どんな役柄でも、体当たりでぶつかっていく潔さが気持ちいい女優・夏菜。『GANTZ』では全裸で登場したり、朝ドラでは異色のヒロインの演技に悩んだりと、波乱万丈な女優人生を歩んできました。 この記事では素の姿をさらけ出すことで大ブレイクした夏菜の、これまでに演じた役柄と作品について紹介します。高く評価された『銀魂』以外も注目作が満載です!
夏菜は埼玉県戸田市出身の1989年5月23日生まれ。中学1年生のころから、芸能事務所からスカウトを頻繁に受けていました。当時彼女は、中学受験をして入学した学校に在学中。学校が芸能活動を禁止していたため、すべて断っていました。
そんな彼女が芸能事務所に入ろうと思ったきっかけは、中学2年生の夏に受けた現在の所属事務所・トヨタオフィスからのスカウト。矢田亜希子が所属していると知った彼女は、スカウトを受けた1年後に、自ら連絡し、学校も転校して芸能活動を始めます。デビューしてすぐにドラマに出演していた彼女でしたが、高校卒業後は仕事が減り、アルバイト生活をしていました。
マネージャーの勧めで髪型をショートカットに大胆にチェンジした彼女は、『GANTZ』のヒロイン・岸本恵役を射止めます。2012年には3回目の挑戦で、NHK連続テレビ小説『純と愛』のヒロインに合格し、初めて連続ドラマの主演を果たしました。
このとき夏菜は、脚本を務めた遊川和彦から厳しい演技指導を受けます。朝ドラの内容も、今までの爽やかなイメージとは正反対のもので、視聴者からの賛否両論にしばらく悩まされたと彼女は語っています。
そんな経験を生かして、女優として日々成長してきた彼女。現在は女優業だけでなく、バラエティ番組にも出演したり、30歳の誕生日を機にYouTubeを始めたりと、幅広い活躍を見せています。
また愛犬家として有名な彼女は、Instagramにおいて愛犬のこむぎちゃんとの微笑ましいオフショットも披露。ファンから癒されるといった声が挙がっています。
朝ドラを経験し、苦しい時期も過ごしながらも、新しい一面を見せて人気が集まっている夏菜。なぜ今彼女がブレイクしているのか、そこにはあるきっかけがありました。
『ダウンタウンなう』という、お酒を飲みながら芸能人のプライベートや仕事について語り合う番組に出演した夏菜。ここで彼女は朝ドラのときのエピソードや恋愛話を、隠すことなく話しました。すると、正統派のイメージが強かった彼女の意外な姿に「気取らず自然体でいい!」と親近感がアップしたのです。
また、30歳を迎えて大人の色っぽさも増した彼女。もともと『GANTZ』に出演したときからスタイル抜群だった彼女は、その恵まれたプロポーションを生かしたセクシーな役柄もなんなくこなしてしまいます。
その代表作が『銀魂2 掟は破られるためにこそある』です。肌の露出が多い、セクシーな役を見事に演じています。
小麦色の肌が健康的で、でも色っぽさもあり、大人の魅力を増した彼女の姿が見れるのが、夏菜写真集『The Gravure』週プレ PHOTO BOOK。彼女にとっては最初で最後のグラビアとなります。朝ドラを経験し、女優としても1人の女性としても成長した、夏菜の素の姿が見れるおすすめの1冊です。
- 著者
- 立木 義浩
- 出版日
宇宙からやってきた異人に支配された江戸を舞台にした、空知英秋による大人気漫画『銀魂』。かつては攘夷志士として「白夜叉」と呼ばれ恐れられていた坂田銀時が万事屋となり、仲間や江戸のピンチを救っていく、笑って泣ける人情時代劇ストーリーです。主人公の坂田銀時を小栗旬、志村新八を菅田将暉、神楽を橋本環奈など、豪華役者陣が演じたことでも注目を浴びました。
夏菜は映画2作目の『銀魂2 掟は破るためにこそある』に出演。元エリートくノ一の始末屋、猿飛あやめ役で出演しています。紫のロングヘア―に、赤い淵の眼鏡、さらにボンテージというセクシーな姿を披露した夏菜。見た目で再現しているだけでなく、仕草や動き方も研究して挑戦しました。その甲斐もあって、役にぴったり。
大人から子どもまで人気を集めている銀魂は、実写映画化されても高く評価されています。 その理由は、原作キャラクターを忠実に再現しようとした、役者陣の飛び抜けた演技力です。
銀魂は基本コメディ要素がほとんど。「こんなこと俳優がやっても大丈夫なの?」といった、ちょっと実写でやるにはクセが強そうな描写も、しっかりと演じていました。
もともと銀魂のファンだったという役者も多く、絶対に原作の世界観を崩さないようにというのが、映画の中からひしひしと伝わっています。
それではここからは、夏菜が出演してきた作品を紹介していきます。原作があるものから選んでいますので、気になった方はぜひお手に取ってみてください。『銀魂』の紹介が読みたい方はこちらから。
- 著者
- ["空知 英秋", "福田 雄一", "田中 創"]
- 出版日
見た目は貞子で恋愛経験ゼロの純朴女子と、クラスの人気者で爽やかイケメンとのピュアな青春ラブストーリー漫画。
高校に入学した黒沼爽子は、長い髪と暗い印象が原因で周囲から「貞子」と呼ばれてクラスでも浮いていました。 そんな彼女に声をかけくれたのが、クラスの人気者、風早翔太でした。 このことをきっかけに爽子は風早と親しくなり、クラスメイトたちと少しずつ打ち解けていくようになります。
夏菜が演じたのは、爽子のクラスメイトで親友の矢野あやね役。ギャル風で近寄りがたいものの、意外と礼儀正しく優しい一面を持った役柄です。
本作をひとことで説明すると「爽やか」。 登場人物も、爽子と風早の恋愛模様も、爽子とクラスメイトとの友情模様も、学生時代の青春がすべて詰まった爽やか青春ラブストーリーになっています。 とくに爽子と風早とのピュアすぎる恋愛模様は必見です。
