テレビドラマ『テセウスの船』での熱演も話題となった竹内涼真。鍛えられた肉体に子犬のような瞳……そのギャップに惹かれる女性が続出しています。なんといっても彼の魅力はその生まれ持った爽やかさ。架空の人間を演じても、どこかに実在しているような説得力があります。 この記事では、そんな竹内涼真が演じた役柄と作品について紹介していきます。
竹内涼真は1993年4月26日、東京都町田市に生まれます。本名は「竹内崚(りょう)」身長185センチ、A型のおうし座です。3人兄妹の長男で、4歳下の妹ほのか(インスタグラマー)、8歳下の弟唯人(歌手)がいます。
5歳頃からサッカーを始め、ヴェルディサッカースクールに所属していました。高校時代は東京ヴェルディユースに所属し、プロを目指して猛特訓。サッカー推薦により立正大学地球環境科学部地理学科に入学しましたが、ケガで断念しました。
彼が芸能界を意識しだしたのはそんな頃。2013年、女性向けファッション誌の「mina」男性専属モデルオーディションで見事グランプリに輝き、ホリプロに所属した彼は「竹内涼真」の芸名で芸能活動をスタートさせます。
同年8月、『車家の人々』で俳優デビュー。翌年には目標だった『仮面ライダードライブ』でのオーディションで主演・柏進ノ介役を勝ち取ります。2017年には朝ドラ『ひよっこ』で主人公との恋に悩む青年を好演しました。同年映画『帝一の國』で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
フレンドリーでファン想いな彼は、写真集発売の握手会に来てくれる方が何回目かを当て、驚かせてしまうことがあるそう。ファンにとってはたまらないですね。
バラエティでも飾らず、役のイメージのまま明るく爽やかな彼。今後の活躍がますます期待されます。
「国民の彼氏」とも称される竹内涼真。そんな彼の魅力はもちろん、高身長に幼さが残る爽やかな笑顔。しかしルックスだけではなく、歌もとてもうまいのです。「相対音感」を持っていて、基準となる音を聞けばすぐにハモれてしまうそう。
2017年、「オリコン」恒例の「ブレイク俳優ランキング」で1位をとった彼は、2018年の「日経エンタテイメント!」の「タレントパワーランキング急上昇編」でも2位を獲得。国民的人気を得ました。
そのイメージからヒロインの相手役ばかりかと思いきや、正義感があってまっすぐな社会人という役どころも多く、演じる役柄によって実に多彩な顔を魅せています。
ある程度の知名度を得てから臨んだ『陸王』のランナー・茂木役。この役はオーディションから参加しプロデューサーを驚かせました。激戦を勝ち抜いていく竹内のたくましさが役どころにはまり、起用が決まったとのこと。元スポーツマンの彼らしく、爽やかさの裏の強い意志と努力で自分の未来を切り開いていく力が見えます。
2018年には女性ファッション誌「anan」の表紙を飾り、トレーニングして手に入れたさらに美しい筋肉でファンを圧倒。その時に発売された3冊目の写真集は、露出も多く「今までにないセクシーな竹内涼真が見られる!」と評判です。大人の魅力が満載の写真集『Ryoma Takeuchi』をぜひ手に取って確かめてみてはいかがでしょうか。
- 著者
- 竹内涼真
- 出版日
