女優だけでなく、声優やナレーター、歌手と幅広いジャンルで活躍している上白石萌音。クシャッとした親しみやすい笑顔で人々を魅了させる彼女は、テレビドラマや映画で欠かせない存在となりました。この記事では、上白石萌音が演じた役柄と作品について、その原作とともに紹介します。
上白石萌音は1998年1月27日生まれの22歳、身長は152㎝、鹿児島県出身の女優です。幼い頃から歌ったり踊ったりすることが好きで、小学1年生から地元のミュージカルスクールに通っていました。
小学3年生の時に、父親の仕事の都合でメキシコに引っ越します。両親はともに教師をしており、父親は社会科、母親は元音楽教師で現在はピアノの先生をしているそうです。
街中に音楽や踊りが溢れるメキシコでの生活は、彼女にとって大きな影響を与えました。恥ずかしがり屋で大人しい性格でしたが、社交的で明るくなったと話しています。そして、この頃から、音楽やエンターテインメントへ興味を持つようになったそうです。
3年後、日本に帰国。中学1年生の時に、ミュージカルスクールの先生に勧められて、「東宝シンデレラ」のオーディションを受けます。オーディションには妹の上白石萌歌も応募。萌音がオーディション審査員特別賞、萌歌がグランプリを受賞しました。
その後は姉妹ともに東宝芸能に所属。中学までは鹿児島県から仕事のたびに東京まで通い、高校進学後、母親と妹とともに上京。彼女が高校を卒業するまで、3人で生活していました。
大学は明治大学国際日本学部に入学。メキシコに生活していたこともあり、英語・スペイン語が話せるトリリンガルで、将来は留学もしたいと考えているそうです。
彼女が一躍有名になったのは、世界中で大ヒットした新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』でした。ヒロインの宮水三葉の声を演じ、女優でありながら声優アワード主演女優賞を受賞しました。さらに映画大ヒット御礼の舞台挨拶では、RADWIMPSと即興で挿入歌『なんでもないや』を披露。伸びやかで透き通った歌声に、多くの人が魅了されました。
2020年にはドラマ『恋はつづくよどこまでも』で、主演の佐倉七瀬を務めます。佐藤健演じるドS医師との胸キュンラブストーリーで、仕事も恋も健気に頑張る姿が可愛いと女性を中心に支持を集めました。
また、女優だけでなく、歌手としても活動をしている彼女。2020年8月に、1stオリジナルフルアルバム『note』をリリースしました。
佐藤健の出演作品が見たい方は、こちらの記事もどうぞ。
佐藤健が出演した映画、テレビドラマを大解剖!実写化でキャラが【実物】になる理由
佐藤健と言えば、イケメン俳優の登竜門「平成仮面ライダー」に出演して大ブレイクした俳優です。端正なルックスだけでなく、確かな演技力と素晴らしい身体能力が魅力。主役から脇役まで、印象的な役柄を体当たりで演じてきました。 今回はそんな佐藤健について、プロフィールや過去に出演したドラマ、映画を原作と合わせて一挙にご紹介します。
上白石萌歌について気になる方はこちらのこちらの記事もおすすめです。
見ていてなぜだか自然と笑顔になる、そんなを不思議な魅力を持つ上白石萌音。なぜ、私たちは彼女に惹かれていくのでしょうか。
まず最初に挙げられる魅力は、好感度の高さ。「素朴な顔立ちで、クシャッとした笑顔が誰より愛らしくて親しみやすい」と幅広い世代から支持を集めています。
その例として挙げられるのが、テレビドラマ『恋はつづくよどこまでも』での佐藤健との共演です。劇中では、佐藤健と何度もキスシーンを披露しています。女性ファンから反感を買いそうな役どころですが、むしろその健気さが可愛くて応援できるという意見が多くあがりました。
そしてもう1つの魅力は、声です。女性にしては低音で、優しく包み込むような柔らかい声を持っている彼女。その声を生かして女優だけでなく、声優やナレーター、そして歌手としても活躍しています。特に注目なのが、声の使い分け。息をうまく使って、様々な感情を表現しました。
本人も演技において1番気を付けているのが、声の表現であると答えています。アニメ映画『君の名は。』では、声優に挑戦。ヒロインの宮水三葉を演じ、そこでの声の演技が高く評価されました。
女優、声優、ナレーター、歌手と幅広いジャンルでの活躍が期待される彼女。今後、どのような役柄を演じていくのか、期待が膨らみます。彼女が表紙を務めたファッション雑誌『mini』2020年9月号では、プライベートに迫る100の質問に回答。いつもとは違った新たな一面が見られます。
