志尊淳が実写化した役は魅力満載!出演映画、テレビドラマのおすすめ原作一覧

更新:2021.11.29

戦隊ヒーローの主演で注目され、俳優としての道を駆けあがって来た志尊淳。この記事では、志尊淳が演じた役柄と映画・テレビドラマの出演作を紹介します。可愛らしく整った顔立ちが目を惹きますが、その真の魅力は繊細な演技力。トランスジェンダーや同性愛者など、挑戦的な役柄にも向き合う実力派俳優です。

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志尊淳は本名!「トッキュウジャー」や『女子的生活』への出演で注目のプロフィールを紹介

まずはプロフィールをご紹介します。

志尊淳は1995年3月5日生まれの25歳(2020年10月現在)、東京都出身、身長は178cm。めずらしい苗字ですが、芸名ではなく本名なのだそうです。

芸能界に興味を持ったきっかけは街頭スカウト。読者モデルからスタートし、仕事で出会った同年代の俳優たちから刺激を受け、本格的に芸能界入りを目指したそうです。

2011年に『ミュージカルテニスの王子様2ndシーズン』でオーディションに合格し、向日岳人役で俳優デビュー。2014年には『列車戦隊トッキュウジャー』で主演・ライト/トッキュウ1号役を務め、俳優として注目され始めました。

2018年1月、トランスジェンダーの役で主演を務めたテレビドラマ『女子的生活』で、文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門放送個人賞や、コンフィデンスアワード・ドラマ賞主演男優賞を受賞し、演技力も申し分ない実力派俳優として活躍しています。

「テニミュ」の先輩俳優であり、共演経験もある城田優と仲が良く、多い時では週5で会っていたそうです。他にも山田裕貴、神木隆之介など、多くの共演者と友好的な関係を築いています。

2021年公開予定の映画『さんかく窓の外側は夜』では岡田将生とのダブル主演、そして元欅坂46の平手友梨奈との共演が注目されており、今後ますますの活躍が期待される俳優です。

「可愛い」だけじゃない、繊細な感情を描き出す志尊淳の魅力

さまざまな役柄に挑戦している志尊淳ですが、そのなかで光る彼の魅力とは何でしょうか。

志尊淳の少し垂れ目なその瞳から繰り出される表情には、思わず「可愛い!」と声をあげてしまう魅力が秘められています。

『きみはペット』のモモ(合田武志)や『帝一の國』の榊原光明は、犬や猫を思わせる可愛らしさが多くのファンを魅了しました。本人も「可愛い」と言われることに抵抗はなく、自分の武器として活かそうという気持ちがあるそうです。

名だたる賞を受賞した『女子的生活』でもヒロイン・みきが「可愛すぎる」と話題になりました。 しかし、みきの可愛さを産み出しているのは、単なる顔立ちの良さではありません。 

志尊は役作りにあたって、歩き方や所作、肌の手入れなど、「女性として生きる」ことを徹底的に研究したそうです。こうした研究がみきにリアリティを与え、彼女を多くの人から好感を得る魅力的な女性として描くことに成功しています。

役に対するこの真摯な姿勢は、朝ドラ『半分、青い。』での同性愛者・藤堂誠役でも活かされています。そして武器である「可愛さ」とは真逆のイメージの役柄にも対応できる、演技力の礎にもなっています。

可愛いだけでなく、自身の役柄をじっくりと見つめる瞳を持つからこそ、描き出せる表情があるのです。

そんな彼の複雑な輝きを放つ瞳を堪能できるのが、写真集『23』。可愛いだけにとどまらない志尊淳のさまざまな表情を見たい方におすすめです。

著者
梅澤 勉
出版日

【ライターおすすめ】志尊淳が1番輝く『女子的生活』

 

外見は女性、体は男性というトランスジェンダーの小川みきの生活を描いた本作。

単なる「女装した志尊淳」にならず、1人の人間として生きる「みき」を演じきった彼の演技力が光ります。ちょっとした仕草でも女性的な、でもわざとらしさはない、絶妙な演技にリアルな女性を感じられるでしょう。