さて、ここからは彼の出演した実写化作品を原作とともに紹介いたします。与えられた役に真摯に向き合う彼が、作品とともに成長していく姿を思い出しながらご覧ください。
『先生!』『俺物語‼』などで知られる漫画家・河原和音による大人気青春ストーリーの実写化です。 夢に向かってお互い支えあい励ましあう……そんなキラキラした青春を疑似体験できる物語です。
憧れだった白翔高校の吹奏楽部に入部した主人公・小野つばさ。レベルの高い部の中で初心者の彼女はまったく練習についていけず落ち込みます。野球部のクラスメイト・山田大介と励まし合い、徐々に成長していくのですが……。
つばさがほのかに恋心を抱いていく山田大介役を竹内涼真が爽やかに演じました。弱音を吐かず常に前向きで太陽のような大介の笑顔に、観ているこちらも引き込まれてしまいます。
野球部と吹奏楽部のトロフィーが飾られたショーケース前でのシーンは、2人の身長差に萌えると話題に。高身長で体格もいい竹内涼真は、まさに適役だったといえます。
2人のその後も描かれているという原作。映画との違いを探してみるのも楽しいかも。 原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。
<漫画『青空エール』3つの見所を解説!あらすじ、最終回、その後もネタバレ>
- 著者
- 河原 和音
- 出版日
- 2008-12-25
主人公・赤場帝一が、生徒会長の座を狙ってライバルたちと激しい争いをくり広げる物語……と聞けば、とても熱い学園ドラマだと感じるかもしれません。しかし実は、テンポのいいストーリー運びと、個性の際立ったキャラクターたちに笑いっぱなしの痛快コメディです。
帝一のライバルであり友達でもある大鷹弾を竹内涼真が演じました。
人望も厚く成績優秀、映画の中で、「少女漫画の主人公かよ」と突っ込まれるほどの爽やかぶりを発揮している弾。まっすぐで正義感あふれる弾は、まさに竹内涼真そのもの!歯が浮くようなかっこいいセリフも、彼が口にすると説得力があります。
元々コミックスのファンも多かった本作。全14巻ある原作を2時間に詰め込むため、映画ではかなりのシーンがカットされていました。ファンからも、「こんなに忠実に作ってもらえるのなら、前後編や連続ドラマにして欲しかった」との声が多数。気になる方はチェックしてみてください。
- 著者
- 古屋 兎丸
- 出版日
- 2011-03-04
『センセイ君主』は、大ヒットした映画『ヒロイン失格』の作者・幸田もも子による同名コミックスです。
ちょっとおバカで元気なヒロイン・佐丸あゆはは失恋続きのモテない女の子。代理教師の弘光由貴に恋をしてしまいます。イケメンで完璧なのに、冷たくて取り付く島がない弘光に猛アタックを開始しますが、空回りばかりで……。
竹内涼真は、今までの熱くて爽やかなイメージを封印してクールな弘光先生を演じています。これがラブコメ作品初主演、そして初めての教師役。淡々としていながらときおり見せる優しいまなざしは、女子高校生を恋に落とすのに十分な要素ですね。
モテしぐさ満載の映画では、彼のアドリブシーンも採用されているそう。竹内涼真こだわりのシーンを探してみるのも楽しいですね。
弘光先生のキュンキュンする名言が気になる方はこちらもチェック!
