速水もこみちの実写化した映画・テレビドラマの役柄を原作と照合!【出演作品一覧】

更新:2021.11.29

高い身長に甘いマスクで多くの視聴者を虜にしてきた速水もこみち。料理上手でも知られており幅広い年齢層から注目を集めています。俳優としてのキャリアも長く、数多くのテレビドラマや映画に出演しています。こちらの記事では、原作付きの作品を中心にご紹介。速水もこみちが演じた役柄や、作品について解説していきます。

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速水もこみちのプロフィールを紹介!『ごくせん』に朝ドラ、大河ドラマも

まずは基本的なプロフィールからご紹介していきましょう。

速水もこみちは、1984年8月10日生まれ、2020年7月現在で35歳です。特徴的な名前ですが、実は芸名なのは名字の方。「もこみち」は本名ですが、まっすぐという意味を持つスペイン語「moco(モコ)」に「道」を組み合わせて、父親が名付けたのだとか。真っすぐな道を進んでほしいという願いが込められています。

身長186㎝という高身長。顔立ちからハーフだと思われている方も多いようですが、実はクォーター。父親は日本人ですが、母親が日本人とフィリピン人のハーフなのだそうです。兄姉弟の4人兄弟で、弟は表尚希という芸名でタレント活動を行っていました。

中学生時代はサッカー部に所属。区の大会で優勝した経験もあるほどのサッカー少年でしたが、東京都立玉川高校在学中にスカウトされモデルとして芸能界デビューをします。卒業後は東京都立大学へ進学しました。

学業の傍ら芸能活動も盛んで、2002年テレビドラマ『逮捕しちゃうぞ』で俳優デビュー。テレビドラマ『ごくせん』出演がきっかけでブレイクしました。2006年映画『ラフ ROUGH』で長澤まさみとともに初主演し、演技が高く評価され日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞します。同年『レガッタ〜君といた永遠〜』でテレビドラマ初主演を果たしました。

順調にキャリアを積み重ね、連続テレビ小説『純と愛』や大河ドラマ『軍師官兵衛』にも出演し、存在感を示しました。また、長い間愛されている「内田康夫サスペンス浅見光彦」シリーズの主人公、3代目浅見光彦役に抜擢。2013年から2016年に放送された32作から35作まで浅見光彦を演じています。

2019年、女優の平山あやとの結婚を発表しました。『働きマン』や、『ごくせん THE MOVIE』など共演回数が多い様子。共演をきっかけに交際へと発展したようです。

速水もこみちの特技といえば料理です。2011年4月から2019年3月まで朝の情報番組『ZIP!』内で料理コーナーを持つなど、様々な場所で披露してきました。料理を始めたのは、両親が共働きだったことがきっかけのひとつ。兄に料理が作れる男はモテる、といわれたことも手伝って、小学生の頃から台所に立っていました。

オリーブオイルを使った料理を多数披露しイメージが定着していますが、それだけではありません。鰹節や加工食品の製造を主に行っている株式会社「にんべん」のアンバサダーを務めており、共同開発した「だしとスパイスの魔法」シリーズが発売され、好評を博しています。また、2019年6月から自身のYouTubeチャンネル「M’s TABLE」を開設し、話題となりました。

演技も料理も、エンターテインメント!速水もこみちの魅力

こちらでは速水もこみちの魅力を語っていきましょう。速水もこみちの魅力といえば、やはり抜群のルックスでしょうか。彫りが深く甘い顔立ちに高い身長という恵まれた容姿は、人々を惹きつけます。もちろん武器ではありますが、それだけではありません。

速水もこみち最大の魅力は、芸能活動をする上でのスタンスにあります。俳優業だけでなく、得意の料理を生かして情報番組やバラエティ番組に出演するなど、幅広く活動していますが、どっちつかずというわけではありません。それぞれの活動にきちんと向き合い、全力で取り組んでいることは、出演作品や番組数の多さからも察することができるでしょう。

俳優や料理研究家と、肩書はたくさんあります。それは行動の基本が、見ている人を喜ばせたい、楽しませたいという気持ちだから。それらが達成できるのであれば、手段や形にこだわりはないのです。だから俳優業以外でも活動するし、テレビだけでなく動画配信なども行っています。

人を楽しませたいという、自身の確固たるスタンスがあるからこそ、様々な活動をしているのに一本筋が通っていると感じられるのでしょう。「速水もこみち」という存在が1つのエンタメであり魅力であるからこそ多くの人が惹きつけられるのです。

人を楽しませたいという気持ちは料理にも表れています。速水もこみち渾身のレシピは、作ることでその思いを感じ取ることができるでしょう。お家時間を楽しく過ごす一助としてもおすすめです。

著者
速水 もこみち
出版日

【ライターおすすめ】速水もこみちが1番輝く『軍師官兵衛』

 

ライターがおすすめする速水もこみち出演作品は、2014年に放送されたNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』です。本作は戦国時代から江戸初期にかけて活躍した黒田官兵衛を主人公とし、生涯を描いていく物語。脚本を前川洋一が担当、主演となる黒田官兵衛役を岡田准一が務めました。

黒田家には個性的な家臣が大勢おり、速水もこみちはそのなかの1人である母里太兵衛を演じています。母里は口下手で粗暴な一面がありましたが、ある出来事をきっかけに仲間や兄弟を大事にする武者に成長。やがて官兵衛から息子である長政の守役を指名されるようになります。

速水もこみちにとって、初めてとなる大河ドラマであり、数少ない歴史ドラマとなった本作。母里が豪快な性格で槍の名手という、男らしい役柄。槍を振り回している場面も多く、動きはとても豪快で、高い身長や鍛えられた肉体が男らしさに拍車をかけます

また、官兵衛に一途に付き従う愚直さや素直さも持っており、ちょっと可愛らしいと感じる部分も。愛すべき母里のキャラクターを真摯に演じており、料理をしているイメージで定着している視聴者の方は特に印象が変わるのではないでしょうか。

母里太兵衛といえば民謡『黒田節』の歌詞にもなった有名なエピソードがあります。家中でも有数の大酒呑みである母里が、豊臣秀吉の家臣である福島正則との酒飲み対決を制して名槍「日本号」を与えられます。ドラマ内でもこのエピソードが描かれ、見せ場の1つ。酒豪を演じる速水もこみちをご堪能ください。

 

現実にはそうそうお目にかかれない個性の強い人物でもすんなり役として馴染んでしまうのは、速水もこみちの特性なのでしょう。続いて納得の配役と頷くこと間違いなし、ここからは、速水もこみちの出演作品のうち、原作付きの作品を詳しくご紹介していきます。

 

 

【映画原作】映画初出演の速水もこみち『仮面ライダー』(2003年)

特撮テレビドラマのシリーズとしてもお馴染みの『仮面ライダー』。毎年違った舞台で、様々な特性を持ったライダーが誕生しています。そもそもはテレビドラマの企画を、放送に先駆けて漫画化されたもので、石ノ森章太郎らしく主人公の苦悩や葛藤、社会風刺も盛り込まれた内容になりました。

原作は、世界征服を目論む秘密結社、ショッカーによってバッタ人間にされた主人公、本郷猛が「仮面ライダー」として戦っていくという物語。今回ご紹介するのは、「平成ライダー」シリーズ第4作となる『仮面ライダー555』の劇場版『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』です。『555』は、主人公の乾巧と木場勇治が、敵であるオルフェノクと人類の未来を巡って戦っていく姿を描いています。 

劇場版はテレビシリーズとは違うパラレルワールドを舞台としており、未視聴でもわかるつくりになっているのが嬉しいところ。速水もこみちは白いバンダナが特徴の人民解放軍のリーダー、水原を演じました。劇場版オリジナルキャラクターですが、出番が多く主人公たちとの絡みも多め。映画初出演作らしい初々しさを堪能できます。

