上川隆也の実写化原作はミステリ好き必見!出演映画、テレビドラマから名作を発掘

更新:2021.4.20

今やすっかりベテラン俳優の貫禄を漂わせている上川隆也。若い頃にはどんな役柄を演じていたのか気になりませんか? この記事では、小説や漫画を実写化した作品を中心に、上川隆也が演じた役柄と作品について紹介します。 上川隆也について少しでも気になる方は、ぜひご覧になってください。

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上川隆也のプロフィール

 

日本を代表する実力派俳優の上川隆也。彼が出演した数々の映画やドラマをご紹介する前に、まずはプロフィールから見て行きましょう。

上川隆也(かみたわたかや)は、1965年5月7日生まれ。東京都八王子市の出身です。身長175cm、血液型はA型。

中央大学在学中にアルバイトで劇団に所属したことをきっかけに演技に興味を持ち、1989年、演劇集団「キャラメルボックス」に入団。舞台で活躍中の1996年、NHK放送70周年記念日中共作ドラマ『大地の子』の主演・陸一心役に大抜擢されテレビ界にデビュー。若手実力派俳優として注目を集めるようになりました。

その後、次々と人気ドラマや映画に出演。2006年には大河ドラマ『功名が辻』の山内一豊役で主演を務め、演技派俳優としての確固たる地位を確立します。

「演技一筋」という印象の上川隆也ですが、趣味は意外にもゲームとアニメ鑑賞で、ゲームはPlayStation歴20年超えの上級者。2007年にはご自身も大ファンのアニメ『天元突破グレンラガン』のアンチ=スパイラル役で声優デビューを果たしています。

ただ、声優として参加したことでその後のストーリー展開がわかってしまい後悔したとか。本当にアニメが大好きなんですね。

 

映画やドラマに引っ張りだこの上川隆也。出演作品一覧

【映画】

『東京夜曲』(1997年)

『ガメラ3 邪神覚醒』(1999年)

『梟の城 owl's castle』(1998年) 原作『梟の城』

『スパイ・ゾルゲ』(2003年)

『ローレライ』(2005年) 原作『終戦のローレライ』

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年) 原作『三丁目の夕日』

『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(2008年)

『パコと魔法の絵本』(2008年)

『私は貝になりたい』(2008年)

『沈まぬ太陽』(2009年) 原作『沈まぬ太陽』

『映画 怪物くん』(2011年) 原作『怪物くん』

『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』(2012年) 原作『荒川アンダー ザ ブリッジ』

『二流小説家 -シリアリスト-』(2013年) 原作『二流小説家』

『犬に名前をつける日』(2015年)

【劇場アニメ】

『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』(2008年)

『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』(2009年)

『劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン』(2011年) 原作『NARUTO -ナルト-』

『かぐや姫の物語』(2013年) 原作『竹取物語』

【テレビドラマ】

『コマクノキモチ』(1992年)

『大地の子』(1995年) 原作『大地の子』

『ひまわり』(1996年)

『毛利元就』(1997年) 

『誰かが扉を叩いてる』(1997年)

『涙のアンパンマン・マーチ』(1997年) 原作『涙のアンパンマン・マーチ』

『竜馬がゆく』(1997年) 原作『竜馬がゆく』

『月の輝く夜だから』(1997年)

『町』(1997年)

「少年たち」シリーズ(1998年、2001年、2002年)

『青の時代』(1998年)

『新 同棲時代〜柴門ふみスペシャル』(1998年) 原作『新・同棲時代』

『P.S. 元気です、俊平』(1999年) 原作『P.S. 元気です、俊平』

『お水の花道』(1999年)『新・お水の花道』(2001年) 原作『お水の花道』

『抱きしめたい! 世紀末スペシャル』(1999年)

『シンデレラは眠らない』(2000年) 原作『獅子の娘』

『君が教えてくれたこと』(2000年)

「陰の季節」シリーズ (2000年~2004年) 原作『陰の季節』

『白い影』(2001年) 原作『無影燈』

『宮本武蔵』(2001年)

『逃亡』(2002年) 原作『逃亡』

『ママの遺伝子』(2002年)

『恋を何年休んでますか スペシャル』(2002年)

『金田一耕助ファイル・迷路荘の惨劇』(2002年) 原作『迷路荘の惨劇』

『金田一耕助ファイル・獄門島』(2003年) 原作『獄門島』

『忠臣蔵〜決断の時』(2003年)

『白い巨塔』(2003年) 原作『白い巨塔』

『最後の忠臣蔵』(2004年) 原作『最後の忠臣蔵』

『長く孤独な誘拐』(2004年) 原作『光と影の誘惑』

『雨と夢のあとに』(2005年) 原作『雨と夢のあとに』

『エド・マクベイン 殺意』(2005年) 原作『殺意の楔』

『祖国』(2005年)

『功名が辻』(2006年)

『海峡』(2007年)

『松本清張・最終章 わるいやつら』(2007年) 原作『わるいやつら』

『エド・マクベイン 顔のない女』(2007年) 原作『被害者の顔』

『明智光秀〜神に愛されなかった男〜』(2007年)

『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(2007年) 原作『花ざかりの君たちへ』

『スワンの馬鹿! 〜こづかい3万円の恋〜』(2007年)

『震度0』(2007年) 原作『震度0』

『柳生一族の陰謀』(2008年)

『猟奇的な彼女』(2008年)

『ルパンの消息』(2008年) 原作『ルパンの消息』

『赤鼻のセンセイ』(2009年)

『イケ麺そば屋探偵〜いいんだぜ!〜』(2009年)

『MR.BRAIN』(2009年)

『古代少女ドグちゃん』(2009年)

『龍馬伝』(2010年)

『崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話』(2010年) 原作『この世でいちばん大事な「カネ」の話』

「ミステリー作家六波羅一輝の推理」シリーズ(2010年、2012年、2013年) 原作「作家六波羅一輝の推理」シリーズ

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(2010年)

『サヨナラの恋』(2010年)

『マークスの山』(2010年) 原作『マークスの山』

『未解決事件 file.01「グリコ・森永事件」』(2011年)

『桜からの手紙 〜AKB48 それぞれの卒業物語〜』(2011年)

『遺留捜査』シリーズ (2011年~2019年)

『火車』(2011年) 原作『火車』

『カルテット』(2011年) 原作『カルテット』

『パンドラIII 革命前夜』(2011年)

『荒川アンダー ザ ブリッジ』(2011年) (映画と同様)

『平清盛』(2012年)

『私立バカレア高校』(2012年)

『ステップファザー・ステップ』(2012年) 原作『ステップファザー・ステップ』

『ブラックボード〜時代と戦った教師たち〜』(2012年)

『積木くずし 最終章』(2012年) 原作『積木くずし』

『マグマ』(2012年) 原作『マグマ』

『レディ・ジョーカー』(2013年) 原作『レディ・ジョーカー』

『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』(2013年)

『特捜最前線2013』(2013年)

『花咲舞が黙ってない』(2014年、2015年) 原作『不祥事』『銀行総務特命』

『スペシャリスト』(2014年、2015年、2016年)

『女はそれを許さない』(2014年)

『命ある限り戦え、そして生き抜くんだ』(2014年)

『エンジェル・ハート』(2015年) 原作『エンジェル・ハート』

「佐方貞人」シリーズ (2015年、2016年、2019年) 原作「佐方貞人」シリーズ

『ORANGE 〜1.17 命懸けで闘った消防士の魂の物語〜』(2015年)

『スクープ 遊軍記者・布施京一』(2015年) 原作『スクープ』

『松本清張サスペンス・影の地帯』(2015年) 原作『影の地帯』

『沈まぬ太陽』(2016年) (映画と同様)

『ガードセンター24 広域警備指令室』(2016年)

『愛を乞うひと』(2017年) 原作『愛を乞うひと』

『銭形警部』(2017年) 原作『ルパン三世』

『やすらぎの郷』(2017年)