みきは職場や友人に理解者もいますが、時には無理解から発せられた言葉に傷つくことも。トランスジェンダーをはじめとする性的マイノリティについて、彼らの生きづらさや自分らしく生きていこうとする強さを描き、その存在を視聴者に広く知ってもらうという点でも意義深い作品です。

 

 

では、ここからは志尊淳の出演作の中で、原作があるものをピックアップして紹介していきます。『女子的生活』の原作はこちらです

 

【映画原作】志尊淳が縦横無尽にテニスコートを駆ける『テニスの王子様』(2012年)

『テニスの王子様』は中学生テニス部の熱い戦いを描いた漫画。主人公の天才テニス少年・越前リョーマと、彼が所属する青春学園のテニス部が全国制覇を目指します。

青春学園の仲間はもちろん、ライバル校にも数々の個性的なキャラクターが登場。

彼らが繰り出す必殺技は、現実でも実践できそうなものから、漫画ならではの超人的なものまでさまざまです。超次元のスポーツを楽しみたい方におすすめします。

『テニミュ映画祭』は、「ミュージカルテニスの王子様」公演の映像を映画館で上映したものです。

志尊淳は氷帝学園の選手・向日岳人役で出演。身軽でアクロバティックな動きや、「~みそ」という口癖が特徴的なキャラクターです。原作のその他の登場人物について知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。

<漫画『テニスの王子様』の登場人物を徹底紹介!【ネタバレ注意】>

著者
許斐 剛
出版日

【映画原作】志尊淳がアイドル育成ゲームで命の危機に⁉『携帯彼女+』(2012年)

『携帯彼女+』は、ケータイ小説「携帯彼氏」シリーズの第4作目です。

志尊淳が演じる主人公・和也は、アイドル育成ゲーム「アイドルプラス」に夢中。しかし、このゲームはポイントがゼロになると、プレイヤーが自身の育てたアイドルに殺されてしまうという恐怖のゲームだったのです。和也は同級生の杏子とともに、ゲームから逃れる方法を探すのですが……。

スマホのカメラやAR技術を活用し、ゲームと現実が重なり合う仕掛けが面白く、命の危機が迫る展開にハラハラもさせられます。

もともとは人と関わりを持つのを嫌がっていた和也が、杏子を守りたいと奔走する過程で人間として成長していくところも見どころ。

ホラーものとしても青春ものとしても楽しめるので、どちらかの要素だけが好きな方でも楽しく読めるでしょう。

著者
["kagen", "ハナチュー編集部"]
出版日

【映画原作】志尊淳の恋が先輩と後輩の間で揺れ動く『先輩と彼女』

『先輩と彼女』は、女子高生の切ない恋を描いた漫画です。

主人公・都築りかは、甘い恋を夢見る女子高生。軽い気持ちで入部した現代文化調査研究部で、志尊淳が演じる美野原圭吾と出会います。

そして、りかは美野原に惹かれて告白するのですが、彼はすでに卒業した先輩・沖田葵のことが好きで……。恋の一方通行が切なく、それでも美野原を諦められずに側に居続けるりかの姿が健気です。

そんなりかの姿に心を動かされながらも、葵に会うたび好きな気持ちを思い出してしまう美野原の恋心もにも切なくなります。

2人の恋がどんな結末を迎えるのか、最後まで目が離せません。切ない恋の行く末を見守りたい方におすすめの漫画です。

著者
南波 あつこ
出版日

【映画原案】志尊淳の誠実さに女子をときめかせる『彼氏、いるんだよね。』(2016年)

片思いをテーマに8つの短編を集めたアンソロジー映画、『全員、片思い』。そのエピソードの1つ『嘘つきの恋』の原作が、『彼氏、いるんだよね』です。

主人公・マナはクラブで出会った男性と一夜限りの関係を繰り返してきました。いつものようにクラブで遊んでいたある日、志尊淳が演じるマコトと出会います。

今まで出会ってきた男性たちとは違う、爽やかで誠実な雰囲気にどんどん惹かれていくマナ。しかし、とっさに自分には「彼氏がいる」と嘘をついてしまい……。

マコトの優しさには好感が持て、マナがどんどん彼に惹かれていく様子にも共感できるでしょう。しかし、最初についてしまった嘘が、2人の恋を切ない結末へと導きます。

ほろ苦くも一筋の希望が残る恋愛の物語が読みたい方におすすめです。

本作は書籍化されておらず小説投稿サイト「エブリスタ」にて読むことができます。

【映画原作】スキー場に隠された生物兵器を探し出せ!『疾風ロンド』(2016年)