著者
["井上 敏樹", "石ノ森 章太郎"]
出版日

【映画原作】水着姿の速水もこみちを堪能!『ラフ』(2006年)

スポーツと青春ラブコメというジャンルにおいて、もはやレジェンドといっても過言ではない漫画家あだち充。野球漫画というイメージが強い作者ですが、他のスポーツをメインとした作品も多数執筆しています。

『ラフ』は、埼玉県の私立高校の水泳部を舞台とした作品。同じ水泳部に所属し、実家は和菓子屋というライバル関係の幼馴染、大和圭介と二ノ宮亜美の恋模様を描いていきます。

圭介と恋のライバルにもなる中西弘樹は競泳選手ですが、亜美は飛び込みの選手というのが大きなポイント。水泳競技の違いを知るきっかけにもなります。映画『ラフ ROUGH』では、原作とは違った人物配置となっており、映画オリジナルキャラクターが多数登場。また、結末の描かれ方に変化があります。

速水もこみちは主人公、大和圭介役で出演しました。水泳作品ということもあり、水着シーンが多いのはファンとしては嬉しいところ。華やかな女性陣の中にあっても見劣りせず、肉体美に引き寄せられます。

著者
あだち 充
出版日

【映画原作】浮世離れした御曹司警察官『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(2011年)

秋本治の漫画作品『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、義理人情には厚いがおよそ警察官らしからぬ常識と、人間離れした体力と生命力を持つ両津勘吉を主人公とした日常コメディ漫画です。『こち亀』の愛称で知られており、全200巻という「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス記録にも認定されました。

両津が様々な騒動を巻き起こす本作、その時の流行やマニアックな蘊蓄を満載したりと、取り上げる題材は多岐にわたります。メディアミクスが盛んな作品でもあり、2009年に香取慎吾主演でテレビドラマ化されました。ドラマでは原作で登場するエピソードを取り入れつつ、ドラマならではのストーリーが展開されます。

『こち亀』連載35周年を記念して制作されたのが、『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!』。ドラマ版のキャストがそのまま出演しました。コメディが主体ですが、誘拐事件が発生するなどハードボイルドやシリアスな要素も盛り込んだ、エンタメ色がより強い作品になっています。

速水もこみちは、テレビドラマ・劇場版ともに中川圭一を演じています。中川は両津と同じ派出所に勤務する警察官ですが、実家は大財閥という御曹司。スマートで両津に振り回される常識人風ですが、御曹司らしく浮世離れしたところもあるキャラクターです。漫画での中川自身がスタイルのよいイケメンキャラなので、立ち姿はまさにキャラクターそのもの。特注である黄色の制服もなんなく着こなしており、スタイルの良さが際立ちます。

著者
秋本 治
出版日

【映画原作】ベンツオタクの運転手に『海月姫』(2014年)

本来ポップカルチャー愛好者をオタクと称してきましたが、昨今では何らかの分野に熱中している人をオタクと称するようになってきました。東村アキコの漫画作品『海月姫』は、様々な残念オタク女子が登場するラブコメディ作品。くらげオタクの主人公、倉下月海ら住人たちが、住んでいるアパートの取り壊しを阻止すべくおしゃれ男子、鯉淵蔵之介とファッションブランドを立ち上げ奮闘していきます。

月海をはじめとしたアパートの住人たちは何らかのオタクなのですが、自身らを「尼~ず」と称するなど、女子であることをほぼ捨てているような状態。磨けば光るを地でいくけれども、性格的には残念な尼~ずたちのシンデレラストーリーとしても楽しむことができます。

複数メディアミクスされていますが、速水もこみちは2014年公開の映画版に、花森よしお役で出演しました。花森は、鯉渕家の運転手をしており、蔵之介の異母兄である修の幼馴染でもあります。ポーカーフェイスで車を溺愛するという風変わりな役柄ですが、存在感は抜群。ベンツに対する愛情を感じてください。

キャラクターの個性の強さが本作最大の魅力。尼~ずをはじめとした登場キャラクターの奇行をもっと堪能したいという方は、こちらの記事もご覧ください。

漫画『海月姫』の登場人物の魅力を最終回までネタバレ紹介!【ドラマ化】

著者
東村 アキコ
出版日
2009-03-13

【映画原作】作品全体を見守る大人な店長『となりの怪物くん』(2018年)

ろびこ『となりの怪物くん』は、不器用な2人を主人公とした学園青春ラブコメディ作品です。主人公、水谷雫は、優秀な成績をとることにしか興味を示さない、冷静で淡泊な性格をしている少女です。雫はある日、隣の席だからという理由で、入学早々流血事件を起こして停学し不登校になっていた吉田春の元へプリントを届けに行き、懐かれてしまうのでした。

雫と春を中心とした物語ですが、登場人物が個性的なところも本作の魅力です。それぞれの友人となる夏目あさ子や佐々原宗平は、自分も友達になりたくなってしまいます。また、ハルのライバルである山口賢二と雫との掛け合いは必見です。映画はやや誇張した表現はあるものの、原作に沿った内容になっています。

速水もこみちはバッティングセンターの店長、みっちゃんこと三沢満善役を演じました。ハルの保護者的存在ですが、作品全体でも保護者ポジション。外見は少々チャラいですが、随所で大人の大らかさと余裕を見せました。

風変わりな恋と友情が展開されていく本作、展開や結末が気になるという方はこちらの記事もご覧ください。

漫画『となりの怪物くん』のキャラ、最終回までの見所を全巻ネタバレ紹介!

著者
ろびこ
出版日

【映画原作】ガンバレルーヤよしこが主人公!『Bの戦場』(2019年)

容姿は千差万別。ひとつの個性としてとらえられますが、人の価値観によって美醜が論じられてしまうのは致し方ないのかもしれません。ゆきた志旗『Bの戦場』は、自他ともに認める「絶世のブス」であるウエディングプランナー、北條香澄が主人公。香澄の勤める会社に、超ハイスペックながら風変わりな趣味を持つ上司、久世がやってきたことで、騒動が巻き起こります。 

ラブコメディでもあり、ウエディングプランナーを主人公としたお仕事小説でもある本作。知られざる苦労や楽しみを知ることができます。映画は原作に沿って展開され、撮影場所も原作と同じさいたま新都心のホテルで行われました。より、原作に近いイメージで見ることができます。

速水もこみちは久世役で出演、眉目秀麗かつ高学歴ながら、B専というクセのある役柄です。ブスを連呼するという場面がありますが、愛ゆえなのでご了承を。どこか変態じみたところのある久世ですが、美形な面とのバランスが保たれており、目の保養と笑いを両立させてくれます。

著者
["ゆきた 志旗", "伊東 フミ"]
出版日

続いてテレビドラマ出演作のうち、原作のある作品をご紹介していきましょう。

【テレビドラマ原作】速水もこみちのデビュー作『逮捕しちゃうぞ』(2002年)

続いてテレビドラマ出演作のうち、原作のある作品をご紹介していきましょう。『逮捕しちゃうぞ』は、『ああ女神様っ!』や数々のゲームでキャラクターデザインを手掛ける人気漫画家、藤島康介の作品です。

墨東署交通課に所属する女性警察官、辻本夏実と小早川美幸が、様々な騒動を巻き起こしていきます。藤島康介自身がオートバイファンということもあり、メカニックの話題が多いのも特徴。また、カーチェイスなどのカーアクションの描写も迫力満点です。
 

