木南晴夏は実写化に定評あり!出演映画、テレビドラマの原作の魅力を活かす女優

更新:2021.11.29

3作の朝ドラをはじめ、多くの映画・ドラマに出演している木南晴夏。メイン人物はもちろんですが、ゲストキャラや端役での登場でも目を引くような存在感を持っています。どんな役柄もぴったりハマるオールマイティな女優。この記事では、木南晴夏が演じた役柄と作品について紹介します。

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朝ドラ女優・木南晴夏のプロフィール!芸能界イチのパン愛好家!

木南晴夏は1985年8月9日生まれ、大阪府豊中市出身。身長は162cmです。

高校在学中だった2001年に「夏の高校野球PR女子高生」に選ばれます。同年『第1回ホリプロNEW STAR AUDITION~21世紀のリカちゃんはあなた‼~』でグランプリを受賞し、芸能界へ足を踏み入れることとなりました。

女優としてのデビュー作は2004年のテレビドラマ『桜咲くまで』。朝ドラでは『風のハルカ』、『てっぱん』、『マッサン』の3作に出演しており、いずれも主人公の家族や幼馴染などの重要な役柄を演じています。テレビドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズでは、実の姉・木南清香との共演も果たしました。

2018年に俳優の玉木宏と結婚した際は、当時出演中だった『花のち晴れ』の劇中で彼女が演じる紺野も結婚し、ファンからはダブルで祝福の声が寄せられました。

バラエティ番組では、食パンの匂いを堪能する姿が放送され、大のパン好きであることが明らかに。彼女の冠番組『パン旅。』が放送されるだけでなく、雑誌に連載記事を書いたり、パンシェルジュ2級の資格を取得したり、さらにはパンのイベントをプロデュースするなど、そのパンへの愛は留まるところ知らず、精力的に活動しています。演技力だけでなく、このユニークな趣味も彼女の魅力の1つといえるでしょう。

オタク精神に突き動かされて。木南晴夏の魅力

ハマったものにとことん打ち込む、その情熱の強さが木南晴夏の最大の魅力でしょう。

彼女が女優を目指すきっかけとなったのは、幼いころに見た宝塚歌劇団の『ベルサイユのばら』。舞台に通い、姉の清香と「ベルばらごっこ」をしながら宝塚入団を夢見ていたことが女優への道に繋がったのです。「勇者ヨシヒコ」で姉と共演した際には、大好きなベルばらのパロディができ、姉妹ともに喜びました。

「好き」という気持ちと情熱を注いできたからこそ、役者としての実力も確かなものになったのでしょう。そんな「オタク」的な精神があるからか、『海月姫』や『トクサツガガガ』といったテレビドラマではオタクのキャラクターがハマり役でした。

『20世紀少年』で小泉響子を演じた際は「原作とそっくり」と話題になり、メガホンを取った堤幸彦監督も「プロだ。気合いで似せてる」とその演技を評価しています。役柄の人物像や監督の指示を、自分のものとして飲み込むまで練習するその姿は、共演者たちにもよい刺激になっているようです。

先述のとおり、木南晴夏はパンにも情熱的な愛を注いでいます。そんな彼女の著書『キナミトパンノホン』では、オススメのパン屋の紹介だけでなく、雑誌「おとなの週末」で連載されてきたコラム「キナミトパン」も収録。パンへの愛をぎっしり詰め込んだ1冊です。

ハマったものにとことん打ちこむ、彼女の熱さに触れたい方はぜひ読んでみてください。

著者
木南 晴夏
出版日

【ライターおすすめ】木南晴夏が1番輝く「勇者ヨシヒコ」シリーズ

人気ゲーム『ドラゴンクエスト』の世界観を取り入れた作品。「いざないの剣」に選ばれた勇者ヨシヒコが旅に出て、魔王討伐を目指す物語です。しかし、登場するスライムがハリボテだったり、登場人物たちが唐突にボケを繰り出したり、魔王討伐という目的を忘れる脱力感に思わず声をあげて笑ってしまいます。その面白さから、深夜放送の番組としては異例の人気となりました。