気になる方は、こちらのECサイトからチェックしてみてください。
2014年に公開された映画『舞妓はレディ』は、監督・周防正行のオリジナル作品。田舎の少女・春子が舞妓になることを夢見て、京都の花街・下八軒で修行する日々を描いたミュージカル映画です。
タイトルはオードリー・ヘプバーン主演の『マイ・フェア・レディ』をもじったもの。
上白石萌音が演じたのは、主人公の西郷春子(芸名は小春)。800名を超える応募の中から見事、主演を勝ち取りました。
春子は鹿児島で生まれ、津軽で育った鹿児島弁と津軽弁のバイリンガル。強すぎる訛りが原因で、なかなか受け入れてもらえません。
そんな彼女の訛りに興味を持った語学学者の京野が、訛りを消して京ことばを話せるようにすると名乗りを挙げます。春子は無事、訛りを直して舞妓になれるのか……というストーリーです。
上白石は春子の芋っぽさも残しつつ、そこから舞妓として少しずつ大人の女性へと成長していく姿をしっかりと演じきります。舞妓のリアルな姿を見せるため、お座敷での立ち振る舞いや所作、話し方にも気を使い、まるで本物の舞妓のようでした。
また、本作はミュージカル映画ということで、劇中で見事な歌声も披露。春子の初々しさや可愛らしさもありつつ、舞妓へと成長していく艶やかな歌声はさすがでした。この頃から、人々を魅了させる歌唱力が備わっていたんですね。
周防正行の監督作品について知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<周防正行の映画10選を映画ライターがランキングでおすすめ!原作の魅力や書籍も紹介>
- 著者
- ["周防 正行", "白石 まみ"]
- 出版日
ここからは、上白石萌音が出演した作品の中から原作のあるものを紹介します。もともと読書家の彼女は原作のある作品を演じる際、その役柄がどんな感じなのか読み込んで臨んでいるそうです。ぜひ気になる原作があれば読んでみてはいかがでしょうか。
映画『だいじょうぶ3組』は、乙武洋匡が小学校教師として3年間勤めていた教員生活を基に綴ったエッセイ小説。
松浦西小学校の5年3組に、手と足がない新任教師・赤尾慎之介がやってきます。個性豊かな28人の生徒たちに、体当たりでぶつかっていく赤尾。様々な事件を通して、生徒たちは本当に大切なことを学んでいきます。
上白石萌音は生徒の中西文乃役として出演。ダウン症の姉を持つ難しい役柄を演じています。
映画では国分太一演じる白石優作が、赤尾先生の補助教員として出演。彼の視点から5年3組の様子が描かれています。
著者である乙武洋匡が3年間の教師生活の中で心がけていたのは、「子どもたちの自己肯定感を育むこと」でした。自分自身が五体不満足であるように、人はみんな違う。ありのままの自分で大丈夫なんだというメッセージが込められています。
- 著者
- 乙武 洋匡
- 出版日
映画『ちはやふる』は、末次由紀による競技かるたを舞台にした少女漫画で、『BE・LOVE』にて連載中の大人気シリーズです。
主人公の綾瀬千早は小学6年生の頃、転校生の絹谷新の影響で「競技かるた」を知り、その魅力に引き込まれていきます。そこに幼なじみの真島太一も加わり、3人は競技かるたを通して友情を育んでいくようになるのですが……。
上白石萌音が演じたのは、千早が高校で立ち上げた競技かるた部の1人、大江奏。古典オタクで、なかでも百人一首をこよなく愛する呉服屋の娘役を演じています。古風な役柄で、上白石萌音にピッタリです。
原作は少女漫画でありながら、少年漫画のような「熱さ」も感じられる作品になっています。競技かるたにすべてを懸ける、選手たちの日々の努力や仲間たちとの熱い友情、そして競技中の一瞬をリアルに感じられます。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<漫画『ちはやふる』の名言から最新34巻までネタバレ紹介!>
- 著者
- 末次 由紀
- 出版日
- 2008-05-13
映画『溺れるナイフ』は、ジョージ朝倉による少年少女のリアルな胸の内を描いた少女漫画が原作です。
家庭の事情で、父親の地元である田舎に引っ越してきた望月夏芽。小学6年生ながら美少女モデルをしていた彼女は、東京とは正反対の刺激がまったくない田舎での生活に落ち込んでいました。