豪快な夏実と冷静沈着な美幸の名物女性警察官コンビが活躍する本作、ドラマでは原作とはまた違ったストーリー展開になっており、実写ならではの主人公コンビを堪能することができます。速水もこみちは、佐伯もこみち役で出演しました。作中に登場する小橋モーター社の社長の家に居候する青年で、少々近寄り難い雰囲気。デビュー作ということもあり、初々しさが際立ちます。

著者
藤島 康介
出版日

【テレビドラマ原作】児童文学ながら意外な展開『おれがあいつであいつがおれで』(2002年)

男女の身体が入れ替わってしまう、性転換ものというジャンルがありますが、最初期の作品のひとつともいえるのが、山中恒の児童文学作品『おれがあいつであいつがおれで』です。

主人公は小学6年生の斉藤一夫。ある日学校に、斉藤一美という少女が転校してきます。一美は一夫と幼稚園が一緒で、当時の秘密をバラされてしまいよいことがありません。一夫はちょっと脅かしてやろうと、「身代わり地蔵」の前で一美に体当たりをします。すると、2人の身体は入れ替わってしまうのでした。

児童文学と侮っていると、思わぬ展開に驚くことでしょう。どんな年代の人が読んでも、色あせない魅力が詰まっています。実は有名映画作品の原作にもなっている本作、『モーニング娘。サスペンスドラマスペシャル『おれがあいつであいつがおれで』の原作作品でもあります。

テレビドラマは原作を同じくする大林宣彦監督作品の映画『転校生』の設定をアレンジした内容になっており、年齢も小学生ではなく高校生に変更されました。速水もこみちは一美の片想い相手、山本弘役で出演しました。目立った活躍はありませんが、女の子の憧れという納得感があります。

著者
["山中 恒", "杉基 イクラ"]
出版日

【テレビドラマ原作】紆余曲折あったヤンキー先生の実話『不良少年の夢』『ヤンキー母校に生きる』(2003年)

現在は政治家として活動している作者、義家弘介の自伝が『不良少年の夢』と『ヤンキー母校に生きる』です。複雑な家庭環境で育った義家弘介は、高校に入学後2学期ごろから徐々に不登校になり、やがて非行に走るようになります。紆余曲折あり、中退者や不登校者を受け入れている北星学園余市高校に入学し卒業、オートバイの事故を起こしたとき、恩師の言葉をきっかけに教師の道を進むことを決意します。

HBCが制作し2003年に放送されたドキュメンタリー番組『ヤンキー母校に帰る』および『ヤンキー母校に生きる』と2冊の自伝は互いを補い合うような関係。テレビドラマ『ヤンキー母校に帰る』の制作において、どちらも欠かすことができない要素になっています。テレビドラマでは実名は使用されておらず、あくまでもフィクションとして作られています。

速水もこみちは、主人公・吉森真也が副担任を務める3年C組の隣のクラス、B組の生徒二戸秀雄を演じています。クラスは同じではないのですが、秀雄は寮生。第6話が寮内での事件をとりあげるので、そちらでちょい悪な姿を見ることができます。

著者
義家 弘介
出版日
著者
義家 弘介
出版日

【テレビドラマ原作】速水もこみちが料理人を目指して『ホットマン』(2003年)

きたがわ翔の漫画作品『ホットマン』は、ちょっと特殊な家族の形を描いたホームドラマです。主人公の降矢円造は中学校の美術教師。元々不良でしたが、1人娘の七海がアトピー性皮膚炎を患っており、自身の生活態度が原因だと猛省した円造は更生し、教師として真面目に働くようになりました。円造には父親の違う弟妹が4人おり、様々な問題に直面しながらも、彼らとともに賑やかな毎日が過ぎていきます。

家族間の絆や成長だけでなく、それぞれ兄弟にスポットを当てた話があるのがポイント。特にしっかり者の長女志麻には試練が多く、切なくなります。

速水もこみちは、『ホットマン '04春スペシャル』に佐伯尚幸役で出演しました。尚幸は志麻の年下の恋人で、料理人を目指して修行中。衝撃的な展開を迎えるだけに、爽やか好青年っぷりが一層強く印象に残ります。

著者
きたがわ 翔
出版日

【テレビドラマ原作】お台場付近を舞台に描く『東京湾景』(2004年)

物語は想像の中で語られますが、自分が知っている場所が舞台となった作品は、より身近に迫ってくるように感じられます。吉田修一の小説作品『東京湾景』は、お台場近辺を舞台とした恋物語。お台場の大手石油会社に勤務するOL、平井美緒は出会い系サイトで品川埠頭の船積貨物倉庫で働く和田亮介と知り合います。互いに信じられない部分があるものの惹かれあい、やがて付き合い始めますが、美緒は亮介の過去の恋愛を知ってしまい、衝撃を受けるのでした。

恋愛に対する価値観が違う2人が、すれ違いながらも恋をしていきます。舞台がお台場ということもあり、りんかい線や東京モノレールなど、都内在住の方にはおなじみの公共交通機関が登場。日常の中に物語が入り込んだような気持ちを味わうことができます。

テレビドラマ『東京湾景 ―Destiny of Love―』は在日韓国人女性と日本人の青年の恋物語となっており、美緒の設定が大幅に変更。2人の恋には原作とはまた違った障害が立ちはだかります。速水もこみちは、亮介の同僚で同じ寮に住んでいる小山ヒロシ役で出演しました。イケメンですがお調子者なので、コミカルな演技が見所です。

著者
吉田 修一
出版日
2006-06-28

【テレビドラマ原作】速水もこみちの出世作は第2シリーズ『ごくせん』(2005年)

様々な経歴を持った教師が存在しますが、森本梢子の漫画作品『ごくせん』の主人公、ヤンクミこと山口久美子ほど特殊な経歴や背景を持った教師は存在しないのではないでしょうか。黒髪のおさげに眼鏡と一見容姿は地味ですが、実は任侠集団「黒田一家」の三代目組長、黒田龍一郎の孫娘。問題児ばかりの白金学院2年4組の担任となって騒動に巻き込まれますが、持ち前の腕っぷしの強さと教師としての情熱で問題に立ち向かっていく姿がコミカルに描かれています。

テレビドラマの第1シリーズが仲間由紀恵主演で2002年に放送され、大人気となったことは読者の皆様もご存じのことでしょう。第1シリーズは設定や一部名称に変更があっただけでほぼ原作に忠実でしたが、第2シリーズからは舞台も変わりドラマオリジナル要素が強くなっていきます。2005年放送の第2シリーズは、黒銀学院高校が舞台。速水もこみちは、久美子が担任を受け持つ3年D組の生徒、土屋光を演じました。土屋は喧嘩っ早く短気な性格。体格がよいので怒っているときや喧嘩のシーンは、高校生らしからぬ迫力があります。

2009年には劇場版『ごくせん THE MOVIE』が公開されました。2008年放送の第3シリーズの卒業スペシャルに登場した生徒がメインになります。シリーズ完結編となる物語なので、過去の久美子の卒業生たちも多数登場します。速水もこみち演じる土屋光もそのひとり。テレビ局のカメラマン助手として物語に関わってきます。少し大人になって荒々しさが抜けたため、ヤンチャ度は控えめ。ちょっとした演技の中に、土屋の成長が感じられます。

著者
森本 梢子
出版日

【テレビドラマ原作】ホラーありの切ない成長物語『雨と夢のあとに』(2005年)

幽霊が登場する物語が、全て恐怖を感じるわけではありません。柳美里『雨と夢のあとに』は、少し切なく哀しい少女の成長が描かれています。小学6年生の雨は写真家の父、朝晴と2人暮らし。朝晴は昆虫の写真を撮りに台湾に行きましたが、予定を過ぎても帰ってこず音信不通に。1人寂しく暮らしていた雨でしたが、10日後に朝晴が返ってきます。しかし、雨は朝晴の行動に違和感を覚えていくのでした。