木南晴夏が演じるムラサキは、ヨシヒコを父の仇と思い込んで襲いかかってくる女の子。それは完全な人違いだったのですが、お人好しのヨシヒコは彼女を旅の仲間に加えます。ムラサキは言葉遣い荒く仲間に鋭くツッコミを入れたり、漫才のような掛け合いをしたり、コメディエンヌとしての面白さが光る一方で、旅を通じてヨシヒコのことを好きになっていく女の子らしい可愛らしさもあるのです。いつもとは違うぶりっ子キャラになったり、宝塚のパロディで歌い出したり、シリーズを通して常に彼女の新しい一面に出会えるでしょう

ここからは、木南晴夏が出演する映画やテレビドラマのなかから、原作がある作品をピックアップして紹介していきます。

【映画原作】短編で次々に襲い掛かるホラー『ZOO』(2005年)

乙一の短編集『ZOO』に収録されているいくつかの作品が映画化されています。エピソードの1つ『SEVEN ROOMS』では、7つの部屋に女性が拉致監禁されており、その中の1人を木南晴夏が演じています

閉じ込められていつ殺されるか分からない女性たちの恐怖にゾッとしながら、姉とともに拉致された主人公が状況を打開できるのか、続きが気になって読み進めてしまうでしょう。

その他のエピソードもホラーやミステリーが多く、一つひとつは短いですが、その不思議さと不気味さにゾクゾクする作品ばかりです。後味の悪いエピソードもあり、感動できるエピソードもあり、そのバラエティの豊かさも1冊の本としての魅力になっています。

著者
乙一
出版日

【映画原作】男らしいアクション映画で紅一点 『ランディーズ』(2009年)

ケンカ最強の桜井蘭と相棒のケンジが営むランディーズは、助太刀・仇討ち・なんでもござれの助っ人稼業。2人のもとにさまざまな依頼が舞い込みます。

おちゃらけたコミカルな雰囲気で依頼をこなしていく様子を楽しく読める一方で、蘭がその腕っ節の強さで悪党たちに鉄槌を下していく様は痛快です。

やがて物語は因縁の相手、ギャングチーム「ジャイアンズ」の武史との対決へ……。蘭とケンジがコンビを組むに至った過去が明らかになると、友情の熱さと一抹の悲しさに胸が切なくなるでしょう。

木南晴夏は原作には登場しないヒロイン・星野美紅役で出演しています。アクションシーンの逞しい俳優陣に囲まれながら、紅一点のヒロインを務めあげました。

著者
永田 晃一
出版日

【映画・テレビドラマ原作】 木南晴夏が原作そっくりと高評価!『20世紀少年』(2009年)

主人公・ケンヂは、周囲の人々の失踪をきっかけに、子どもの頃に描いた空想の「よげんの書」に従って事件が起こっていることに気付きます。「よげんの書」を描いた仲間たちを集め、世界征服を企む「ともだち」を打倒せんと立ち上がるのですが……。

幼い日に描いた空想が大人になって現実化するという驚きの展開。組織のシンボルマークをマスクにして素顔を隠している「ともだち」の風貌の不気味さもあり、オカルト的な怖さも感じます。

「ともだち」の正体が誰なのか、組織の世界征服を止めることはできるのか?ストーリーの各所に伏線が散りばめられてあり、1コマたりとも見逃せない漫画です。

木南晴夏は、事件に巻き込まれていく女子高生・小泉響子を演じています。原作を読んだ人が彼女を「小泉そっくりだ」と驚くほどのハマり役でした。

原作が気になる方はこちらの記事もご覧ください。

<『20世紀少年』が名作たる5つの理由をネタバレ考察!登場人物、伏線以外も>

著者
[]
出版日

【映画・テレビドラマ原作】木南晴夏の冷静なツッコミが冴える『犬飼さんの犬』(2011年)

主人公の犬飼保は、単身赴任で働く一家の大黒柱。久々にマイホームに帰ると、そこには見知らぬ1匹の犬が……なんと、動物嫌いの保に黙って、家族が勝手に犬を飼っていたのです。

保にしてみれば、家長である自分が不在の間に勝手に、しかも嫌いな犬を飼うだなんて怒って当然です。しかし、犬のサモンにとっては、いきなり現れた保の方こそ群れの新入りです。お互いの認識の違いから、初めこそうまくいかなかった1人と1匹。しかし、やがて保の気持ちが変わり始め、サモンの世話をして徐々に「家族」になっていく様子はほっこりする見どころです。また、サモンが保の仕事に思いがけないきっかけをもたらしてくれる展開にも驚かされます。