『疾風ロンド』はスキー場を舞台にしたサスペンス。

ある大学の研究所から「K-55」という名の病原菌が入ったケースが盗み出されます。 どこかのスキー場に隠されたそのケースを、主人公・栗林が捜索するのですが、事態は二転三転していき……。 

犯人が序盤で事故死という意外な展開から始まり、次々と変わっていく状況にハラハラさせられるでしょう。 先の読めない展開にワクワクする方におすすめです。 

爽快感のある滑走や、リフトの上から標的を探すシーンなど、スキー場ならではのエピソードも見どころ。志尊淳はスキー場の喫茶「カッコウ」の手伝いをする大学生・高野誠也役で出演しています。

著者
東野 圭吾
出版日
2014-12-11

【映画原作】旅を通じて生まれる家族の絆『サバイバルファミリー』(2017年)

ある日突然全てのライフラインが止まってしまったら?『サバイバルファミリー』は、そんな過酷な状況を生き抜く家族の成長と絆を描いた作品です。

突然の停電に大パニックの日本。東京で暮らす鈴木家は、西日本では電気が使えるという噂を聞いて、母・光恵の実家がある鹿児島を目指して旅立ちます。

水の確保に苦労したり、自転車がパンクしたりとトラブルが続く旅。しかし、道中で出会う人の優しさや、自給自足で生きる逞しさなど、さまざまなことを学んでいきます。

旅を通じて強くなっていく家族の絆に、心があたたかくなるでしょう。登場人物の冒険と成長を楽しみたい方におすすめです。

志尊淳は鈴木家が静岡で出会う斉藤家の息子・翔平役。彼が撮った写真が映画のラストシーンに活きてくるところが印象的です。

原作の作者であり映画の監督も務めた矢口史靖について知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。

矢口史靖の映画・テレビドラマをランキングでおすすめ!原作の魅力や書籍も紹介

著者
矢口 史靖
出版日

【映画原作】高校生とは思えぬ緊迫の政治バトル!『帝一の國』(2017年)

『帝一の國』は、一風変わった学園漫画を読んでみたい方におすすめの作品です。

舞台は政財界のエリートを輩出する海帝高校。将来の総理大臣を目標に掲げる赤場帝一は、その足掛かりとしてこの学園での生徒会長を目指します。

生徒会選挙では本物の政界さながらの策略が巡らされ、スリリングな展開から目が離せません。 一方で、思わず笑ってしまうようなギャグシーンもあり、緩急のバランスが絶妙です。 

志尊淳が演じる榊原光明は、帝一を相棒として支えていく親友。帝一の良き理解者であるだけでなく、発明品でたびたび窮地を救う頼もしい存在です。

原作の詳細が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

思惑渦巻く学園漫画『帝一の國』がアツい!【最終巻ネタバレ注意】

著者
古屋 兎丸
出版日
2011-03-04

【映画原作】志尊淳は複雑な恋心を抱えるバンドマン『覆面系ノイズ』(2017年)

『覆面系ノイズ』は、音楽と恋愛が絡み合う3人の男女の関係を描いた漫画です。

歌うことが大好きな女の子・ニノと、彼女の初恋の相手・モモ、そして音楽を通じてニノと出会い、彼女に惹かれていくユズの3人が主人公。志尊淳はユズとして出演しています

ニノがモモを想っていることを承知の上で、それでも彼女への恋心を抑えきれないユズの姿に、読者は切なくも胸キュンしてしまうでしょう。

一方でモモも複雑な事情を抱えており、ニノに対して正直になれないところがもどかしいところ。恋の三角関係の結末も気になりますが、バンドのライブシーンも熱気が伝わる迫力満点の見所です。

