三池崇史は日本を代表する映画監督の1人です。この記事では、そんな三池崇史が監督した作品と原作の魅力について紹介します。 手掛けたテレビドラマ・映画は数知れず、国内どころか海外でも高い評価を受けています。代表作『クローズZERO』などから、かっこいい人気俳優を多数輩出した先見の明もある監督です。
三池崇史(みいけたかし、本名同じ)は大阪府八尾市出身の映画監督です。誕生日は1960年8月24日、現在の年齢は60歳(2020年10月現在)。
大阪工業大学高等学校からの内部進学を諦め、横浜放送映画専門学院へ入学して映画について学びます。学校自体はほぼ中退状態でしたが、先輩のツテから助監督の仕事に携わり、1991年にビデオ映画『突風!ミニパト隊』で監督デビューしました。
最新作は2020年2月公開の映画『初恋 FIRST LOVE』。
代表作の1つ、映画『オーディション』で、ロッテルダム国際映画祭の国際批評家連盟賞とオランダジャーナリズム連盟賞を受賞しています。
主にヤクザ映画・不良ドラマを得意としていますが、依頼があればなんでも引き受けると公言しており、その言葉どおり非常に多作です。近年は特に『テラフォーマーズ』、『無限の住人』、『ジョジョの奇妙な冒険』など漫画原作の映画化を相次いで手がけています。
直接監督する他、自ら企画して総監督につくこともしばしば。特撮テレビドラマ「ガールズ×戦士」シリーズは、2017年から継続して続く人気作にもなっています。
監督業を離れて映像に関わることもあります。代表的なものにアメリカの映画『ホステル』への特別出演や、『劇場版 どうぶつの森』でのラコスケの声優挑戦でしょう。
三池崇史は監督デビュー後、途切れることなく最前線で活躍し続けています。ヤクザや不良映画が有名ですが、コメディやホラーまで幅広くこなし、国内外の評価も高いです。三池崇史がこれほど人気で、評価の高い理由はなんなのでしょうか?
もっとも際立つのは、視覚に訴えるわかりやすい画面作りでしょう。三池崇史の作品はいい意味で職人的ではなく、パッと見てどんな状況なのかが非常に理解しやすいです。わかりやすさはドラマ・映画といった大衆娯楽では、非常に重要な要素です。
第2に明快なメッセージ性を挙げられます。不良なら悪そうに、暴力は痛そうに、コメディは面白く。感情に訴えるメッセージ性がとても強いです。そこには言葉が不要な普遍的面白さがあり、これが海外においても評価される所以となっています。
また三池崇史で忘れてはならないのが制作のスピードです。およそ年間2本のペースで映画を撮るバイタリティがあり、次から次へと新作を発表するため、それ自体が話題となって注目を浴びるのです。
わかりやすい画作り、普遍的なメッセージ性、そしてバイタリティ。これらが合わさった結果、三池崇史の偉大な評価に繋がっているのでしょう。
三池崇史はプライベートをほとんど明かさない監督です。しかし2003年に出版したエッセイ『監督中毒』では、そんな三池崇史の貴重な素の表情が垣間見えます。下積み時代の苦労話、監督の裏話が満載なのでぜひ読んでみてください。
- 著者
- 三池 崇史
- 出版日
三池崇史といえばバイオレンスのプロフェッショナルですが、同時にエンタメ性も重視する監督です。暴力性ではヤクザ映画も評価が高いですが、暴力をエンターテインメントまで昇華した傑作といえば『クローズZERO』が1番。
高橋ヒロシの不良漫画『クローズ』の1年前を描く前日譚となっており、原作漫画本編とは違った魅力に溢れたドラマとなっています。喧嘩に明け暮れる不良達の話ですが、そこに程良く青春と友情が織り込まれ、エネルギッシュで楽しい作品となっています。
小栗旬や山田孝之といった人気俳優が多数出演しており、原作に馴染みのある男性だけでなく俳優ファンの女性からも注目されました。
原作漫画『クローズ』については後述しているので、詳しくはそちらをご覧ください。ここからは原作がある作品を順に紹介していきます。
原作は村上和彦の劇画『日本極道史』シリーズです。昭和から平成に至る日本の暗部を、フィクションの形で描いたヤクザの歴史が見所。義理と人情を重んじる伝統の任侠が、いかにして現在の暴力団へと変貌していったか、その一端が垣間見えます。
三池崇史が監督したのは、「平成編 第三の極道」のエピソードを元にした『第三の極道』です。時代劇や任侠モノで知られる中条きよしが主演し、昔気質の極道と暴力団の抗争が描かれました。のちに同じスタッフ・キャストでVシネマ『新・第三の極道』シリーズも作られる人気作となっています。
ヤクザを題材にした作品は数多くありますが、本作ほど正確な知識に基づいて、歴史の形で発表された作品はないでしょう。フィクションではあるものの、昭和・平成の時代を感じ取れる資料的価値もある優れた作品です。