『テミスの剣』(2017年) 原作『テミスの剣』

『アキラとあきら』(2017年) 原作『アキラとあきら』

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(2017年) 原作『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』

『BG〜身辺警護人〜』(2018年)

『真犯人』(2018年) 原作『真犯人』

「執事 西園寺の名推理」シリーズ (2018年、2019年)

『ノーサイド・ゲーム』(2019年) 原作『ノーサイド・ゲーム』

『赤バッヂ』(2019年) 原作『警視庁捜査一課刑事』

『検事・佐方~恨みを刻む~』(2020年)原作『検事の信義 』

『夜がどれほど暗くても』(2020年)原作『夜がどれほど暗くても』

【テレビアニメ】

『天元突破グレンラガン』(2007年)

『正解するカド』(2017年)

『ルパン三世 PART5』(2018年) (テレビドラマと同様)

上川隆也の魅力

 

1996年のテレビデビューから変わらず活躍を続けている上川隆也。その人気の理由を考えてみましょう。

まずは、数々の受賞歴が物語る確かな演技力ですよね。主な受賞歴は『大地の子』で橋田賞新人賞、『東京夜曲』で日本アカデミー賞新人俳優賞、そして『梟の城 owl's castle』での日本アカデミー賞助演男優賞などです。

上川隆也の演技の魅力、それは妥協のない役作りではないでしょうか。セリフの80%が中国語だった『大地の子』では、中国語のカセットテープを何度も聞いて発音を完璧にマスターし、スタッフを驚かせたそうです。

2015年の『エンジェル・ハート』では、体脂肪率が10%を切るほどの肉体改造に挑んで人気キャラクター「冴羽獠」になりきりました。

大物俳優でありながら『ぐるぐるナインティナイン』などのバラエティ番組に出演するお茶目な人柄も上川隆也の魅力でしょう。大の犬好きでもあり、保護犬の譲渡会で出会った愛犬ノワールちゃんは、ドラマのロケ現場にも遊びに来るそうです。

また、2009年に結婚を決意した理由も難病の奥様を支え続けるためだったとか。

それでは、50歳を過ぎてもなお爽やかでかっこいい上川隆也の出演作をご紹介していきます。

 

【映画原作】『梟の城』(1999年)

 

司馬遼太郎の忍者小説『梟の城』が原作の映画『梟の城 owl's castle』は、同じ師匠の元で修行を積んだ忍者、葛籠重蔵と風間五平の物語。織田信長により伊賀忍者が壊滅状態にあった天正19年、重蔵は伊賀で隠居生活を送り、かたや五平は伊賀を裏切り奉行所に士官していました。

ある日、重蔵はかつての師匠から豊臣秀吉暗殺の命を受け、忍びとして再び動き始めます。京の町で再会し、宿命的な対決をくり広げて行く重蔵と五平。

上川隆也は真っ当な暮らしを夢見ながらも運命に翻弄される風間五平を演じ、日本アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。

原作では伊賀忍者と甲賀忍者の違いや、五平と石川五右衛門の関係など、映画では描ききれなかったディティールが楽しめます。

 

著者
司馬 遼太郎
出版日
1965-05-04

 

【映画原作】『終戦のローレライ』(2005年)

 

第二次世界大戦末期を舞台にした映画『ローレライ』。原作は、福井晴敏の架空戦記小説『終戦のローレライ』です。

1945年、広島に原爆が投下された後、次なる原爆投下を阻止すべく、潜水艦「伊507」が出撃します。「伊507」にはナチス・ドイツが開発した水中索敵装置「ローレライ・システム」が搭載されていました。

実は、このシステムはナチス・ドイツの人体実験により特殊能力に目覚めた少女「パウラ」を利用した人間兵器だったのです。パウラを中心に日本の未来を賭けた男たちの戦いを描いたこの作品で、上川隆也が演じるのはラスト近くに登場する若い作家。

原作には存在しないキャラクターですが、上下巻にも及ぶ大作を映像にまとめるための重要な役割を担っています。

 

著者
福井 晴敏
出版日
2002-12-10

【映画原作】『三丁目の夕日』(2007年)

 

原作は、1974年から2020年現在まで連載されている西岸良平のご長寿漫画『三丁目の夕日』。

上川隆也が出演した『ALWAYS 続・三丁目の夕日』は、2005年に公開された『ALWAYS・三丁目の夕日』の続編です。昭和34年春を舞台に、夕日町三丁目に住む人々の人情味溢れる日々を描くヒューマンドラマ。

堤真一、吉岡秀隆など、前作と同じ豪華な顔ぶれのなか、上川隆也は薬師丸ひろ子演じる鈴木オートの副社長、鈴木トモエの元カレ、山本信夫として登場。戦争で生き別れになった2人が日本橋で偶然の再会を果たすシーンでは、上品な佇まいの上川隆也が昭和らしい雰囲気を醸し出しています。

素朴で暖かい画風の原作も合わせて読むと、さらに昭和の世界に浸れますよ。

 

著者
西岸 良平
出版日

【映画原作】『沈まぬ太陽』(2009年)

 

山崎豊子の同名小説が原作の映画『沈まぬ太陽』。上映時間が3時間以上にも及ぶ大作です。

主人公は国家を代表する航空会社「国民航空」の社員、恩地元。1970年代、労働組合の委員長として労働者のために尽力した恩地は、経営陣に睨まれ海外の僻地へと左遷されます。

一方、恩地と同期で組合の副委員長としてともに闘った行天四郎は、組合と手を切り出世街道へ。それぞれ違う立場から会社の改善を願う2人の男を通して、企業と政界の腐敗を描く問題作。

上川隆也は東京地検の検事役で出演し、2016年に放送されたテレビドラマ版では主演を果たします。

原作の飛行機事故は1985年の日航機墜落事故をモデルに書かれたとされており、事故を知らない若い世代にもぜひ読んで欲しい作品です。

 

著者
山崎 豊子
出版日

【映画原作】『怪物くん』(2011年)

 

『映画 怪物くん』の原作は、1960年代から愛される藤子不二雄Aの漫画『怪物くん』です。

怪物くんが「怪物ランド」の王位継承を国民から猛反対されるところから始まる『映画 怪物くん』。怒った怪物くんはお供を連れて再び人間界を目指しますが、なぜか日本ではなく「カレーの王国」に迷い込んでしまいます。

そのカレーの王国の権力者ヴィシャールを演じるのが上川隆也です。実は怪物ランドの元住人で、カレーの王国の権力者に姿を変え人間界征服を企むヴィシャールは、映画オリジナルのキャラクター。

大野智、八嶋智人、チェ・ホンマンらハマリ役の主要キャストとともに、藤子不二雄Aによる原作漫画の世界観を再現している上川隆也の熱演は必見です。

 

著者
藤子 不二雄A
出版日

【映画原作】『荒川アンダーザブリッジ』(2012年)

 

原作は『聖☆おにいさん』で知られる中村光の人気漫画『荒川アンダーザブリッジ』。映画は2011年に放送されたテレビドラマの劇場版です。

主人公の市ノ宮行は、家訓の「他人に借りを作るべからず」を守って生きてきた大企業の御曹司。父から『荒川河川敷開発計画』を任され、そこに住む不法占拠者を立ち退かせるべく河川敷へと乗り込みますが、うっかり川に落ちてしまいます。

その時、行を救った自称「金星人」ニノを始め、個性的すぎる河川敷の人々と関わるうち価値観が変わり始める行。

上川隆也は、行の父で市ノ宮カンパニーの社長、市ノ宮積をクールに演じています。実写化不可能と言われた中村光の世界観を見事に実写化した映像が見どころです。

個性的な登場人物を名言とともに紹介したこちらの記事もおすすめです。

漫画『荒川アンダーザブリッジ』が無料!ホームレスたちの名言をネタバレ紹介

 

【映画原作】『二流小説家』(2013年)

 