雨の成長が中心ですが、ホラー要素がまったくないわけではありません。怖い話が苦手な方はご注意を。テレビドラマは雨が中学生になっているほか、ストーリー展開もドラマオリジナル要素が強めです。少し年齢を重ねたこともあり、雨の葛藤も小学生の時とは変化があり、年齢の違いを興味深く感じられるでしょう。

速水もこみちは、ライブハウス「ROOSTER」オーナー早川夫妻の息子で、弁護士志望の早川北斗を演じています。父親が朝晴の親友で、雨にとっても兄のような存在。優しい表情に面倒見の良さがにじみ出ています。

著者
柳 美里
出版日

【テレビドラマ原作】伊東美咲演じるエルメスの弟役『電車男』(2005年)

インターネットが普及したことで、まったく新しい切り口の作品が数多く生まれました。中野独人『電車男』は、ネット時代が生んだ作品の先駆けといえるでしょう。本作は匿名掲示板「2ちゃんねる」の独身男性版に書かれた、酔っ払いに絡まれていた女性を助けてお礼を言われた、という書き込みから始まります。彼女いない歴=年齢のアキバ系オタクである書き込み主=電車男が、掲示板に集まった人々の助言を頼りに、助けた女性(エルメス)と交流を深めていきます。

主に掲示板上でのやり取りを抜粋してまとめられているので、普通の小説とはまた違ったリアルタイムな臨場感を味わうことができるでしょう。自分も電車男を応援する1人になった気分を味わうことができます。

テレビドラマでは物語らしく掲示板の住人にもキャラクター付けがされていますが、基本的な流れは原作に沿って展開されます。速水もこみちはエルメスこと青山沙織の弟、青山啓介役で出演しました。姉を心配するイケメンな弟ポジション。掲示板についての誤解が多く、オタクからは一線を画した一般人の象徴的なところもあり、周囲と対比することもあってかよりイケメンさが際立ちます。

著者
中野 独人
出版日
2004-10-22

【テレビドラマ原作】黒川智花との再共演にニヤリ『てるてるあした』(2006年)

不思議なことが起こる街を舞台にした日常ミステリー、加納朋子『てるてるあした』は、少し切なくて優しい物語です。放蕩三昧の結果借金を抱え、両親が夜逃げをしたため高校進学をあきらめた主人公、照代。佐々良町に住む久代というおばあさんの家に預けられることになりました。ひとりぼっちの照代は、育った環境もありひねくれていて、素直になれません。しかし、久代や街の人とかかわりあっていく中で、少しずつ成長していきます。

本作は加納朋子『ささらさや』の続編的な作品で、同じ「佐々良町」が舞台となっています。穏やかな空気が流れる町での時間は、疲れた心を癒してくれます。テレビドラマは佐々良町を舞台としたシリーズ双方のエピソードを取り入れており、照代と『ささらさや』主人公のサヤ、双方の成長が描かれました。

速水もこみちは第10話に登場する謎の男を演じています。笹乃館に暮らす謎の多い男、五木の知人という立ち位置ですが、友情出演的ポジションの様子。照代役の黒川智花とは別作品でも繋がりがあるため、登場シーンでのやりとりに、ドラマファンは思わずにやりとするはずです。

著者
加納 朋子
出版日

【テレビドラマ原作】速水もこみちがボート競技に奮闘する主人公『レガッタ〜君といた永遠〜』(2006年)

原秀則の漫画作品『レガッタ~君といた永遠~』は、ボート競技を題材としています。大沢誠は陸上部で投擲競技の選手としてオリンピックを目指していましたが、自分が投げた槍が原因でボート部員が怪我をしてしまいます。ボート競技に転身した誠は、大学でライバルだった倉田健二とコンビを組んでインカレで優勝するなど、成績を伸ばしました。しかし、健二はボートの転覆事故に見舞われて死亡。誠も競技を離れてしまいます。

誠が苦悩しながら競技に復帰し、オリンピックを目指す様子をマネージャー小田切操との恋を絡めながら描いていきます。恋はもちろんですが、競技中のボートのスピード感が見所のひとつ。臨場感を味わうことができます。

原作では高校から始まっていますが、テレビドラマは大学生になってからがメイン。速水もこみちは主人公、大沢誠を演じました。相棒を失い、葛藤する姿が印象的。もちろんボートを漕ぐシーンも多いので、力強いオールさばきに注目です。

著者
[]
出版日

【テレビドラマ原作】速水もこみち主演で連続ドラマ化『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(2007年)

本屋大賞を受賞したリリー・フランキー『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』は、作者自身の半生をつづった自伝的小説です。九州の小倉で暮らしていたボクは、4歳になったある日オカンに連れられて家を出ることになりました。紆余曲折あり、築豊の炭鉱町にあるオカンの実家で成長していくことになります。

離婚したわけではない両親との不思議な関係、そしてボクと母親との強い絆が胸にしみる本作。オトンやオカンの何気ない言葉が心に残ります。映像化が多数展開されており、テレビドラマでも原作どおり、幼少期から成長を追っていく作りになっています。

また、原作では途中から登場する彼女が序盤から登場、ヒロインとして物語を盛り上げます。速水もこみちは主人公、中川雅也役で出演。母親想いの好青年というよりは等身大の若者という印象。髪も短く、泥臭さを感じるところが新鮮です。

著者
リリー・フランキー
出版日
2010-06-29

【テレビドラマ原作】No.1ホストの貫禄を見せた『女帝 SUPER QUEEN』(2007年)

夜の世界を描いた作品のなかでも、ホステスの一代記として金字塔ともいえる作品が倉科遼原作の『女帝』シリーズです。なかでも和気一作が作画を担当した『女帝 SUPER QUEEN』は、記念すべき第1作。主人公、熊本で母を亡くし濡れ衣を着せられた少女・立花彩香が、自分と母を捨てた父親と、人生を踏みにじったすべての人々に復讐するために、夜の世界で成りあがり、男たちの上に君臨する女帝を目指していきます。

人間通しの騙しあいや腹の探り合いがある一方、苛烈な生き方を選択した彩香の純愛などもあり、濃厚な人間ドラマが見所。どこかスポコンのような熱量もあり、生きる活力に満ちた人々の力強さに魅了されます。2007年に『女帝』のタイトルでドラマ化されました。

テレビドラマでは原作とは違った設定や展開になっている部分が多め。速水もこみちは第8話に登場する、白鳥タクヤ役で出演しました。新宿のホストクラブ「ゴージャス」のNo.1ホストという役柄なのですが、全身から漂う説得力。夜王の貫禄をお楽しみください。

原作はテレビドラマとはまた違った展開となっていきます。彩香がどのような人生を送るのか、気になるという方はこちらの記事もご覧ください。

漫画『女帝』が面白い!全24巻、彩香の激動の人生をネタバレ紹介!

著者
["倉科 遼", "和気 一作"]
出版日

【テレビドラマ原作】少しイラっとする新人社員を好演『働きマン』(2007年)

年々働き方は多様化し、自分に合った働き方を模索する時代になってきました。安野モヨコ『働きマン』は、仕事とは何か、働くとは一体どういうことなのかを問いかけてくる漫画作品です。

松方弘子は28歳、週刊誌の編集者として働いています。勝気で生真面目な性格で、ひとたび仕事となると、衣服はもちろんのこと寝食すらもおろそかになってしまう。そんな自他ともに認める「働きマン」な弘子が、壁にぶつかりながら奮闘していきます。

本作では「働きマン」と称されていますが、昨今の言葉で言うならば弘子の働き方は「社畜」といえるのではないでしょうか。働くことに対して敏感になっている今だからこそ、弘子の生きに感じることも多くなっているように思います。

速水もこみちは新人編集者、田中邦男役を演じています。失敗は多いがチャレンジ精神は旺盛、ただ根拠のない自信を持っているという、よくいる新人を絵に描いたような姿。ちょっとしたイラっと感を引き出す演技に注目です。

本作には人生の指標となるような名言もたくさん登場します。働くことに迷ったら読みたくなる、本作の詳細をご覧になりたい方はこちらの記事もどうぞ。名言も一部紹介しております。

『働きマン』が無料で読める!名言満載の名作漫画をネタバレ紹介!