「原作の設定はまぶしすぎる」という方には、こちらの記事もおすすめです。
<漫画『君に届け』の登場人物に蛇足な設定を考えた【28巻ネタバレ注意】>
- 著者
- 椎名 軽穂
- 出版日
- 2006-05-25
『GANTZ』は奥浩哉によるSFアクション漫画が原作。玄野と加藤は駅のホームに落ちた酔っぱらいを助けようとして、電車にはねられて死んでしまいます。
しかし次の瞬間、2人はマンションの一室に移動していました。目の前には不思議な黒い球体と知らない人たち。混乱する彼らに球体が「ねぎ星人を倒せ」と命令してきて……。
夏菜は風呂場で手首を切って自殺を図ったヒロイン・岸本恵を演じています。風呂場で亡くなったため、玄野たちがいる部屋に転送されたときは全裸での登場シーンとなり、注目されました。
死んだはずの人間が架空の世界で生き残るために謎の敵と戦う、という現実と非現実が交差する世界観。さらに、CGのような躍動感あふれるアクションシーンが、読者を作品の世界に引き込み人気を集めています。
- 著者
- 奥 浩哉
- 出版日
『監禁探偵』はゲーム『かまいたちの夜』のシナリオを担当した我孫子武丸によるサスペンス漫画が原作。
憧れの女性を盗撮し、下着を盗もうと部屋に忍び込んだ主人公の山根亮太は、そこで他殺死体を見つけてしまいます。 警察に通報したい亮太ですが、彼には通報できないある理由がありました。じつは彼、部屋で美少女・アカネを監禁していたのです。 犯人に疑われてしまう前になんとか事件の真相を掴みたい亮太は、アカネの力を借りて事件の謎に迫っていくことになります。
本作で夏菜は、主人公の山根亮太に監禁される謎の美女・アカネを演じていました。原作と映画では2人の出会いが異なっており、映画では亮太とアカネが事件現場で出会う設定になっています。
すでに盗撮や不法侵入、監禁と犯罪を犯している主人公が、監禁している少女に助けられる。それだけで期待が膨らむあらすじと設定です。 さらに途中からどちらが監禁して監禁されているのか分からなくなっていく展開が、より本作の面白さを際立たせています。
- 著者
- ["我孫子 武丸", "西崎 泰正"]
- 出版日
少年時代に孤児院で育った主人公・伊達直人は、悪役レスラーの養成所「虎の穴」にスカウトされます。厳しい特訓を受けた彼は、悪役レスラー「タイガーマスク」としてデビュー。
デビューしてから10年後に日本へと戻ると、自身が育った孤児院が借金で困っていると知ります。肩代わりをした彼は、それが原因で虎の穴との掟を破ってしまい、組織から狙われることに……。孤児院を救うため、直人はタイガーマスクとして戦います!
ウエンツ瑛士演じる伊達直人が少年時代に過ごした孤児院「ちびっこハウス」の幼なじみ・若月ルリ子を演じたのが夏菜。家族思いで母性あふれる優しい女性を演じています。
本作は『巨人の星』や『あしたのジョー』を手掛けた、スポ根漫画の巨匠・梶原一騎のプロレス漫画。 悪役レスラーでありながら、孤児院の子どもたちを救うために戦う、タイガーマスクの凛々しくたくましい姿が、読者の心に響き人気を集めました。
とくにタイガーマスクの中の人である伊達直人が、最後まで自身がタイガーマスクであることが知られないようにした最終回の行動は、感動ものです。 実在するプロレスラーも登場しており、プロレスファンからも大好評でした。
- 著者
- ["辻 なおき", "梶原 一騎"]
- 出版日
原作は稚野鳥子によるオフィスラブ漫画。ホテルに勤める鈴木沙耶は、ドジで恋愛経験の少ないOL。毎日仕事でミスをして、エリート上司の柘植暁から注意されてばかりでした。
そんなある日、柘植から突然の交際を申し込まれてしまいます。過去の恋愛を引きずり、恋愛から離れていた彼女に、柘植は「僕とリハビリをしよう」と提案してきて……。
夏菜は沙耶たちが勤めるホテル東洋の社長令嬢、筒井栞役で出演。柘植に好意を寄せ、なんとか振り向いてもらおうと画策を起こすライバル女子を演じています。
見どころは、恋愛ド素人の沙耶とイケメンエリート上司・柘植のオフィスラブ。 読者の多くが、学生時代に読んだ時と、社会人として働いてから読んだ時とでは、感じ方や見方がまったく違うとコメントします。2人の恋愛模様だけでなく、大人になってみて実感する社会人としての苦労や楽しさが描かれています。
学生目線から見たら余裕のある大人の恋愛も、じつはこんなに大変なんだというのが分かるでしょう。大人の人にぜひ読んでほしい作品です。
- 著者
- 稚野 鳥子
- 出版日
日本だけでなく、世界中で麻雀の知名度が上がった世界で、女子高生たちがインターハイの頂点を目指して奮闘する、小林立による麻雀スポ根漫画が原作です。映画では、インターハイ出場をかけた決勝戦での熱い戦いが描かれています。
夏菜が演じるのは「マクリの女王」と呼ばれている、プロ女雀士の藤田靖子。大会の解説者として出席し、インターハイ出場を目指す女子高生たちを見守っています。
可愛らしい女子高生がマイナーなイメージが強い麻雀を、可愛らしい女子高生たちが切磋琢磨するギャップが魅力。また、学生が仲間とともにトップを目指して成長していく過程や、登場する各キャラクターのエピソードも細かく描写しているので、麻雀のルールに詳しくない人でも楽しめます。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<『咲-Saki-』の世界、キャラの魅力!ただの萌え麻雀マンガじゃない!>
- 著者
- 小林立
- 出版日