- 著者
- 村上和彦
- 出版日
指折りの不良ばかりが集う問題学校、中州商業学園。そこに通う主人公の不動力は不良と縁遠い優秀な美少年でしたが、実は不動一家の若頭という裏の顔を持っていました。古い体制を憎む彼は、九州統一を目指して密かに大組織・仁王会へ戦いを挑みます。
谷村ひとしの原作漫画『不動 極道戦国志』は、1996年に三池崇史によって『極道戦国志 不動』の題名で映画化されました。三池崇史の真骨頂である極度の暴力表現、エログロ描写が光ります。おそらく現在なら映像化不可能な演出は必見。
原作は全2巻しか刊行されておらず、未完のまま終わっています。しかし不動力のカリスマと熱意、野望の壮大さは未完であっても色褪せない魅力があります。あえて暴力にこだわる理由と意志の強さは本作の中核をなす要素なので、ぜひ実際にご覧ください。
読んでみたいという方は、こちらからKindleで読むことができます。
https://amzn.to/3oE7f19
原作小説『岸和田少年愚連隊』は、作者・中場利一の自伝的作品です。高度経済成長とバブルに挟まれ、まだ豊かだった時代の日本。大阪府岸和田を舞台に、ヤンチャすぎる少年達が喧嘩に明け暮れる青春譚が描かれます。
三池崇史が監督したのは、映画版の2作目『岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇』と3作目『岸和田少年愚連隊 望郷』です。いずれも同名原作をベースにしており、主人公チュンバの成長した姿や、幼少期が描かれます。
本作の魅力を一言で表すなら、古き良き昭和の日本でしょう。主人公らは確かにどうしようもない不良ですが、がむしゃらでひたむきな行動が、どうしようもなく感動を呼びます。スカッとする生きざまが爽快なので、日々鬱屈として暮らす人にオススメ。
- 著者
- 中場 利一
- 出版日
原作は椎名誠の短編小説集『中国の鳥人』。8編のエピソードは独立しており、平常から異常への切り替えが鮮やかな作品ばかりです。作風は強いて言えばSFですが、ジャンルに縛られない個性的な物語が魅力。
妄想と狂気が入り交じった構成のため、一読するだけで日常を離れられるのが面白いです。エッセイストとして知られる作者だけに、読みやすい文体なも嬉しいところ。読書慣れしていない人ほどオススメです。
三池崇史は表題作「中国の鳥人」を同じタイトルで映画化しました。普通のサラリーマンが商談の途中に立ち寄った中国の小村で、人間が空を飛ぶ光景に出くわす不思議な話。中国雲南省で敢行されたロケのおかげで、世界観が原作からスケールアップし、ダイナミックな展開がくり広げられました。
- 著者
- 椎名 誠
- 出版日
天才技士タカナカヒトシは、芸能事務所を経営する父親の依頼で、アイドルの人見舞そっくりの人工知能AI(アイ)を作成。本物そっくりに振る舞いAIが、やがてハッカーの影響により自我に目覚め、人見舞の命を狙うようになります。
原作はアイデンティティや人工知能について斬り込んだ、野心的なSF小説です。2020年代を先取りしたかのような作りが斬新で、今読んでも驚かされる部分が多々あります。人見舞とAIといった視点が各章で切り替わり、主要人物に共感してしまうのも見事。
三池崇史は1998年に同名映画を監督しました。当時実際に人気だった歌手・島袋寛子を主役に起用し、原作のアイデアを再現しています。
- 著者
- 渡辺 浩弐
- 出版日
伝説の暴走族と恐れられた矢島金太郎が、ヤマト建設会長の命を救ったことをきっかけとして、サラリーマンとして活躍していくビジネス漫画です。学歴主義、権威主義に凝り固まった社会を一刀両断にする勢いが非常に痛快。
原作『サラリーマン金太郎』は本宮ひろ志の代表作で、本編完結後も続編やスピンオフが断続的に発表されています。当初は荒唐無稽さが売りでしたが、連載が続くにつれて現実の時勢や問題を扱い、大胆に解決法を導くのが魅力にもなっていきました。
ビジネス用語に明るくなくても、矢島金太郎の強烈なキャラだけでも楽しめるのが凄いところ。
1999年に高橋克典主演でドラマ化された後、同年のうちにドラマを引き継ぐ形で三池崇史が映画化しました。映画ならではのスケール感、パワーアップした演出が好評を博し、ドラマ第2期に繋がっています。
原作について詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<『サラリーマン金太郎』5分でわかるあらすじ!元暴走族ヘッドがサラリーマンに?【結末までネタバレあり】>
- 著者
- 本宮 ひろ志
- 出版日
- 1994-12-08
