瑛太の出演映画・テレビドラマを原作とともに振り返る!自然体の魅力に迫る

更新:2021.11.29

男女問わず、幅広い層から多く支持されてる瑛太。数多くの映画やテレビドラマに出演し主演を務めながらも、常に自然体の演技にはそこはかとない魅力があります。同世代の俳優のなかでも、正統派も個性派も演じられる貴重な俳優の1人。この記事では、瑛太がこれまで演じた役柄と作品について紹介します。

ブックカルテ リンク

瑛太は正統派も個性派も演じ分ける稀有な存在!プロフィールから紹介

 

まずは、瑛太のプロフィールを紹介します。 

瑛太(えいた)は、1982年12月13日生まれ東京都出身。兄は俳優の永山竜弥、弟も俳優の永山絢斗です。2010年に歌手の木村カエラと結婚し、2児の父でもあります。 

身長179cmという長身を生かし、1999年EITA名義でモデルとしてデビューしました。俳優としては、2001年にテレビドラマ『さよなら、小津先生』で活動を開始します。 

2003年初め、芸名を「瑛太」に改名し、映画やテレビドラマ、CMなど順調にキャリアを伸ばしていきます。テレビドラマ『WATER BOYS』で注目され、2005年には『サマータイムマシン・ブルース』にて映画初主演を果たしました。 

その後も主演作を重ねていきますが、一方で脇役としても重要な役柄を演じていきます。エリート刑事を演じたかと思えば殺人犯を演じ、常にチャレンジを続ける俳優の1人です。2020年のテレビドラマ『あしたの家族』への出演をきっかけに、「永山瑛太」という本名で活動をすることを発表しました。 

モデルをしていただけあり、そのスタイルにも定評があります。女性だけでなく男性からも熱く支持され、特にその髪型を参考にする男性陣も多いようです。彼も出演したCMで人気になった男性用整髪剤は、従来のものと違い「固めない」ことが話題になりました。その特徴はまるで現代の男性に求められる柔軟さを象徴するかのよう。仕事もプライベートも充実したその生き方は、男女問わず憧れの存在となっています。

 

理性的かつ情熱的!瑛太の魅力とは?

 

そのスタイルのよさからモデルとして芸能界をスタートさせるも、すぐさま俳優の道へ進んだ瑛太。俳優としてのデビューを飾ると、早くから主演に抜擢されてきました。その活動は映画にテレビドラマにと幅広く、主演はもちろん脇役としても必ず重要なポジションを演じています。 

瑛太は与えられた役柄を演じる時、毎回新鮮な気持ちで取り組んでいるのだそう。まっさらな気持ちで向き合うことで、共演者がどんな演技をしてきても対応できるよう心掛けているのだといいます。 

そんな彼が最も輝く瞬間は、他のキャストとのセッションをしている時。まるで共演者との「競演」を楽しんでいるかのようです。しかも、相手の演技をみながら、常に自分の役割を冷静にみています。 

一方で、演技に対しての熱い気持ちも持ち合わせています。たとえ殺人犯役であっても、その役を愛することも大事にしているのだそうです。それは、いわば心で演じるということ。仮にその人物が狂気じみていても、その時その時に感じたままを表現することが、役者瑛太の神髄なのでしょう。 

理性的でありながら情熱的。それは、俳優としてだけではなく、瑛太という人間の魅力に他ならないのではないでしょうか。 

映画『まほろ駅前狂騒曲』公開を前にした瑛太の演技に対する想いや、魅力的な姿を見ることのできるこちらのフォトブックもおすすめです。
 

著者
ブラウンズブックス
出版日

【ライターおすすめ】瑛太が1番輝く『まほろ駅前番外地』(2013年)

著者
三浦 しをん
出版日
2012-10-10

 

瑛太が出演している数多くの俊作の中から特におすすめしたいのは、三浦しをん原作のテレビドラマ『まほろ駅前番外地』です。同シリーズの『まほろ駅前多田便利軒』が最初に実写映画化。その後、テレビドラマ、再度の実写映画へと続きます。

東京郊外のまほろ駅前にある「多田便利軒」を舞台に、その便利屋を営む多田とそこに転がり込む中学の同級生・行天。さまざまな依頼を引き受けていく2人の友情や依頼人との人間模様を描いた物語です。行天の存在が徐々に多田を変えていき、そんな行天を多田はいつも気にかけています。このバディ感が本作の最大の見所です。

すでに1作目の映画版で多田を演じている瑛太。相棒の行天をプライベートでも親交のある松田龍平が演じています。もともと気心の知れたもの同士であり、いい意味で気が抜けた演技が作品の世界観にぴったりなのです。

まるで作者が瑛太をモデルに書いたのではと錯覚するほど、多田役にハマっている瑛太。本作は間違いなく、瑛太の代表作といえる作品です。

さまざまな役柄を演じていく瑛太。この後は、そんな彼が出演した原作のある作品の魅力や演じた役柄について紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。

 

【映画原作】盟友・松田龍平との初共演作『青い春』(2002年)  

『青い春』は、『鉄コン筋クリート』や『ピンポン』などで知られる松本大洋の7つの短編を集めたコミックス。この短編のひとつ『しあわせならてをたたこう』をベースに、ほかの作品に登場するエピソードやキャラクターを使ってまとめあげたのが、実写映画『青い春』です。 

不良男子が集まる朝日高校という男子校では、卒業式の日、次に誰が学校を仕切るかを決めるための「ベランダ・ゲーム」が行われていました。屋上の柵の外に立ち、何回手を叩けるか競うという危険なゲームなのですが……。松本大洋の独特なタッチで描かれる世界は多くのファンを魅了しました。 

実写映画での瑛太の役柄は、朝日高校に通う男子高校生の1人。この頃はまだEITA名義でオバケというキャラクターを演じています。映画初出演ということもあり、撮影中1人でいたところ、主演の松田龍平が話しかけたというエピソードも。『まほろ駅前多田便利軒』の2人はここで出会っていたのですね。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

松本大洋のおすすめ漫画5作品!代表作『ピンポン』以外は読んだ? 
 