映画『二流小説家 シリアリスト』の原作は、アメリカの作家デイヴィッド・ゴードンの推理小説『二流小説家』(原題:The Serialist )。

舞台を日本に置き換えた映画の主人公は、上川隆也演じる売れない小説家の赤羽一兵。ある日、12年前に4人の女性を殺害した死刑囚、呉井大吾から「告白本を書いてほしい」という手紙を受け取ります。これを一流作家になるチャンスと感じて呉井に会いに行った赤羽は、12年前と同じ手口の連続殺人事件に巻き込まれて行きます。

上川隆也にとって意外にもこれが初の主演映画

ストーリー展開は基本的に原作と同じですが、主人公が書いた小説が作中作として挿入されている原作を、映画でどう表現しているかに注目です。

 

著者
デイヴィッド・ゴードン
出版日
2013-01-25

【劇場アニメ原作】『NARUTO -ナルト-』(2011年)

 

岸本斉史の人気漫画『NARUTO -ナルト-』は、超常能力を駆使して戦う忍の世界を描いた作品。『劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン』は、劇場版アニメ第8弾として公開されました。

主人公のうずまきナルトは、身に覚えのない罪で忍用の監禁施設「鬼灯城」に連行されます。鬼灯城の城主により忍術が使えなくなり、その後草隠れの陰謀に巻き込まれて行くナルト。

声優としてゲスト出演した上川隆也は『NARUTO -ナルト-』を連載当初から読んでいる大ファンだそう。この作品では鬼灯城に潜入する草隠れの里のスパイ、マロイを演じています。

2007年に「天元突破グレンラガン」で声優デビュー済の上川隆也は、声の演技も魅力の一つですね。

 

著者
岸本 斉史
出版日

 

興味がある方には、メインのキャラクターについて、意外な事実を解説したこちらの記事もおすすめです。

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【劇場アニメ原作】『竹取物語』(2013年)

 

日本最古の物語『竹取物語』が原作の『かぐや姫の物語』は、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。原作では描かれていない、かぐや姫の繊細な心理描写が見どころです。

上川隆也は、美しく成長したかぐや姫に求婚する5人の公の1人、石作皇子(いしつくりのみこ)の声を担当しました。

かぐや姫から「仏の御石の鉢」を持ってくるよう頼まれた石作皇子は、鉢を見つけられなかったことを正直に話し、その代わりにレンゲソウを差し出します。かぐや姫はこれに多いに感動しますが、実は石作皇子は有名な女たらし。それを正妻によってバラされ、かぐや姫を悲しませます。

原作の石作皇子と少し設定が違いますが、残念な男という点は共通していまるので要チェックですよ。意外と知らない本作について、解説しているこちらの記事もおすすめです。

『竹取物語』について9の考察!かぐや姫の正体や作者の意図をネタバレ解説!

 

著者
出版日
2001-09-01

ここからは、出演しているテレビドラマの原作を紹介していきます。

【テレビドラマ原作】『大地の子』(1996年)

 

中国残留孤児の過酷な半生を描いた日中共作ドラマ『大地の子』。原作は、山崎豊子が8年の歳月をかけて完成させた名作です。

1945年、満州で暮らしていた7歳の松本勝男は、ソ連の参戦により家族とともに村を脱出します。逃避行の最中、家族を亡くし孤児となってしまった勝男。虐待され人買いに売られそうになっていたところを小学校教師の陸徳志(ルー・トゥーチ)に助けられます。徳志は勝男を陸一心(ルー・イーシン)として大切に育て、一方、日本でも勝男の実父の松本耕次が家族の行方を探していました。

2人の父、2つの祖国の間で揺れる陸一心の数奇な運命を、まだ無名だった上川隆也が堂々と演じ切った記念すべき作品。

ドラマオリジナルのエンディングも原作と違和感なく胸に迫ります。

 

著者
山崎 豊子
出版日

【テレビドラマ原作】『涙のアンパンマン・マーチ』(1997年)

 

実話をもとに癌と戦う夫婦の姿を描いたドラマ『涙のアンパンマン・マーチ』。原作は、平凡な主婦にスキルス性胃癌が発覚し、33歳の若さで亡くなるまでを、本人および家族の手記と日記で綴った同名の闘病記です。

3人の子供たちと過ごしていた幸せな日々に突然襲いかかった不幸。癌という病気の恐ろしさ。それでも最後まで希望を捨てない夫婦の硬い絆を描く、命の大切さについて誰もが考えさせられる物語です。

癌を患いながらも明るく前向きな主人公の原島久美子役に財前直見、愛情深く思いやりのある夫の貞行を上川隆也が演じました。

2020年現在、原作の闘病記は手に入りにくいかもしれませんが、機会があれば読んでみるべき作品ではないでしょうか。

 

著者
原島 久美子
出版日

【テレビドラマ原作】『竜馬がゆく』(1997年)

 

司馬遼太郎の代表作『竜馬がゆく』は、幕末の志士、坂本龍馬をモデルにした時代小説。「龍馬=土佐弁」といったイメージは、この小説の影響が大きいとも言われています。

上川隆也は、1997年のTBS大型時代劇スペシャル版『竜馬がゆく』で、坂本竜馬を演じました。

幕末の土佐藩に生まれた坂本竜馬は、泣き虫で学問もいまひとつのパッとしない少年。しかし、江戸での剣術修行で一流の剣士に成長。黒船の襲来に衝撃を受け、国へ帰ると攘夷思想に目覚めて勤王党の一員となります。その後、脱藩して日本中を股にかける冒険へと旅立つ竜馬。

あくまで「娯楽作品」である原作は、テンポ良く読みやすい作品で「時代小説は難しそう」と思っている方にもオススメです。

 

著者
司馬 遼太郎
出版日
1998-09-10

【テレビドラマ原作】『新・同棲時代』(1998年)

 

ドラマのタイトルは『新・同棲時代~柴門ふみスペシャル』。『東京ラブストーリー』などの名作ドラマを生んだ漫画家、柴門ふみの『新 同棲時代』が原作のオムニパスドラマです。

上川隆也は、その中の「もう一度ウェディング・ベル」で主役の永澤祐介を演じました。

出版社勤務の長澤祐介は女性が放っておかないイイ男。でもなぜか女嫌いで通っていました。同僚の結婚式に出席した時、突然乗り込んできて新郎を殴り倒した女、咲子に衝撃を受けます。

ある日、咲子がカメラマンとして祐介の会社を訪れ、惹かれあった2人は同棲生活をスタート。しかし、祐介の過去の恋人マチコの出現で咲子は姿を消すことに。

上川隆也がトレンディ感溢れる演技で柴門ふみの世界を再現しています。

 

著者
柴門 ふみ
出版日

【テレビドラマ原作】『P.S. 元気です、俊平』(1999年)

 

柴門ふみの漫画『P.S. 元気です、俊平』を堂本光一主演でドラマ化。

主人公の加地俊平は、早稲田大学文学部を目指す浪人生。たまたま出会った年上の桃子を通して初恋の相手、小夜子と再会します。自由奔放で純粋な桃子と、清純そうで実はしたたかな小夜子の間で翻弄される俊平を中心に、複雑な若者の気持ちを描く青春ストーリー。

上川隆也は、作家になる夢を捨てきれないサラ金の取り立て屋で、いつしか俊平と心を通わせるようになる市村洗太郎役。人情味があり読書好きなキャラクターは、上川隆也自身の魅力と重なりますね。

柴門ふみは1980年代から1990年代にかけて一時代を築いた漫画家です。ぜひ原作を読んで当時のトレンディ感を感じてみてください。

 

著者
柴門 ふみ
出版日

【テレビドラマ原作】『お水の花道』(1999年、2001年)

 

城戸口静による「お水」(水商売)の世界で働く人々の姿を描いた漫画『お水の花道』は、続編の『新・お水の花道』と合わせて2度ドラマ化されています。

1999年、かつて「クラブパラダイス」のナンバーワンホステスとして君臨した明菜は、30歳を迎えヘルプに回される日々が続いていました。しかし、クラブに新オーナーの石崎がやって来たことを機に、ホステスとしての天性の才覚と根性で活躍を見せ始める明菜。