本作で、木南晴夏は鳥飼カエデ役で出演。職場の部下として保を支える存在です。冷静な面持ちでズバッと正直なツッコミをし、主人公の保とのいいコンビネーションを見せました。

著者
["各務 慎一", "永森 裕二"]
出版日

【映画原作】木南晴夏の出番を見逃すな!『究極‼︎変態仮面』(2013年)

主人公・色丞狂介は、刑事の父親とSM嬢の母の間に生まれた男子高校生。拳法部に所属し、父親譲りの正義感も持っています。しかし、女性用下着(パンティ)を被ると両親から受け継いだ血が覚醒し、超人的なパワーを発揮する正義の味方・変態仮面へと変身するのです。

やっていることは正義の味方なのに、どう見ても変態というギャップが面白い作品です。変態仮面のビジュアルはほぼ全裸ですが、どこかスパイダーマンにも似ていて、見慣れてくるとアメコミヒーロー的なカッコ良ささえ感じます。

そして、その名のとおり変態ではあるものの、不愉快ないやらしさなどは感じられません。むしろ、その変態性がそのままギャグとしての面白さになっているのです。

木南晴夏の本作での出演は、なんとほんの一瞬。ワイドショーのキャスターとして出演しています

著者
あんど 慶周
出版日

【映画原作】木南晴夏がホストに夢中に『闇金ウシジマくん』(2014年)

どこか可愛らしさも感じるタイトルですが、物語は社会や人間の闇を映し出すハードな世界。丑嶋馨が経営する超暴利闇金融「カウカウファイナンス」の日常と、そこに訪れる債務者たちの行く末を描いています。

債務者たちは、ギャンブルや薬物にハマっているなど、借金で悲惨な目に遭っても「自業自得」と思えるような人も多いです。一方、どん底から脱却しようと成長していく、読者が応援したくなるような人も登場します。債務者たちの人物像や結末がワンパターンではなく、バラエティに富んでいるので、飽きることなく読み進めていけます。

1番ゾッとするのは、身近にいそうな普通の人が借金で破滅してくところ。見栄のためにブランド品を買い漁ったり、仕事の気晴らしで手を出したギャンブルで失敗したり、一歩間違えば読者の日常で起こってもおかしくないリアルさもあります。

木南晴夏は、映画『闇金ウシジマくん Part2』に愛沢明美役で出演。暴走族・愛沢浩司の妻であり、ホスト通いに夢中になっている女性です。

原作が気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください。

<「これは反則」『闇金ウシジマくん』のイメージが変わる4つのエピソード>

著者
真鍋 昌平
出版日
2004-07-30

【映画原作】ドS上司とのオフィスラブ『クローバー』(2014年)

ホテル会社に勤める主人公・沙耶とその上司・柘植のオフィスラブを描いた作品です。ドジで仕事のミスが多い沙耶は、高学歴のエリート上司である柘植に叱られてばかり。しかし、ある日突然柘植の方から沙耶に交際を申し込むので驚きです。

中学生のときに好きだった人が忘れられない沙耶は、一度は拓殖との交際を断ります。しかし「恋のリハビリをしよう」という彼の提案には、沙耶も読者も胸をときめかされます。最初はリハビリだったお付き合いですが、沙耶の心はだんだんと拓殖に惹かれ、本当に彼を好きになっていきます。

沙耶の初恋の人にそっくりなハルキが現れたり、社内で拓殖と専務の娘・栞との縁談が持ち上がったり、2人の仲を揺るがす人物も登場するので、最後まで恋の行方から目が離せません。

木南晴夏は沙耶のしっかり者の同僚・谷上一葉役で登場しています

著者
稚野 鳥子
出版日

【映画原作】木南晴夏が幽霊となって未練を託す『彼女との上手な別れ方』(2014年)

金と女にしか興味がない主人公・ガジロウ。ある日交通事故に遭い、ガジロウは軽い怪我で済むのですが、車に乗っていた4人の男女が亡くなってしまいます。それぞれにこの世に未練を抱えた4人は幽霊となってガジロウの前に現れ、生前の財産と引き換えにガジロウに未練を晴らしてほしいと頼むのですが……。