著者
松本 大洋
出版日
2012-01-14

【映画原作】悲しい最期に思わず涙『あずみ』(2003年)

多くの人気漫画を世に送り出してきた小山ゆうの時代劇アクション『あずみ』は、江戸幕府初期を舞台に、内乱の芽をつむための暗殺集団の中で育てられた少女・あずみの戦いを描いています。一度完結したものの、幕末を舞台にした続編『AZUMI』が2014年まで連載されました。実写映画化、舞台化もされた人気シリーズです。 

爺こと小幡月斎は、家康のブレーンでもある南光坊天海の命を受け、人里離れた場所で孤児となった10人の子どもたちを刺客として育てていました。彼らが精鋭として育ったある日、最後の試練を与えることになるのです。 

実写映画に瑛太が出演しています。あずみとともに育てられたひえいを演じましたが、彼は最後の試練で悲しい最期を遂げます。この実写映画には、瑛太のほか、主演の上戸彩をはじめ、小栗旬、金子貴俊など今なお活躍している俳優陣が多く出演しています。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

小山ゆうのおすすめ漫画ランキングベスト5!主人公の成長を描く漫画家! 
 

著者
小山 ゆう
出版日
2013-04-01

【映画原作】社会現象にもなった『電車男』(2005年)

『電車男』は、ネットの掲示板「2ちゃんねる」に投稿された書き込みをもとに、そこに書き込んだ人たちを共著的な扱いとした中野独人という著者名で書籍化したもの。内容は、書き込まれたものをまとめた形となっています。 

電車の中で暴れる酔っ払いから若い女性を救ったという書き込みから始まる、ヲタク青年のラブストーリー。しだいにその恋を応援する男女問わないネット住人たちは、彼を「電車男」と呼び、あらゆるアドバイスをしていくのでした。2人の恋の行方を描いています。 

多くの反響を呼び、実写映画やテレビドラマが作られました。瑛太はこの実写映画に出演。ネット住人の1人、ヒッキーことひろふみを演じています。社会現象ともなった作品です。 

著者
中野 独人
出版日
2004-10-22

【映画原作戯曲集】瑛太の映画初主演作『曲がれ!スプーン』(2005年)

テレビ番組の構成や脚本なども手掛ける上田誠が主宰を務める劇団ヨーロッパ企画。そこで、2008年に初演された作品が『サマータイムマシン・ブルース』です。その時の戯曲が、2009年に刊行された戯曲集『曲がれ!スプーン』に収録されました。その後、劇団20周年を記念し、2018年に戯曲本『サマータイムマシン・ブルース』があらためて発売されています。

とある大学のSF研究会部室。ある夏の日、見慣れぬものが部屋の片隅に置かれているのに気が付きます。なんと本物のタイムマシンとのこと。実際に使ってみることになり、最初に選ばれた部員3人が昨日へ、壊れたクーラーのリモコンを取りに向かうのでした。 

実写映画版の脚本も上田誠が担当しています。この作品で映画初主演作となった瑛太。最初にタイムトラベルするSF研究会の世話役・甲本を演じています。瑛太のほか、上野樹里ムロツヨシ、真木よう子など現在活躍中の俳優陣の若かりし頃を見ることもできます。
 

著者
上田 誠
出版日

【映画原作】怪しいタトゥー男役『空中庭園』(2005年)

 

角田光代の6編からなる連作小説『空中庭園』。婦人公論文芸賞を受賞しました。この小説を原作に、2005年に実写映画化されました。 

家族5人の京橋家のモットーは「つつみかくさず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合おう」。しかし、本当はそれぞれが秘密を持っています。長女の視点から描かれる物語から始まり、父の愛人を含む6つの物語。一般的な家族にみえていても、本当の姿は……。心の深淵を覗かせる秀作です。 

実写映画版では、主人公を母の絵里子とし小泉今日子が演じました。学校に行く振りをしてショッピングモールで時間を潰す長女マナ。瑛太が演じたテヅカは、そんんなマナをナンパし、ホテルに連れ込む全身タトゥー男です。

 

著者
角田 光代
出版日
2005-07-08

【映画原作】彼女に振られた瑛太がどう立ち直るのか『嫌われ松子の一生』(2006年)

山田宗樹の長編小説『嫌われ松子の一生』は、実写映画化、テレビドラマ化、舞台化と続いた人気作品です。ある事件がもとで、中学教師の職を追われた松子が、その後、過酷な運命に翻弄されていく姿を描いた物語。実写映画版で瑛太は、松子の甥の川尻笙を演じています。 

ある日、川尻笙は突然上京した父から、東京で殺害された伯母・川尻松子のアパートを引き払うよう依頼されます。そこで恋人とともに松子のアパートを訪れる笙。会ったことのない松子の人生に興味を持つようになっていくのですが……。松子の人生の波乱万丈振りに圧倒されます。 