<漫画『センセイ君主』の名言を13巻まで全巻ネタバレ紹介!【映画化】>
- 著者
- 幸田 もも子
- 出版日
- 2013-11-25
王道な青春を描いた松崎洋のベストセラー小説『走れ!T校バスケ部』シリーズを映画化した本作。著者・松崎洋の突然の逝去により、息子の松崎準が意志を引き継ぎ完結させたそうです。
バスケ部の特待生だった主人公の田所陽一は、部内のいじめの標的になり高校を自主退学します。「もうバスケはしない」と決めた陽一でしたが、編入先の多田野高校でバスケ部に入ることになってしまいました。成で入った陽一でしたが、だんだんとバスケの楽しさを思い出していきます。
陽一の憧れでもあり、大学バスケット界のスター選手でもある佐藤準役で友情出演したのが竹内涼真です。陽一の才能を見出し、的確なアドバイスをする良き先輩です。出番は多くはありませんが、初登場シーンで心を鷲掴みにされた方もいたそう。
『帝一の國』で高校生役を演じた志尊淳・千葉雄大・竹内涼真の3人が、それぞれ違う立場で共演するのもファンには嬉しいポイントです。
熱心な読者も多いこの作品が気になった方は、こちらもご覧ください。
<『走れ!T校バスケット部』青春スポーツ小説をネタバレ解説!祝・映画化!>
志尊淳のその他の出演作が知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<志尊淳が出演した作品一覧!実写化した映画、テレビドラマの原作作品の魅力を紹介>
千葉雄大のその他の出演作が知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<千葉雄大の実写化原作は個性派キャラ漫画好きにおすすめ!出演映画、テレビドラマを一覧で紹介>
- 著者
- 松崎 洋
- 出版日
- 2010-02-01
『初恋ロスタイム』は、仁科裕貴によるファンタジー恋愛小説を瑞々しく映像化した作品です。
1日に1時間だけ時が止まる、そんな現象の中、無気力な主人公・相葉孝司は自分とどこか似ている篠宮時音と出会います。自分と時音だけが動くことが出来るこの不思議な時間を「ロスタイム」と名付け、徐々に楽しむ孝司でしたが……。
竹内涼真は本作で、過去に孝司と同じ現象を経験している医師・浅見一生という重要な役どころを演じています。彼よりもさらに若手の俳優2人によるフレッシュな演技のなか、落ち着きを見せる彼の頼もしさも感じられます。
映画館のあちこちからすすり泣きが聞こえたという切ないストーリー。ファンタジーなのにどこか現実味がある、綺麗で不思議な世界にどんどんハマってしまいます。 原作の世界観を見事に表現した映像は、原作への深い愛情を感じますね。
この原作の魅力を5つピックアップして紹介した記事も合わせてご覧ください。
<『初恋ロスタイム』5の魅力をネタバレ!原作小説 涙の結末は必見【映画化】>
- 著者
- ["仁科 裕貴", "シソ", "ぜろきち", "ぜろきち"]
- 出版日
「悪人」「怒り」などのヒットでも知られる吉田修一のスパイアクション小説を、藤原竜也主演で映画化しました。映画に先駆け、『太陽は動かないーTHE ECLIPSE-』としてWOWWOWで連続ドラマも放送されます。
鷹野一彦と田岡亮一は謎の秘密組織AN通信のエージェントで先輩・後輩の間柄。心臓に爆弾を仕掛けられた2人は、次世代エネルギーの極秘情報をめぐり、各国のエージェントと命を懸けた頭脳戦をくり広げます。リミットは24時間。無事にミッションを遂行することはできるのでしょうか。
新人エージェント・田岡を演じたのが竹内涼真です。身体を張った本格アクションが見所で、ノースタントで臨んだという走行中の列車に飛び移るシーンは必見です。
実に半年間をかけ壮大なスケールで撮影された本作。原作が気になる方は、こちらをご覧ください。
<『太陽は動かない』はハリウッド並みのスピード感とスケール!原作小説をおすすめ>
- 著者
- 吉田 修一
- 出版日
- 2014-08-05
それではここからは、竹内涼真出演のドラマから原作があるものを紹介していきます。
平成仮面ライダーの16作目にあたる「仮面ライダードライブ」シリーズで主演を務めるのか竹内涼真。仮面ライダードライブに変身する泊進ノ介を演じました。
仮面ライダードライブはシリーズ初の自動車を運転するヒーロー。主人公が警察官であることもシリーズ初の設定で、物語面には刑事ドラマの要素が散りばめられいます。
竹内涼真ならではのこんなこぼれ話もあります。制作された段階ではクールなキャラクターとされていた泊進ノ介ですが、撮影を進めていくにつれ竹内自身のイメージとは違うのでは、という声が制作陣から上がりました。そこで後半は「クールに格好つけていたが、根は熱い」という本人に寄せた人物として描かれたそうです。
「仮面ライダードライブ」シリーズは厳密には原作の映像化ではありませんが、映像が好きな方はぜひ原作版もチェックしてみては?