妻をなくし、男手一つで息子を育てる青山重治。彼は思い付きで再婚相手のオーディションを開き、山崎麻美に一目惚れします。山崎麻美へ心酔する青山重治ですが、彼女には完璧な愛を求める異常性がありました。
原作は同名タイトルの『オーディション』。作者の村上龍は文学やSFで知られる作家ですが、本作のジャンルはサイコホラーです。理想的な美女が、最悪の殺人鬼に変貌する恐怖。内臓がヒヤリとする恐怖感が見所なので、夏に読む納涼作品にぴったりかもしれません。
三池崇史監督で映像化された映画版は、前半のラブストーリーと後半のスプラッタ展開の落差が凄いです。国外でも絶賛され、TIME誌のホラー映画ランキングなどに選ばれています。
- 著者
- 村上 龍
- 出版日
社会の底辺で過酷な仕事に勤しむ日系ブラジル人マーリオ。借金で首の回らなくなった彼は、殺人と強盗に手を染めてしまい、滑り落ちるように絶望の人生を歩んでいきます。
原作は『不夜城』で知られる馳星周の暗黒小説『漂流街』。ハードボイルドに通じる乾いた表現と、生々しい暴力性、そして社会とそこに住む人間の暗部が赤裸々に描かれます。夢も希望もない展開が、ある意味で本作にしかない魅力となっています。
三池崇史が監督した映画『漂流街 THE HAZARD CITY』は2000年に公開されました。原作そのままの勢いで映像化されており、特にバイオレンスに関しては一級品となりました。
- 著者
- 馳 星周
- 出版日
商社のエリートサラリーマンだった早坂幸平が、無実の罪で投獄されるところから物語は始まります。日本の常識が通用しない無法地帯。警察も弁護士も信用できず、早坂幸平は生きるため仕方なく悪人と関わっていきます。
原作は林洋司の同名小説です。安全確保も無実の証明も、すべて金が必要なフィリピン刑務所に投げ出された主人公が、いかにして極限状況を切り抜けていくかが見所。単なる犯罪小説とも違い、生存のために悪事が必要とされるところが面白いです。
三池崇史流のバイオレンスはもちろん、歯切れのいい映像が映画版の持ち味。意外過ぎるオチが必見です。
『漂流街』『天国から来た男たち』と2作並んで出演した及川光博について知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<及川光博は実写化王子!「相棒」以外も魅力的な出演テレビドラマ、映画を紹介>
- 著者
- 林 洋司
- 出版日
新宿歌舞伎町を舞台として、ヤクザを狙って行われる殺し。「ジジイ」と呼ばれる不気味な男が殺し屋「イチ」を使って、過激な暴力団「安生組」壊滅を目指し、なりふり構わない攻防をくり広げていきます。
原作は同名漫画の『殺し屋1』。殺し屋1の代表作で、普段弱虫の主人公が特定の条件が揃った時だけ、無敵の殺人マシーンに変わるバイオレンスアクション漫画です。もう1人の主人公ともいえる垣原雅雄と「イチ」の異常者同士対決が、1番の見所となっています。
三池崇史が映像化に挑んだ映画版は、CGを駆使して原作のぶっ飛んだ表現を見事に再現。原作と違って浅野忠信が演じる垣原雅雄が主軸となっており、暴力表現が加速しています。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
- 著者
- 山本 英夫
- 出版日
終戦間もない時代の日本。ヤクザもまた混乱の最中にあり、中国人や韓国人が入り乱れた愚連隊と激しく争っていました。そこで活躍する1人の男、石川力夫。彼は仁義なき世の中で、閃光のような短い生きざまを見せつけます。
原作は藤田五郎の小節『仁義の墓場』で、実在したヤクザ石川力夫の半生を描いた作品です。石川力夫はのけ者揃いの極道の世界で、さらにのけ者にされて壮絶な人生を歩んでいます。本作には彼が自殺に及ぶ足跡が克明に記されました。
三池崇史が監督したのは2002年公開の『新・仁義の墓場』です。深作欣二が1975年に発表した映画のリメイクで、反道徳的な世界観が圧倒的な映像で再構築されました。
- 著者
- 藤田 五郎
- 出版日
原作はサイコスリラー漫画として、日本の漫画界に多大な影響を与えた『多重人格探偵サイコ MPD PSYCHO』です。天才的頭脳を持つ多重人格者の雨宮一彦が、猟奇事件を捜査するうち、自らの出自の秘密を知っていく……というのがおおまかなあらすじ。
少年漫画の枠を越えた残酷描写、先鋭的な事件の設定が各界から激しい反発(有害図書指定など)を受けつつも、先の読めない展開が多くのファンを魅了した作品です。一般ウケしないテーマにもかかわらず、900万部も売り上げています。
三池崇史はWOWOW制作のドラマ『多重人格探偵サイコ/雨宮一彦の帰還』を監督し、それがのちに映画『MPD-PSYCHO/FAKE MOVIE REMIX EDITION』として公開されました。原作とはまったく違うストーリー、結末が見所。