映画版の笙は彼女に振られたばかりという設定になっていますが、だからこそ、どんな状況でも懸命に生きた松子の人生に励まされていくのです。
 

著者
山田 宗樹
出版日

【映画原作】武士らしい覚悟を見せる『どろろ』(2007年) 

日本が誇る漫画家・手塚治虫が描く『どろろ』は、1967年から「週刊少年サンデー」にて連載されるも未完のまま連載終了に。その後、「冒険王」にて連載が再開し、一応の完結を迎えました。その後、テレビアニメや実写映画が作られた人気作品です。

自らの野望のため、生まれてくる我が子を48匹の魔物に与えてしまった醍醐景光。生まれたその子を川に流すと、貧しい医者が彼を育てました。そこで百鬼丸と名付けられ、少年になると旅に出ることに。その途中で出会ったコソ泥少年のどろろとともに旅を続ける百鬼丸。数々の苦難を乗り越え、成長していく百鬼丸の姿を描きます。

実写映画では、時代や設定などをオリジナルへ変更。よりファンタジー色が色濃くなっています。瑛太が演じるのは多宝丸。彼は武士でありますが、実は百鬼丸の弟です。多宝丸はそれぞれのメディアで描かれ方が異なるので、比べてみるのもおすすめです。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

『どろろ』原作、映画、ゲームの結末や見所ネタバレ考察!50年ぶりアニメ化 
 

著者
手塚 治虫
出版日

【映画原作】瑛太の熱い演技に注目『となり町戦争』(2007年)

見えないからこそリアルに感じてしまうという不思議な感覚の戦争を描いた物語が、三崎亜記のデビュー長編小説『となり町戦争』です。衝撃的な原作の映像化の権利は争奪戦で、最終的には実写映画化されました。 

舞坂町に住む北原修路の元に、ある日となり町との戦争のお知らせが届きます。役場から偵察業務を任命され、対森見町戦争推進室の香西という女性と夫婦となります。しかし、生活は平穏そのもの。日々のニュースの中で発表される戦死者の数だけが戦争を物語っていました。 

戦争の姿が見えないからこそ、リアルで怖さも感じる作品です。実写映画と小説では物語の温度が異なります。その違いも興味深いところですね。 瑛太は、北原と夫婦になる香西の弟で、志願兵となる智希を演じています。瑛太の熱い演技にぜひ注目してください。 

著者
三崎 亜記
出版日
2006-12-20

【映画原作】隠された伏線回収の見事な映像化『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007年)

気弱な学生が本屋襲撃に巻き込まれる事件とペット惨殺事件が繋がっていく物語の『アヒルと鴨のコインロッカー』は、伊坂幸太郎の長編小説。伊坂幸太郎といえば、その作品の多くが映像化されている人気作家です。今回も同名の実写映画が作られました。 

ある日、引っ越し先のアパートで怪しい青年・河崎に出会う椎名。なんと一緒に本屋を襲わないかと誘われます。断り切れず巻き込まれる椎名でしたが、事件の後、2年前に起こったペット惨殺事件の話を聞くことになるのですが……。 

瑛太は、河崎を演じました。彼は容姿端麗でもありますが、浮気性のダメ男。しかし、本屋襲撃計画にはある切ない物語が隠されていました。原作者から映像化は難しいと言わしめた作品を見事に映画として昇華させました。 

著者
伊坂 幸太郎
出版日
2006-12-21

【映画原作】涙なしでは見れないノンフィクション『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)

『余命1ヶ月の花嫁』は、2007年に報道番組の特集コーナーで「余命1ヶ月の花嫁」として放送され、大反響を呼んだ企画を書籍化したもの。そのノンフィクションをもとに実写映画も作られました。映画は榮倉奈々と瑛太のW主演。 

24歳という若さで末期の乳ガンである宣告を受けた長島千恵。彼女が乳ガンであることを知りながら交際し支えてきた恋人・赤須太郎との愛しい日々を描いています。苦しみながらも人を愛し、最後まで生をまっとうした彼女の渾身のメッセージです。 

瑛太は実写映画で、赤須太郎を演じました。献身的に千恵を愛し支える太郎を真摯に演じています。涙なくしては見れない作品です。 
 

著者
TBS「イブニング5」
出版日

【映画原作】偽医者の元で成長していく研修医役『きのうの神さま』(2009年)

『ゆれる』などで知られる映画監督・西川美和。彼女が「真実と嘘の境界」をテーマに描いた短編小説集が『きのうの神さま』です。これを原作とし、西川美和本人が監督したのが、 映画『ディア・ドクター』となります。 

『きのうの神様』は映画の原作という側面を持ちながら、僻地医療を描いた小説作品として高い評価を受けました。5つの短編から成り立つこの作品は、中学受験を控える女の子、診療所勤務の無気力医師、診療所の元救急看護をしていた看護師、偽医者になった男、偽医者の元に来た研修医のそれぞれの物語です。 

映画は、この偽医師・伊野治の物語を軸に描いています。瑛太が演じたのは、伊野のもとにやってくる研修医の相馬啓介です。僻地の診療所に渋々赴任する相馬。彼の成長も見所のひとつです。 

著者
西川美和
出版日
2012-08-07

【映画原作】クラシック音楽漫画の真骨頂『のだめカンタービレ』(2009年)