続編の『新・お水の花道』では、お水の世界を去った明菜が、クラブパラダイスの危機を救うため、再びお水の世界へと舞い戻ります。

上川隆也はクラブパラダイスの新オーナー石崎脩一役。

実際にお水の世界の経験がある城戸口静が描く、ホステスたちの奮闘が見どころです。

 

著者
["城戸口 静", "理花"]
出版日

【テレビドラマ原作】『獅子の娘』(2000年)

 

ドラマ『シンデレラは眠らない』の原作は、寺館和子の漫画『獅子の娘』とされていますが、大幅に設定が違うため「原案」という位置付けのようです。

ドラマは1人の孤児が受け継いだ遺産を巡る物語。母を亡くし父の名も知らない橋本瑤子は、ある日、存在しないと思っていた父、宗介からの遺言で一流ホテル「レンブラントホテル」を相続します。これに納得が行かない宗介の家族たち。瑤子は彼らとの愛憎渦巻く闘いに巻き込まれて行くのでした。

上川隆也はレンブラントホテルの社長秘書で、ホテル乗っ取りの野望を胸に瑤子に近づく剛義則を演じています。

寺館和子は、江戸川乱歩作品の新解釈漫画など、独特の世界観を持漫画家。ぜひ作品をチェックしてみてください。

 

著者
寺館 和子
出版日

【テレビドラマ原作】『陰の季節』(2001~2004年)

 

『陰の季節』は横山秀夫の短編推理小説が原作のミステリードラマです。

主人公は「D県警」の警務課調査官、二渡真治。

一般企業の総務部に当たるこの部署で、二渡は様々な問題を調査しながら意外な真実を明らかにして行きます。現場の刑事ではなく「調査官」の目線で警察組織の内側を描く奥深い作品。

原作の短編集には表題の『陰の季節』と『地の声』『黒い線』『鞄』の4作品が収録され、第5回松本清張賞を受賞。2000年から2004年までに計7回放送されたテレビドラマでは、その他の作品からも『陰の季節』シリーズとして描かれています。

上川隆也は2000年から2004年まで二渡真治役を演じ、2016年には仲村トオルが主演を務めています。

 

著者
横山 秀夫
出版日

【テレビドラマ原作】『無影燈』(2001年)

 

中居正広主演で社会現象になるほどの人気を博したドラマ『白い影』。原作は、渡辺淳一の小説『無影燈』です。

大学病院を辞めた看護師の志村倫子は、再就職した「行田病院」で、外科医の直江庸介と出会います。無愛想で勤務態度は最悪、しかし手術の腕と判断力は抜群の庸介に惹かれて行く倫子。その後、倫子と庸介は愛し合うようになりますが、庸介はすでに多発性骨髄腫に冒されていました。

庸介とは対照的に、理想に燃える育ちのいい外科医、小橋俊之を上川隆也が演じています。

渡辺淳一といえば大胆な性描写の『失楽園』が有名ですが、実は渡辺淳一は医師免許を取得した医学博士でもあります。医療の理想と現実、人間の愛と欲望が描かれた『無影灯』では、渡辺淳一の真髄を見ることができます。

 

著者
渡辺 淳一
出版日
2012-07-20

 

【テレビドラマ原作】『逃亡』(2002年)

 

役人の罠にはまった男の逃亡劇を描いた連続ドラマ『逃亡』。同名の原作は、松本清張による長編時代小説です。

文政12年、江戸に大火が発生し、牢屋敷の罪人たちは明朝までに避難場所に戻る約束で解放されます。戻らなければ死罪が待っていました。賭博の罪で牢に入れられていた源次は、真っ直ぐ避難場所の回向院へと向かいますが、その道中で男に襲われている女、お仙を助けます。しかし、それらは全て源次に恨みを持つ岡っ引き、梅三郎が仕掛けた罠だったのです。

上川隆也は、梅三郎に追われ、命がけの逃亡劇をくり広げる源次を演じました。

ドラマでは最後まで江戸を中心に描かれていますが、原作では後半の舞台を神奈川県の大山へと移し、ドラマとはまた違う物語が楽しめます。

 

著者
松本 清張
出版日

【テレビドラマ原作】『迷路荘の惨劇』(2002年)

 

横溝正史生誕100年を記念して放送されたドラマ『金田一耕助ファイル・迷路荘の惨劇』。原作は横溝正史の推理小説「金田一耕助」シリーズの1つ、『迷路荘の惨劇』です。

昭和25年、明治時代の伯爵が建てた別荘「名琅荘」で、ある事件が起こり探偵の金田一耕助が招かれます。からくり屋敷のような仕掛けが施され「迷路荘」とも呼ばれる名琅荘。ここでは20年前にも凄惨な事件が起こっていました。ホテルに改装された名琅荘を舞台に、金田一耕助が20年前と繋がる事件の謎を解き明かして行きます。

石坂浩二、古谷一行ら錚々たる俳優が演じて来た金田一耕助を、上川隆也が飄々とした演技で好演。

ドラマでは舞台を原作の静岡から京都に変えながらも、原作の要点を押さえたストーリー展開が見所です。

 

著者
横溝 正史
出版日

【テレビドラマ原作】『獄門島』(2003年)

 

『金田一耕助ファイル・獄門島』は、『迷路荘の惨劇』で好評を博した上川隆也主演の『金田一耕助シリーズ』第2弾です。

昭和21年、戦友、鬼頭千万太の死を報せるため、千万太の故郷「獄門島」を訪れた金田一耕助。そこで金田一は千万太の妹で三つ子の月代、雪枝、花子、そして従姉妹の早苗と出会います。

千万太の通夜の日、三つ子の1人、花子が梅の木に逆さ吊りにされて殺され、その後も次々と起こる不可解な殺人事件。「獄門島」に根付く忌まわしい因習と猟奇的殺人の謎に金田一耕助が挑みます。

1940年代に書かれ現在では放送が難しいストーリーのため、ドラマでは謎解きに関する部分が大きくアレンジされています。ぜひ原作で違いをチェックしてみてください。

 

著者
横溝 正史
出版日
1971-03-30

【テレビドラマ原作】『白い巨塔』(2003年)

 

これまで幾度も映像化されてきた山崎豊子の傑作『白い巨塔』。舞台を現代に置き換えた唐沢寿明版『白い巨塔』は、最終話の視聴率が32.1%を記録した大ヒット作です。

山崎豊子は当初、ドラマの終盤に当たる部分は書く予定がなく、世の中の要望に応えて続編を執筆したそう。当時の反響の凄さを感じますね。

主役の財前五郎は浪速大学付属病院の外科助教授。オペの腕とむき出しの野心で次期教授の座を狙っていました。もう1人の主人公、内科助教授の里見脩二は、財前とは逆に正義感が強く出世に無関心。この2人を通して医局内の腐敗を描き、真の医療とは何かを問いかける不朽の名作です。

遺族側の弁護士、関口仁を演じる上川隆也を含め、豪華キャストによる迫真の演技は圧巻でした。

より詳しく面白さを解説した、こちらの記事もおすすめです。

小説『白い巨塔』あらすじなどをネタバレ解説!財前にはモデルがいた!?