著者
安野 モヨコ
出版日
2004-11-22

【テレビドラマ原作】完全無欠のロボットがハマり役『絶対彼氏。』(2008年)

AI技術が発達し、人に近い形や思考をすることができるロボットが登場、未来技術だったものが身近に感じられるようになってきました。渡瀬悠宇『絶対彼氏。』は、人型ロボットとヒロインの恋愛が描かれたSF恋愛漫画作品。

告白してもいつもフラれてしまう主人公、井沢リイコは怪しいセールスマンから欲しいものを訊ねられ、彼氏と答えます。教えられたホームページで「理想の恋人」という商品を注文すると、リイコの元に人型ロボット「フィギュア」が届けられたのでした。

お値段1億円というフィギュア、天城ナイトは普通の人間と変わらない姿。リイコ好みの性格ということもあり、恋をするのは必然の展開。幼馴染も絡んだ三角関係が最大の見所です。テレビドラマは『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』として放送されました。リイコは派遣社員になっているなど、設定や展開に細かい変更があります。

速水もこみちは人型ロボットである天城ナイト役。ロボットっぽさを頻繁に感じることはありませんが、生身の人間とはちょっと違うという空気感が絶妙です。コミカルな展開が多いですが、後半は泣けるところも多め。より人間らしくなっていく姿に注目です。

著者
渡瀬 悠宇
出版日

【テレビドラマ原作】ちょんまげ姿や殺陣に注目『柳生武芸帳』(2010年)

武芸者として創作物の主人公となる人物は数多く存在します。歴史や時代劇ファンは柳生と聞くと柳生十兵衛や柳生但馬守宗矩など、多くの人物名をすぐに思い出すことができるのではないでしょうか。五味康祐『柳生武芸帳』は、柳生一族に伝わる武芸帳にまつわる物語。江戸初期を舞台に、一族を含む多くの人々の思惑が絡む、濃厚な人間ドラマと熱い戦いがくり広げられます。

柳生一族だけでもけっこうな人数の登場人物がいるのに加え、秀忠や光圀など幕府側の人間や諸大名も登場。一族秘伝の武芸帳の行方だけでなく、国の命運をも左右していくため、手に汗握ります。1957年に公開された映画をはじめ、映画やドラマが数多く制作されました。

2010年のドラマは「新春ワイド時代劇」として放送。速水もこみちは柳生又十郎役で出演しています。又十郎は主人公、柳生十兵衛の弟で、兄を尊敬し汚れ役を引き受けるなど献身的な面も。ちょんまげ姿の精悍な若武者姿や殺陣のシーンは貴重なので、全編お見逃しなく。

著者
五味 康祐
出版日

【テレビドラマ原作】気になった作品から読める連作短編「加賀恭一郎」シリーズ『新参者』(2010年)

推理小説家、東野圭吾は様々なシリーズ作品を執筆していますが、刑事化が京一郎を主人公とした「加賀恭一郎」シリーズは、人気の高いシリーズです。加賀は教師から刑事になったという異色の経歴の持ち主。今回ご紹介する『新参者』はシリーズ8作目。40代の独身女性が考察された事件の真相を追い、日本橋署に配属された加賀が、事件捜査をしているうちに様々な謎に遭遇していきます。

本作は連作短編集となっており最後に大きな仕掛けがあるのが特徴。また、シリーズは長いですがおのおのの作品はその時点で完結しています。最初から読むと加賀の経歴や成長を知ることができますが、気になった作品から手にとっても設定がわからないということはありません。

「加賀恭一郎」シリーズは、1993年からテレビドラマ化されてきましたが、2010年の連続ドラマ『新参者』では加賀恭一郎役を阿部寛が務めています。速水もこみちは、第8話から最終話まで登場する、岸田克哉を演じています。克哉は税理士の岸田要作の息子で、息子がいるパパでもあります。一見して成功者とわかるような人物ではありますが、ちょっと見栄っ張りなパパといった演技も魅力。怪しい動きが多いので、ぜひ推理をしながらご覧ください。

著者
東野 圭吾
出版日

【テレビドラマ原作】引きこもりの役に苦労『警視庁失踪課・高城賢吾』(2010年)

警察を舞台にした作品には様々な部署が登場しますが、堂場瞬一「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズに登場する「失踪人捜査課三方面分室」も、なんだか実在しそうな部署。過去の事件の教訓から発足した部署で、刑事部内で発生した失踪人捜査を一手に引き受けています。高城は自身の娘綾奈の失踪をきっかけに、捜査一課から失踪課へ移動してきました。シリーズでは、都内で発生する様々な失踪事件に加え、綾奈の行方も追っていきます。

テレビドラマ『警視庁失踪人捜査課』は、2010年に連続ドラマ、2011年にスペシャルドラマが放送されました。原作が根底にはありますが、設定や一部オリジナルキャラクターが登場。物語の展開に変更があるなど、ドラマならではの作りになっています。

速水もこみちは、第4話「4年消えていた男」に登場する、宮沢良雄役を演じています。宮沢は引きこもり青年という役柄。自身が行動的なだけあって役作りには苦労したようです。役者自身とはかけ離れているからこそ、演じている姿は貴重で興味深くみられるはずです。

著者
堂場 瞬一
出版日

【テレビドラマ原作】ミステリアスな詐欺師の先生『ハンマーセッション!』(2010年)

面白い授業は心にいつまでものこるもの。原作原案を小金丸大和・八津弘幸、作画を棚橋なもしろが担当している漫画作品『ハンマーセッション!』の主人公、矢沢悠の授業は、一生忘れられないものになるのではないでしょうか。

悠は弁護士や医師、国会議員などを相手に詐欺を働いていた第1級の詐欺師、音羽4号。ある日刑務所への移動中に事故に遭遇、ヤクザの今村昌平とともに逃げ出します。近くの中学校に逃げ込んだ2人は、学校が不祥事を隠すことに協力し、教師「蜂須賀悟郎」として教壇に立つことになるのでした。

悠が詐欺師ということもあり、もちろん通常の授業ではありません。タイトルには「脳天に響く衝撃的な授業」という意味が込められているのですが、文字どおり衝撃的な授業の数々と、ニセ教師蜂須賀悟郎の人柄に引き寄せられます。

テレビドラマのストーリーは原作に忠実なものの、設定に大きな変更が加えられています。速水もこみちは音羽4号ことニセ蜂須賀悟郎を演じています。原作では童顔で可愛いタイプでしたが、ドラマでは飄々とした性格に。本心を見せないミステリアスなところも魅力です。

著者
["棚橋 なもしろ", "貴矢高康事務所", "小金丸 大和"]
出版日

【テレビドラマ原作】原作とは違う運命をたどる幼馴染『この世界の片隅に』(2011年)

どんなに時間が過ぎようとも、戦争にまつわる記憶や記録は、決して失われてはいけないものです。こうの史代の漫画作品『この世界の片隅に』は、第2次世界大戦下の広島県呉を舞台にした物語。広島県江波市で生まれ育った浦野すずは、想像力が豊かで絵を描くのが好きな少女。1943年12月、18歳になったすずに縁談が舞い込み、呉の北条家へ嫁ぎます。すずは呉での暮らしに馴染んでいきますが、日々戦争は激しさを増していくのでした。