夜宵草の学園青春漫画が原作です。大学は2浪して入学、卒業後に入った会社も、とある事情により3ヵ月で退職した27歳の海崎新太。就活を始めますが、なかなかうまくいきません。
そんなある日、彼のもとに「夜明了」と名乗る男がやってきて、実験のために1年間高校生に戻って生活してほしいと依頼され……。
夏菜は海崎のクラスの担任教師、天津心役で出演。25歳と本来の海崎よりも若く、不器用ながらも、精一杯生徒たちに向き合おうと奮闘する熱血教師を演じています。
本作は作者である、夜宵草の実体験が基になっているとのこと。 人生につまづき挫折を味わった主人公が、もう一度高校生としてやり直し、10歳年下の友人たちとの生活の中で自身の人生を見つめ直していく。その姿に10代だけでなく、彼と同じ世代の20代、30代からも共感を得ています。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<漫画『ReLIFE』(リライフ)の魅力を全巻ネタバレ紹介!>
- 著者
- 夜宵草
- 出版日
- 2014-08-12
本作は錬金術が普及した世界を舞台にした、荒川弘によるダーク・ファンタジー漫画。
兄のエドワード・エルリックと弟のアルフォンスは、病気で亡くなってしまった母親を蘇らせるため、禁忌といわれていた人体錬成を行なってしまいます。しかし、錬成は失敗。代償としてエドワードは左足を、アルフォンスは身体すべてを失ってしまいます。
その後、エドワードは弟を呼び戻すために、自身の右腕を代償として差しだします。禁忌を犯した兄弟が、失った肉体を取り戻すための長い旅が始まります。
夏菜が演じたのは、マリア・ロス少尉。アームストロング少佐の部下で、彼の命令によりエルリック兄弟をしていました。物語の鍵を握る重要な人物として登場しています。
本作の見どころは、緻密に練られたストーリー。錬金術という馴染みないテーマを扱いながらも、読者を飽きさせない魅力があります。
エルリック兄弟が母親を蘇らせるために行なった禁忌によって、背負ってしまった重すぎる罪。物語全編を通し描かれます。 たとえどんなに純粋な思いで行なったことだとしても、それは決して犯してはいけないことでした。彼らは旅を続ける中で、犯してしまった罪の重さと命の重さを考えていくのです。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<『鋼の錬金術師』は少年漫画の邪道だった?登場人物から魅力をネタバレ紹介!>
- 著者
- 荒川 弘
- 出版日
- 2012-09-29
本作は空知英秋による人情ありの時代劇コメディー漫画。天人(あまんと)と呼ばれる異人に支配されつつある、江戸時代末期が舞台となっています。かつて侍として有名だった伝説の男・坂田銀時が、基本はゆるく、時にはカッコ良く仲間のために戦います。
夏菜は実写映画の続編で出演。元幕府のエリートくノ一で、現在は始末屋として悪党を裁く猿飛あやめを演じています。ドMで銀時とストーカーをするという、かなり変態要素が強い役どころですが、原作に忠実に演じ切り好評を得ました。
連載当時の時事ネタを盛り込んだ面白いコメディのパートと、登場キャラクターの過去に迫ったシリアスで泣けるパート。どちらもバランスよく描かれているのが、本作の魅力です。
主人公の銀時も人気の理由の1つ。普段はぐうたらでどうしようもないダメな大人ですが、仲間のピンチには自分がボロボロになっても助ける姿を見せてくれます。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2004-04-02
続いては、テレビドラマの原作と夏菜の役どころを順に紹介していきます。
東京の大学に通っていた川尻笙は、存在を知らなかった叔母が何者かに殺害されたことを父親から聞かされます。叔母の名は松子。30年前まで地元の中学で教師として働いていた彼女は、とある事件で教師を辞めて失踪していました。彼女の部屋を片づけることになった笙は、それをきっかけに松子の生涯について興味を持ち始め……。
夏菜は松子の妹・川尻久美役で出演。デビューしたばかりの初々しい姿に注目です。
本作の見どころは、「嫌われ松子」と呼ばれた彼女の一生です。 松子が人生のどこから、転落人生を歩むようになったのか。彼女は本当に不幸だったのか。他人から見れば不幸一色に見える彼女の人生ですが、彼女自身はそこまで不幸とは感じていなかったのかもしれません。
たとえどんなに不幸が多い人生でも、それをバネにして進もうとする彼女の姿に胸を打たれます。
- 著者
- 山田 宗樹
- 出版日
作者である槇村君子のエッセイ漫画が原作。
田舎の医者一族で育った男性と結婚した槇村君子。夢の新婚生活を夢見ていた彼女ですが、田舎独特のしきたりに振り回されていくようになり……。田舎のしきたりに縛られながらも、なんとかそれに抵抗する君子の爆笑エッセイストーリーです。
夏菜が演じたのは、君子の結婚相手である磯次郎の妹・山本奈緒。 優柔不断な兄とは正反対のしっかり者で、山本家の中では珍しく「しきたり」を嫌っている人物です。
結婚している人なら誰もが感じるであろう、義実家との価値観の違い。 君子は心の中で暴言を吐きながら、なんだかんだと従っています。 それを決して重苦しくなく、面白く描いているのがさすがです。
- 著者
- 槇村 君子
- 出版日
本作は、戦争文学を多く書いた五味川純平による長編小説が原作です。
1960年代初頭、戦後の東京が舞台。洋裁店で針子として働く乾百子は、安月給で働かされ貧しい生活を送っていました。ある日、1人の若き実業家、千種梯二郎に出会います。百子は自分のお店を持つため彼に近づき、自身の身体を担保にある提案を持ちかけます。