二ノ宮知子の大人気漫画『のだめカンタービレ』は、漫画の人気もさることながら、テレビドラマ、テレビアニメ、実写映画と次々にメディア展開され、全て大ヒットを記録。2006年にテレビドラマ『のだめカンタービレ』、2年後にスペシャルドラマ『のだめカンタービレinヨーロッパ』、2009年と2010年には実写映画『のだめカンタービレ 最終章』前編と後編がそれぞれ公開されました。 

著名なピアニストを親に持つ千秋は音大のピアノ科の在籍しながらも、指揮者になる夢を持っていました。ある日、マンションの隣に住むピアノ科の野田恵のピアノの音を聞き、彼女の才能を確信します。その出会いがきっかけとなり、千秋は自分の夢を追うことに。音楽を志す仲間との成長を描いた物語です。瑛太はヴァイオリン科の峰龍太郎を演じました。クラシック音楽を題材にした青春ストーリーです。 

著者
[]
出版日

【映画原作】瑛太といえばコレ!『まほろ駅前多田便利軒』(2011年)

『まほろ駅前多田便利軒』は、第135回直木賞を受賞した三浦しをんの小説。これを原作とし実写映画化されました。この映画の後、2013年にはテレビドラマ『まほろ駅前番外地』が放送され、2014年には再度の実写映画化『まほろ駅前狂騒曲』が公開されました。全て主演は瑛太と松田龍平です。 

多田便利軒を経営するバツイチ男・多田啓介は、中学の同級生である行天春彦とともに、自身の便利屋に舞い込んでくるさまざまな依頼を引き受けていきます。そこでみえてくる人間模様を描いた作品です。タイトルの「まほろ市」は架空の町ですが、作者の住む町田市がモデルといわれています。 

瑛太が演じるのは多田啓介。暗い過去を背負った人物ですが、ラストでは胸のつかえがすっと降ります。行天役の松田龍平とはプライベートの付き合いもあり、この2人の仲の良さが作品にいい具合に反映されています。

著者
三浦 しをん
出版日
2009-01-09

【映画原作】歌舞伎のキーパーソン役『いつか晴れるかな』(2011年)

俳優の原田芳雄が発案した企画で、本人を主演に実写化されたのが『大鹿村騒動記』。その原案として、延江浩が執筆したのが『いつか晴れるかな』という小説です。映画は、原田芳雄の遺作となりました。 

東京のゲイバーで働く大地雷音が主人公。彼は性同一性障害をもっています。帰るべき故郷がない雷音は、ある日、偶然知り合ったゲイバーのママ・風祭善に故郷の大鹿村に行こうと誘われます。そこでは、毎年「大鹿村歌舞伎」が行われていました。この小説は原案とはいえ、映画とはかなり異なる独立した作品になっています。 

実写映画版で、瑛太はこの大鹿村の郵便局員の黒衣を演じました。「大鹿村歌舞伎」を巡る村民の笑いあり涙ありの物語を描いている作品です。 
 

著者
延江 浩
出版日

【映画原作】瑛太の役者魂溢れる演技が見れる『一命』収録の『異聞浪人記』(2011年)

九州を舞台に、武士道についての作品を多く残した滝口康彦の時代小説『異聞浪人記』を原作に、2011年に実写映画化されたのが『一命』です。この年、同タイトルの文庫本も発売されています。これまで1962年にも『切腹』というタイトルで実写映画化されました。 

江戸時代の初頭、多くの大名家の取り潰しが相次ぎ、武士たちは浪人生活を余儀なくされます。そんな中、大名屋敷に押しかけ切腹を申し出てゆする「狂言切腹」が流行っていました。そこへ、津雲半四郎という武士が井伊家の門前で切腹を願い出ると、ある真実を伝えるのでしたが……。 

瑛太は、本当に切腹することになってしまう千々岩求女を演じています。この切腹シーンが凄まじく、それは本人の提案だったとのこと。彼の役者魂を見せた作品となりました。 
 

著者
滝口 康彦
出版日

【映画原作】スタントなしのバイクアクションが圧巻『ワイルド7』(2011年)

1969年から「週刊少年キング」に連載された望月三起也の漫画『ワイルド7』は、今なお愛され続けている人気作品です。2016年には作者・望月が他界しましたが、その後も各出版社から関連本が出版されるなどその人気の高さを裏付けています。 

警視庁のキャリア官僚の草波勝は、元犯罪者を7人集めます。彼らにバイクと武器を渡し、悪を倒すための「ワイルド7」を結成。特に主人公の飛葉大陸は、ガンさばきとバイクテクニックが一流です。彼らは白バイに乗り、悪人を独自のルールで裁いていくのでした。 

瑛太は、飛葉大陸を演じました。元々、バイクの大型免許を持っている彼は、本作でスタントなしのバイクアクションにも挑んでいます。
 

著者
望月 三起也
出版日

【映画原作】瑛太の熱い演技を見逃すな『64』(2016年)

『半落ち』や『クライマーズ・ハイ』で知られる横山秀夫原作の小説『64』。『64-ロクヨン-前編/後編』として実写映画化されました。この物語は、実際に群馬県で起きた未解決の少女誘拐殺人事件がモデルといわれています。2015年にはテレビドラマ化もされました。 

「64」とは、昭和64年のこと。わずか7日間で終わったその間に、少女の誘拐および殺人事件、通称「ロクヨン」が発生します。しかし、未解決のまま残り1年で時効を迎えようとしていました。当時、刑事部の刑事として捜査にあたった三上義信は、警務部の広報官に。そんなある日、時効を目前に「ロクヨン」を模倣した事件が起きるのでした。 