 

著者
山崎 豊子
出版日
2002-11-20

【テレビドラマ原作】『最後の忠臣蔵』(2004年)

 

『最後の忠臣蔵』は、赤穂浪士でただ1人生き延びたとされる寺坂吉右門を描いたドラマ。原作は、池宮彰一郎の小説『四十七人目の浪士』で、テレビドラマ化を機に『最後の忠臣蔵』に改題し刊行されました。

本作は、生き残った義士の苦悩や残された家族の境遇など、忠臣蔵のその後が描かれた興味深い作品の1つ。

足軽の身分ながら吉良邸の討ち入りに加わった吉右衛門は、討ち入り後に大石内蔵助から呼び出されます。そこで内蔵助から「生き証人」となる事を託され、吉右衛門は密かに逃がされますが、大石内蔵助以下、四十六士は切腹しました。

上川隆也は「逃げた」と世間から冷たい視線を浴びながらも信義を守って生き抜いた男、寺坂吉右衛門役でした。

 

著者
池宮彰一郎
出版日
2004-10-01

【テレビドラマ原作】『光と影の誘惑』(2004年)

 

貫井徳郎の推理小説『光と影の誘惑』が原作のドラマ『長く孤独な誘拐』。貫井はこの作品の他にも『乱反射』『微笑む人』などがテレビドラマ化されている人気作家です。

ある日、平凡なサラリーマン森脇耕一の息子が誘拐され、犯人から「指定した子供を誘拐しろ」という要求を突きつけらます。止むを得ず犯人からの指示どおりに見ず知らずの少年を誘拐する耕一。しかし犯人はさらにその少年を殺せと命じます。

息子の命を救うため誘拐犯になって行く男、森脇耕一を上川隆也が演じました。

原作の『光と影の誘惑』は中編ミステリー集で、ドラマの原作『長く孤独な誘拐』の他『二十四羽の目撃者』『我が母の教えたまいし歌』そして表題の『光と影の誘惑』の4編を収録。

 

著者
貫井 徳郎
出版日

【テレビドラマ原作】『雨と夢のあとに』(2005年)

 

『雨と夢のあとに』は、柳美里による同名のホラーファンタジー小説を原作にしたドラマです。

中学生の桜井雨は、父の朝晴と2人暮らし。蝶の採集が趣味の朝晴は留守がちで、雨は寂しい思いをしていました。ある日、台湾へ幻の蝶を探しに行っていた朝晴が帰ってきます。

しかし、実は朝晴は台湾で事故に合いすでに亡くなっていたのです。自分が死んでいることに気づいていない朝晴は、ある日、隣人の暁子から、自分が幽霊だと告げられるのでした。

成仏出来ない幽霊たちが織りなすこのドラマで、上川隆也は、暁子の元恋人、高柴史郎を演じました。

複数の幽霊が登場するドラマとは違い、原作で登場する幽霊は2人だけ。朝晴と、あともう1人は誰なのか、要チェックです。

 

著者
柳 美里
出版日

【テレビドラマ原作】『殺意の楔』(2005年)

 

ドラマ『エド・マクベイン 殺意』の原作は、アメリカを代表する推理作家エド・マクベインの『殺意の楔』。マクベインが生涯に渡って執筆した『87分署シリーズ』の1つで、シリーズのなかでも人気の高い作品です。

ドラマは原作と同様に2つの事件が同時進行して行きます。

財界の大物、鰍沢耕作が首吊り死体で発見され、警察は自殺と断定。しかし、鰍沢家を訪れた警部補の久留島隼人は、ドア下に残された不審な跡から密室殺人を疑い始めます。同じ頃、過去の事件で久留島を逆恨みする女、真由美が銃とダイナマイトを持って刑事課に現れ、久留島を出せと脅していました。

人質に取られた妊娠中の妻を命がけで救う久留島隼人を上川隆也が演じています。

 

著者
["エド・マクベイン", "井上 一夫"]
出版日

【テレビドラマ原作】『わるいやつら』(2007年)

 

過去に何度も映像化された松本清張の人気長編小説『わるいやつら』。上川隆也は、米倉涼子主演の『松本清張・最終章 わるいやつら』で、医師、戸谷信一を演じました。

このドラマは、米倉涼子を主演にした松本清張三部作の最終章のため、原作では脇役の豊美(原作ではトヨ)を主役に変更。

主人公の寺島豊美は「戸谷病院」で働く看護師。戸谷信一は病院経営に無関心な2代目院長です。当然、病院は赤字まみれ。ある日、戸谷病院に心臓発作の急患が運び込まれます。その患者の妻、龍子は、戸谷が金づるにしている愛人の1人でした。

ここから、豊美と戸谷を中心に、人間の欲にまみれた騙し合いが始まります。

欲のために殺人まで犯す戸谷を、上川隆也が魅力的に演じています。

 

著者
松本 清張
出版日
1966-03-30

【テレビドラマ原作】『被害者の顔』(2007年)

 

『エド・マクベイン 顔のない女』は、『エド・マクベイン 殺意』に続く上川隆也主演マクベイン作品第2弾。『87分署シリーズ』の1つである『被害者の顔』が原作です。

とあるレストランのワンセラーから、輸入会社に勤める女性の遺体が発見されます。死因は銃殺で争った形跡はなし。顔見知りの犯行として捜査が始まり、警部補の久留島は聞き込みをするうち、被害者にはいくつもの顔があった事が判明していきます。

真面目、男好きなど、被害者の様々な顔に翻弄されながら、上川隆也演じる久留島刑事が真実を紐解くミステリードラマ。

精悍な顔つきとクールな雰囲気、そして愛妻家の主人公スティーブ・キャレラのキャラクターは、上川隆也にピッタリですね。

 

著者
["エド・マクベイン", "加島 祥造"]
出版日

【テレビドラマ原作】『花ざかりの君たちへ』(2007年)

 

小栗旬生田斗真ら「イケメン」が集結したドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』。原作は中条比紗也の漫画『花ざかりの君たちへ』で、台湾や韓国でもテレビドラマ化された大ヒット作品です。

主人公の芦屋瑞希はアメリカ育ちの女子高生。走高跳選手の佐野泉に憧れてアメリカから帰国し、佐野と同じ桜咲学園に男子と偽って入学します。男子校の中に男装の女子が1人、ハラハラドキドキの学園ラブコメディ。

上川隆也は、口は悪いが瑞希の協力者となる保健の先生、梅田北斗を演じています。ゲイの保健医を演じる上川隆也のコミカルな演技は一見の価値あり。原作の梅田北斗は27歳でドラマでは37歳の設定なので、原作のキャラもぜひチェックしてみてください。

彼以外のキャラクターも気になるという方には、こちらの記事もおすすめです。

『花ざかりの君たちへ』登場人物の魅力をその後までネタバレ紹介!

 

著者
[]
出版日

【テレビドラマ原作】『震度0』(2008年)

 

横山秀夫の同名ミステリー小説をWOWOWがテレビドラマ化した『震度0』。原作と同様に、警察組織内の権力争いを巡る心理戦を描くサスペンスドラマです。

舞台は1995年、阪神・淡路大震災が発生した日に、とある県警の警務課長、不破義仁が失踪します。不破の妻から連絡を受けた上司の冬木優一は、県警幹部6人で捜索を開始。保身、天下りなど、それぞれの思惑で幹部6人がせめぎ合う中、不破の失踪は県警を揺るがす真相へと繋がっていきます。

上川隆也は、有能で野心家の出世しか頭にない警務部長、冬木優一役。

タイトルの『震度0』は、阪神・淡路大震災という大災害の最中、我が身可愛さに正義を見失う組織の姿を表現しているのかも知れませんね。

 

著者
横山 秀夫
出版日
2008-04-04

【テレビドラマ原作】『ルパンの消息』(2008年)

 

2008年に放送された『震度0』に続き、横山秀夫原作によるWOWOWのドラマ『ルパンの消息』。

ある日、警視庁に1本のタレ込み情報が入ります。それは、15年前に自殺と断定された女教師転落事件は他殺だというもの。捜査に乗り出した刑事・溝呂木義人は、当時の高校生3人が考え出したテスト強奪作戦「ルパン作戦」に辿り着きます。その作戦と彼らがたむろしていた喫茶店「ルパン」には、もう1つの大きな事件との繋がりが隠されていました。

上川隆也演じる溝呂木義人が、時効まで24時間と迫る中で真実を追う、手に汗握るストーリー。

同名の原作は、実際にあった「三億円強奪事件」を絡めた横山秀夫の処女作で、横山秀夫の原点といえる作品です。

 

著者
横山 秀夫
出版日

【テレビドラマ原作】『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(2010年)

 