原作の詳細が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

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著者
福山リョウコ
出版日
2013-10-18

【映画原作】札幌が舞台のハードボイルド探偵小説「ススキノ探偵」シリーズ(2017年)

映画『探偵はBARにいる』シリーズの原作である「ススキノ探偵」シリーズ。

主人公は札幌の繁華街・すすきのにあるバー「ケラー・オオハタ」を拠点に活動している探偵兼便利屋の「俺」。 空手の使い手・高田を相棒に、さまざまな事件に巻き込まれていきます。 

どこか能天気な雰囲気を持ちながらも、ハードボイルドな世界観を壊さない、絶妙なバランスを持つ主人公のキャラクターが魅力的です。

志尊淳は映画『探偵はBARにいる3』に、裏社会の住人・波留役で登場します松田龍平演じる高田との一騎討ちとなるアクションシーンに注目です。

著者
東 直己
出版日

【映画原作】志尊淳が弱小バスケットチームから這い上がる!『走れ!T校バスケット部』(2018年)

『走れ!T校バスケット部』は、弱小校から全国大会を目指す王道青春スポーツ小説です。

志尊淳が演じる田所陽一は、もとは強豪校の生徒でしたが、いじめが原因でバスケを辞め、T校へ転校してきました。

T校のバスケ部は弱小チームですが、新たな仲間たちとの出会いが陽一にバスケの楽しさを思い出させます。

挫折から立ち直る陽一、ともに成長していく仲間たち、そして初めて手にする勝利。読んでいて気持ちのいい痛快な展開が楽しめるでしょう。爽やかな王道スポーツものを読みたい方におすすめです。

本作の主題歌、GReeeeNの『贈る言葉』のMVにも志尊淳が田所陽一として出演しています。

原作の詳細が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
 

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著者
松崎 洋
出版日

【映画原作】死が視える青年の葛藤を描く『フォルトゥナの瞳』(2019年)

フォルトゥナはローマ神話における運命の女神。『フォルトゥナの瞳』は、人の死を予見できる能力を得た青年の、数奇な運命を描いた小説です。

主人公は自動車の塗装工として働く木山慎一郎。ある日、死期が近い人間の体が透けて見えるようになったことに気付きます。

黙って見過ごせず、危険を避けるように誘導して死の運命を変えていきますが、それは彼に大きな代償を払わせるものでした。自分の命、そして大切な人の命に死が近づいたとき、慎一郎が選んだ道とは……。

慎一郎の命を懸けた葛藤が丁寧に描かれ、彼の最後の決断は胸に迫るものがあります。

志尊淳は慎一郎と同じ工場で働く金田大輝役。素行の悪さからクビになりますが、物語の終盤で重要な事件に関係してくる人物です。

原作の詳細が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

原作小説『フォルトゥナの瞳』を5分でネタバレ解説!死を見通す物語が面白い

著者
百田 尚樹
出版日

【映画原作】志尊淳が最強不良軍団を束ねる『クローズ』『WORST』

『クローズ』は不良漫画の金字塔ともいえる作品で、不良が集う鈴蘭男子高校を舞台に、主人公・坊屋春道が活躍する物語。『WORST』はその続編で、新入生の月島花が学校統一を目指して駆け上がっていきます。次々と現れる強敵を倒していく、迫力と爽快感を楽しめる作品です。

両作品と「HiGH&LOW」シリーズのコラボ作品である映画『HiGH&LOW THE WORST』には、鈴蘭のライバル校である鳳仙学園が登場します。志尊淳はそのトップ・上田佐智雄役です。大勢の不良たちをまとめ上げるその気迫には圧倒されるでしょう。 

原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。

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著者
高橋 ヒロシ
出版日
1991-02-01

【映画原作】志尊淳がミステリアス霊媒師とオカルト事件に挑む『さんかく窓の外側は夜』(2021年)