すずの暮らす日常は、戦火であることを一瞬忘れるほど穏やか。しかし、物語が進むにつれ世間は不穏さを増していき、息が詰まります。けして目を逸らしてはいけない、戦時下に生きる普通の人たちの暮らしがあります。2016年に公開されたアニメ映画が大きな話題となり。2018年に連続ドラマが放送されました。

それ以前の2011年、北川景子主演で終戦記念スペシャルドラマとして放送されています。速水もこみちは、水原哲役で出演しました。哲はすずの幼馴染で、幼少期はすずへ淡い恋心を抱いていました。原作とは違った結末を迎える哲の人生、精悍な姿と澄んだ瞳が忘れられなくなります。

戦争ものというだけでなく、生きることについても深く考えさせられる本作、映像作品だけでなく、原作もぜひ手に取っていただきたい作品です。実は伏線が隠されているなど、深読みや考察も楽しめる作りとなっており、こちらで詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

『この世界の片隅に』を考察!アニメ映画と原作漫画の違い、見所などネタバレ

著者
こうの 史代
出版日
2008-01-12

【テレビドラマ原作】医療ドラマに電気機器メーカーの社員の役割とは『使命と魂のリミット』(2011年)

人気推理作家東野圭吾は、医療をテーマにした作品も執筆しています。『使命と魂のリミット』は、医療ミスをテーマにしたサスペンス小説。医者としての使命は何か、言葉の重みがのしかかってきます。

主人公の氷室夕紀はある秘密と疑念を抱えながら、研修医として帝都大学病院心臓血管外科で働いていました。ある日夕紀は、病院で発生した医療ミスを公表しろという脅迫文を発見してしまうのでした。

医療ミスを軸に院内の複雑な人間関係が垣間見られる作りになっており、明かされていく真実に運命のいたずらを感じずにはいられません。全2話のスペシャルドラマとして放送されました。物語や登場人物など、ほぼ原作に忠実に作られています。速水もこみちは、電気機器メーカーのエンジニア、直井穣治役で出演しています。医療ドラマの中で異色のポジションですが、そこがポイント。特に後半の演技に注目です。

著者
東野 圭吾
出版日

【テレビドラマ原作】速水もこみちの不摂生な外見はレア⁉『放課後はミステリーとともに』(2012年)

『謎解きはディナーのあとで』注目を集めた推理小説家、東川篤哉の学園を舞台にした作品が『放課後はミステリーとともに』。続編となる『探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに』とあわせて「鯉ケ窪学園探偵部」シリーズと呼ばれています。

主人公はエアコンみたいと言われる霧ケ峰涼。探偵小説を愛読するだけでなく、実地の探偵活動を行っている探偵部の副部長を務めています。涼を語り手に、探偵部が遭遇した様々な謎や事件を描いていきます。

探偵部の面々だけでなく、顧問の石崎浩見や同級生の高林奈緒子も推理に参加。推理合戦の様子がコミカルに描かれています。速水もこみちは探偵部の顧問、石崎浩見役で出演しました。変人教師という設定で、髪はぼさぼさ、服も適当。しかし、教師らしく面倒見が良かったり、推理の時には冴えたところが見られるなど、ギャップを楽しみことができます。

著者
東川 篤哉
出版日
2013-10-04

【テレビドラマ原作】人間くさい演技に注目『理由』(2012年)

現代を舞台にしたミステリーからファンタジー、時代小説まで幅広く手掛ける作家、宮部みゆきの小説作品『理由』は、直木賞を受賞した作品でもあります。荒川区の高級マンションで4人の遺体が発見されました。1人は転落し、他の3人は何者かに殺されたようです。当初は血の繋がった家族だと思われていた4人でしたが、捜査を進めるうちに他人だと判明。なぜ4人は、家族として暮らしていたのでしょうか。

死亡した4人の抱えていた謎を、様々な人間の視点から追っていきます。ドキュメンタリーのような作りになっており、徐々に真実が明かされ、真相に近づくにつれて浮き上がる沙耶会問題に深く考えさせられます。2度テレビドラマ化されており、2010年版は宮部みゆき作品を週替わりでドラマ化する企画『宮部みゆき・4週連続 “極上”ミステリー』の第1夜として放送されました。警察ドラマ色が強い作りになっています。

速水もこみちは八代裕二役で出演しました。原作では目立たない役なのですが、実は重要なポジションを担っている人物。人間らしく生々しい演技に注目です。

著者
宮部 みゆき
出版日

【テレビドラマ原作】おぼっちゃまな3代目を速水もこみちが担当「浅見光彦」シリーズ (2013年)

旅情ミステリー作品のなかでも随一の人気を誇るのが、『後鳥羽伝説殺人事件』を第1作とする内田康夫の小説作品「浅見光彦」シリーズです。主人公であり探偵役でもある浅見光彦は、33歳のフリールポライター。近年では探偵としても活躍しています。名家のお坊ちゃんで清潔感がある姿とフランクな性格をしています。取材先で事件に遭遇すると持ち前の好奇心から独自に捜査を行っていきます。

シリーズが何度もテレビドラマ化されており、浅見光彦を演じた俳優も数多く存在します。TBSでは1994年から『内田康夫サスペンス浅見光彦シリーズ』としてスペシャルドラマが放送されてきました。浅見光彦を演じる俳優は代替わりしており、1~13作までを辰巳拓郎、14~31作までを沢村一樹、32~35作までを速水もこみちが演じています。担当した作品は32作『天河伝説殺人事件』、33作『蜃気楼』、34作『壺霊』、35作『風のなかの櫻香』。いずれも原作小説と同じタイトルとなっています。

演じている役者が多いからこそ、様々な側面が見えてくるというのは、視聴者の幸せなところといえるのではないでしょうか。速水もこみち版浅見光彦はどうだったのかというと、高身長でイケメンさが際立った浅見光彦。おぼっちゃまらしく優柔不断でマイペースなところもあり、速水もこみちらしく解釈し演じられた浅見光彦だと言えます。

著者
内田 康夫
出版日

【テレビドラマ原作】人気実用書を実写化『人生がときめく片づけの魔法』(2013年)

『人生がときめく片付けの魔法』は、「こんまり」の愛称で知られている近藤麻理恵による片づけや収納をテーマにした実用書です。近藤麻理恵は片付けコンサルタントとして海外の番組に出演、注目を集めました。こんまり流の片づけ術、特徴的なのはときめくか否かで不要な物を決めていくというところ。自身の心に問いかけることで考えを整理し、部屋だけでなく頭もすっきりすることができます。

部屋の乱れは心の乱れ、片づけることで人生を見つめなおすこともできたと評判です。テレビドラマは原作をモチーフとしたオリジナルストーリーの特別ドラマ。片付け社代表兼カウンセラーの主人公、のりまきこと乗田磨輝子が部屋の片づけとともに依頼者の人生の悩みも解決していきます。

速水もこみちは片付け社唯一の社員、筑波努を演じました。のりまきを全面的にサポートする頼もしい社員。仕事の合間にスイーツも作ってくれ、スパダリ感が漂います。スイーツを手に現れると、やはり料理が似合うなと再認識してしまうはずです。

著者
近藤麻理恵
出版日

【テレビドラマ原作】オリンピック中止を目論む犯人の狙いとは『オリンピックの身代金』(2013年)

2020年、東京オリンピックは残念ながら延期になってしまいました。奥田英朗『オリンピックの身代金』は、1964年(昭和39年)、東京オリンピック開催前に起こった事件を描く物語。オリンピック開催を前に、関係者の自宅や会場などで謎の放火事件が発生。招集をかけられた捜査一課の刑事、落合昌夫が所属する5系の刑事たちは、前年に発生した放火爆破事件の犯人の名前が差出人となった爆破予告状が届いていたことを知らされます。