夏菜は本作で百子の従姉妹、乾美香役として出演。強引に見えて、意外と家族思いな女性を演じています。
戦後の怒涛の時代。貧しい生活から這い上がるため、復讐を果たすために、人生を賭けて勝負に挑んでいくハラハラドキドキの展開が見どころです。 人間の欲がはっきりと描かれていて、考えさせられます。
- 著者
- 五味川 純平
- 出版日
特殊清掃会社で働く長谷川桃子には、ある特殊な能力がありました。それは事件や事故のあった現場に行くと、身体が死者のメッセージを感じ取ってタイムリープが起こるというもの。困り果てた彼女は、その謎を解明しようと奮闘しますが、思いもよらない方向へと物語は進んでいきます。
夏菜は、主人公が務める会社「リトル・エンジェルズ」の社長の姪・中村環として出演しています。女子高生ながら、その会社でアルバイトを始めます。
本作はミステリー作家の加藤実秋による同名小説が原作です。テレビドラマではコメディー色が強いですが、原作では推理小説として別の楽しみ方が。桃子に様々なハプニングが訪れますが、どれも1話ずつが短くテンポ良く物語が進んでいくため、読みやすい作品です。
- 著者
- 加藤 実秋
- 出版日
本作は西ゆうじ原作、テリー山本による漫画。 西ゆうじは豊島区にある実際の和菓子屋を訪ね、お菓子作りについて専門的な内容まで質問しながら本作を仕上げたそうです。
パティシエを目指し就職活動をしていた安藤奈津は、偶然、和菓子職人の梅吉竹蔵と出会います。 和菓子の魅力に取りつかれた彼女は、そこから一人前の和菓子職人になることを決意。 梅吉が働く「満月堂」で修行を始めました。
夏菜は本作で、居酒屋「まめ太」を手伝っている美代役で出演。
本作の見どころは、「一人前の和菓子職人になる」という夢に向かって努力を積む奈津のひたむきさ。 うまくいったと思ったら、失敗したり……。その小さな努力を重ねて成長していく奈津に好感を持てるでしょう。将来に不安を感じる人に、ぜひ読んでいただきたい作品です。
- 著者
- 西 ゆうじ
- 出版日
子どものころに家族を殺された過去を持つタケルは、ある日、クチナワと名乗る車いすの刑事から特殊捜査班に入るよう誘われます。そこにはクチナワのほかに、中国残留孤児三世のホウと、謎の少女カスミがいました。 それぞれ孤独や怒りを抱える彼らが、ある事件の潜入捜査をすることになり……。
夏菜は謎に包まれた少女、カスミ役で出演。タケルたち捜査班が追う、ある事件の重要人物の愛人として潜入捜査をしています。
原作は大沢在昌の「特殊捜査班カルテット」シリーズ。孤独や怒りを抱える3人の男女が織り成す、スピード感あふれる展開が本作の見どころ。ときには暴力的だったり、感情をあらわにしたりと最後まで読めない結末になっています。 バラバラで互いを信じていなかった彼らが、事件を通して絆を深めていく様子もおすすめですよ。
- 著者
- 大沢 在昌
- 出版日
本作は1969年に「週刊マーガレット」にて連載されていた、本村三四子によるラブコメ漫画が原作です。
アメリカの大学「スイートピー学園」に通う女子学生のリンダは、心理学教師のリッキー・ネルソンと夫婦。2人が結婚していることは隠しており、ひそかに新婚生活を楽しんでいました。しかし、そんなふたりに様々なトラブルが発生!秘密もバレそうになったり、恋のライバルが現れたり……。
2011年に放送されたテレビドラマ版では舞台を日本に、登場人物の名前も変更されました。夏菜は原作のリンダにあたる中山飛鳥を演じています。
原作の舞台がアメリカの大学ということで、ふたりの学園での様子や恋模様も日本とは違い、アクティブに描かれています。 恋のライバルが登場しても暗い感じにはならずコメディらしく物語が進むので、読んでいて元気をもらえる作品です。
- 著者
- 本村 三四子
- 出版日
アロマエステを経営する箒木汐は、夫に浮気され離婚してから不眠に悩まされていました。元夫の弟に添い寝してもらい癒やされた彼女は、添い寝屋をビジネスにし「ストライプ・シープ」を始めます。
不眠に悩まされる女性を、4人のイケメンが添い寝で癒やす。果たしてその実態とは……。
夏菜は週刊誌の編集部で契約社員として働く、橘由美役で出演。ストライプ・シープのメンバーの1人、珠蕗涯と合コンで出会い、彼らに接近していきます。
『シマシマ』は、山崎紗也夏による漫画が原作です。家庭や仕事でいくつもの悩みを抱える女性に、性的なことはせずただただ添い寝をしながら話を聞く。ちょっとしたドキドキと安心する距離感が、誰にも言えない胸の内を吐き出させるのです。
悩みを抱えるすべての女性におすすめします。
- 著者
- 山崎 紗也夏
- 出版日
- 2008-07-23
原作は『サラリーマン金太郎』の作者、本宮ひろ志による漫画で、 テレビドラマで放送されたのは刑事編です。成績優秀でスポーツ万能の安田一平は、日本一の財閥「安田グループ」の御曹司。家の掟で、跡取りにふさわしい花嫁を見つけるために旅に出ます。
夏菜が演じたのは一平の婚約者、御前一十三(みさき ひとみ)。東北の政財界を牛耳る一家の子孫であるため、多くの政界のエリートたちから娶ることを狙われます。一平は彼女に満足せず旅へ出てしまいますが、陰ながら一平を応援しています。
本作の見どころは、男なら誰もが憧れるロマンがたっぷりと詰まっているところ。
一平は御曹司でなんでも器用にこなしてしまうため、女性からもモテモテです。旅の中では、何人もの女性と関係を持つシーンが多く描かれています。 刺激的ではありますが、その思い切りが彼の良さでもあります。
- 著者
- 本宮 ひろ志
- 出版日