- 著者
- ["昭宇, 田島", "公彦, 大江"]
- 出版日
取引先の倒産による連鎖倒産で、夜逃げを余儀なくされたある一家の物語。離散した一家は行くあてもなく、辿り着いた河川敷のホームレスを頼って再起を計ります。
原作は『ナニワ金融道』を生み出した青木雄二の『桃源郷の人々』です。元は小説でしたが、本人の手でコミカライズもされています。ホームレスの視点から見たシニカルな経済観、意表を突く裏技による大逆転が興味深いです。『ナニワ金融道』とは違った意味で勉強になります。
三池崇史は『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』のタイトルで本作をコメディタッチで映画化。ホームレスを仕切る哀川翔の存在感、手際のよすぎる佐野史郎のミステリアスな演技が見事でした。
- 著者
- 青木 雄二
- 出版日
原作は山本周五郎の時代小説『さぶ』。江戸時代の下町に生きるさぶと栄二が、手を取り合って生きる感動のストーリーです。
2人の進む道は平坦ではありません。大した欲もなく働いていた栄二は、無実の罪を着せられて人間不信に陥ります。そんな彼を支えるさぶの姿が感動的。約60年前の作品にもかかわらず、何度も映像化・舞台化されることからも、本作にある普遍的な面白さが垣間見えるでしょう。
三池崇史は『SABU ~さぶ~』のタイトルでドラマ化し、未発表シーンを追加した映画版を2002年に公開しました。普段とは違うファン層から、静謐な雰囲気が楽しめると評判です。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<小説『さぶ』のあらすじ、見所をネタバレ解説!山本周五郎の名作がドラマ化!>
- 著者
- 山本 周五郎
- 出版日
- 1965-12-28
原作はアイドルプロデュースで有名な、秋元康のホラー小説『着信アリ』。現代では誰もが持つ携帯電話を題材にしており、予告電話がかかってくると所持者が死ぬという設定です。
科学技術の発展に伴って、オカルトや迷信の神秘性が薄れましたが、本作はそれを逆手に取った意欲作。身近な携帯電話が恐怖の源になるため、新世代のホラー作品として若者を中心に大ヒットしました。
三池崇史は同名映画の第1作を監督。三池崇史作品としては初のホラーですが、迫力ある映像で原作未読の視聴者にも受け入れられ、シリーズの人気に火を付けました。
- 著者
- 秋元 康
- 出版日
三池崇史が映画化した『インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~』の原作は、井志麻子の短編小説『ぼっけえ、きょうてえ』です。明治時代、遊郭の女郎がお客に身の上話をするのは共通していますが、内容はいずれも似ても似つきません。
醜く歪んだ顔の女郎が話す怪談は、オカルト関係ではなく狂気そのもの。男女間の情念をはじめとして、人間の残忍な精神が詳細に描かれます。本作のタイトルは岡山弁で「とても怖い」を意味する言葉ですが、まさに言い得て妙。
映画版は三池崇史のアメリカデビュー作であり、ホラー企画の一環で制作されました。原作のねっとりした恐怖感を引き継ぎ、新たなジャパニーズホラーの形を示しました。
- 著者
- 岩井 志麻子
- 出版日
- 2002-07-10
冷え切った両親の事情で、田舎に引っ越すことになった小学生の稲生タダシ。環境にも学校にも馴染めなかった彼は、なぜか近所の神社で開かれた祭で、特別な役割に抜擢されます。それ以来、稲生タダシは妖怪が見える不思議な力を手に入れました。
本作の原作はオカルトの大家・荒俣宏の『妖怪大戦争』です。荒俣宏は自身の代表作『帝都物語』から最強の魔人・加藤保憲を参戦させ、稲生タダシは妖怪達と共闘して魔人に立ち向かう冒険ファンタジーに仕上げました。『ゲゲゲの鬼太郎』などでもお馴染みの妖怪が総登場する、非常に娯楽色の強い作品。
三池崇史の映画では映像の力が加わり、さらに迫力がアップしています。まだ12歳ながら演技力抜群の神木隆之介が主役なのも後押しして、幅広い世代に好評でした。また2021年には寺田心を主演として『妖怪大戦争 ガーディアンズ』として再び映画化されます。
神木隆之介のその他の実写化作品が知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<神木隆之介の成長の軌跡を出演作で辿る!実写化した映画、テレビドラマの原作紹介>
- 著者
- 荒俣 宏
- 出版日
