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ひかわきょうこのおすすめ漫画ランキングベスト5!名作『彼方から』作者

更新:2017.4.18 作成:2017.4.18

名作『彼方から』で有名な、ひかわきょうこ。他にもおすすめな作品がたくさん。1979年のデビュー作「千津美と藤臣君」シリーズをはじめ、今読みたい少女漫画を5つご紹介します。心温まるストーリーが目白押し!

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心温まるストーリーと真っ直ぐな主人公たちが魅力のひかわきょうこ

ひかわきょうこは、1957年生まれ、大阪出身の漫画家です。1979年「LaLa」にて「千津美と藤臣君」シリーズの1作目となる『秋風ゆれて』でデビュー。強面だけれど実はかなり優しいというイケメンが登場し、読み手を虜にしました。

『彼方から』や『お伽もよう綾にしき』の印象でファンタジー要素の強い作品が多いように思うかもしれませんが、初期は普通の女子高生の恋愛ストーリーがメインでした。作品ごとのテイストは異なりますが、どの作品にも共通する、ひかわきょうこの魅力はやはり「ひたむきな主人公の姿」。

どの作品も、少しドジだったり、地味だったり、どこにでもいるような印象の主人公が登場します。しかしどの主人公も根性があり、真っ直ぐ。その姿に勇気づけられたという読者も多いのではないでしょうか。

5位:昔も今も変わらない王道のイケメン像

両親を亡くし、姉に育てられた主人公・千津美と、強面でぶっきら棒な藤臣のラブストーリーです。千津美は姉と暮らしていましたが、その姉も結婚し家を出ていくことに。ある日、新婚旅行のお土産として姉からもらった大事な帽子を風にあおられ、失くしてしまいます。

数日後、なんと帽子を持ってきてくれたのは校内で有名な「迫力の人」藤臣。お礼を言うため、藤臣を探す千津美は不良に絡まれてしまい……?
著者
ひかわ きょうこ
出版日
ドジな女の子を助けるハイスペックな王子様という感じの王道ラブストーリー。とにかく藤臣は読者からの人気が高く、イケメンで剣道部の副主将で運動神経抜群という文句なしの設定。さりげない優しさと大胆さで、女子の心を鷲掴みにしました。

「千津美と藤臣君」シリーズ6編が1冊になったのが『春を待つころ』です。1979年から始まった「千津美と藤臣君」シリーズは、ひかわきょうこのデビュー作『秋風ゆれて』から始まりました。2017年の現在からなんと38年前の漫画です。

一見ぶっきら棒なイケメンが実は優しかった……!そんな展開は昔も今も変わらず、きゅんきゅんする展開だったんですね。レトロな雰囲気の絵やストーリー、時代を感じさせるセリフ今読むと斬新で面白いです。

4位:女子高生の日常を描いた

主人公はしっかり者の女子高生・友美。不思議ちゃんな友達・楓と武闘派な友達・千賀との掛け合いを描いた作品です。女子高生の何気ない日常を描いており、ほっこりとした気持ちにさせてくれます。

友美が想いを寄せているのは、クラスメイトの沢田。しかし、沢田には別に片思いの相手が……!友達として応援する友美ですが、やはり本音は……。彼女たちの恋模様はいかに。
著者
ひかわ きょうこ
出版日
『彼方から』の大ヒットでSFのイメージが強いひかわきょうこですが、実は『彼方から』の前に連載していたのがこの『女の子は余裕!』です。女同士の友情と何気ない学校でのやり取りが描かれており、リラックスして読める作品です。

読んでいると、こんな友達いたな~、こんな親友が欲しかったな~、と懐かしい思いに。これを機に、卒業アルバムや卒業文集を見直すのも良いかもしれません。読者からの支持が厚かったイケメン先輩・男鹿の言動にも注目してみてくださいね。

ファンタジー展開は無いものの、ひかわきょうこの温かさや主人公の性格の良さが際立つ作品です。少しほろ苦な展開もありますが、後味の良いストーリーで読み終わった後は心がほっこり温かくなります。

3位:9歳の年の差をどう埋める?