本作は『うる星やつら』の作者、高橋留美子によるラブコメ格漫画が原作です。格闘家の早乙女乱馬は、水をかぶると女の子になってしまうという特殊な体質の持ち主。修行で訪れた中国で呪泉郷の泉に落ちてしまい、そのような身体になってしまったのです。
帰国後、彼を待ち受けていたのは、天道あかねという許嫁の存在。そのまま乱馬は許嫁の家に居候することなり……。
夏菜が演じたのは、早乙女乱馬の女性バージョン。女性の可愛らしさを残しつつ、巧みなアクションシーンを演じています。真っ赤なチャイナドレス姿がチャーミングで印象的。ちなみに男性バージョンは、賀来賢人が演じました。二人一役ということで、動きを自然に合わせるのに苦労したそう。
本作の見所は、乱馬とあかねのラブコメ。親が勝手に決めた許嫁相手でしたが、一緒に暮らすうちに互いを意識するようになります。 しかし、乱馬は鈍感で、あかねはツンデレ。すんなりとはいかず、少しずつ距離を縮めていく2人の姿が、いじらしくほっこりします。
- 著者
- 高橋 留美子
- 出版日
- 2016-07-15
自分を裏切った元恋人から結婚式の招待状を受け取った関沼慶子は、復讐するために散弾銃を持って結婚式場に向かいます。同じ時、釣具店に勤務する織口邦夫もある計画を企てていました。2つの事件が重なった時、事態は思わぬ方向へと向かい……。宮部みゆきがおくる、緊迫の一夜が始まります。
夏菜は関沼慶子の元恋人である国分慎介の妹、範子役で出演。慶子が復讐を企てるきっかけを作ります。彼女の真意を推測しながら見てみてください。
本作の見所はたった一夜の事件を、1つの物語として描いたということです。
同時刻に複数の人物が、それぞれが抱える復讐を果たすために動く、緊迫感とスピード感が読者を惹きつけました。 人は誰でも何かきっかけがあれば怪物になってしまう。人間の深い闇を描いた作品です。
- 著者
- 宮部 みゆき
- 出版日
- 2011-07-12
本作は2015年にアメリカ誌「TIME」にて「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた、こんまりこと近藤麻理恵によるベストセラー本が原作。「一度片づけたら、二度と散らからない」究極の片づけ術を紹介した本です。
テレビドラマは、原作をもとにしたオリジナルストーリー。片づけのカウンセラーをしている主人公が、片付けを通して依頼人の悩みも解決していきます。
夏菜が演じるのは二子玉川薫。仕事も恋もうまくいかないのは、自分の部屋が汚いせいだと考え、片づけを依頼します。
「片づけは、ただいらないものを捨てるということではなく、ときめくものだけを残すことが大切である」と作者は伝えています。 そうすることで今後、物を買う時に本当に必要なのかを考えることができるからです。ぜひ一度お手にとってみてください。
原作のテーマである断捨離についてもっと知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。
- 著者
- 近藤 麻理恵
- 出版日
- 2010-12-27
井上雅彦が監修するアンソロジー『時間怪談ー異形コレクション10ー』に収録されている小中千昭の『0.03フレームの女』が原作。2013年に放送された『世にも奇妙な物語'13秋の特別編』内でテレビドラマ化されました。
映像編集の会社に勤める日暮美和とアシスタントの苅谷は、映像作品のCG処理を行なっていました。その日もいつものように仕事をしていると、映像の中で不気味な女性の姿を見つけてしまいます。その女性は目と口を大きく開けて、何かを叫んでいるようでした。
美和は、わざと女性の姿を残したまま提出。 その後、試写会が行われると、その映像を見た関係者が続々と亡くなる事件が起き始め……。
夏菜は主人公の日暮美和を演じました。謎の女性に恐怖する夏菜の演技に注目です。映像に入り込んだ謎の女性に追い詰められていく展開が見どころ。ラストのシーンでは、思わず叫んでしまいます。
- 著者
- 雅彦, 井上
- 出版日
「仮面ティーチャー」は、荒れた学校や生徒を更生させる目的で作られた特殊な制度。主人公の荒木剛太は、仮面ティーチャーとして、聖フィクショナルスクールに派遣されます。
そこでは大人を信用できない生徒が、学校を支配していました。果たして剛太は、彼らを更生させることができるのでしょうか? 本作は2013年に放送された連続ドラマの、半年前を舞台としています。
夏菜が演じたのは、剛太が副担任を受け持つ3年D組の担任・賀東麻耶。父で元教師でもある幸一に憧れて教師になりましたが、とある事件が原因で教師への夢を失ってしまいます。
仮面ティーチャーで1人の教師でもある剛太が、体罰に頼らず生徒たちと真正面から本気でぶつかっていくのが、本作の見どころです。
- 著者
- 藤沢 とおる
- 出版日
学歴もお金もない主人公・神崎守が、自身の命を担保にして裏社会の頂点を目指していくストーリー。 原作は田島隆原作、東風孝広作画による同名漫画で、シリーズは3作まで連載されました。 ドラマでは主人公を女性に変更し、月9枠にて尾野真千子が演じています。
夏菜が演じたのはギャンブル依存症が原因で一度自己破産したのにも関わらず、再び闇金から200万円の借金をしてしまう役柄。夜の真っ暗な海に飛び込むという、体当たりの演技を披露しました。
学歴もお金もない神崎が、法律の裏をかいくぐり、法律ギリギリ……もはや破りまくりながらのし上がっていく下剋上ストーリーが本作の見どころ。現実的には あきらかにアウトな内容ですが、それを面白くかつスリル満点に描いています。
- 著者
- ["田島 隆", "東風 孝広"]
- 出版日