オリンピック中止を目論み爆破を繰り返す犯人を追う警察と、東京オリンピックの工事のため出稼ぎに行った異母兄の訃報により、自身も工事現場で働き始めた大学生・島崎国男を中心に物語が進んでいきます。物語は2つの視点で進んでいきますが、2013年放送のテレビドラマでは、刑事の落合を主人公にした物語に変更、それに伴って様々な過去のエピソードが追加されています。

速水もこみちは須賀忠役で出演しました。民放テレビのディレクターであり、良家の子息でもあるという役柄らしく、どこか世間からずれている雰囲気がピタッとハマります。

著者
奥田 英朗
出版日
2014-11-14

【テレビドラマ原作】白銀の長髪のキャラが新鮮『地獄先生ぬ〜べ〜』(2014年)

漫画を実写化する際、これはどうやって実写にするのだろうかと、演出や表現に興味を惹かれることがあります。真倉翔原作原案、岡野剛作画の漫画作品『地獄先生ぬ~べ~』もそのうちの1つでしょう。童守小学校5年3組の担任にして霊能者でもある主人公、鵺野鳴介(ぬえのめいすけ)が自身の左手に封じられた鬼の手を駆使し、生徒や教師たちに迫る怪異を解決していくという学園コメディ作品です。

鳴介は通称ぬ~べ~と呼ばれており、生徒から慕われる存在。鬼の手を使った戦闘は迫力満点です。性格は責任感が強い反面、ドジでスケベという面も。ぬ~べ~を中心とした恋愛模様も見所の1つです。テレビドラマでは生徒たちの年齢が高校生に引き上げられ、それに伴い様々な設定上の変更点が見られます。

速水もこみちは玉藻京介を演じています。玉藻は高校の家庭科教師ですが、実は齢400歳の妖狐。白銀の長髪という普段とは大幅に違う髪色がとても新鮮です。速水もこみち自身の代名詞となったオリーブオイル絡みのシーンもあり、コミカルな姿も見せました。

著者
["岡野 剛", "真倉 翔"]
出版日

【テレビドラマ原作】料理が苦手なシングルファザーに『37.5℃の涙』(2015年)

社会に変化が現れれば、各家庭にもその影響が深く及んできます。昨今では子どもの保育を巡る問題が浮き彫りになりました。椎名チカの漫画作品『37.5℃の涙』は、病児保育士を主人公とした物語。病児保育士とは、子どもが病気になったものの両親が仕事を休めないとき、施設または自宅で子どもの世話を行います。

主人公、杉崎桃子は訪問での病児保育を専門にしている「リトルスノー」の新米保病児育士。笑顔がこわばっているという理由で保育士を辞め、現在の職に就きました。不器用ながら子どもたちと彼らを取り巻く環境に、向き合っていきます。

この作品に触れ、初めて病児保育という存在を知った人も少なくないはずです。家庭事情は様々だとは言っても、自由に見えて実はたくさん我慢している子どもたちの健気な姿に胸が締め付けられます。

テレビドラマは基本的に一話完結。保育だけでなく介護や虐待など、家族内で起こる様々な問題を取り上げました。速水もこみちは「リトル・スノー」の利用客、篠原健介を演じています。シングルファーザーで育児をしているという設定ですが、本人と違って料理は苦手な役柄。よきパパとなるべく奮闘する姿にほっこりします。

著者
椎名 チカ
出版日

【テレビドラマ原作】ハーフ英会話講師として英語も披露『5時から9時まで』(2015年)

僧侶とキャリア志向の英語講師の恋愛模様を中心に、様々な人物が絡んだ恋と恋愛観を描いた相原実貴の漫画作品『5時から9時まで』。物語は都内にある英会話学校から始まります。いつか海外で仕事がしたいと夢見る英会話学校の非常勤講師、桜庭潤子はなりゆきで見合い相手だった僧侶の星川高嶺と関係を結んでしまいます。寺の嫁を断固拒否する潤子でしたが、星川は潤子に執着し追いかけ始めるのでした。

他にも潤子の同僚百絵や後輩のまさこ、サークル仲間の三嶋など、潤子の周辺人物たちの恋が展開。すべてタイプが違うので、共感する場面も出てくるのではないでしょうか。テレビドラマは『5→9〜私に恋したお坊さん〜』のタイトルで放送されました。原作から一部年齢が引き上げられているほか、出会いのエピソードなど細かい変更点があります。

速水もこみちは木村アーサー役で出演。原作ではアーサー・ラングという外国人英会話講師ですが、ドラマでは英国人とのハーフになっています。容姿を活かした役柄ですが、気になるのは英語力。あまり披露する機会がないせいか、貴重な場面とも言えます。

著者
相原 実貴
出版日
2010-06-25

【テレビドラマ原作】スピーチライターが主役になった小説『本日は、お日柄もよく』(2017年)

スピーチライターという職業をご存じでしょうか。演説をする人の代わりに原稿を書くことが主な仕事ですが、依頼者は政治家から企業の役員など多岐にわたります。公の場の演説から冠婚葬祭まで幅広く「話す文章」を書くお仕事、そんなスピーチライターを題材にしたのが原田マハの小説作品『本日は、お日柄もよく』です。プライベートでも仕事でも踏んだり蹴ったりな主人公二ノ宮こと葉が、伝説のスピーチライターに弟子入りし、一人前になるべく奮闘する姿を描きます。

政治家をはじめとした立場のある人の演説は、実は本人が考えていなかったという事実にまず衝撃をうけるのではないでしょうか。街頭やテレビでの演説も、独語には違って聞こえるはずです。また、本作に登場する言葉たちはとても力強く心に響くものばかり。人生の指標になるような名言にも出会えます。

テレビドラマはほぼ原作に忠実に作られており、言葉の力強さも健在。速水もこみちは和田日間足役で出演しました。和田は広告業界で活躍するコピーライター。堂々とした姿に仕事ができる男の自信がにじみ出ています。

著者
原田マハ
出版日
2013-06-07

【テレビドラマ原作】主人公を翻弄するイケメンバーテンダー『東京タラレバ娘』(2017年)

あの時こうしていれば、ああすれば、と過ぎた過去を嘆くことは誰にでもあります。東村アキコ『東京タラレバ娘』は、33歳の独身女子鎌田倫子が主人公。仕事も恋もうまくいかない倫子は、内心焦りながらも高校時代からの親友である香と小雪とともに、女子会と称した飲み会を開催し、過去の恋愛タラレバを繰り返していました。そんなある日、美青年にタラレバな愚痴を一括されてしまうのでした。

倫子だけでなく、香や小雪の訳アリ恋愛も絡め、現代女子のリアルを描いていきます。同年代の心に刺さる部分が多く、思わぬダメージを受けることも。コミカルシーンに登場するタラちゃんレバちゃんは毒舌ですが、外見にはとても癒されます。

テレビドラマでは年齢設定が引き下げられたほか、設定の一部に変更が見られます。速水もこみちは5・6話に登場する奥田優一を演じました。奥田はバーテンダーで、料理が得意長身イケメンとまさしく本人そのもの。倫子とのやりとりに注目です。

新作『東京タラレバ娘2020』が、夏のスペシャルドラマとして放送予定です。前作を未視聴の方も、遅くはありません。視聴済みの方でも復習がてらこちらの記事をご覧になってください。

大人恋愛漫画『東京タラレバ娘』がリアル!【8巻ネタバレ注意】

著者
東村 アキコ
出版日
2014-09-12

【テレビドラマ原作】速水もこみちがブラック企業のトップに『ザ・ブラックカンパニー』(2018年)