しかし、そこで長谷川航一朗(コウ)と運命的な出会いをします。本能的に惹かれ合う2人でしたが、とある事件をきっかけに2人は疎遠になってしまいます。
上白石萌音は、コウの幼なじみで彼に密かに想いを寄せる松永カナ役で出演。互いに惹かれ合う夏芽とコウを応援していましたが、高校デビューをしてから夏芽をライバル視するようになります。芋っぽい雰囲気から、ガラッと可愛らしい少女に変化していくさまに注目ください。
少年少女たちが大人へと成長していく過程で起こる、様々な葛藤が細部まで描かれている本作。10代の壊れやすい繊細な心情がひしひしと伝わり、幅広い世代から指示を集めています。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<実写映画化した少女漫画おすすめ14選!無料で読める作品も!>
- 著者
- ジョージ 朝倉
- 出版日
- 2005-03-11
映画『羊と鋼の森』は、本屋大賞を受賞した宮下奈都による小説が原作。
北海道の高校に通う青年が学校にやってきた調律師との出会いをきっかけに、調律の世界に魅了され、一人前の調律師を目指してく成長ストーリーです。
本作で上白石萌音は、高校姉妹ピアニストの姉・佐倉和音役を演じています。実の妹である上白石萌歌と初共演しました。本編では連弾も披露しており、姉妹の息の合った演奏に注目です。
「自分らしい音色」を求めていく調律師の姿を描いた本作。読者からは自分の仕事にも繋がると、共感するコメントが多数挙げられています。外村が自分らしい音色を探していくように、どんな仕事にもプロとして最高を目指してくことが共通しているのでしょう。
- 著者
- 宮下 奈都
- 出版日
- 2018-02-09
映画『泣き虫しょったんの奇跡』は、サラリーマンからプロ棋士になった瀬川晶司の自伝小説が原作。
瀬川は将棋の中学選抜選手権で優勝し、プロ棋士を養成する奨励会に入会したものの、年齢制限で26歳でプロ棋士の夢を諦めます。一度は将棋と縁を切った彼ですが、それでもプロ棋士の夢を叶えたいと奮起。アマチュア名人として力をつけた彼は、周囲の支えで見事プロ棋士になります。
上白石萌音は、瀬川が奨励会時代に通っていた喫茶店の店員・真理子役で出演。将棋一筋の彼が、想いを寄せる相手役です。
瀬川の夢を追い続ける姿に、胸が熱くなります。「夢は諦めなければ叶う」というメッセージが込められた本作。今、夢に向かって頑張っている人にぜひ読んでほしい作品です。
- 著者
- 瀬川 晶司
- 出版日
映画『L♡DK』は、高校生の同棲生活を描いた渡辺あゆによるラブコメ漫画が原作。
1人暮らしをする女子高生・西森葵の隣に、学校で「王子」と呼ばれているイケメン・久我山柊聖が引っ越してきます。親友を酷い態度で振った冷徹男と思っていた葵でしたが、とあるハプニングで彼と同居することになり……。
2019年実写版では、原作漫画で大人気の「玲苑編」を映画化。同居生活をしている葵と柊聖のもとに、柊聖の従兄弟・玲苑がやってきて波乱を巻き起こします。
上白石萌音が演じたのは、ヒロインの西森葵。ハプニングにより柊聖と同居し、恋人関係になりますが、横浜流星演じる従兄弟の玲苑にも迫られてしまいます。
壁ドンブームを巻き起こした原作は、本編に胸キュンシーンが盛りだくさん。学校一のイケメンとの同居生活や、新たなイケメンに迫られて三角関係になったりと、女子の妄想が詰まった作品です。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<同居恋愛のおすすめ漫画ランキングベスト6! 胸キュンドキドキ1つ屋根の下>
横浜流星のその他の出演作品が知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
<横浜流星の出演映画、テレビドラマを総力解説!実写化したキャラは原作でも格好いい>
- 著者
- 渡辺 あゆ
- 出版日
- 2009-06-12
上白石のテレビドラマデビューは、2011年の大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』でした。
浅井三姉妹の三女・江の生涯を綴った田渕久美子による歴史小説が原作。脚本を務めた田渕が書き下ろしたものです。
幼い頃に戦乱で両親を亡くし、三度の政略結婚をさせられた江。信長を伯父、秀吉を義兄、家康を義父に持った生涯を、彼女の目線で描いています。
上白石萌音が出演したのは、テレビドラマの最終回。江と秀忠の五女・和姫役を演じました。