瑛太は東洋新聞キャップの秋川を演じています。主演の佐藤浩市との激しい演技のぶつかり合いは必見です。映画版では、原作と違う終わり方をしています。ぜひ、確かめてみてください。

著者
横山 秀夫
出版日
2015-02-06

【映画原作】江戸時代のノンフィクション『無私の日本人』所収の「穀田屋十三郎」(2016年)

歴史学者・磯田道史によるノンフィクション『無私の日本人』は、江戸時代、ある3人の日本人の人生を、資料をもとに描きあげた感動の物語です。その中の「穀田屋十三郎」を原作として実写映画化されたのが、『殿、利息でござる!』です。 

藩の重い年貢に困窮する穀田十三郎など庶民たち。それを逃れる方法はないかと考えたのが、大金を集め藩に貸し付けるということでした。それにより、藩から利息を取って、苦しかった町を救うという物語です。これが実話だと思うと、本当に感心させられます。 

瑛太が演じたのは、茶師の菅原屋篤平治。町を救おうとする十三郎に、知恵をもって協力する役柄です。町の人たちが一体となって奮闘する姿に思わず心打たれます。 

無私の日本人

2015年06月10日
磯田道史
文藝春秋

【映画原作】逮捕に執念を燃やすエリート警官の瑛太『土竜の唄』(2016年)

 

高橋のぼるの漫画『土竜の唄』を原作とした実写映画が作られました。2014年に公開された『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』は大ヒットを記録。その後、続編にあたる『土竜の唄 香港狂騒曲』も公開され、この作品に瑛太が出演しました。漫画の「チャイニーズマフィア編」を原作としています。 

主人公・菊川玲二は交番勤務の警察官。ある日、懲戒免職となります。しかしそれは表向きだけで、本当は超極秘任務に就くためだったのです。それは、通称「モグラ」になること。つまり、ヤクザの組織への潜入捜査でした。真っすぐな性格の玲二がモグラとなって活躍する物語です。 

本作で瑛太が演じるのは、エリート警察官の兜真矢。モグラである玲二の逮捕に執念を燃やします。第1作目の弾け振りに負けないよう本作もド派手な演出とアクションで楽しませてくれます。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

漫画『土竜の唄』が無料!最新59巻までの登場人物の魅力をネタバレ紹介!
 

 

著者
高橋 のぼる
出版日
2006-01-05

【映画原作】壊れていく姿を演じきった『光』(2017年)

三浦しをんの小説『光』にも、同作者の『まほろ駅前多田便利軒』に主演する瑛太が出演しています。 

豊かな自然に囲まれた東京の離島・美浜島で暮らす中学生の信之、唯一の同級生で恋人の美花、信之を慕う輔の3人は、島を襲った大災害により家族も何もかも失ってしまいました。25年後、島を出る最後の晩に起こった悲劇の真相を信之にほのめかす輔でしたが……。「光」というタイトルとは、真逆の人間の奥底に眠る狂気を意味しています。作者の新しい一面を感じることのできる秀作です。 

瑛太が演じるのは、輔。信之に一方的に執着していく役柄です。最初は金銭目的で脅していきますが、徐々に壊れていくことに。そんな輔を瑛太は見事に演じ切っています。 
 

著者
三浦 しをん
出版日

【映画原作】罪を犯した人とどう向き合う?『友罪』(2018年)

江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューを果たした薬丸岳の小説『友罪』。この物語は、1997年に神戸で起きた連続児童殺傷事件をモチーフにしています。 

ジャーナリストへの道が閉ざされた益田は町工場で働き始めると、同じ頃、入社してきた鈴木と出会います。彼は技術こそはありますが、他の人間との交流を避けているかのようでした。しだいに打ち解けていく2人でしたが、ある事件をきっかに鈴木があの「少年A」ではないかと疑うように……。 

瑛太は、鈴木という難しい役柄を演じています。いざ自分の身近の人間が過去に罪を犯していることを知ってしまったら人はどうするのか。罪を犯した人間はどう生きるべきなのか。そんなことを考えさせられる作品です。 

著者
薬丸 岳
出版日
2015-11-20

ここまでは、瑛太の出演した映画原作をみてきました。この後は、テレビドラマ原作を紹介していきます。

【テレビドラマ原作】瑛太の初々しい演技『リモート』(2002年)

「週刊ヤングマガジン」に連載されていた『リモート』は、原作・天樹征丸、画・こしばてつやコンビによる青年漫画です。2002年にテレビドラマが放送されました。原作の天樹征丸は、このドラマにも樹林伸名義で脚本家として参加しています。 

交通課の婦警だった彩木くるみは寿退職をするはずでしたが、警視庁捜査一課所属の「A級未解決事件捜査特別室」所属になってしまいます。そこは、天才刑事氷室光三郎が所属する部署。しかし、彼は自宅地下に引きこもったままでした。くるみに携帯電話を持たせ、氷室の手足となって事件を解決していきます。 

テレビドラマの第3話と第4話に出演した沢村圭輔という高校生を演じたのが瑛太です。この時はEITA名義でした。自殺した女子生徒をいじめていたと嘘を広められる男子生徒を演じています。 
 

著者
["征丸, 天樹", "てつや, こしば"]
出版日

【テレビドラマ原作】大人の女性に癒しを与えた『きみはペット』(2003年)