「ワル」とあだ名付けされた主人公・ 氷室洋二が、社会の常識や周囲の圧力に従わず、自分を貫くハードボイルド作品。不良漫画ですが極度に美化することなく、1人の人間として自己確立した主人公を描いているのが魅力です。
元は原作・真樹日佐夫、作画・影丸穣也の少年漫画でした。1970年から断続的に続編、外伝が連載され、『ワル最終章』で2004年に完結。
三池崇史は最終章を映画化した『悪 WARU』の監督を務めました。成長した氷室洋二を哀川翔が演じ、アウトローらしい活躍が見られました。真樹日佐夫が直接脚本も担当していることから、キレのある台詞回しが好評でした。
- 著者
- ["真樹 日佐夫", "影丸 譲也"]
- 出版日
少年刑務所で出会った2人、有吉と香月。彼らはタイプの違う少年でしたが、なぜか馬が合い、長年の親友のように仲良くなりました。ところがある日、香月の死体が発見されます。誰が、なぜ殺したのか。有吉は謎を解くため奔走します。
原作小説『少年Aえれじぃ』は梶原一騎と真樹日佐夫の共著です。少年らしい純粋さと危うさ、苛烈な憎悪が入り交じったサスペンスの傑作。あまり一般に知られていない、少年刑務所という特殊な環境も詳しく描写され、そこで交わされる人間関係も説得力が凄いです。
映画は『46億年の恋』と改題され、三池崇史の手で作られました。時系列が変更されたり、設定がいくつか変更されていますが、基本的には原作どおり。閉鎖空間の狂気が見所です。
- 著者
- 正木 亜都
- 出版日
原作は高橋ヒロシによる不良漫画の名作『クローズ』。不良の巣窟たる鈴蘭男子高校に転校してきた主人公が、不良同士の抗争に飛び込み、強敵を倒して仲間を増やしていく群像劇となっています。
5000万部近く売れる大人気作品で、続編やスピンオフが数多く作られました。いずれも不良がメインで、等身大の熱い喧嘩をくり広げるのが魅力。
三池崇史が実写化した『クローズZERO』は、本編の1年前を描く前日譚です。破天荒な展開とハチャメチャなアクションが大いに受けました。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<漫画「クローズ」『WORST』の各世代の最強キャラランキングベスト3!>
- 著者
- 高橋 ヒロシ
- 出版日
- 1991-02-01
原作『神様のパズル』は「宇宙は作れるのか?」という難題に挑むSF作品。常人には無理としか思えない疑問を、あっと驚く手法で斬り込む構成には、ただただ感心させられます。宇宙物理学の入門としても最適でしょう。
本編は大学生の綿貫基一と、飛び級の天才・穂瑞沙羅華を中心にしており、小難しい理屈をわかりやすく解説してくれます。続編『穂瑞沙羅華の課外活動』シリーズと合わせれば、さらに楽しめること請け合いです。
三池崇史は2008年、同名映画を監督。播磨科学公園都市やつくば市の科学施設にも協力を受け、奇想天外で楽しい作品に仕上がっています。シリアスとコメディの加減が絶妙で、どんな人が見ても楽しめる娯楽作。
- 著者
- 機本 伸司
- 出版日
原作は尼子騒兵衛のギャグ漫画『落第忍者乱太郎』。アニメ『忍たま乱太郎』の原作としても有名ですね。室町時代末期を舞台に、実際の忍者をモチーフとした仕掛けを多数描きつつ、子ども向けらしい明るい作品になっています。
主人公をはじめとして、個性豊かな数え切れないほどの忍術学園の生徒、先生のかけ合いが魅力的。原作は2019年まで連載され、幅広い層に忍者のよさを発信し続けました。
三池崇史は2011年、アニメと同じ『忍たま乱太郎』のタイトルで映画化。当時9歳だった加藤清史郎を筆頭に、実力派子役らを起用して猪名寺乱太郎、摂津のきり丸、福富しんべヱのトリオを見事に実写化しました。
加藤清史郎の実写化した作品を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<加藤清史郎の子役から現在までの出演作一覧!実写化した映画テレビドラマの原作も解説>
- 著者
- 尼子 騒兵衛
- 出版日
原作は滝口康彦の短編集『異聞浪人記』の表題作です。主君に忠誠を誓って志をまっとうしたとしても、己を犠牲にせざるを得なくなる武士の悲哀を綴った、短編小説が6編収録されています。
江戸時代の初期、切腹を賭けて金銭を無心する狂言切腹が流行った頃、武士の名門・井伊家にやはり切腹を願い出た津雲半四郎という男が現れる……というのが表題作のあらすじ。なぜ自ら命を絶つのか、その理由と物語の顛末が涙を誘います。
三池崇史は『一命』のタイトルで原作を映画化しました。普段のバイオレンスともコメディとも違う、三池崇史の新境地がここにあります。市川海老蔵が演じる津雲半四郎、瑛太の千々岩求女など、心に訴える名演技が魅力。
- 著者
- 滝口康彦
- 出版日