- 著者
- 石ノ森 章太郎
- 出版日
大人気作家・池井戸潤の『下町ロケット』シリーズのドラマ化作品。『半沢直樹』『空飛ぶタイヤ』など人気作の多い池井戸。本作でも平均視聴率18.5%、最終回では22.3%と有終の美を飾りました。
本作では、ロケットエンジン用バルブの開発を巡る帝国重工との攻防を描いた「ロケット編」と医療機器の開発の苦悩を描いた「ガウディ編」の2部構成で放送されました。
竹内涼真が演じたのは、佃製作所に勤務する技術者・立花洋介。ものづくりに情熱を注ぎ、時には涙を流しながら壁に立ち向かう熱い若者という役どころは、どこか竹内涼真本人とかぶります。
特に「ガウディ編」で、涙をこらえながら命の尊さについて熱弁する様子は、視聴者の涙を誘いました。「日曜劇場」初出演ながらしっかりと存在感を残し、その後の大躍進に繋がりました。
- 著者
- 池井戸 潤
- 出版日
- 2013-12-21
大ヒットを記録した『下町ロケット』ドラマ化から3年後、「ゴースト編」「ヤタガラス編」を原作とした続編が放送されました。
前作で幾多の困難を乗り越えてきた佃製作所でしたが、再び大きなトラブルに巻き込まれます。帝国重工の経営悪化や取引先との契約が白紙になるなど新たなピンチが。果たして、崖っぷちの佃製作所はこのピンチを切り抜けることが出来るのでしょうか。
前作から引き続き、竹内涼真は技術開発部の若きリーダー・立花洋介を演じます。3年の間に大ブレイクした彼のことを、共演した阿部寛や安田顕らも「必ず伸びてくると思った」と称賛しました。
本作では、何かあるたびに対立していた開発部のメンバー・軽部真樹男としだいに心を通わせていく様子に注目です。最終回の2人シーンに胸が熱くなった方も多いのでは。
次々と降りかかる困難に、熱く、時には涙しながら立ち向かう人々の姿を描いた人間ドラマ。直木賞受賞作の原作、そして作者の池井戸潤の他の作品が気になった方は、ぜひこちらをご覧ください。
<池井戸潤のおすすめ文庫作品ランキングベスト14!経済×エンタメが面白い!>
- 著者
- 池井戸 潤
- 出版日
- 2018-09-28
幼い頃から家業を手伝い、65歳まで普通の青春を味わうことなく生きてきた如月澄。母を亡くしてとうとう天涯孤独になってしまった彼女は、ある日納屋で古い屏風を見つけ……。65歳のおばあちゃんがハタチに若返って人生をやり直すという、なんとも夢があるお話です。
ハタチになったすみれ(澄)が恋する真白勇征の親友・辻井健人は、竹内涼真が演じる初めての等身大の役。明るいムードメーカーで、ピュアな2人の恋を見守ります。 底抜けに明るい彼は、後半シリアスな場面が続くなかでもホッと一息つける存在です。
ドラマは漫画の完結前に作られた、オリジナルの結末。原作は2018年に完結しています。 果たしてドラマと同じ結末を迎えるのでしょうか?気になる方はチェックしてみてください。
<漫画『スミカスミレ』最終回までの見所ネタバレ!60歳から少女に?【無料】>
- 著者
- 高梨 みつば
- 出版日
- 2014-01-24
原作はミステリー作家・有栖川有栖による「火村英生」シリーズで、20年以上続いているロングセラーです。「作家アリス」シリーズとも呼ばれます。