初めはガジロウの感じの悪い態度に反感を覚えることもあるでしょう。しかし、最初は金のためだけに動いていた彼に、だんだんと心境の変化が起こるところが見どころです。彼の中に生まれた誠実な気持ちは、物語の後半で意外な行動となって表れます。読者はガジロウの成長を感じ、驚かされることでしょう。

ガジロウの奮闘を通じて、遺された人たちが亡くなった4人と心を通わせる描写もあり、思わず涙腺が緩む場面も多いです。映画の撮影途中で「より広い意味での愛情を描いている」と解釈され、原作から『想いのこし』のタイトルへの変更が決まりました。

木南晴夏は幽霊の1人である円山ルカを演じています。ルカの心残りは愛する人との結婚式。ガジロウに、自分の代わりに結婚式を挙げてほしいと頼みます。

著者
岡本 貴也
出版日
2013-09-06

【映画原作】木南晴夏の演じる個性的なキャラに注目『秘密 THE TOP SECRET』(2016年)

舞台は近未来、死者の脳をMRIで分析し、生前の記憶を映像化することが可能となった世界です。MRI捜査の特別チーム・通称「第九」が事件に挑んでいきます。MRIの分析で記憶を映像化するという未来の技術には驚かされますが、凄惨な現場を目の当たりにする過酷さに胸が痛むこともあるでしょう。

主人公・薪はこの「第九」の室長を務める切れ者。彼と新人・青木が捜査を通じて徐々に相棒になっていく過程も見どころです。2人は数々の事件に関わっていくのですが、各所に隠されていた伏線が最終章で見事に回収されていくので驚かされます。

木南晴夏が演じるのは、「第九」初の女性メンバー・天地奈々子。霊感が強く、MRI捜査の映像を見て体調を崩しながらも興奮してしまうという、ちょっと変わった性格の女性です。

著者
清水玲子
出版日
2015-12-18

【映画原作】木南晴夏が一青窈の姉に『私の箱子』『ママ、ごはんまだ?』(2017年)

歌手の一青窈の姉・一青妙の2作のエッセイが映画の原作になっています。映画の主題歌「空音」を一青窈が書き下ろしたことも話題になりました。木南晴夏は主人公となる一青妙役です

台湾人の父と日本人の母の間に生まれた一青姉妹ですが、若くして両親が相次いで亡くなりました。『私の箱子』では、家族で暮らした家で見つかった箱の中身から、『ママ、ごはんまだ?』では亡き母が遺したレシピ集から、それぞれ家族の思い出を振り返る2冊となっています。

財閥の長男であった父と、そこへ嫁いだ母の苦悩、そして闘病生活など、読んでいて辛くなる部分もあるでしょう。しかし、筆者の家族との思い出とその愛情深さ、そして思い出の味に触れて、あたたかい気持ちになれる作品です。

著者
一青 妙
出版日
著者
一青 妙
出版日

【映画原作】戦艦を製造する過程が見事『アルキメデスの大戦』(2019年)

旧日本海軍の兵器開発・製造の技術と、それに携わる人たちの人間模様を描いた漫画です。フィクションですが、山本五十六など歴史上の実在人物も登場するので歴史好きな読者はより楽しむことができるでしょう。 木南晴夏は女中のセツ役で出演しています

「これからは航空機の時代」と考える山本五十六は、巨大戦艦を建造したい平山派と対立しています。そこで声がかかったのが数学者である櫂直。平山派が「安価で戦艦を製造できる」と出してきた見積もりの真偽を調べるのが彼の役目です。 

天才的な頭脳を駆使し、戦艦の図案や予算を計算していく櫂には驚かされます。数学の知識がある人はもちろん、ない人も楽しめるでしょう。また、彼を妨害しようとする平山派との攻防も見逃せないポイントです。

原作が気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください 
 

<『アルキメデスの大戦』の魅力を全巻ネタバレ紹介!14巻はどうなる⁉>

著者
三田 紀房
出版日
2016-05-06

【映画原作】芸術と生活の狭間に揺れる大人の恋愛『マチネの終わりに』(2019年)

クラシック・ギタリストの蒔野聡史と、ジャーナリストの小峰洋子の恋の行方を描いたラブストーリーです。

蒔野のコンサートの打ち上げで出会った2人は、互いに惹かれ合いますが、洋子にはこの時すでに婚約者が。また、蒔野のマネージャー・三谷早苗も2人の関係をよく思っていません。洋子は婚約破棄がスムーズにいかず、早苗の妨害もあり、想い合う2人はすれ違っていきます。