元新聞記者で漫画家の小川彌生が描く『きみはペット』は、2003年と2017年に日本でテレビドラマ化され、2011年には韓国で映画化された人気作品です。 

新聞社に勤める巖谷澄麗は、モデル並みの容姿を持ち、仕事もできるバリバリのキャリアウーマン。しかし、こと恋愛においては極度の奥手で、なかなかうまくいきません。そんな時、家の前に段ボールが。そこに捨てられた青年・合田武志をペットとして受け入れることになりますが……。武志の前でだけ、本当の自分になれる澄麗。多くの大人の女性に癒しを与えた作品です。 

テレビドラマでは、オリジナル設定が多くみられますが、大きく異なる点はラストです。好みが分かれるところなので、ぜひ確認してみてください。 瑛太は堀部順平を演じています。このドラマには連続ドラマ初出演の石原さとみも出演していました。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

『きみはペット』は永遠に大人女子を癒す名作漫画だ!【ネタバレ注意】 
 

著者
小川 彌生
出版日
2000-12-13

【テレビドラマ原案】人生最悪の初恋⁉『忘れられない恋のうた〜Sweet&Bitter〜』(2003年)

数多くのテレビドラマの脚本や番組の構成などに携わる傍ら、漫画原作や作詞なども手掛ける小原信治。彼が実際に立ち上げたインターネットサイト「8251net.com」を舞台に描かれるラブストーリーが『忘れられない恋のうた~Sweet&Bitter~』という小説です。この物語を原案に、小原も脚本に参加したテレビドラマが『初恋.com』。2003年の12月に4夜連続で放送されました。 

ある通販会社勤務の3人の女性。ある日、初恋の人を探し当てるサイト「初恋.com」の存在を知ることに。彼女たちはそれぞれ、今の自分の現状を変えたいと思っていました。さらにクリスマスも間近に迫ってきたこともあり、初恋の人を捜し再会を願うのですが……。 

瑛太は第1話の「人生最悪の初恋」に出演。加藤あいの初恋相手・水島浩平を演じていました。3人のそれぞれの初恋を描きつつ、最終話ではすべての物語に決着がつきます。 
 

忘れられない恋のうた ~Sweet & Bitter~

2005年03月19日
小原信治
アスペクト

【テレビドラマ原作】瑛太と篠原涼子の掛け合いが人気『推理小説』(2006年)

テレビドラマ『アンフェア』の原作が、秦建日子の『推理小説』です。「刑事・雪平夏見」シリーズの第1作目にあたります。『アンフェア』は好評を博し、その後次々に続編が制作され、テレビドラマだけでなく実写映画も製作されました。瑛太は2006年に放送された『アンフェア』と『アンフェア the special コード・ブレーキング〜暗号解読』に出演しています。 

バツイチで子持ちの敏腕女刑事・雪平夏見が次々に事件を解決してく姿を描いた作品です。ある出版社に『推理小説・上巻』という原稿が送られ、そこには連続殺人の詳細が記されていました。事件を防ぐためには、小説の続きを落札せよとの指示が。果たして犯人の目的は。しだいに思いもかけない真実が明らかになっていくのでした。 

瑛太が演じるのは、雪平の相棒となる新米刑事の安藤一之。小説とテレビドラマでは異なるキャラクターですが、雪平に好意を持つ点は同じです。小説、ドラマとそれぞれ別の作品として楽しめます。 
 

著者
秦 建日子
出版日

【テレビドラマ原作】錯綜する恋愛模様『サプリ』(2006年)

「FEEL YOUNG」に連載されていたおかざき真里の漫画『サプリ』。2006年にテレビドラマ化されました。作者も広告代理店出身であり、その経験を生かし、広告代理店で働く女性を描いています。 

27歳の藤井ミナミは広告代理店勤務。連日連夜、多忙な毎日を送る彼女は、長年付き合っていた恋人とも別れ仕事に励んでいました。しかし、同僚の石田を意識したり、営業の萩原とも急接近など恋愛もなかなか落ち着きません。ミナミ以外にも、同じ会社のさまざまな立場の女性たちを描いているのも本作のみどころ。モノローグの言葉が非常に印象的で、働く女性にはぜひ読んでほしい作品です。 

テレビドラマで、瑛太は営業局の萩原智を演じています。ミナミが意識する男性ですが、同じ局の先輩・田中ミズホと学生の頃から付き合っていて……。それぞれの想いが錯綜していきます。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

おかざき真里の漫画『サプリ』が沁みる!オトナ女子を優しく癒す名言の数々  
 

著者
おかざき真里
出版日

【テレビドラマ原作】幼少期の思い人の幸せを願った、大河ドラマ原作『天璋院篤姫』(2008年)

女性をテーマに数多くの作品を発表した女流作家・宮尾登美子。彼女が描いた小説『天璋院篤姫』が、2008年に放送された大河ドラマ『篤姫』の原作です。1985年にも単発ドラマが放送されました。 

徳川13代将軍、家定の正室となった薩摩藩藩主島津斉彬の養女・篤子。家定は幼少期から病弱で篤子が嫁いで2年で死去してしまいます。その後、「天璋院」となった篤姫は、14代将軍・家茂の義母として幕府のために尽くすのでした。そんな彼女の波乱に満ちた人生を描いた物語です。 

瑛太は、小松帯刀を演じました。幼少期の篤姫、於一を慕っていましたが叶わぬ恋でした。大人になってからも、天璋院となった篤姫とは何度か再会する機会に恵まれます。互いの人生の幸せを確認し、最期を迎えた小松帯刀でした。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

