいと、OL女子を中心に人気にもなりました。
- 著者
- 相原 実貴
- 出版日
- 2010-06-25
石原さとみが演じる主人公・河野悦子は、ファッション雑誌の編集者に憧れながら、出版社の校閲部で仕事をしています。校閲とは、原稿の誤字脱字・表記の誤りや矛盾がないかをチェックする仕事です。
物語を通して校閲の仕事について知ることができます。また、悦子が校閲の能力を活かしてちょっとした謎を解決していく要素も楽しく読めるでしょう。
一方、モデルと作家を兼業しているイケメン・折原幸人に、悦子がときめいているところも可愛い見どころです。
最初は校閲の業務に文句タラタラだった悦子ですが、仕事や折原との出会いを通じて「校閲も悪くない」と思えるようになっていきます。彼女を通じて、読者も校閲という仕事に興味を惹かれていくでしょう。
- 著者
- 宮木 あや子
- 出版日
笑うのが苦手なウエイター・伊賀観は、黒須仮名子にスカウトされて新しくオープンするフレンチレストラン「ロワン ディシー」で働くことに。
駅からも遠く、墓地や葬儀屋に囲まれた立地最悪の店に集ったスタッフたちは、元牛丼屋の店長、勤めた店がことごとく潰れるシェフ、元銀行員で資格マニアのソムリエなど、個性的な人物ばかり。
そして、そんなクセの強いスタッフたちをも振り回すわがままワンマンオーナーが、石原が演じる仮名子です。
彼女の突きつける無理難題や引き起こすトラブルに翻弄されながらも、なんとか店を切り盛りしていくスタッフたちのドタバタは見ていて楽しいです。
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<佐々木倫子『Heaven?』の見所全巻ネタバレ紹介!ドラマ化漫画が面白い>
- 著者
- 佐々木 倫子
- 出版日
医療の現場を薬剤師の視点から描いた作品です。薬剤師というと、医師からの処方箋に沿った薬を提供する仕事のイメージが強いですが、彼らの役割はそれだけではありません。処方箋の内容が適切かどうかを検証する、最後の砦の役割を担っているのです。
石原が演じる理想に燃える主人公・みどりの奮闘を通じて、彼らの仕事ぶりを知ることができます。薬剤師から見た医療現場という視点も新鮮です。
みどりは鋭い観察眼で患者の異変を見抜き、医師からの処方箋に疑問を投げかけていきます。テキパキ仕事ができるというよりは、すこし鈍くさいタイプのみどりですが、患者一人ひとりと向き合い、親身になって接する姿を応援したくなるでしょう。
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- 著者
- 荒井ママレ
- 出版日
- 2020-04-01
【映画】
『船を降りたら彼女の島』(2003年)
『わたしのグランパ』(2003年) 原作『わたしのグランパ』
『Jam Films S すべり台』(2005年)
『北の零年』(2005年)
『包帯クラブ』(2007年) 原作『包帯クラブ』
『銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜』(2008年)
『フライング☆ラビッツ』(2008年)
『人間失格』(2010年) 原作『人間失格』
『座頭市 THE LAST』(2010年)
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(2010年) 原作『インシテミル』
『漫才ギャング』(2011年) 原作『漫才ギャング』
『月光ノ仮面』(2012年)
『貞子3D』(2012年)
『BUNGO〜ささやかな欲望〜 注文の多い料理店』(2012年) 原作『注文の多い料理店』
『カラスの親指』(2012年) 原作『カラスの親指 by rule of CROW´s thumb』
『貞子3D2』(2013年)
『MONSTERZ モンスターズ』(2014年)
『幕末高校生』(2014年)
『風に立つライオン』(2015年)
『進撃の巨人』(2015年) 原作『進撃の巨人』
『シン・ゴジラ』(2016年)
『忍びの国』(2017年) 原作『忍びの国』
『決算! 忠臣蔵』(2019年) 原作『「忠臣蔵」の決算書』
【劇場アニメ】
『モンスターハウス』(2007年)
『シナモン the movie』(2007年)
『鬼神伝』(2011年) 原作『鬼神伝』
『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム・白き英雄 レシラム』(2011年)
【テレビドラマ】