蒔野と洋子がなかなか思うように結ばれない、切ない展開が続き、2人の恋と人生がどうなっていくのか、気になって読み進める手が止まらなくなるでしょう。

木南晴夏は、蒔野の師匠である祖父江誠一の娘・奏役として登場しています。この祖父江親子は、2人の関係を揺るがす事件に関わる重要な人物です。

ちなみに、「マチネ」とは舞台興行の昼公演のこと。物語の結末まで読むとタイトルの意味が分かるので、ぜひお見逃しなく。

著者
["平野 啓一郎", "ホリプー"]
出版日

ここからは、テレビドラマの原作を紹介していきます。

【テレビドラマ原作】計算高い末っ子役『貞操問答』(2005年)

姉の圭子・妹の美和子に振り回されながら、一家のために働く新子。この美人三姉妹と、新子が住み込みで働く前川家の夫婦が織りなす物語です。新子は妻・綾子から辛くあたられる一方で、夫・準之助と心が通じ合い……。

姉妹たちの奔放さには呆れてしまいますが、その自由さ故に、次に何が起こるか分からない面白さがあります。そして、そんな姉妹に翻弄されながらも、なんとか家を支えようと奮闘する新子の姿が健気です。

新子を中心に、姉妹たちと前川夫婦の関係がどうなっていくのか、前川氏は妻と新子のどちらを選ぶのか、最後まで気になる展開が続きます。

木南晴夏は美人三姉妹の末っ子・美和子役で出演。からかい半分で姉の恋人を奪ってしまうなど、ワガママさと計算高さを兼ね備えた女性です。

著者
菊池 寛
出版日

【テレビドラマ原作】それぞれの弱点が強みにもなる 『アキハバラ@DEEP』(2006年)

主人公はコンンプレックスや病気を抱え、社会からドロップアウトした6人の若者たち。彼らは力を合わせ、人工知能を活用した検索エンジン「クルーク」を発明します。しかし、その成功を掠め取ろうと狙うIT企業が現れて……。

社会の日陰者のような主人公たち。しかし、膨大な知識を持つページや絶対音感を持つタイコ、天才ハッカーのイズムなど、それぞれに優れた得意分野があって個性的です。お互いに足りないものを補い合う、そんな彼らが自分たちのアイディアを実現させようと奮闘する姿にはワクワクさせられ、その熱量に惹きつけられます。

木南晴夏はテレビドラマ版第4話に、「自虐少女隊」というバンドのボーカル・カイラとしてゲスト出演しています。主要メンバーの1人・タイコが彼女に恋してしまうという展開です。

著者
["石田 衣良", "アカネ マコト"]
出版日

【テレビドラマ原作】繊細だけど、折れない強い女性『スイッチを押すとき』(2006年)

青少年自殺防止プロジェクト、略してYSC。全国から無作為に集められた子供たちは心臓に爆弾を埋め込まれ、その起爆装置を持たされた状態で監禁されます。そして、自殺に至るまでの様子を政府の人間が観察・分析して、自殺防止に役立てるというのがこのプログラムです。

YSCの施設では、木南晴夏演じる高宮真沙美をはじめ、6人の子供たちが7年間スイッチを押さずに生き延びていました。励まし合って生きてきた6人ですが、ここに新たな職員・南洋介が赴任してきたことで、状況が変わり始めます。

自殺抑制のために、逆に子供たちを自殺に追い込む実験施設が運営されているという世界観が恐ろしい作品です。高宮は誰よりも怖がりな性格ながら、周囲を励ます存在でした。

極限の状況に追い込まれた子供たちが、それぞれどんな選択をするのか、YSCから逃げのびることはできるのか、結末まで目が離せません。

著者
山田 悠介
出版日
2008-10-25

【テレビドラマ原作】木南晴夏が憎めないナースに『きらきら研修医』(2007年)

医師である著者が、研修医時代のエピソードを綴ったエッセイブログ。病院のリアルな忙しさを知ることができ、そのドタバタな日常の中で主人公が少しずつ成長していく様子も感じられます。