『毎日かあさん』などで知られる人気漫画家、西原理恵子。『崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な「カネ」の話~』は、西原理恵子の波乱万丈の人生を綴った自伝的エッセイが原作のドラマです。

主人公の相原絵里子は、超貧乏な家庭に生まれた不幸な女。家庭内暴力やイジメに合いながら成長します。しかし、絵が得意だった絵里子は漫画家を目指して上京。持ち前の明るさとガッツで漫画家として成功して行く物語です。

西原理恵子の崖っぷち人生を痛快に描くこのドラマで、上川隆也は出版社社長の桐野達彦役でゲスト出演しています。

原作のエッセイ『この世でいちばん大事な「カネ」の話』は読みやすく、かつ実話ならではの説得力があり、読めば元気になれる作品です。

 

著者
西原 理恵子
出版日
2011-06-23

【テレビドラマ原作】「作家六波羅一輝の推理」シリーズ(2010年、2012年、2013年)

 

『ミステリー作家六波羅一輝の推理』の原作は、鯨統一郎の小説「作家六波羅一輝の推理」シリーズです。原作より『白骨の語り部』『京都・陰陽師の殺人』『ニライカナイの語り部』の3作品がテレビドラマ化されました。

主人公は売れない作家の六波羅一輝。デビュー作以降スランプに陥っていますが当の本人に危機感はありません。担当の編集者、北山みなみは六波羅に小説を書かせようと取材に連れ出しますが、訪れた先々で事件に巻き込まれてしまいます。

作家ならではの推理力で生き生きと事件を解決して行く六波羅一輝を上川隆也が好演。

原作では、意識を失っている間に驚異の推理力で自動執筆する六波羅を始め、ドラマにはないユニークなディティールが楽しめます。

 

著者
鯨 統一郎
出版日

【テレビドラマ原作】『マークスの山』(2010年)

 

高村薫が直木賞を受賞した話題作『マークスの山』。1995年に映画化され、2010年にテレビドラマ化されました。

元暴力団員の畠中が惨殺され、その直後、法務省官僚の松井が同様の手口で殺害されます。捜査一課の警部補、合田雄一郎は、連続殺人として捜査を開始。捜査線上に浮かんだ「マークス」と名乗る青年に疑いを持ちます。

「マークス」の過去とその名前から、合田雄一郎が複雑な事件を解明して行くミステリードラマ。時代や人物設定が原作と異なるものの、ポイントを抑えたストーリー展開で高村薫の世界観が表現されています。

上川隆也は、主人公の合田雄一郎役。彼を主人公とする「合田雄一郎」シリーズは、高村薫の人気シリーズです。

 

著者
高村 薫
出版日

【テレビドラマ原作】『火車』(2011年)

 

『火車』は「カード破産」をテーマにした宮部みゆきの同名ミステリー小説が原作のドラマです。

主人公は警視庁捜査一課の刑事、本間俊介。半年前に妻を亡くし息子と2人で暮らしていました。犯人を追っている際に拳銃で足を撃たれ休職中の本間は、遠縁の和也から失踪した婚約者を探してほしいと頼まれます。婚約者の名は関根彰子。しかし、調べを進めるうち本間は、彼女が関根彰子になりすましている別人ではないかと疑い始めます。

上川隆也は、刑事としての今後や息子との関係に悩む本間俊介を演じ、ドラマは高視聴率を記録。

バブル崩壊後に訪れたカード社会の犠牲者と、破産という誰の身にも起こりうる恐怖を描いた原作は、山本周五郎賞を受賞しています。

 

著者
宮部 みゆき
出版日
1998-01-30

【テレビドラマ原作】『カルテット』(2011年)

 

『カルテット』は直木賞作家、大沢在昌の「カルテット」シリーズが原作のドラマ。

最愛の弟を殺した男に恨みを持つシュンと、夜な夜な麻薬密売人を痛めつけているタケルは、ある日、謎の男クチナワから手を組まないかと誘われます。クチナワの仲間となり、町を牛耳る暴力組織に挑む決意をした2人は、組織が密売する新型ドラッグを探して悪の巣窟「ミドリ町」に潜入。組織のメンバーの愛人カスミを交え、若者たちが巨悪に立ち向かうクライムアクションドラマです。

上川隆也は、足を失い車椅子に乗る警視庁組織犯罪対策部の切れ者、クチナワを演じています。

『新宿鮫』などで知られる大沢在昌のハードボイルドな世界観を実写化した映像も見どころ。

 

著者
坂元裕二
出版日

【テレビドラマ原作】『ステップファザー・ステップ』(2012年)

 

ドラマ『ステップファザー・ステップ』の原作は、宮部みゆきの同名の小説。デビュー間もない宮部みゆきが描く子供から大人まで楽しめる人気作品で、1993年の発売以降100万部以上を売上げるロングセラーです。

主人公は「怪盗キング」こと泥棒の「俺」。とある家のダイヤを狙っていた時、高台から足を滑らせ見知らぬ家で目が覚めます。「俺」を助けたのは、その家に住む双子の小学生、直と哲でした。

泥棒であることをネタに2人から「僕たちのパパになって」と迫られ、しぶしぶ引き受けた「俺」は、しだいに双子に愛情を感じ始めます。

原作では登場人物の直と哲は中学生の設定。原作と同じく本名を明かさない泥棒「俺」を演じた上川隆也は、宮部みゆき作品のファンでもあります。

 

著者
宮部 みゆき
出版日
1996-07-13

【テレビドラマ原作】『積木くずし』(2012年)

 

1982年に出版され大反響を呼んだ『積木くずし―親と子の二百日戦争』。俳優の穂積隆信が非行に走った娘との壮絶な葛藤を綴った実話は、その後いくつもの続編が出版されます。

『積木くずし 最終章』はその完結編といえる作品で、中村雅俊主演でドラマ化されました。

娘の灯を亡くし、妻の千恵子も自殺して自分を責める日々を送っていた安住信幸は、ある日、灯の遺品の中から千恵子のノートを発見します。その内容から、灯は自分の娘ではないのかも知れないと愕然とする信幸。そして、信幸は妻の悲しい人生を辿る旅に出ます。

上川隆也は、信幸の相談に乗るカウンセラー、佐竹省三役で出演。

1982年から『積み木くずし』がいかに社会の関心を集め続けているかが伺える作品です。

 

著者
穂積 隆信
出版日

【テレビドラマ原作】『マグマ』(2012年)

 

『マグマ』は、真山仁による同名の経済小説が原作の連続ドラマ。

外資系ファンドに勤める野上妙子は、地熱エネルギーを開発する不振企業の再建を任されます。長年研究に携わってきた所長たちの反発を受けながら、しだいに彼らに共感し、地熱エネルギーについて真剣に考えるようになる妙子。そんな彼女の前に、利権を狙う政治家やファンド社長が立ちはだかるのでした。

東日本大震災後を舞台に描かれているこの作品は、日本の未来のエネルギーについてリアルに考えさせられるドラマです。しかし原作が書かれたのは震災前。真山仁の着眼点の鋭さに驚かされますね。

WOWOW制作のドラマではお馴染みの上川隆也は、妙子の新しい上司、梶原役で出演しています。

 

著者
真山 仁
出版日

【テレビドラマ原作】『レディ・ジョーカー』(2012年)

 

推理小説『レディ・ジョーカー』は、高村薫の『合田雄一郎刑事シリーズ』の1つ。ドラマでは、2010年に放送された『マークスの山』に続き上川隆也が合田雄一郎役を務めました。

大手企業「日の出ビール」の社長、城山が誘拐され、警部補の合田雄一郎が捜査を始めます。しかし城山はすぐに解放、それを不審に思い城山を監視する合田。実は、犯人グループは城山と裏取引して20億円を要求していました。

「レディ・ジョーカー」と名乗る犯人グループが日の出ビールを追い詰めて行く裏に潜む、大企業と警察組織の闇に合田刑事が挑む社会派サスペンス。

1984年の「グリコ・森永事件」に着想を得て書かれた原作は、緻密な構成が見どころの高村薫の意欲作です。

 