自分の労働環境を客観的に見た時に、ブラック企業だと感じながらも働き続けている方は多いのではないでしょうか。理由は人それぞれだと思いますが、江上剛『ザ・ブラックカンパニー』の主人公、水野剛太のように純粋な気持ちで仕事に向き合っているからこそ、現実を直視できないという人もいるはずです。

剛太は偶然出会ったハンバーガーショップ「ヤンキーバーガー」の社長、尾関に誘われ働き始めました。しかし、業務中同僚の大溝が心不全で亡くなってしまいます。大溝の母から過労死裁判に協力してほしいと言われた剛太は困惑するのでした。

働くことについて多くの関心が集まる中、ブラック企業での過労死を巡る物語は、働いている人間ならば他人事ではありません。テレビドラマでは原作のエピソードを取り入れつつも、原作よりも無茶が過ぎるブラック企業となっています。

速水もこみちは社長の尾関克哉役を演じました。カリスマ性があり、愛車がフェラーリでも嫌みがないのがずるいところ。無茶な命令も、聞かなければならないような気にさせられます。

著者
剛, 江上
出版日

【テレビドラマ原作】ドMで変態な社長を爽やかに演じた『この男は人生最大の過ちです』(2020年)

顔がよいから許せる行動というものがあります。しかし、顔を免罪符にした場合どこまでなら許せるものなのでしょうか。九瀬しきの漫画作品『この男は人生最大の過ちです』は、最悪な出会いから始まる異色のラブコメディ。

主人公、佐藤唯はバーで飲みながら愛犬を失った悲しみにくれていました。生き返る薬が欲しいという嘆きに対し、正論で返してきた男の足を、つい引っ掛けてしまいます。次の日、反省している唯は自身が勤めている会社の社長を目にします。それは前日の夜足を引っかけた男だったのでした。

そんなクール系男子の社長がまさかの犬にしてください発言をするなど、かなり衝撃的な展開が続くのですが、犬だけあって唯にはかなり忠実。普段の姿と唯の前での姿にギャップがあり、萌ポイントのひとつでもあります。

テレビドラマでは一部原作と設定が違う部分があるほか、原作が未完なためドラマならではの結末を迎えています。速水もこみちは天城恭一を演じました。ドMな社長を爽やかかつ変態度を損なわずに演じられる力量には感服。きれいな土下座には特に注目です。

ドM変態社長ってどういうことなの、と思った方はこちらの記事もご覧ください。原作を読んだ後にドラマを視聴すると、より演技と物語に惹きつけられるはずです。

『この男は人生最大の過ちです』速水もこみちがドMに?原作からヤバさを解説【ネタバレ注意】

著者
九瀬しき
出版日
2019-01-25

【出演作品一覧】速水もこみちはオールジャンルの映画やテレビドラマに出演

こちらでは多方面で活躍する速水もこみちの出演作品を一覧でご紹介いたします。

【映画】

『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 (2003年) 原作『仮面ライダー』

『ラフ ROUGH』(2006年) 原作『ラフ』

『ごくせん THE MOVIE』(2009年)

『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!』(2011年) 原作『こちら葛飾区亀有公園前派出所』

『海月姫』(2014年) 原作『海月姫』

『となりの怪物くん』(2018年) 原作『となりの怪物くん』

『Bの戦場』(2019年) 原作『Bの戦場』


 

【テレビドラマ】

『逮捕しちゃうぞ』(2002年) 原作『逮捕しちゃうぞ』

『モーニング娘。サスペンスドラマスペシャル『おれがあいつであいつがおれで』』(2002年)原作『おれがあいつであいつがおれで』

『ぼくの魔法使い』(2003年)

『ヤンキー母校に帰る』(2003年)原作『不良少年の夢』『ヤンキー母校に生きる』

『ホットマン '04春スペシャル』(2003年) 原作「ホットマン」

『アフリカのツメ』(2004年)

『東京湾景 ―Destiny of Love―』(2004年) 原作『東京湾景』

『ごくせん(第2シリーズ)』(2005年) 原作『ごくせん』

『雨と夢のあとに』(2005年) 原作『雨と夢のあとに』

『電車男』(2005年) 原作『電車男』

『ブラザー☆ビート』(2005年)

『輪舞曲 -RONDO-』(2006年)

『てるてるあした』第10話(2006年) 原作『てるてるあした』

『レガッタ〜君といた永遠〜』(2006年) 原作『レガッタ〜君といた永遠〜』

『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(2007年) 原作『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』

『どうぶつ119』(2007年)

『女帝』第8話(2007年) 原作『女帝 SUPER QUEEN』

『働きマン』(2007年) 原作『働きマン』

『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』(2008年) 原作『絶対彼氏。』

『オー!マイ・ガール‼』(2008年)

『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜 最終章SP』(2009年)

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(2009年)

『伝説の刑事 〜あの重大事件の舞台裏~』(2009年)

『柳生武芸帳』(2010年) 原作『柳生武芸帳』

『ドラマ10芸能社』(2010年)

『新参者』第8話 ~最終話(2010年) 原作『新参者』

『警視庁失踪人捜査課』第4話(2010年) 原作『警視庁失踪課・高城賢吾』

『ハンマーセッション!』(2010年) 原作『ハンマーセッション!』

『リバウンド』(2011年)

『この世界の片隅に』(2011年) 原作『この世界の片隅に』

『使命と魂のリミット』(2011年) 原作『使命と魂のリミット』

『ナサケの女 スペシャル 〜国税局査察官〜』(2012年)

『放課後はミステリーとともに』(2012年) 原作『放課後はミステリーとともに』

『宮部みゆき・4週連続 “極上”ミステリー』 第1夜 理由(2012年)原作『理由』

『純と愛』(2012年)

『月曜ゴールデン内田康夫サスペンス浅見光彦シリーズ』(2013年) 原作「浅見光彦」シリーズ

『人生がときめく片づけの魔法』(2013年) 原作『人生がときめく片づけの魔法』

『オリンピックの身代金』(2013年) 原作『オリンピックの身代金』

『軍師官兵衛』(2014年)

『緊急取調室』(2014年)

『もこみちのMIDNIGHT KITCHEN』(2014年)

『奇跡の教室』(2014年)

『地獄先生ぬ〜べ〜』(2014年) 原作『地獄先生ぬ〜べ〜』

『37.5℃の涙』(2015年)  原作『37.5℃の涙』

『ドラマスペシャル 緊急取調室』(2015年)

『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(2015年) 原作『5時から9時まで』

『最後の贈り物』(2016年)

『はじめまして、愛しています。』(2016年)

『本日は、お日柄もよく』(2017年) 原作『本日は、お日柄もよく』

『東京タラレバ娘』第5話・第6話(2017年) 原作『東京タラレバ娘』

『緊急取調室 SECOND SEASON』(2017年)

『ザ・ブラックカンパニー』(2018年) 原作『ザ・ブラックカンパニー』

『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』第8話・最終話 (2018年)

『緊急取調室 THIRD SEASON』(2019年)

『この男は人生最大の過ちです』(2020年) 原作『この男は人生最大の過ちです』

活動期間が長いことも相まって、出演作品は膨大となっていますが、出演している作品のジャンル幅が広く、原作付きの作品も多いことがわかります。


 

いかがだったでしょうか。誰もが認めるイケメンだからこそ、様々なタイプの「イケメン男子」を演じることができるのでしょう。嫌みなく爽やかで、唯一無二の存在である速水もこみちが、これからどんな役を演じていくのか、興味が尽きません。原作を知っていると、役柄がどのくらいハマっているのか理解できるのではないでしょうか。ぜひ、原作もお手に取ってみてください。

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