『さんかく窓の外側は夜』は、心霊事件を解決していくバディの活躍を描いた漫画です。

志尊淳が演じるのは、幼い頃から霊感体質で怖がりな主人公・三角康介。ひょんなことから、除霊師の冷川理人と出会い、彼の仕事の手伝いをさせられることになります。

幽霊や心霊現象の描写の静かな不気味さにはゾワゾワと恐怖を掻き立てられ、オカルトやホラーが好きな方にはたまらないでしょう。

そして、お人好しな三角とミステリアスな冷川のコンビも魅力的で、バディものが好きな方にもおすすめです。

事件を追ううちに2人は呪い屋の少女・非浦英莉可に出会い、謎の宗教団体の秘密に巻き込まれていきます。ミステリー的な要素もあり、先の展開が気になる作品です。

原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。

『さんかく窓の外側は夜』がまさかの実写映画化!怖くてエロい魅力をネタバレ!

著者
ヤマシタ トモコ
出版日
2014-02-10

ここからは、テレビドラマの原作を紹介します。

【テレビドラマ原作】日常系ミステリーの謎を安楽椅子探偵が解決『青空の卵』(2012年)

『青空の卵』は「引きこもり探偵」シリーズ3部作の第一作目となる作品。作者のデビュー作でもあります。

頭脳明晰だけれど引きこもりの鳥井真一が、友人・坂木が持ち込むさまざまな謎を解き明かしていくという物語。

ミステリーとしても面白いですが、鳥井と坂木のお互いを大切に思う人間関係が心地よく、あたたかい世界観に安心して読むことができます。

謎解きは好きだけれど、緊張でハラハラする展開には疲れてしまうという方におすすめです。

志尊淳が演じる安藤純は、変装で姿を偽りながら視覚障害をもつ男性を尾行する謎の男。彼の正体と目的は、ぜひ作品を読んで確かめてください。

著者
坂木 司
出版日
2006-02-23

【テレビドラマ原作】僧侶と紡ぐオトナの恋『5時から9時まで』(2015年)

『5時から9時まで』は大人の恋愛を楽しみたい方におすすめな漫画です。

主人公・桜庭潤子は海外生活を夢見る英会話講師。しかし、祖母の紹介でお見合いした相手・星川高嶺の職業は、憧れとは正反対の僧侶でした。志尊淳は高嶺の弟・星川天音役で登場。僧侶らしく頭を丸刈りにした姿は視聴者を驚かせました。

ストーカーのような執着を見せる高嶺に加え、大学時代の同級生・三嶋や、女装男子のユキからも好意を寄せられ、潤子は空前のモテ期に。絡まる恋愛関係に続きが気になって読み進めてしまうでしょう。

恋愛における女性同士の攻防や葛藤も描かれており、潤子が最後にどんな選択をするのかが気になります。

著者
相原 実貴
出版日
2010-06-25

【テレビドラマ原作】家を通して見つめる私の幸せとは?『プリンセスメゾン』

『プリンセスメゾン』は、自分の幸せとは何かを考えさせてくれる漫画です。

主人公は理想の終の住処を求め、不動産屋のモデルルームに足繁く通う沼越幸。居酒屋で働き、多くはない収入をコツコツ貯金して、「自分の家」を買うことを目標にしています。

そんな彼女を見守るのは不動産会社の社員たち。時には客と従業員の垣根を越えて交流します。

マンション購入という決して簡単ではない夢に向かって、ひたむきに頑張っている幸の姿に元気をもらえるでしょう。 自分の生活を見つめ直したいときに読むことをおすすめします。
 

志尊淳が演じる奥田直人は、不動産会社の若手社員。関西出身のお調子者ですが、仕事には真面目に取り組んでいます。

著者
池辺 葵
出版日
2015-05-12

【テレビドラマ原作】志尊淳がペットになってキャリアウーマンを癒す『きみはペット』(2017年)

『きみはペット』は、かわいい男子に癒されたい、お疲れな女性におすすめな漫画です。

新聞社に勤める巌谷澄麗は、ある日、自宅の前に捨て犬のようにダンボールに入っている青年を見つけ、保護します。

その青年が志尊淳が演じる合田武志。行く当てがない彼を、澄麗は「モモ」と名付け、ペットとして家に置くことに。

モモ(武志)の無邪気な姿に癒されますが、澄麗はしだいに彼を恋愛対象としても意識していきます。ペットとしての可愛さと男性的な魅力とのギャップに心掴まれる読者も多いでしょう。