天璋院・篤姫の知っておきたい4つの事実!江戸城無血開城の影の立役者 
 

著者
宮尾 登美子
出版日
2007-03-15

【テレビドラマ原作】女の視点で描く幕末のリーダー『西郷どん!』(2018年)

多くの女性から支持されてきた小説家、エッセイストである林真理子が挑戦した歴史小説『西郷どん!』。この小説が2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』の原作となりました。 

舞台は幕末。薩摩藩の下級藩士の家に生まれた西郷小吉。後に大久保利通になる隣の家の大久保保正助とは幼馴染として育ちます。後に藩主・島津斉彬に仕え、民のために尽くす侍を目指す小吉でしたが……。林真理子が描いただけあって、それぞれの妻の描き方が魅力的です。 

テレビドラマで瑛太が演じたのは、大久保利通。瑛太の父が鹿児島県出身ということもあり、この役柄を演じる自分を祖父母に見てもらえることが嬉しかったようです。 

著者
林 真理子
出版日
2017-11-01

【テレビドラマ原作】真摯に患者と向き合う医師を瑛太が主演『極北ラプソディ』(2013年)

医師であり作家の海堂尊が2009年に発表した『極北クレイマー』は、北海道にある極北市民病院を舞台に、そこで非常勤医師として働く今中良夫を主人公に地域医療の問題を描いています。その続編にあたるのが『極北ラプソディ』。本作には、同作者の「ブラックペアン」シリーズの主人公・世良雅志が登場します。

前作で活躍した今中良夫や世良雅志の病院再建やドクター・ヘリを用いた救急医療、さらにドクター・ジェット・トライアルへのチャレンジなど、目の離せない展開になっていきます。医者である作者であるからこその現実や理想がたくさん詰まった読みごたえありの作品です。 

2013年に瑛太主演でテレビドラマ化されました。医療の限界に悩みながらも、ひたむきに患者と向き合う医師・今中良夫を真摯に演じています。 

著者
海堂 尊
出版日

【テレビドラマ原作】瑛太とビートたけしのコンビ『黒い福音』(2014年)

 

日本を代表する推理作家・松本清張の長編推理小説『黒い福音』。1959年に起こった実際の事件「BOACスチュワーデス殺人事件」をもとに描かれた作品です。これまでに2度テレビドラマ化されました。2014年、ビートたけし主演の『黒い福音~国際線スチュワーデス殺人事件~』に瑛太が出演しています。 

舞台は日本。バジリオ教会の布教のため、神父たちは資金作りの目的で闇物資を売り捌き、麻薬の密輸をさせようと信者の日本人女性をスチュワーデスに仕立てました。しかし、彼女がそれを拒否したことで殺害に至ります。まだ日本の国際的な立場が弱かったため、神父たちの罪を糾弾することなく国外退去させてしまう政府高官。この実際に起こった事件に対し、筆者が抱いた疑問と怒りを作品に込めています。 

瑛太が演じるのは、ビートたけし演じる刑事の藤沢とコンビを組む若手刑事の市村です。たけしとの共演に緊張しつつも見事に演じていました。 

 

著者
松本 清張
出版日
1970-12-29

【テレビドラマ原作】瑛太が父と息子を一人で二役『夏の果て』(2015年)

CMプランナー、クリエイティブディレクターである岡康道の小説『夏の果て』は、父と子の長きに渡る軋轢を描いた自叙的物語です。2015年に瑛太主演でテレビドラマ化されています。その時のタイトルは『私は父が嫌いです』。作者の故郷である佐賀と福岡で撮影されました。 

主人公吉田秀一の父・寛治は、秀一が19歳の時、多額の負債を残し失踪してしまいます。そんな環境下でも、苦労して大学を卒業し広告代理店に就職する秀一。しだいに仕事が認められ成功していきます。ふと、自分が失踪した父を同じ年齢になった時、父を捜すことに。なぜ自分たちを捨てて出ていったのか……いつまでの消えない父の影。そして、過酷なCMの現場で成功を収めた秀一の人生を描きます。父と子の絆の物語です。 

瑛太は秀一と若かりし頃の父親の二役にチャレンジ。父とその父を憎みながら生きる息子の両方を演じています。
 

著者
康道, 岡
出版日

【テレビドラマ原作】人情深い探偵役『ハロー張りネズミ』(2017年) 

『ハロー張りネズミ』は、1980年代に「週刊ヤングマガジン」で連載された『課長 島耕作』等で知られる弘兼憲史の探偵漫画です。東京都板橋区下赤塚にある「あかつか探偵事務所」を舞台にくり広げられる不朽の名作。30年経ち、新たにテレビドラマとなって帰ってきました。 

七瀬五郎は「あかつか探偵事務所」の探偵。通称「ハリネズミ」と呼ばれています。この事務所には、所長の風かほると探偵仲間の「グレさん」やアルバイトの梓夢子、後にメンバーとなる四俵蘭子が所属しています。ご近所からの依頼から大きな事件までさまざまな事件に挑む彼らの活躍をコミカルに描いています。 

テレビドラマでは原作からキャラクターの設定などが多少変更されています。瑛太が演じたのは七瀬五郎。この役は原作同様に、情に厚く、事務所のムードメーカーです。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

『ハロー張りネズミ』ドラマ化のほのぼの探偵漫画に癒される!【ネタバレ注意】  
 

著者
弘兼 憲史
出版日

【出演作品一覧】瑛太の映画、テレビドラマ出演歴を一覧で紹介!