世田谷区で母子が殺害されるという事件から、物語は始まります。その事件現場には、1年前に目黒区で起きた一家惨殺事件と共通する遺留品が残されていました。
2つの事件は同一犯によるものだと確信し、捜査を進める捜査一課。しかし上層部は合同捜査本部を設置しようとしません。 捜査一課の名波と上司の鷹栖は、地道に捜査を続けていくのですが、そこには公安の圧力がかかっており……。 緒川怜による推理小説が原作です。
夏菜は鷹栖の次女・鷹栖麻子役で出演。密かに名波に好意を寄せています。被害者とも知り合いで、事件に絡んでくる役柄です。
本作の見どころは、タイトルにもある「迷宮」のストーリー。 事件の詳細を追うごとに発覚していく関係者たちの過去が、より緊張感と臨場感を際立たせています。 なぜ2つの事件は起きてしまったのか。迷宮すぎる結末を、実際にお手にとって確認してみてください。
- 著者
- 緒川 怜
- 出版日
素行に問題があるものの、数々のスクープを手に入れている敏腕報道記者の布施京一。そんな彼が唯一信頼できる刑事黒田と協力して、独自の取材で社会の闇に迫っていく報道ミステリーです。原作は今野敏による「スクープ」シリーズ。
夏菜が演じたのは、布施が所属するTBNテレビの看板番組「ニュースイレブン」のキャスター香山恵理子。
本作の見どころは、一見チャラチャラして仕事に不真面目そうな布施が、実は誰よりも事件の当事者に寄り添っている姿。 テレビの記者という立場でありながら、それに縛られず正義のために真相に迫っていく彼の記者魂が感じられます。 遊んでいるかのように見せて、優秀に調査を進めていくという意外性が魅力となっています。
- 著者
- 今野 敏
- 出版日
- 2009-02-20
自称「未婚のプロ」のジェーン・スーが、未婚中毒女子におくる新しい形の結婚指南書。 なぜ結婚できないのか、プロポーズされない101の理由をイラストとともに解説しています。
テレビドラマでは101の理由をもとに、いくつかの女性たちのエピソードを紹介。夏菜が演じたのは、結婚願望はあるけど、なぜか結婚できない由梨26歳。 最近彼氏ができたが、あまりうまくいっていかず悩んでいます。
未婚女子に向けての結婚指南書とされている本書ですが、未婚でも既婚でも、本人が楽しく笑って過ごせれば、それが1番の幸せだと伝えています。作者のジェーン・スーは、自身がパーソナリティを務めるラジオでおこなう人生相談でも定評があります。相談を読んでから答えを話すまで、何日もかけることもあるそう。そんな作者について詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<ジェーン・スーのおすすめ本5選!悩める女の救世主?コラムやラジオで大活躍>
- 著者
- ジェーン・スー
- 出版日
- 2013-10-11
仕事や家庭、将来など誰にも言えない悩みを抱える女性たちが、山登りをしながら答えを探していく連作長編。イヤミスで有名な作家・湊かなえが描く、 心が解放される登山小説です。
夏菜が演じたのは、村役場に勤める木嶋陽菜。兄が山岳ガイドをしており、自身も兄と同じプロのクライマーとして登山者を手助けしている役柄です。悩める女性の味方になって、自立を促す頼もしい存在です。
本作の見どころは、主人公たちと一緒に登っているような感覚になる山の情景。 作者自身が実際に登山をし、そこで体感したものが作品の中で描かれています。 読んでいるうちに主人公たちだけでなく、読者も抱えていた悩みが解放されていく感覚になります。
- 著者
- 湊 かなえ
- 出版日
湊かなえの作品を他にも知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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ドラマ化・映画化でも注目を集める人気作家・湊かなえの作品を、まだ読んだことのないあなたのために紹介します。
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人間の内面に潜む闇を掘り下げて描く、イヤミスの女王として注目を浴びる作家・湊かなえ。今までに、数々の作品が映像化されてきました。ここでは、『告白』だけにとどまらない、湊かなえの魅力がぎゅっと詰まった、魅力的な作品をご紹介していきます。
美味しいコーヒーを入れることが趣味の平凡なサラリーマン深瀬和久は、行きつけのコーヒー豆専門店で越智美穂子という女性と出会い付き合うようになります。これから幸せな人生を送れると思っていた矢先、美穂子のもとにある告発文が届きました。
「深瀬和久は人殺しだ」
(『リバース』より引用)
この告発文をきっかけに、彼の中で隠されていた10年前の秘密が動き始めます。
夏菜が演じたのはテレビドラマオリジナルの登場人物、川本友里。10年前に起きた事故の重要人物である広沢の高校時代の恋人役で、 事故の真相を追う深瀬に大きな影響を与える人物として出演しています。
本作の見どころは、最後まで読まないと分からない大どんでん返しの結末。 深瀬が10年前の事故の真相を追っていくたびに浮上する、何人もの怪しい人物たちが物語をかき回しています。はたして誰が本当の裏切り者なのか。実際にお手にとって確認してみてください。
- 著者
- 湊 かなえ
- 出版日
- 2015-05-20
合併した銀行を舞台に、雑用担当の庶務行員・多加賀主水(たかがもんど)が銀行内の様々な事件を解決していくストーリー。 オレオレ詐欺やセクハラ、退職勧奨、不正融資。そして合併した銀行の権力争いに多加賀が踏み込んでいきます。