原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。

『きみはペット』は永遠に大人女子を癒す名作漫画だ!【ネタバレ注意】

著者
小川 彌生
出版日
2000-12-13

【テレビドラマ原案】志尊淳が名コメディアンの半生を再現!『のぼせもんやけん』(2017年)

『のぼせもんやけん』は、テレビドラマ『植木等とのぼせもん』の原作で、名コメディアン・小松政夫の自伝的小説です。志尊淳は主人公である松崎雅臣(のちの小松政夫)を演じました。

第一作目の『のぼせもんやけん 昭和30年代横浜〜セールスマン時代のこと。』では上京してから車のセールスマンとして働いた時代を、第二作目『のぼせもんやけん2 植木等の付き人時代のこと。』では師匠・植木等のもとで付き人として奮闘していた時代を描いています。

コメディアンとして活躍しただけあり、その語り口は軽妙で、楽しく読むことができるでしょう。

高度経済成長期の日本の雰囲気も感じることができるので、明るい未来への期待感を味わいたい人におすすめです。

著者
小松 政夫
出版日

【テレビドラマ原作】志尊淳がトランスジェンダーの人生を楽しむ『女子的生活』(2018年)

『女子的生活』は、複雑な性別を持ちながらも人生を元気いっぱいに生きる女性を描いた作品です。

志尊淳が演じる主人公・小川みき(本名は小川幹生)はアパレルで働いています。身体は男性だけど、服装や化粧は女性、そして恋愛対象は女性……というトランスジェンダーです。

性的マイノリティと呼ばれる人たちの存在が広く知られてきている昨今ですが、本作はその性別の多様性について、理解を深めるきっかけにもなるでしょう。

複雑な性別をもつみきですが、自分の好きなことに夢中で、女性としての生活を満喫している姿が眩しく感じられます。

彼女の家に転がり込んできた高校の同級生・後藤との友情も見どころです。

著者
司, 坂木
出版日

【テレビドラマ原作】志尊淳がアイドルになって地球征服⁉︎『ドルメンX』(2018年)

『ドルメンX』は、地球を侵略する宇宙人たちの奮闘を描くコメディ漫画です。

戦争をせずに地球を侵略するという無茶な目標。それを達成するために思いついた作戦は、アイドルになって地球人を魅了すること! 宇宙人が侵略のためにアイドルを目指すという設定は、荒唐無稽ですが意外性があって面白いです。 

志尊淳は4人の隊員を束ねる「隊長」役。 ときには芸能界の厳しい現実に直面しながら、それでも本気でアイドルを目指す宇宙人たちを応援したくなるでしょう。 

アイドルはもちろん、2.5次元俳優などが好きな方にもおすすめな漫画です。

漫画『ドルメンX』の魅力を全巻ネタバレ紹介!無料で読める!

著者
高木 ユーナ
出版日
2016-03-11

【テレビドラマ原作】志尊淳がわがままオーナーのレストランで働く『Heaven? ご苦楽レストラン』(2019年)

『Heaven? ご苦楽レストラン』は困難も笑って乗り越えるコメディが好きな方におすすめの作品です。

小説家の黒須仮名子が新しくオープンするフレンチレストラン「ロワンディシー」は、駅からも遠く、墓地や葬儀屋に囲まれて立地は最悪。

そこにスカウトされたスタッフは、笑うのが苦手なウエイター、元牛丼屋の店長、勤めた店がことごとく潰れるシェフ、元銀行員で資格マニアのソムリエなど、個性的な人物ばかり。

志尊淳はウェイターアシスタントの川合太一役。仕事はなかなか覚えられないですが、憎めない天然キャラで皆から愛される存在です。

わがままオーナーがもたらすトラブルに翻弄され、スタッフたちが店を運営していくドタバタな様子が楽しめます。原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。