『窓を開けたら』(2003年)
『きみはペット』(2003年) 原作『きみはペット』
『連続テレビ小説 てるてる家族』(2003年) 原作『てるてる坊主の照子さん』
『天国への応援歌 チアーズ〜チアリーディングにかけた青春〜』(2004年)
『BE-BOP-HIGHSCHOOL』(2004年) 原作『ビー・バップ・ハイスクール』
『BE-BOP-HIGHSCHOOL2』(2005年)
『WATER BOYS2 』(2004年)
『H2〜君といた日々』(2005年) 原作『H2』
『大河ドラマ 義経』(2005年)
『赤い疑惑』(2005年)
『怪談スペシャル 契り』(2005年)
『クライマーズ・ハイ』(2005年) 原作『クライマーズ・ハイ』
『Ns'あおい』(2006年) 原作『Ns'あおい』
『Ns'あおいスペシャル 桜川病院最悪の日』(2006年)
『DRAMA COMPLEX 手の上のシャボン玉』(2006年)
『氷点』(2006年) 原作『氷点』
『 翼の折れた天使たち第一夜「衝動」』(2007年) 原作『 翼の折れた天使たち』
『花嫁とパパ』(2007年)
『世にも奇妙な物語 秋の特別編「未来同窓会」』(2007年)
『世にも奇妙な物語 '13秋の特別編「仮婚」』(2013年)
『恋のから騒ぎ〜Love Stories IV〜「声が震える女」』(2007年)
『まるまるちびまる子ちゃん 第26回「まる子、ピンポンパンを踊る」』(2007年) 原作『ちびまる子ちゃん』
『鹿鳴館』(2008年) 原作『鹿鳴館』
『パズル』(2008年)
『ウォーキン☆バタフライ 第1話、第10話』(2008年) 原作『Walkin` Butterfly』
『長生き競争!』(2008年) 原作『長生き競争!』
『ヴォイス〜命なき者の声〜』(2009年)
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(2009年) 原作『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
『左目探偵EYE〈単発スペシャル〉』(2009年)
『左目探偵EYE〈連続ドラマ版〉』(2010年)
『裸の大将 火の国・熊本篇〜女心が噴火するので〜』(2009年)
『椿山課長の七日間』(2009年) 原作『椿山課長の七日間』
『大仏開眼』(2010年)
『逃亡弁護士』(2010年) 原作『逃亡弁護士 成田誠』
『霊能力者 小田霧響子の嘘』(2010年) 原作『霊能力者 小田霧響子の嘘』
『坂の上の雲 第2部・第3部』(2010年) 原作『坂の上の雲』
『ブルドクター』(2011年)
『使命と魂のリミット』(2011年) 原作『使命と魂のリミット』
『蛇蝎のごとく』(2012年) 原作『蛇蝎のごとく』
『リッチマン、プアウーマン』(2012年)
『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』(2013年)
『ラッキーセブン スペシャル』(2013年)
『恋』(2013年) 原作『恋』
『新春ドラマスペシャル “新参者”加賀恭一郎「眠りの森」』(2014年) 原作『眠りの森』
『失恋ショコラティエ』(2014年) 原作『失恋ショコラティエ』
『ほんとにあった怖い話 15周年スペシャル「S銅山の女」』(2014年)
『ディア・シスター』(2014年)
『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(2015年) 原作『5時から9時まで』
『戦艦武蔵』(2016年)
『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(2016年) 原作『校閲ガール』
『地味にスゴイ!DX 校閲ガール・河野悦子』(2017年)
『アンナチュラル』(2018年)
『高嶺の花』(2018年)
『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』(2019年) 原作『Heaven? 』
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(2020年) 原作『アンサング・シンデレラ 』
こうして振り返ると石原さとみが演じる女性像が徐々に変化してきたことを感じられます。原作を読みこんだうえで映像作品を見てみると、石原が自身で研究したメイクという側面からも、役柄の解釈に理解が深まるかもしれません。ぜひ一度目を通してみてください。