西部劇のようなストーリー『荒野の天使ども』の続編として描かれた物語です。お転婆で男勝りな子供だった主人公・ミリアムも9年の歳月を経て美しい娘へと成長します。そして、兄のように慕っていたダグラスへ徐々に恋心を募らせていくことに。

ある日、ミリアムは友人の結婚式に参列するため街を出るのですが、帰る途中事件に巻き込まれてしまいます。行方不明となってしまったミリアムを探すべく街を出たダグラスが目にしたのは、記憶を失ったミリアムの姿でした。
著者
ひかわ きょうこ
出版日
事件後、記憶を失ったにも関わらず「記憶を失う前 この人のこと 好きだったんじゃないかしら」と自分の過去の恋心に気づくミリアム。このシーンは多くの読者の心を掴んだのではないでしょうか。切なく、不器用で純粋な愛情が心に響きます。

男勝りで素直に恋心を伝えられないミリアムと、子供として可愛がってきた女の子からの好意に戸惑うダグラスの恋は上手くいくのか?確かに9歳の年の差があり、しかも赤ちゃんの頃から知っているとなれば、なかなか恋には発展しにくいもの。素直になれなかったり、相手を思うからこそ避けてしまったり……なかなか進展しない恋にドキドキされっぱなしです。

2位:ひかわきょうこの代表作!異世界へ迷い込んだ女子高生の運命は?

ごく普通の女子高生典子はここ数日、不思議な世界の夢を見ていました。友達にからかわれますが、その夢には何か意味があると信じていた典子は、ある日の下校時、最近ニュースでもちきりの連続爆破事件に巻き込まれてしまいます。

爆風で飛ばされた典子はその拍子で異世界へ。言葉も文化も違う異世界で出会ったのは旅の途中の戦士・イザーク。彼の探す物と、この世界で起きている争いの原因はなんと典子と深い関係が……!?
著者
ひかわ きょうこ
出版日
2004年に星雲賞を受賞した、ひかわきょうこの代表作です。少し間抜けな女子高生・典子が主人公のSF作品。作者の体調不良もあり、完結までに12年の歳月がかかりました。

しっかりとした異世界の設定が読者を物語の世界へと引き込みます。そしてストーリー構成だけでなく、異言語・異文化に対応すべく奮闘する典子の姿や、心の読みずらいイザークが見せる優しさなど、登場人物が魅力的なことも『彼方から』が大ヒットした理由です。

世界の破滅を引き起こすとされる「目覚め」と「天上鬼」を探す二人がたどり着いたのは、自身が「それ」だったという切ない真実。運命に抗う二人、そして惹かれ合う二人の結末は……?切なくも温かなストーリーが読者の心を揺さぶります。

1位:平安時代が舞台のファンタジー

昔々のお話、まだ武士や殿様がいた室町時代のお話です。主人公・鈴音(すず)は、ごく普通の女の子でごく普通の毎日を過ごしていましたが、普通ではないところが一つ。幼い頃からもののけに好かれるという変わった性質を持っていました。

鈴音は父親代わりに慕っていた新九郎(ととさま)から、もののけを消す術を学びます。平凡ながらも幸せに暮らしていた鈴音ですが、ある日新九朗が妖術師との対決に向かい、そのまま行方不明に。時は流れて10年後のある日、山中で鈴音は今までにない強力なもののけと遭遇してしまい……!?
著者
ひかわきょうこ
出版日
2015-07-15
『お伽もよう綾にしき』は「おとぎもよう あやにしき」と読みます。もののけが出てきたり、時空を超え鈴音と新九朗が再会したりと、ファンタジー要素の強い作品です。少しドジだけれど、前向きな鈴音の姿に心が温まります。

時代背景が室町時代なので、歴史ものが好きな方にもおすすめです。そして何より魅力的なのが鈴音のひたむきで根性のある姿。器用でも飛びぬけた美人でもない鈴音ですが、明るく一生懸命な姿に読み手は励まされます。

消えた新九朗の行方も気になる事ところですが、新九朗から授かった笛によって呼び出される不思議な味方達も個性豊かな見た目と性格で楽しませてくれます。人と人、そしてもののけとの温かな関わりをどうぞ見守ってみてください。

女子高生の何気ない日常を描いた作品から、異世界へと迷い込むSF作品まで、ひかわきょうこの幅広い才能を是非味わってみてください。1979年から愛され続ける漫画家の描く作品たちは、やはり心に響くものがあります。親子でも楽しめる、数々の至極のストーリーです!