原作は梶原一騎が手がけた学園漫画『愛と誠』です。不良少年と良家のご令嬢という、決して許されない身分違いの純愛が描かれた不朽の名作。
主人公の太賀誠は幼少期のある時、偶然出会った早乙女愛の命を救います。早乙女愛は一途に太賀誠を想い続けますが、成長し再会した彼はとてつもない不良になっていました。数々の苦難にもめげず、早乙女愛が太賀誠への愛を貫く姿が感動的。荒々しさと繊細さを感じられる、ながやす巧の作画は今でも色褪せません。
三池崇史は映画化に当たって、作風を考慮してミュージカル風にアレンジしました。昭和ヒット歌謡に乗せた演出は、浮世離れした内容とマッチして、見たこともない映像作品へと昇華されています。
- 著者
- ながやす 巧
- 出版日
- 2001-05-11
晨光学院町田高校の蓮実聖司は穏やなイケメンで、誰からも人気の教師でしたが、実際には他人の感情が理解できないサイコパスでした。蓮実聖司は自分に都合の悪い人間を対象として、秘密裏に殺人を繰り替えてしていきます。
原作は貴志祐介の同名小説『悪の教典』。どこにでもある日常の風景に連続殺人鬼がまぎれこんだら、という思考実験を具現化したサイコホラーとなっています。徹底した蓮実聖司の造形が見事で、トラウマになりかねない恐怖感が癖になります。
三池崇史は映画『悪の教典 アクノキョウテン』の主役に、人当たりのよい伊藤英明を抜擢し、原作ともひと味違うバイオレンスな映像を見せつけました。
- 著者
- 貴志 祐介
- 出版日
- 2012-08-03
原作は漫画家のきうちかずひろが、木内一裕名義で発表した小説『藁の楯』です。ある凶悪犯を護送する任務を課された警官達が、自分達の職務に疑問を抱く問題作。
護衛対象は2人の少女の命を奪った殺人鬼・清丸。孫娘を殺された資産家が10億円の賞金をかけたことで、誰がいつ命を狙ってくるかわからない状況になります。極限状況に置かれた警察の苦悩、殺人鬼への怒り、金に目が眩んだ行動の是非など考えさせられることが多いです。簡単に答えを出せないのも魅力。
三池崇史の映画版では、殺人鬼を藤原竜也が演じました。原作に勝るとも劣らないクズっぷりは、良くも悪くも非常に印象的。
藤原竜也が実写化した作品を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<藤原竜也の原作を圧倒する実写化がすごい!出演映画・テレビドラマの魅力を一覧で紹介>
- 著者
- 木内 一裕
- 出版日
映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』の原作は、高橋のぼるの『土竜の唄』です。はみ出し者の問題警官が、問題行動を揉み消す見返りに上層部の特命で暴力団への潜入捜査を任され、組織の中でのし上がっていく内容となっています。
主人公の 菊川玲二は素行に問題があるものの、正義感の強い男です。そんな彼が警官としての使命と、組織の仲間の義理とで苦しみつつ、想定外の速度で出世していくのが見所。任務は無事に果たせるのか、それとも……。
映画は生田斗真を主役に迎え、2014年に公開されました。三池崇史らしい暴力表現と、脚本担当の宮藤官九郎の笑いが絶妙にマッチした良作。
生田斗真が実写化した作品を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<生田斗真はジャニーズ随一の俳優!実写化出演した映画、テレビドラマを原作ともに一挙紹介>
宮藤官九郎が脚本を担当した作品を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<宮藤官九郎の映画・テレビドラマの魅力を、実写化原作から解説!【脚本作品一覧】>
- 著者
- 高橋 のぼる
- 出版日
- 2006-01-05
有名な四谷怪談をベースにした舞台「真四谷怪談」の主役に選ばれた長谷川浩介。彼は女優の恋人・後藤美雪がいるにもかかわらず、浮気を繰り返す不貞男でした。嫉妬に駆られた後藤美雪は、まるで四谷怪談をなぞるかのように狂気に染まり、長谷川浩介もまた現実と舞台の物語がつかなくなっていきます。
原作は映画版の脚本も担当している、山岸きくみの小説『誰にもあげない』。現実の現代と劇中劇の江戸時代が交錯し、読者も混乱に陥る手法が興味深い点です。文字媒体ならではの仕掛けもあるため、映画を見た方もぜひ原作を読んでみてください。
三池崇史は『喰女-クイメ-』の題名で映画化しました。時代劇としても通用する映像クオリティで、海外の映画祭にも出展されるほど評価されています。
- 著者
- 山岸 きくみ
- 出版日
元になった作品は原作・金城宗幸、作画・藤村緋二の漫画『神さまの言うとおり』です。突如不可解なゲームに巻き込まれた主人公が、生き残るためにデスゲームに挑戦するサスペンスアクション。