犯罪学者・火村英生は闇を抱えるヤバい男。そして親友・有栖川有栖(アリス)は、普通の感覚を持つ少し気弱な推理作家です。このふたりが様々な難事件を解明していきます。脆さのある火村を支えるアリスというふたりの関係性は、「奇跡のバディ」と呼ばれ原作ファンからも好評でした。
正義感が強くまっすぐな役が多い竹内涼真ですが、今作では珍しく悪役で登場します。過激派宗教シャングリラ十字軍のナンバー2・鬼塚竜三役で7話から登場し2人を追い詰めていきます。なかなか見ることのできない悪い竹内涼真に視聴者も驚いていたとか。
大きな反響を呼んだこのドラマ。続編を望む声が多数寄せられ、2019年にはスペシャルドラマも放送されました。長く続く原作だけに、第2シリーズを楽しみにしている方も多いそうです。
本シリーズについて、他の作品も知りたいという方は、こちらの記事もどうぞ。
- 著者
- 有栖川 有栖
- 出版日
『時をかける少女』は筒井康隆によるSF青春小説が原作。今なお親しまれている名作です。
ストーリーの舞台は高校3年生の未羽は、理科室から漂うラベンダーの香りを嗅いだのをきっかけに、タイムリープの能力を身につけます。自在に時を行き来できるようになった未羽は、幼なじみの翔平の制止も聞かずにやりたい放題。そして七夕まつりの夜、事件は起きます。
竹内涼真は、未羽のもうひとりの幼なじみ・吾朗役。未羽へ恋心を抱きつつ、ライバルの翔平との友情も大切……。揺れ動く切ない青春を巧みに演じています。
なんと原作は1967年発行の作品であり、ドラマだけでなく、映画・アニメ・舞台など様々な形で親しまれています。この2016年版では、未来からやってきた青年、ケン・ソゴルからの目線でも描かれており、これまでの実写化とは違う試みがされました。
- 著者
- 筒井 康隆
- 出版日
- 2006-05-25
百年続く老舗足袋業者「こはぜ屋」社長・宮沢紘一は、需要の減少による経営悪化に悩んでいました。会社の存続を賭け、ランニングシューズの開発をすることに決めます。社員の反対・資金不足・ライバル会社との対立……様々な困難の中、こはぜ屋はシューズを完成させることができるのでしょうか。
自分を信じ続けることの尊さ、仲間との熱い友情が胸に迫る、池井戸潤の傑作小説です。
下町ロケットに引き続き、池井戸作品に登場した竹内涼真。実業団陸上部に所属するランナー・茂木裕人役を熱演しています。重要な役どころを担う彼は、ランナーに見えるよう、かなりのトレーニングを積んで挑んだのだとか。
膝を痛めてしまったことにより挫折を味わい苦悩する茂木の姿は、ケガでサッカーの夢をあきらめてしまった竹内の過去と重なります。再起を信じ全力で戦う彼に、視聴者も熱い声援を送りました。
とにかく熱い本作が気になったあなたは、こちらの記事もお読みください。
<池井戸潤『陸王』をおすすめする3つの理由。わかりやすくスピード解説!>
- 著者
- 池井戸 潤
- 出版日
海堂尊「チーム・バチスタ」シリーズの原点ともいえる『ブラックペアン1988』。2018年、嵐の二宮和也主演で映像化されました。
天才外科医・渡海征司郎は、「オペ室の悪魔」と呼ばれ恐れられています。出世にまったく興味なく、周囲からも浮いた存在でした。ある日、最新の医療機器「スナイプ」とともに赴任してきた高階権太と対立を繰り返す渡海。その強引な手法に彼はある疑惑を持っていたのでした。大学病院に立ち向かう渡海の本当の目的とは?