医療業界には大変さ・厳しさもありますが、それらも軽快な語り口で楽しく読めるように書かれているので、サクサク読み進めてしまうでしょう。ドジな主人公の失敗談、個性的な医師たち、病院内の珍事件など、笑えるエピソードも盛りたくさんです。

木南晴夏が演じる西平麗香は小児科に勤めています。採血の注射が苦手な看護師で、主人公をたびたび注射の練習台にすることも。

【テレビドラマ原作】ケータイ小説のパイオニア『翼の折れた天使たち』(2007年)

著者は「ケータイ小説のパイオニア」と呼ばれるYoshi。本作は、著者の元に寄せられた読者からのメッセージを題材に描いたオムニバス短編小説です。

シンプルな文体で書かれているので、小説を読みなれていない人でも気軽に手に取ることが出来ます。

主人公はそれぞれに心の傷や悩みを抱えた女性たち。読者からのメッセージが題材になっていることもあり、親しみを感じる部分もあるでしょう。一方で、どこにでもいる普通の女性が苦しみを抱えていることに胸が痛むこともあるかもしれません。しかし、主人公たちはそれを乗り越えて成長していくので、最後は前向きな気持ちになれるはずです。

木南晴夏はドラマ第2夜「サクラ」に、主人公の友達役で出演しています

著者
Yoshi
出版日

【テレビドラマ原作】『セクシーボイスアンドロボ』(2007年)

七色の声をもつニコは、大人の声色を駆使してテレクラでアルバイトする14歳の女の子。ひょんなことから謎の老人と出会い、コードネーム「セクシーボイス」として彼の依頼する事件を解決に導いていきます。

ニコの観察力は優れたもので、電話の声を聞いただけで相手の年齢・性別だけでなく性格や容貌まで判断できるから驚きです。そして、ニコの相棒となる青年ロボ(須藤威一郎)との凸凹感も見どころです。ニコは電話で大人の女性を演じてロボを呼びつけるのですが、彼はその正体に気づかず、毎度騙されてしまいます。

木南晴夏は第5話に登場。怪事件が起こっている高校の女子グループのメンバー・マナミ役です。事件には、所持していることで災いを防ぐという「うしみつ様」が関わっているらしいのですが……?

テレビドラマは人情ドラマに重点が置かれていましたが、原作は冒険ストーリーがメイン。別のものとしての楽しみができるでしょう。

著者
黒田 硫黄
出版日

【テレビドラマ原作】世界一の探偵を目指して切磋琢磨『探偵学園Q』(2007年)

天性のひらめきと推理力を持つ主人公・キュウが世界一の探偵を目指し、探偵養成学校DDSで学び、成長していく物語です。

天才的な推理力の天草流や、瞬間記憶能力をもつ美南恵、パソコンを駆使して推理を導き出す鳴沢数馬、体力と直感に優れた遠山金太郎など、それぞれ異なるスタイルで探偵を目指す個性的な仲間が登場し、キュウとともに切磋琢磨していきます。

ストーリーが進むにつれて、キュウたちが成長していく様子が感じらるところも見どころです。また、犯罪集団「冥王星」とキュウの意外な因縁も明らかになっていき、次々起こる事件から目が離せません。

ドラマはオリジナルストーリーになっており、木南晴夏は第7話に登場します。殺人事件が起こった劇団のメンバー・西沢真希という女性で、事件にも深く関わる重要な役どころです。

著者
さとう ふみや
出版日
2001-09-17

【テレビドラマ原作】木南晴夏はコンプレックスを抱えた難役『銭ゲバ』(2009年)

貧しさから母を亡くし、生きていくため、金のために犯罪に手を染めた主人公・蒲郡風太郎の人生を描いた物語です。

初めは辛く厳しい環境で生き抜こうとする風太郎がどうなっていくのか、同情するような気持ちで読み進められます。しかし、彼が殺人という取り返しのつかない罪を犯し、その行動がどんどんエスカレートしていく様子に恐ろしさが増していくでしょう。金に執着し、殺人を犯し、会社を乗っ取ってのし上がっていく風太郎がどのような末路を辿るのか、恐怖を抱きながらも続きが気になってしまいます。