戦国時代、道具として扱われていた女性たち。しかし、江はそのなかでも、自分らしく生きていこうとたくましい姿を見せています。女性としての強さが感じられる作品です。
- 著者
- 田渕 久美子
- 出版日
テレビドラマ『西郷どん!』は、西郷隆盛の生涯を描いた林真理子による歴史小説が原作。
薩摩藩の下級武士の家に生まれた西郷吉之助(隆盛)は、尊敬する藩主・島津斉彬の側仕えとなり、江戸や京都を飛び回るようになります。しかし、斉彬は突然死、奄美大島に飛ばされたりと不運が続き……。
上白石萌音はテレビドラマの最終章となる明治編に出演。隆盛の弟である西郷従道の妻・清を演じています。西南戦争後、西郷の妻・糸や子ども・寅太郎を支援しました。
原作には、なぜ彼があんなにも薩摩の人たちから愛されているのか、その理由がたっぷりと綴られています。下級武士の家に生まれながらも勉学に励み、たくさんの人に愛情を持って接する。彼の人間性に心奪われます。
また、彼が結婚した3人の女性たちとのやりとりも、分かりやすく描いていて楽しめます。
- 著者
- 林 真理子
- 出版日
- 2017-11-01
テレビドラマ『恋味母娘』は、村井日向子の『恋味定食』を基にしたスペシャルドラマ。
銀行員の雄介は、転勤先の社員食堂の味に惚れこんでいました。一方、食堂で働く佐和子も、美味しいご飯を作ろうと日々頑張っていました。その後、2人は挨拶をきっかけに会話をするようになります。
上白石萌音が演じたのは、佐和子の一人娘・西山奈穂。夫を亡くし、専業主婦から働く女性へとなって奮闘する母親と距離を感じています。
テレビドラマでは正反対の人生を送ってきた佐和子と彼女の母親の葛藤が主に描かれていますが、原作は佐和子と彼女の新しい夢を応援する雄介の微笑ましい姿がメインです。
料理をきっかけに知り合い自分自身の生き方を模索していく、佐和子と雄介の大人のラブストーリーに目が離せません。
- 著者
- 村井 日向子
- 出版日
テレビドラマ『ホクサイと飯さえあれば』は、鈴木小波によるアイディアグルメ漫画が原作。
掲載誌の休刊により終了した漫画家・山田ブンのグルメ漫画『ホクサイと飯』。本作はその8年前のストーリーになっています。大学進学のために上京した山田ブンが、身近にあるものを駆使してアイディアレシピを披露。
上白石萌音が演じたのは、主人公の山田文子。本作が連続ドラマ初主演で、どんな状況でもご飯だけはきちんと作るがモットーのヒロインを演じています。
本作はグルメ漫画と称していますが、描かれているのは調理シーンのみ。彼女はあくまで美味しいご飯を作る時間の大切さを、何よりも重要視しています。例え食べるシーンがなくても、手間暇かけて作っている過程を知っているから、絶対に美味しいのが分かってしまうのです。
原作の他にも個性さまざまなグルメ漫画を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
- 著者
- 鈴木 小波
- 出版日
- 2015-04-06
テレビドラマ『陸王』は、会社の存続させるために奮起する老舗足袋業者の復活劇を描いた池井戸潤による小説が原作です。
埼玉県行田市にある足袋業者「こはぜ屋」は、創業100年の歴史を持つ老舗。しかし、現状は従業員20名の零細企業でした。そこで4代目社長の宮沢紘一は会社を存続させるため、足袋を生かした新規事業を思いつきます。
それが裸足感覚で走れるランニングシューズ「陸王」の開発。果たして、この計画はうまくいくのか……。
上白石萌音が演じたのは、紘一の娘・宮沢茜。家族想いの心優しい高校3年生です。
まさに池井戸節が詰まっている原作小説。会社の存続が危うい老舗足袋屋が、これまでの技術すべてを駆使して大手企業に立ち向かっていくさまには、勇気をもらえます。本当に良質の商品を作ろうとする職人の熱い魂が伝わってくる作品です。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<池井戸潤『陸王』をおすすめする3つの理由。わかりやすくスピード解説!>
- 著者
- 池井戸 潤
- 出版日
- 2016-07-08
2019年に放送された『プレミアムドラマ 令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear』『4Kスペシャル 完本 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear』『プレミアムドラマ 怪談牡丹燈籠異聞「お露と新三郎 Love&Death」』は、落語家・三遊亭圓朝の怪談噺が原作。