渡海の働く東城大医学部付属病院に研修医として働く世良雅志役を演じたのが竹内涼真です。対立する渡海と高階の間に挟まれ翻弄される世良を好演しました。 クールな渡海と対照的に一生懸命なのにダメダメな世良の存在は、シリアスな病院ドラマの中で唯一ほっとできます。実際に、渡海を演じる二宮の厳しいアドリブのセリフに思わず涙するシーンもあったそう。
実は原作での主人公は竹内扮する世良雅志。ドラマでは渡海に変更されました。
- 著者
- 海堂 尊
- 出版日
- 2012-04-13
平成元年に起こった「音臼小無差別殺人事件」の犯人佐野文吾の息子、田村心。加害者家族として世間から隠れるように生きてきた彼の唯一の心の支えは、妻・由紀ともうすぐ生まれる子供だけでした。
あることをきっかけに父の事件と向き合う決心をする心。現場となった小学校を訪れた際、突然事件直前にタイムスリップします。過去の父は殺人を犯すような人柄に思えず、タイムスリップをくり返すことで過去を変え、事件の真相に迫っていくミステリーです。
主人公の心を演じた竹内涼真は、日曜劇場初主演!プレッシャーの中、複雑な役どころを見事に演じきりました。
回を重ねるごとに、まっすぐですがどこかポンコツな心を、視聴者は大きなツッコミを入れながらもなぜか応援してしまうという不思議な現象も。それは、大粒の涙をぽろぽろ流しながら熱演する竹内涼真の存在が大きかったといえます。
原作と違う犯人探しもSNSを賑わせたこのドラマ。漫画でも続きが気になってどんどん読み進めてしまいます。 ぜひ手に取って違いを確認してみてください。
こちらの記事でも原作についてより知ることができます。
<『テセウスの船』のあらすじと考察ポイントを紹介!ドラマ化決定>
- 著者
- 東元 俊哉
- 出版日
デビュー後次々と話題作に出演、順風満帆ともいえる滑り出しを見せた竹内涼真。そんな彼の出演作品を一覧でご紹介いたします。
【映画】
『イン・ザ・ヒーロー』(2014年)
『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』(2014年)
『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』(2015年)
『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』(2015年)
『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』(2015年)
『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』(2016年)
『青空エール』(2016年) 原作『青空エール』
『帝一の國』(2017年) 原作『帝一の國』
『ラストコップ THE MOVIE』(2017年)
『センセイ君主』(2018年) 原作『センセイ君主』
『走れ!T校バスケット部』(2018年) 原作『走れ!T校バスケ部』
『名探偵ピカチュウ』(2019年)
『初恋ロスタイム』(2019年) 原作『初恋ロスタイム』
『太陽は動かない』(2021年) 原作『太陽は動かない』
【テレビドラマ】
『車家の人々』(2013年)
『仮面ライダードライブ』(2014年) 原作『仮面ライダー』
『手裏剣戦隊ニンニンジャーVS仮面ライダードライブ 春休み合体1時間スペシャル』(2015年)
『下町ロケット』(2015年) 原作『下町ロケット』『下町ロケット2』
『下町ロケット2』(2018年) 原作『下町ロケット ゴースト』『下町ロケット ヤタガラス』
『新春ドラマ特別編 下町ロケット』(2019年)
『スミカスミレ 45歳若返った女』(2016年) 原作『スミカスミレ』
『臨床犯罪学者 火村英生の推理』 第7話〜最終話(2016年) 原作「火村英生」シリーズ
『時をかける少女』(2016年) 原作『時をかける少女』
『THE LAST COP/ラストコップ』(2016年)
『ひよっこ』 第55〜97話、第130話(2017年)
『ひよっこ2』(2019年)
『過保護のカホコ』 (2017年)
『過保護のカホコ〜2018 ラブ&ドリーム〜』(2018年)
『陸王』(2017年) 原作『陸王』
『ブラックペアン』(2018年) 原作『ブラックペアン1988』
『テセウスの船』(2020年) 原作『テセウスの船』
少女漫画から飛び出してきたような爽やかさ、誠心誠意役と向き合うひたむきさで原作の良さを引き出している竹内涼真。原作を読むと、その役をどのように感じ表現したのかを知ることが出来ます。原作を読んで映像を見、また原作を読む……そんな時間も楽しんでみてはいかがでしょうか。