著者
高村 薫
出版日

【テレビドラマ原作】『不祥事』『銀行総務特命』(2014年、2015年)

 

ドラマ『花咲舞が黙ってない』の原作は、池井戸潤の『不祥事』と『銀行総務特命』。

東京第一銀行のテラー(窓口係)として働く花咲舞は、ある日、問題ある支店を指導する「臨店班」に異動になります。そこで出世コースを外れた上司、相馬健とコンビを組む事になった舞。2人は様々な不祥事を解決しながら銀行の派閥争いに立ち向かって行きます。

上川隆也は、歯に衣着せない舞に困惑しながらもサポートする相馬健役。

原作の『不祥事』は、唯一女性が主人公の池井戸作品で、ドラマよりもオッサンキャラの花咲舞が痛快に事件を解決して行きます。花咲舞が登場しない『銀行総務特命』からもエピソードが取り入れられました。

ドラマ放送後に小説版『花咲舞が黙ってない』も出版されていますよ。

 

著者
池井戸 潤
出版日

【テレビドラマ原作】『エンジェル・ハート』(2015年)

 

上川隆也主演で実写化され、大きな話題を呼んだ北条司の漫画『エンジェル・ハート』。この作品では、北条司の代表作『シティーハンター』の世界が再び描かれています。

時が流れても変わらず凄腕スイーパーとして生きる冴羽獠。ある日、最愛の人、槇村香が事故で脳死状態となり、その心臓を何者かに強奪されてしまいます。一年後、獠の前に現れた美少女シャンインには、強奪された香の心臓が移植されていました。

謎の秘密組織からシャンインを守るために奮闘する冴羽獠を中心に、ハードボイルドかつコミカルな北条司の世界を見事に実写化。

『シティーハンター』のファンだった上川隆也は、妥協のない肉体改造で冴羽獠になりきり、コアな原作ファンからも絶賛されました。

『シティーハンター』と『エンジェル・ハート』については、こちらで詳しく解説しています。

漫画『シティーハンター』と『エンジェル・ハート』の違いをネタバレ解説!

 

著者
北条 司
出版日
2012-03-19

【テレビドラマ原作】「佐方貞人」シリーズ(2015年、2016年、2019年)

 

2020年現在までに『最後の証人』『検事の死命』『検事の本懐』『検事・佐方 ~裁きを望む~』の4作品が放送されているドラマ「佐方貞人」シリーズ。その原作は、柚月裕子の人気推理小説「佐方貞人」シリーズ。常に犯人の「動機」に重きを置く緻密な構成が魅力のベストセラー作品です。

佐方貞人は元検事の「ヤメ検」弁護士。報酬には無関心で、興味のある仕事だけ受けるため事務所は儲かりません。しかし、検察の隠蔽体質に落胆している佐方は「犯した罪はまっとうに裁かれなければならない」という信念の持ち主。ブレない正義感で真実をとことん追求して行きます。

上川隆也演じる信念を貫くヒーロー佐方貞人は、原作ファンからも好評のハマり役でした。

 

著者
柚月 裕子
出版日
2011-06-04

【テレビドラマ原作】『スクープ』(2015年)

 

今野敏の推理小説『スクープ』が原作の『スクープ 遊軍記者・布施京一』は、上川隆也が初めて記者役を演じたドラマです。

上川隆也演じる布施京一は、報道局に所属しながら独自の取材でスクープをモノにしている「遊軍記者」。ある日、与党幹事長の不正献金疑惑の証拠を手に入れ、その直後に有名女優が交通事故で死亡します。女優が母に送った1通のメールから、2つの事件の繋がりを布施京一が追うミステリードラマ。

原作の『スクープ』は、『スクープシリーズ』として『ヘッドライン』『クローズアップ』『アンカー』が出版されています。

ブランド物を着こなすスマートな遊び人、布施京一が軽快に真相を解明して行くストーリーは読みやすく人気の高い作品。

 

著者
今野 敏
出版日
2009-02-20

【テレビドラマ原作】『影の地帯』(2015年)

 

『松本清張サスペンス・影の地帯』は、松本清張の長編小説『影の地帯』を原作とするドラマです。        

取材で故郷の村を訪れた新聞記者の田代圭介は、川辺で撮影をしていた時、何者かの気配を感じ崖から落ちてしまいます。その時、田代のカメラに偶然写された映像から、のどかな村に渦巻く陰謀が解き明かされて行くミステリードラマ。

上川隆也は、スクープのためなら手段を選ばない週刊誌の記者、久野正一役。

原作は、主人公のカメラマンが行く先々で謎の男と出会うストーリーで、ドラマとは設定が大きく違っているため「原案」と言ったほうがいいかも知れません。『影の地帯』は松本清張の初期の作品で、テンポ良く一気に読み進められるミステリー小説です。

 

著者
松本 清張
出版日
1972-08-29

【テレビドラマ原作】『愛を乞うひと』(2017年)

 

『愛を乞うひと』は、下田治美の同名長編小説を原作にしたテレビドラマ。

山岡照恵は夫を事故で亡くし、娘の深草と2人で暮らすシングルマザー。ある日、生き別れた弟との再会をきっかけに、実の母、豊子から虐待を受けていた過去を思い出します。その話を深草に打ち明けた照恵は、亡くなった実の父、陳文英の遺骨を探す旅に出発。それは、生き別れた母の姿を探す旅でもありました。

篠原涼子が豊子と照恵の2役を演じ、上川隆也は照恵の優しかった実父、陳文英を演じています。

原作者の下田治美は、離婚や子供の問題についての著作を手がけている作家。『愛を乞うひと』も、現代社会の大きな問題の1つ「児童虐待」を通して壮絶な親子の愛が描かれた作品です。

 

著者
下田 治美
出版日

【テレビドラマ原作】『ルパン三世』(2017年)

 

『銭形警部』は、モンキー・パンチ原作の『ルパン三世』でルパンを取り逃し続けている銭形警部を主人公にしたドラマです。日本テレビ、WOWOW、Huluによる『ZENIGATA PROJECT』の1つとして放送されました。

ある日、美術館から名画が盗まれ警備員の遺体が発見されます。犯行現場にはルパンからの犯行を示すメッセージが残されていました。これはルパンの犯行ではないと判断した銭形警部は捜査に乗り出しますが、そこへ「ミスタークエスチョン」と名乗る人物が仕掛けた爆弾が爆発。次なる爆破を阻止するため、銭形警部の奮闘が始まります。

銭形警部を鈴木亮平、上川隆也は事件の鍵を握る謎の人物、小津勇一を演じています。

本作についてよりディープに知りたい方は、こちらをご覧ください。

漫画「ルパン三世」を知りたいあなたに贈る9の事実。原作の魅力を徹底解説

 

著者
モンキー・パンチ
出版日

 

【テレビドラマ原作】『テミスの剣』(2017年)

 

『テミスの剣』は、中山七里の同名推理小説を原作とするドラマ。

1993年、不動産屋を営む夫婦が殺害され、夫婦から借金をしていた楠木が容疑者として連行されます。若手刑事の渡瀬とベテランの鳴海が取り調べに当たり、鳴海の厳しい追及の末ついに犯行を認める楠木。その後死刑が確定します。数年後、楠木の事件と手口が似ている事件に遭遇し、独自に捜査を始める渡瀬。そして、それは警察の威信に関わる問題へと発展して行くのでした。

正義とは何かを問いかけるこのドラマで、20代から50代までの渡瀬を1人で演じた上川隆也の演技も見どころの1つ。渡瀬は『テミスの剣』以外の作品にも登場し、作品同士がリンクしているところが中山作品の魅力です。

 

著者
中山 七里
出版日
2017-03-10

【テレビドラマ原作】『アキラとあきら』(2017年)

 

『アキラとあきら』は、池井戸潤の同名小説を原作にした2人の「あきら」が主人公のドラマです。原作は直木賞を受賞した『下町ロケット』以前に発表された作品で、テレビドラマ化を機に初めて書籍化されました。