当初の主人公は平凡が取り柄の高畑瞬でしたが、続編『神さまの言うとおり弐』からは明石靖人に交代します。失敗すると命を落とす過酷な試練に対して、勇気と機転で挑む姿にハラハラさせられます。予想不能の展開を楽しみたい方に特にオススメ。
三池崇史は映像化の難しい本作に挑み、メインビジュアルになっているダルマや巨大な招き猫を完全再現しました。理不尽な展開に、福士蒼汰や神木隆之介が挑む姿は必見。
福士蒼汰が実写化した作品を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<福士蒼汰の出演映画、テレビドラマを解説!イケメンだけじゃない実写化キャラに注目>
神木隆之介が実写化した作品を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<神木隆之介の成長の軌跡を出演作で辿る!実写化した映画、テレビドラマの原作紹介>
- 著者
- 藤村 緋二 (著), 金城 宗幸 (原著)
- 出版日
- 2011-07-08
歌手のさだまさしが1987年に発表したCD「風に立つライオン」を、彼自身の手で小説化した作品が原作です。日本人医師の航一郎とケニアの青年ンドゥング2人の友情を軸として、ケニアの実情や震災直後の日本の姿が描き出されます。
元の曲自体、さだまさしが医師・柴田紘一郎のケニア派遣時代の実話に感化されて作曲したものなので、小説もフィクションとはいえ非常に感動的です。曲と合わせて読めば、さだまさしの伝えたいことが深く理解できることでしょう。
三池崇史は2015年、小説をベースとして独自解釈した映画に取り組みました。牧歌的な雰囲気を残しつつ、希望的な物語が描かれます。
- 著者
- さだ まさし
- 出版日
宇宙進出した人類は、遺伝子改良したゴキブリを使って、火星のテラフォーミングを進めていました。そのゴキブリが異常進化を遂げて人類に敵対。過酷な環境に適応するため、バグズ手術を受けていた宇宙船員達は、火星脱出を目指してゴキブリと死闘をくり広げていきます。
本作は豪快な設定、ゴキブリのビジュアル、激しいアクションが見所のSF漫画です。個性的な主要人物は、それぞれ虫由来の特殊能力を備えているのも特徴。強力なゴキブリと激突するシーンは、能力バトル的な楽しさがあります。
三池崇史が監督した原作と同名の映画『テラフォーマーズ』は、原作の第1部を元にして作られました。役者の関係でキャラが変更されているものの、映像を含めてきわめて真っ当なアクションSFとして仕上がっています。
- 著者
- 橘 賢一
- 出版日
- 2012-04-19
原作は沙村広明の代表作『無限の住人』。不死身の肉体を持つ剣士が、家族の復讐を誓う少女に手を貸し、過酷な戦いに身を投じる架空の時代劇となっています。
主人公の万次は、無数の武器を隠し持つ凄腕。ある事情から不死身となり、罪を償うため1000人の悪党を斬ると心に誓っています。ヒロイン浅野凜との、兄妹のような凸凹コンビぶりが微笑ましいです。沙村広明の繊細な筆致、見開きを駆使した迫力あるバトルシーンが世界中で高い評価を受けています。
三池崇史は同名映画を2015年に監督しました。主人公役に木村拓哉を迎え、激しいアクションとスペクタクルで観客を魅了しました。
- 著者
- 沙村 広明
- 出版日
- 1994-09-19
原作は荒木飛呂彦の人気シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』第4部です。連綿と続くジョースター家の血筋の1人、東方仗助を主人公として、街に救う殺人鬼との対決が描かれます。
『ジョジョの奇妙な冒険』の他のシリーズは強敵との死闘が目立ちますが、第4部は身近な恐怖や心の弱さがテーマの1つ。そのため特殊能力「スタンド」も、戦闘向きではないさまざまなものが出てきました。派手なアクションが控えめな一方、人間ドラマとしてはシリーズ屈指の出来映えで、ファンのなかでも根強い人気を誇っています。
三池崇史は2017年に映画版『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』を公開。劇場用に話を改変しているものの、特徴的な「スタンド」の描写も含めて、見応えのあるアクション作品となっていました。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<「ジョジョ」シリーズの知られざる秘密14選!読むのがもっと面白くなる!>
- 著者
- 荒木 飛呂彦
- 出版日