佐々木倫子『Heaven?』の見所全巻ネタバレ紹介!ドラマ化漫画が面白い

著者
佐々木 倫子
出版日

【テレビドラマ原作】志尊淳が9人の女性と出会う『潤一』

『潤一』はさまざまな悩みを抱える女性たちと、志尊淳が演じる潤一との関係を描いた小説。

潤一は掴みどころのない男性で、誘わるまま、流されるままに誰とでも枕をともにします。 そして登場する女性は14歳から62歳までと幅広く、心に抱えた空虚さを埋めるように潤一を求めるのです。 

癒しのような救いのような、不思議な魅力を持つ潤一に女性たちも読者も惹きつけられていくでしょう。

官能的な描写も、どこか切なさを感じさせる美しさがあって引き込まれます。 刹那的だけれど心に残るものがある、そんな恋愛小説を読みたい方におすすめです。 

原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。

『潤一』5の魅力をネタバレ!9人の女と潤一の、官能的で刹那的な恋愛小説

著者
荒野, 井上
出版日

【テレビドラマ原作】志尊淳と金魚の不思議な共同生活『金魚姫』

『金魚姫』は一夏の不思議な出会いを描いた小説です。

志尊淳が演じる主人公・潤は、ブラック企業の仕事と恋人との別れで憂鬱な日々を送っていました。そんな時、気まぐれに夜店ですくった金魚が人間の女性の姿になって現れるのです。

ファンタジックな展開に驚きますが、金魚のリュウの可愛らしさや、彼女との共同生活で潤が人間らしさを取り戻していく様子には心があたたまります。

そして、リュウがなぜ人間の姿になることができるのか、そこに秘められた真実が明らかになる終盤では、驚きだけでなく切ない気持ちにもなるでしょう。

金魚という生きものの儚さもあり、淡く切ない2人の関係が胸に残ります。

著者
荻原 浩
出版日

【テレビドラマ原作】志尊淳が名探偵とバディを組む「由利麟太郎」シリーズ

テレビドラマ『探偵・由利麟太郎』の原作である、横溝正史の「由利麟太郎」シリーズ。原作は昭和戦前の物語ですが、テレビドラマは令和の時代にアレンジされています。

おどろおどろしさも感じる奇怪な事件の数々を、元警察官の探偵・由利麟太郎が解決していくというストーリー。人間の情念が引き起こす怪事件の恐ろしさを味わいたい方におすすめです。

志尊淳が演じるのは三津木俊助。原作では新聞記者として由利の活躍を記録していきますが、ドラマではミステリー作家志望の青年です。パソコンやスマホを駆使して捜査にも貢献する、頼もしい由利の相棒となっています。

著者
横溝 正史
出版日

【テレビドラマ原作】ヤクザの舎弟・志尊淳が家事を教わる⁉︎『極主夫道』(2020年)

『極主夫道』は主夫として生きる元極道の日常を描いたコメディ漫画です。

主人公の龍は、かつて「不死身の龍」として恐れられた伝説のヤクザ。しかし今では働く妻を支える専業主夫なのです。

コワモテのヤクザが炊事洗濯を完璧にこなし、スーパーの特売に走る家庭的な姿には思わず笑ってしまいます。テレビドラマでは玉木宏が龍を演じます。

一方で日常でヤクザ用語が出てしまったり、街で出会ったチンピラにヤクザモードで対応してしまったりするところも面白いポイント。

志尊淳は龍のヤクザ時代の舎弟・雅役で出演。龍にヤクザに戻ってほしいと思っていますが、いつの間にか龍に家事を習うようになってしまいます。

原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。

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追求し続ける俳優・玉木宏。実写化した映画、テレビドラマの原作作品の魅力を紹介

著者
おおのこうすけ
出版日
2018-08-09

【出演作品一覧】原作も面白い、映画やテレビドラマでの志尊淳の活躍

【出演作品一覧】原作も面白い、映画やテレビドラマでの志尊淳の活躍

幅広い役柄に挑戦してきた志尊淳。役柄に真剣に向き合っているからこそ、原作を読むと彼の演技への理解が深まるかもしれません。気になる作品はぜひ原作と見比べてみてくださいね。

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