「四谷怪談」「皿屋敷」とともに日本三大怪談と呼ばれています。
互いに想い合っていたものの、周囲に反対されていた萩原新三朗とお露。彼女は新三朗に会えないまま亡くなってしまいます。悲しみに暮れる新三朗。しかし、ある晩から彼のもとに亡くなったはずのお露が訪れるようになり……。
上白石萌音が演じたのは、新三朗を想うあまり亡くなった、お露。新三朗に対する愛情が強すぎて、幽霊となって彼の前に毎晩現れます。
原作となった怪談噺『牡丹燈籠』は、新三朗と幽霊になってしまったお露の物語が有名ですが、本編では2人に、何人もの登場人物が複雑に絡んでいく長編小説となっています。幽霊よりも、本当に怖いのは人間ということを教えられた作品です。
- 著者
- 三遊亭 円朝
- 出版日
- 2002-05-16
「深夜の飯テロ」といえば連想されるほど知名度が上がったテレビドラマ『孤独のグルメ』ですが、実は原作があります。個人輸入雑貨商を営む主人公の井之頭五郎が、仕事の合間に立ち寄る店での食事風景を描いたハードボイルド・グルメ漫画です。
上白石萌音が出演したのは、Season8の第2話。五郎の商談相手・沢村まどか。20代で婚活パーティーを主宰するヤリ手の会社社長役で、笑顔の可愛らしい女性です。
グルメ漫画ということで、とにかく五郎の食事ぶりが見どころ。料理に関してのうんちくは言わず、ただただありのままに感じたことを語ります。そして、ひたすら食べ続けるのです。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<漫画『孤独のグルメ』の名言20選からお一人様の流儀を学ぶ!>
- 著者
- ["久住 昌之", "谷口 ジロー"]
- 出版日
テレビドラマ『赤ひげ』は、小石川養生所を舞台にした山本周五郎の短編時代小説『赤ひげ診療譚』が原作。
実在する江戸の町医者・小川笙船と、長崎で修業した医師・保本登をモデルにした医療ヒューマンストーリーです。
幕府の御番医を目指し長崎留学から戻ってきた保本登は、小石川養生所の「赤ひげ」と呼ばれる医長・新出去定に見習い勤務を言い渡されます。赤ひげの強引な命令に反抗していた登でしたが、しだいに彼の医師としての信念に魅了されていき……。
上白石萌音が出演したのは、第2シリーズ2話。おりつという役です。火事が発生し、同じ長屋に住む子どもたちを小石川養生所へと連れてきます。しかし、子どもたちの両親は火事で亡くなっており、本当のことを伝えられず悩むという役柄です。
一見ぶっきらぼうで強引な赤ひげ。ですが実際は、貧困と病に苦しむ町の人々を誰よりも理解し、医師としても1人の人間としても最善を尽くします。
原作者のその他の作品が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<山本周五郎おすすめ代表作6選!直木賞受賞を辞退した作家?>
- 著者
- 周五郎, 山本
- 出版日
テレビドラマ『恋はつづくよどこまでも』は、ドS医師と新米看護師の恋模様を描いた円城寺マキによるラブコメ漫画が原作。
数年前、ある出来事をきっかけに、天堂浬に一目惚れし看護師を目指した佐倉七瀬。見事、彼のいる病院に勤務することになった七瀬でしたが、実際に会ってみると彼はとんでもない横暴医師になっていて……。
上白石萌音が演じたのは、主人公の佐倉七瀬。天堂に会うことを目標に看護師になるも、再会後すぐにフラれてしまいます。それをきっかけに、周囲からは「勇者」と呼ばれ、天堂担当看護師として働くことに。
横暴ドS医師・天堂に何度もフラれ、仕事では怒られてばっかりの七瀬。それでも看護師として、そして1人の女性として見てもらえるように、勇者のごとく突き進んでいきます。見ていて元気のもらえるストーリーです。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<ドラマも話題!漫画『恋はつづくよどこまでも』結末までネタバレ解説!>
- 著者
- 円城寺 マキ
- 出版日
- 2016-09-09
意外にもテレビドラマデビューは大河ドラマという、並外れた経歴を持っている上白石萌音。主演作もいくつかあり、今後の活躍がますます期待されます彼女がどのように演じたのか、ぜひ原作から読み取ってみてください。