ある温泉街で発生した硫化水素の中毒事件。調査の結果、事件性のないことが証明されますが、1ヶ月後にほぼ同様の硫化水素中毒事件が発生します。調査を担当した青江修介は、事件の全容を解明するため、中毒死した被害者を調査していきます。
原作『ラプラスの魔女』は、東野圭吾が書き下ろしたミステリー小説です。事件現場に現れるミステリアスな少女・羽原円華がキーパーソンになっており、不可能と思われた出来事が、いかにして行われたか明らかになっていく過程が爽快。難解な要素がないため、ミステリー初心者でも読みやすいのが魅力。
三池崇史は2018年、櫻井翔の主演で映画版を撮影しました。複数の人物の話が並行していた構成を改変し、物語に集中しやすいよう工夫されています。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
ここからはテレビドラマの原作を紹介していきます。
原作はこしばてつやの漫画『天然少女 萬』です。90年代前半を生きるコギャルにフォーカスを当て、ストリートファイトを通して成長する様子を描いた格闘ラブコメディとなっています。
主人公は15歳の香田萬。13回の補導歴がある根っからの不良娘です。見た目は可憐な美少女ですが、喧嘩っ早くて口より先に手が出る直情型のため、すぐトラブルを起こします。共同住宅で暮らす加治屋大二郎とのほのかな恋は、激しいストリートファイトの合間のアクセントとして好評。
三池崇史は同名ドラマおよび続編『天然少女萬NEXT-横浜百夜篇』を製作しました。人気アイドルを起用したドラマですが、テレビスケールの枠を越えるアクションが魅力でした。
- 著者
- こしば てつや
- 出版日
原作は渡邉文男のノンフィクション『第2の警察』。ウェブサイト「探偵ファイル」で有名な本物の探偵・渡邉文男が、実際の経験を赤裸に綴った実録本となっています。
一般にはあまり知られていない探偵の仕事。犯罪捜査に未成年捜索、ストーカー防止などなど、体験談を交えたテクニックや裏話が満載です。決して表沙汰にはならない、本作でしか読めない裏の話ばかり。探偵に少しでも興味がある方なら、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
三池崇史は原作を参考にして、テレビドラマ『パートタイム探偵』を監督しました。従来の探偵ドラマと異なり、地味ではありますが、説得力のあるコメディが視聴者にウケて、続編『パートタイム探偵2』まで製作しています。
- 著者
- 渡邉 文男
- 出版日
ある日、3人のコンビニ強盗が病院に立て籠もる人質事件が発生します。その現場に駆り出されたのが、FBI仕込みの「交渉人」石田修平です。石田修平の交渉術と犯人の焦りが、緊迫感を生むサスペンスが本作の醍醐味。
原作は五十嵐貴久の同名小説『交渉人』です。卓越した交渉術でどんどん警察有利になっていくものの、予想外の出来事が発生し、自体が急転します。丁寧に張られた交渉の伏線、トリックの回収が爽快で、何度も読みたくなる本となっています。
2度テレビドラマ化されていますが、三池崇史が手がけたのは2003年版です。前半のスピーディさと後半の緻密な展開が評価され、ギャラクシー賞奨励賞にも選ばれました。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<五十嵐貴久の小説おすすめベスト6!ミステリーから青春小説まで!>
- 著者
- 五十嵐 貴久
- 出版日
原作は高橋ヒロシの不良漫画『QP』です。元は手の付けられなかった暴れん坊「キューピー」こと石田小鳥が、かつての親友・我妻涼と対立してしまうというストーリー。
石田小鳥は顔がいまいちですが、少年院で更正して真っ当に行きようとします。ところが我妻涼は暗黒社会にどっぷり浸かり、全国制覇すら狙う悪の権化と化していました。親友同士の光と影、過去と現在の対比が強烈で、不良漫画とは思えないインパクトと感動を生んでいます。
三池崇史の映像化したテレビドラマはタイトルこそ原作と同名ですが、本編ではなく『QPキューピー外伝』を元にしたオリジナルストーリー。人気俳優・斎藤工が演じる我妻涼のカリスマが、登場人物だけでなく視聴者も惹きつけました。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<漫画『QP』の見所全巻ネタバレ紹介!熱くて笑える名作!【無料で読める】>
- 著者
- 高橋 ヒロシ
- 出版日
いかがでしたか?三池崇史の監督した作品数は膨大です。原作付きに限っても数が多いですが、ジャンルが多岐に渡るため、どんな人の好みにも答えられます。映像作品と原作と合わせて読めば作品をより一層楽しめるので、気になった作品をぜひ手に取ってみてください。