瑛太がこれまで出演してきた映画、テレビドラマを紹介します。デビュー以来休むことなく活躍していることがわかります。  

【映画】 

『青い春』(2002年)  原作『青い春』    

『あずみ』(2003年)  原作『あずみ』    

『ナイン・ソウルズ』(2003年)     

『日常恐怖劇場 オモヒノタマ 念珠「参ノ珠オレオレ」』(2004年) 

『Believer ビリーバー』(2004年)    

『電車男』(2005年)  原作『電車男』    

『サマータイムマシン・ブルース』(2005年)  原作戯曲集『曲がれ!スプーン』  

『空中庭園』(2005年)  原作『空中庭園』    

『好きだ、』(2006年)     

『嫌われ松子の一生』(2006年)  原作『嫌われ松子の一生』    

『東京フレンズ The Movie』(2006年)     

『どろろ』(2007年)  原作『どろろ』    

『となり町戦争』(2007年)  原作『となり町戦争』    

『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007年)  原作『アヒルと鴨のコインロッカー』  

『銀色のシーズン』(2008年)     

『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)  原作『余命1ヶ月の花嫁』 

『ガマの油』(2009年)     

『ディア・ドクター』(2009年)  原作『きのうの神さま』    

『なくもんか』(2009年)     

『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』(2009年)  原作『のだめカンタービレ』  

『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』(2010年)     

『まほろ駅前多田便利軒』(2011年)  原作『まほろ駅前多田便利軒』   

『まほろ駅前狂騒曲』(2014年)     

『大鹿村騒動記』(2011年)  原案『いつか晴れるかな』    

『一命』(2011年)  原作『異聞浪人記』    

『ワイルド7』(2011年)  原作『ワイルド7』    

『僕達急行 A列車で行こう』(2012年)     

『モンスターズクラブ』(2012年)     

『64 -ロクヨン- 前編・後編』(2016年)  原作『64』    

『殿、利息でござる!』(2016年)  原作『無私の日本人』所収の「穀田屋十三郎」  

『土竜の唄 香港狂騒曲』(2016)  原作『土竜の唄』    

『リングサイド・ストーリー』(2017年)     

『ミックス。』(2017年)     

『光』(2017年)  原作『光』    

『友罪』(2018年)  原作『友罪』    

『太陽の家』(2020年)     

『HOKUSAI』(2021年公開)

                 

【テレビドラマ】        

『さよなら、小津先生』(2001年)    

『ランチの女王』(2002年)    

『私立探偵 濱マイク』 第8話(2002年)    

『リモート』 第3 - 4話(2002年)  原作『リモート』   

『いつもふたりで』(2003年)    

『きみはペット』(2003年)  原作『きみはペット』   

『男湯』(2003年)    

『男湯2』(2003年)    

『WATER BOYS』(2003年)    

『WATER BOYS 2005夏』(2005年)    

『初恋.com』 第1・4話(2003年)  原案『忘れられない恋のうた〜Sweet&Bitter〜』 

『はたち』(2004年)    

『オレンジデイズ』(2004年)    

『めだか』(2004年)     

『みんな昔は子供だった』(2005年)    

『アンフェア』(2006年)  原作『推理小説』   

『アンフェア the special コード・ブレーキング〜暗号解読』(2006年)  

『サプリ』(2006年)  原作『サプリ』   

『のだめカンタービレ』(2006年)    

『のだめカンタービレ in ヨーロッパ』(2008年)    

『篤姫』(2008年)  原作『天璋院篤姫』   

『西郷どん』(2018年)  原作『西郷どん!』   

『ロス:タイム:ライフ』 第1節「カメラマン編」(2008年)    

『東京大空襲』(2008年)    

『ラスト・フレンズ』(2008年)    

『ヴォイス〜命なき者の声〜』(2009年)    

『素直になれなくて』(2010年)    

『それでも、生きてゆく』(2011年)    

『ラッキーセブン』(2012年)    

『新春ドラマスペシャル ラッキーセブンスペシャル』(2013年)    

『最高の離婚』(2013年)    

『最高の離婚スペシャル2014』(2014年)    

『まほろ駅前番外地』(2013年)    

『極北ラプソディ』(2013年)  原作『極北ラプソディ』   

『黒い福音〜国際線スチュワーデス殺人事件〜』(2014年)  原作『黒い福音』  

『若者たち2014』(2014年)    

『私は父が嫌いです』(2015年)  原作『夏の果て』   

『2030 かなたの家族』(2015年)    

『ハロー張りネズミ』(2017年)  原作『ハロー張りネズミ』   

『anone』(2018年) 

『闇の歯車』(2019年)    

『あしたの家族』(2020年)    

『リモートドラマLiving』 第2話(2020年)    

 
 

現代劇から時代劇まで、どんな役柄も全て自分のものにしてしまう瑛太。演じることを心の底から楽しむその姿は、観ている人たちに力を与えてくれます。彼にとって演じることは、生き方そのものなのでしょう。俳優としてのデビューから早20年。脂ののった俳優として、どんな表情を見せてくれるのかこれからの活躍も期待されます。

この記事が含まれる特集

  • 読書ブロガー‘‘書く’’語り記

    ホンシェルジュ meets 読書ブロガー! 大学生インターンが偏愛する個性派ブロガーの方々に、愛してやまない一冊を語り尽くしていただきました。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る