夏菜が演じたのは窓口事務の女子社員、生野香織。多加賀の相棒として、ともに事件を解決しています。シリーズ化されたテレビドラマは2020年現在第4弾まで放送されており、長期にわたって同じ役を演じる経験が貴重だと夏菜は語っています。
ある男の命令により庶務行員として銀行にやってきた多加賀が、 真面目に働いている社員のため、そして地域住民のために奔走する姿が実に気持ちよく感じます。
- 著者
- 江上 剛
- 出版日
人気放送作家の鈴木おさむがおくる、テレビ業界の裏側を描いた作品です。40歳を過ぎてようやく、人気クイズ番組「クイズ!ミステリースパイ」でヒットを飛ばしたプロデューサーの神田達也。
ある日、自宅へ帰ると、息子の和也が壁に磔にされ、そばには謎の男が立っていました。 男は息子を人質にし、あるゲームに参加するように命令してきます。男の目的とは一体何なのか……。
夏菜が演じたのは、芸能事務所のマネージャー・山本司。売れないグラドル・大原マイカを担当しており、 「ミステリースパイ」に彼女を売り込んだ結果、「名刺ゲーム」に巻き込まれてしまいます。
本作の見どころは、謎の男が始めた「名刺ゲーム」によって暴かれていくテレビ業界の歪み。神田は家族も部下も仲間も捨てて、テレビ業界のトップに立っていました。彼の犠牲になった人物たちが、ゲームを通して彼に告発していく展開はスリリングで面白みを増します。
- 著者
- 鈴木 おさむ
- 出版日
30歳という人生の節目を迎える4人の女性が、恋や仕事に悩みながらも前へ進んでいくストーリー。『逃げるは恥だが役に立つ』の原作者、海野つなみによる同名漫画で、オムニバス形式で描かれています。
夏菜が演じたのは周防薫。エステサロンの営業職で仕事に情熱を注いでいるものの、プライベートはなかなかうまくいかない女性を演じています。
「30歳」という女性なら誰もが、一度が人生を振り返る年齢。結婚をしている人もいれば、仕事に情熱を注ぐ人もいます。 それぞれどちらの立場にあっても、悩みは尽きないものです。そんな女性の悩みを、リアルに描いているのが本作の見どころ。
原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<漫画『デイジー・ラック』全巻の見所をネタバレ紹介!【ドラマ化】>
- 著者
- 海野 つなみ
- 出版日
- 2018-02-13
人間の心が欠落した青年が、復讐の代行をしていくミステリー短編集。
両親が殺し屋で幼い頃から相手を気絶させる技を習得していた義波(ぎば)は、復讐代行業者「援助者」に所属し、何人もの人間の復讐代行をこなしていました。 なぜ彼は復讐を代行しているのか。「援助者」の目的とは一体何なのか。新感覚リベンジミステリーが始まります。
夏菜が演じたのは伊庭果菜子。 「援助者」とは対立する闇組織「バンク」に所属しており、亡くなった義波の姉・春香にそっくりの容姿をしています。
本作の見どころは、復讐代行をおこなう義波と「援助者」たちの人間模様。なぜ彼らは復讐を代行するのでしょうか?復習をする側とされる側の複雑な心の動きが、繊細に描かれています。
- 著者
- 日野 草
- 出版日
お笑い芸人・相席スタートの山崎ケイが、世の女性たちへおくる恋愛メソッドエッセイ。自称「ちょうどいいブス」の作者が、自身の経験をもとにちょうどいいブスだからこその恋愛テクニックを解説しています。
テレビドラマでは3人のモテない女性が、ちょうどいいブスの神様に教えられながら、「ちょうどいいブス」を目指していく姿が描かれました。
夏菜が演じたのは、主演の中川彩香。存在感が薄く、よく名前を間違えられてしまう、内気な女性を演じました。彼女にとって、この役柄は今までにあまり演じたことがない役とのこと。新しい夏菜の演技にもご注目ください。
タイトルだけを見ると、「ブス」を連呼しておりマイナスなイメージが強いように思えますが、実際はその反対の内容が書かれています。「ブス」だからこそ自分自身とちゃんと向き合って、自分の力で幸せを掴んでいこう。という前向きなメッセージが込められているのです。
- 著者
- 山﨑 ケイ(相席スタート)
- 出版日
学校ではクールで無口な転校生・小泉さん。そんな彼女の生きがいは、おいしいラーメンを食べるということでした。 同じクラスの大澤悠は偶然、放課後に小泉さんと一緒に食べたことをきっかけに、一方的に友だちとして仲良くしていきます。
しかし、小泉さんはただのラーメン好きではありません。毎日、おいしいラーメンを食べ歩くほどのラーメンマニアでした。
夏菜が演じたのは、大澤悠の従姉・大澤絢音。2019年春に放送されたSPドラマに出演しました。 小泉さんが大阪のラーメン店巡りの途中で、ナンパされた彼女を助けたことがきっかけで知り合います。
本作の見どころは、ラーメンマニア小泉さんの食いっぷりです。 普段はクールな美少女の彼女が、ラーメンを食べるときは豪快で表情豊か。完食したときに見せる、至福の表情がなんともたまりません。 ラーメン好きには、きっと楽しめる最高のラーメン漫画です。
テレビドラマでは毎回実在の店舗が紹介され、情報番組として楽しむ人も。原作でも実在の店舗が出てきますので、気になる方はこちらの記事もご覧ください。
- 著者
- 鳴見 なる
- 出版日
- 2014-10-07
原作は五十嵐貴久のデビュー作である「リカ」シリーズ。 怪物ストーカー・リカに出会い、追い詰められていく男性とその関係者たちの姿を描いたホラーサスペンス小説で す。
2019年に放送されたテレビドラマでは、第1部で花山病院を舞台にした『リハーサル』、第2部で出会い系サイトで知り合ったサラリーマンとの物語『リカ』が放送されました。