大企業「東海郵船」の御曹司でエリートの階堂彬と、父の工場が倒産し夜逃げの経験もある山崎瑛。同じ産業中央銀行に入行した2人は、天才バンカーとして様々な難題を解決していきます。その後「東海郵船」を通して宿命的に交錯して行く2人の人生。バブル期からの日本経済を背景に描かれた壮大な物語です。

上川隆也は、大日ビールの企画戦略担当者、沢渡裕行役でドラマ終盤に登場。2人の運命を左右する重要人物として存在感を放っています。

 

著者
池井戸潤
出版日
2017-05-17

【テレビドラマ原作】『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(2017年)

 

ドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』の原作は、太田紫織のミス同名テリー小説。投稿コミュニティから生まれたWEB小説で、その後、シリーズとして書籍化された人気作品です。

裕福な家庭で育ったお嬢様の九条櫻子は、骨格標本を組み立てる「標本士」。ある日、櫻子の仕事場に「自然の森博物館」で働く館脇正太郎がやって来ます。骨を愛してやまない櫻子に命令されて訪れた場所で、なんと人間の白骨死体が見つかり驚く正太郎。骨を見ただけで死因や死亡推定時刻まで解ってしまう櫻子と凡人の正太郎が、骨にまつわる様々な事件を解決して行きます。

上川隆也は、自然の森博物館の学芸員で植物オタクの磯崎齋を爽やかに好演。

 

著者
太田 紫織
出版日
2013-02-23

【テレビドラマ原作】『真犯人』(2018年)

 

『真犯人』は、江戸川乱歩賞作家、翔田寛による同名推理小説が原作のドラマ。原作は、派手などんでん返しなどを仕掛けずに最後まで緊張感漂わせる本格派警察小説で、推理小説ファンを唸らせる名作です。

平成20年、1人の男が殺害される事件が起こります。被害者の須藤勲は、昭和49年に起こった誘拐事件で犠牲になった少年の父親でもありました。刑事の日下は2つの事件に繋がりを感じ、時効直前に誘拐事件の再捜査に当たった重藤成一郎に協力を求めます。昭和の誘拐事件と平成の殺人事件、時代を超えた2つの事件の謎を、経験豊かな刑事たちが地道な捜査で解明して行く物語。

主人公、重藤成一郎の20代から60代までを演じた上川隆也の演技力は圧巻です。

 

著者
寛, 翔田
出版日

【テレビドラマ原作】『ノーサイド・ゲーム』(2019年)

 

『ノーサイド・ゲーム』は、企業ラグビーをテーマにした池井戸潤の小説。刊行とほぼ同時期にドラマ化され、日本で開催されるラグビーワールドカップの成功に貢献した作品ともいわれています。ラグビーを通して企業の下剋上をを描いたこの作品は、池井戸潤の真骨頂とも言えますね。

「トキワ自動車」の有能な社員、君島隼人は、上司の滝川に反論したことで本社から府中工場に左遷され、同時に会社のラグビーチーム「アストロズ」のGMも任されます。持ち前のマーケティング能力で成績が低迷するアストロズの再起に立ち上がる君島。しかし、君島の左遷には社内の出世闘争が大きく関わっていました。

上川隆也は、意地悪そうに見えて実は人間味のある上司、滝川桂一郎を演じています。

もっと知りたいという方には、こちらの記事をどうぞ。

小説『ノーサイド・ゲーム』見所を紹介!左遷サラリーマンを大泉洋が熱演!

 

著者
池井戸 潤
出版日
2019-06-13

 

【テレビドラマ原作】『警視庁捜査一課刑事』(2019年)

 

ドラマのタイトルは『赤バッヂ』。2012年に撮影された後お蔵入りとなり、2019年に放送された作品です。

ある事件がきっかけで捜査一課の証「赤バッヂ」をつけなくなった刑事、月元公平は、血の繋がらない娘、純と2人暮らし。とある空き地で死体が発見され、捜査線上に浮上した牧田が逮捕されます。牧田の自白を不審に思った月元がさらに捜査を進める中、何者かに連れ去られてしまった月本の娘、純。

上川隆也は、娘を救うため再び赤バッヂを手に取る月元公平を演じています。

ドラマの原案『警視庁捜査一課刑事』は実話的な作品で、作者の飯田裕久は実際に捜査一課の刑事でした。警察退職後から亡くなるまでに『相棒』など多くの刑事ドラマの監修に携わっています。

 

著者
飯田裕久
出版日

最後に上川隆也が声を担当したテレビアニメを紹介します。

【テレビアニメ原作】『ルパン三世』(2018年)

 

『ルパン三世 PART5』は、ご存知モンキー・パンチの漫画『ルパン三世』のテレビアニメシリーズ第5弾です。

PART5の舞台はフランス。とあるアパートの一室で、非合法な闇サイト「マルコポーロ」からデジタル通貨を盗むべく巨大サーバへ侵入するルパン一味。天才ハッカー少女アミも加えてマルコポーロに挑むルパンは、敵が仕掛けた罠にはまり窮地に陥って行きます。

インターネットの世界で活躍する新時代のルパンの姿が見どころです。

『ルパン三世』の大ファンの上川隆也は、ルパンの新たな敵、IT企業シェイクハンズの創立者、エンゾ・ブロンの声を担当。実は、ノークレジットで第1話に登場し「上川隆也では?」とネット界をザワつかせたそうです。

 

著者
モンキー・パンチ
出版日

【テレビドラマ原作】『検事の信義』(2020年)

 

原作は、累計40万部突破の「佐方貞方」シリーズの最新作『検事の信義』に所収されている同名の短編小説。『検事・佐方〜恨みを刻む〜』としてテレビドラマ化が決定し、2020年9月6日に放送予定です。

1人の女性が逮捕された事件を担当することになった佐方。事件発覚のきっかけとなった目撃証言に、小さな矛盾を感じた佐方は補充捜査を開始します。些細な疑問から事件は思わぬ方向に進み、警察組織の闇が浮かび上がってきたのでした。

シリーズの第5作目のテレビドラマ化となる本作。前作に引き続き上川は、ブレない正義感で事件の解決に向かっていく佐方貞方を演じます。

上川は「こんなご時世だからこそ純粋に作品を楽しんでいただき、溜飲の下がるような結末を味わっていただきたいです」とコメント。どういう結末が待ち構えているのか注目ですね。

 

検事の信義

2019年04月20日
柚月 裕子
KADOKAWA

【テレビドラマ原作】『夜がどれほど暗くても』(2020年)

原作は2020年3月に発売された中山七里の同名の小説で、WOWOWにてテレビドラマ化し2020年11月から放送予定です。

志賀倫成は大手出版社の人気雑誌『週刊春潮』で副編集長を務め、順調な生活を送っていました。大学生の息子・健輔がストーカー殺人事件を起こし自殺した容疑をかけられ、スキャンダルを追う側だった立場から一転、追われる側へ。社内の問題雑誌『春潮48』に左遷、そして妻にも逃げられ精神的にも追いやられていた志賀は、ある女性と出会うことで新たな光を見出し……。

上川は、スキャンダルを追う側から容疑者の家族になった志賀を演じます。

「今回の役は、これまでのWOWOW出演作品の中でも、もっと言ってしまえば、これまでのキャリアを見渡しても、演じてきたことのなかった様な人物です。今はこの『志賀倫成』という男と、どの様に相対することになるのかが楽しみです。」とコメント。上川の新たな演技を見ることができるでしょう。

詳細な情報は、連続ドラマW 夜がどれほど暗くても|オリジナルドラマをご覧ください。

著者
中山七里
出版日

いかがだったでしょうか。振り返ってみると、歴史上の人物から漫画のキャラクターまでこなす上川隆也の演技力に驚かされますよね。骨太な作品に多く出演している上川隆也ですが、時代劇やミステリーは原作を読めばさらに感動が深まります。ドラマを100倍楽しむためにも、ぜひ原作を手にとってみてください!

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