夏菜は第1部、第2部の両方に出演。丘留(金沢)千秋という役柄で、第1部では花山病院の事務員、第2部では映画制作会社の社員をしています。 病院内、会社内で起こる不可解な事故や事件を、Twitterに投稿しており、物語の重要な鍵を握る人物を演じました。
本作の見どころは、ストーカー・リカの異常すぎる行動です。 自分が運命の人だと認識した相手に一心不乱に突き進んでいく姿は、もはや愛情を超えた恐怖を感じます。 原作を読んでいると、自分自身がリカにストーカーされているような錯覚に陥ってしまうほど。ホラー好きの方には、ぜひ読んでいただきたいシリーズです。
- 著者
- 五十嵐 貴久
- 出版日
- 著者
- 貴久, 五十嵐
- 出版日
【映画】
『君に届け』(2010年) 原作『君に届け』
『GANTZ』(2011年) 原作『GANTZ』
『GANTZ PERFECT ANSWER』(2011年)
『監禁探偵』(2013年) 原作『監禁探偵』
『タイガーマスク』(2013年) 原作『タイガーマスク』
『恋とオンチの方程式』(2014年)
『クローバー』(2014年) 原作『クローバー』
『鏡の中の笑顔たち』(2015年)
『田沼旅館の奇跡』(2015年)
『咲-Saki-』(2017年) 原作『咲-Saki-』
『ReLIFE リライフ』(2017年) 原作『ReLIFE』
『鋼の錬金術師』(2017年) 原作『鋼の錬金術師』
『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018年) 原作『銀魂』
【テレビドラマ】
『ガチバカ!』(2006年)
『嫌われ松子の一生』(2006年) 原作『嫌われ松子の一生』
『エラいところに嫁いでしまった!』(2007年) 原作『エラいところに嫁いでしまった』
『孤独の賭け〜愛しき人よ〜』(2007年) 原作『孤独の賭け』
『モップガール』(2007年) 原作『モップガール』
『ミラクルボイス』(2008年)
『あんどーなつ』(2008年) 原作『あんどーなつ-江戸和菓子職人物語-』
『大魔神カノン』(2010年)
『カルテット』(2011年) 原作『カルテット』
『おくさまは18歳』(2011年) 原作『おくさまは18歳』
『ANOTHER GANTZ』(2011年)
『シマシマ』(2011年) 原作『シマシマ』
『俺の空〜刑事編~』(2011年) 原作『俺の空』
『らんま1/2』(2011年) 原作『らんま1/2』
『宮部みゆき・4週連続 “極上”ミステリー 第二夜 スナーク狩り』(2012年) 原作『スナーク狩り』
『連続テレビ小説 純と愛』(2012年)
『純と愛スペシャル「富士子のかれいな一日」』(2013年)
『ダブルス〜二人の刑事』(2013年)
『人生がときめく片づけの魔法』(2013年) 原作『人生がときめく片づけの魔法』
『世にも奇妙な物語 '13秋の特別編「0.03フレームの女」』(2013年) 原作『時間怪談ー異形コレクション10』
『仮面ティーチャー』(2014年) 原作『仮面ティーチャー』
『極悪がんぼ 』第1話(2014年) 原作『極悪ガンボ』
『ラスト・ドクター〜監察医アキタの検死報告〜』 第1話(2014年)
『新春ワイド時代劇 大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!』(2015年)
『ああ、ラブホテル』 最終話「第十夜」(2015年)
『迷宮捜査』(2015年) 原作『迷宮捜査』
『月曜ゴールデン スクープ 遊軍記者・布施京一』(2015年) 原作『スクープ』
『なぜ家族は消されたのか?心を操る恐怖のサイコパス〜成海朔の挑戦II〜』(2015年)
『ホテルコンシェルジュ』(2015年)
『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』 シーズン2 第3話(2015年) 原作『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな
『スペシャリスト』(2016年)
『99.9 -刑事専門弁護士-』 第7話・第8話(2016年)
『山女日記〜女たちは頂を目指して〜』(2016年) 原作『山女日記』
『山女日記〜山フェスへ行こう/アルプスの女王〜』(2017年)
『咲-Saki-』(2016年) 原作『咲-Saki-』
『リバース』(2017年) 原作『リバース』
『下北沢ダイハード』 第5話(2017年)
『ハケンのキャバ嬢・彩華』(2017年)
『庶務行員 多加賀主水が許さない』(2017年) 原作『庶務行員 多加賀主水が許さない』
『庶務行員 多加賀主水が悪を断つ』(2019年)
『庶務行員・多加賀主水3』(2019年)
『庶務行員・多加賀主水4』(2020年)
『名刺ゲーム』(2017年) 原作『名刺ゲーム』
『デイジー・ラック』(2018年) 原作『デイジー・ラック』
『GIVER 復讐の贈与者』(2018年) 原作『GIVER 復讐の贈与者』
『人生が楽しくなる幸せの法則』(2019年) 原作『ちょうどいいブスのススメ』
『ラーメン大好き小泉さん』2019春SP(2019年) 原作『ラーメン大好き小泉さん』
『リカ』(2019年) 原作『リハーサル』『リカ』
夏菜のこれまでに演じてきた出演作と役柄を紹介しました。アクションものから恋愛もの、コメディものまで幅広い役柄を演じており、あらためてその女優魂を感じたのではないでしょうか。ぜひ原作となった小説、漫画もご覧になってください。より作品を楽しめますよ。