ドラマは原作から時代設定などを変更したオリジナルストーリーです。木南晴夏は、三國造船という会社の社長令嬢・三國茜役で出演しています。茜は顔の痣と不自由な足がコンプレックスで、周囲の幸せを憎んでいました。風太郎とは浅からぬ関係になっていきます。

著者
ジョージ秋山
出版日

【テレビドラマ原作】各話読み切りで読みごたえ十分『リセット』(2009年)

誰の人生にも、うまくいかないことや「あの時、ああしていたら……」という後悔はあるでしょう。そんな時、テレビゲームから「人生のセーブポイント係」アンリが現れ、人生のリセットを提案してきます。

登場人物たちはちょっとした悩みや苛立ちから人生のやり直しをするのですが、時にはリセット前よりも悲惨な状況に陥ってしまうことも……。彼らがやり直しの人生でどんな選択をし、どんな結末を迎えるのか、どのエピソードも最後まで目が離せません。

木南晴夏はドラマ第3話に登場。このエピソードの主人公となる笹本康太の恋人・佐倉美穂役です。美穂は話の冒頭で殺されてしまうのですが、康太は彼女が死ぬ前にリセットします。果たして康太は彼女の命を守れるのでしょうか?

著者
山本 まゆり
出版日

【テレビドラマ原作】派遣社員の働き方について悩む『カバチタレ!』『特上カバチ‼ -カバチタレ! 2-』(2010年)

カバチタレとは、広島弁で「文句や屁理屈を言う人」のこと。広島の行政書士事務所を舞台に、法律を熟知した行政書士たちがカバチをタレて依頼人のために戦う物語です。漫画的な誇張はありますが、困った時に頼るべき法律など、勉強になる部分もあります。

『カバチタレ!』では、行政書士に助けられたた主人公・田村勝弘が、自らも労働者を救わんとして、行政書士事務所で補助者として働く姿を描いています。その続編となる『特上カバチ‼ -カバチタレ! 2-』では、田村がついに行政書士の資格を取得し、1人の法律家としてさらに成長していくのです。

木南晴夏は、依頼人として大野行政書士事務所を訪れる岡本桂役。契約が更新されていないのに働かされるという、悩める派遣社員です。彼女の会社が抱える労働問題に、田村はどう挑んでいくのでしょうか。

著者
["東風 孝広", "田島 隆"]
出版日

【テレビドラマ原作】刑務官と死刑囚が向き合う物語『モリのアサガオ』(2010年)

主人公は新人刑務官の及川直樹。彼の職務を通じて、死刑囚たちの暮らしぶりや刑の執行の様子、そして彼らの心情が細かに描かれた作品です。木南晴夏は、及川の同僚である刑務官・望月加奈役で出演しています

罪を悔い改める者、まったく反省していない者など、死刑囚たちの態度がそれぞれ異なっているように、刑務官たちも個人個人で異なる考えを持っています。犯罪への憎しみから死刑を肯定する者、刑務官の仕事を「死刑囚に対するサービス業」と考える者など、そのスタンスはさまざま。死刑囚と刑務官、彼らの在り方を通じて、読者は死刑制度や犯罪者の処遇について考えさせられます。

また、及川と幼馴染の死刑囚・渡瀬満との交流や、及川自身の生い立ちに関わる秘密など、彼らの苦悩と葛藤が多く描かれています。刑務官と死刑囚が向き合うことで、お互いに心境や考えが少しずつ影響されていくところも見どころです。

著者
マモラ, 郷田
出版日

【テレビドラマ原作】キャラ立ちしまくりの人気ミステリー小説『謎解きはディーナーのあとで』(2011年)

財閥令嬢にして刑事の宝生麗子と、彼女に仕える毒舌執事・影山のコンビが事件を解決していくミステリー小説。

刑事として事件を捜査する麗子は、家に帰ると影山に捜査で見聞きした情報を話し、自らの考えを披露します。すると影山がその推理を否定し、真相を暴き出すのです。現場を見ずに事件を解決に導く「安楽椅子探偵」の新しいスタイルといえるでしょう。

影山は麗子の推理を否定する際、「お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」など、およそ主人に対するものとは思えない暴言を発します。このキレキレの毒舌がこの作品の特徴でもあり、2人の掛け合いにユーモアを与える魅力になっているのです。

麗子と影山の会話が軽快なテンポを生み出し、難解な事件のトリックも楽しくサクサク読み進められます。

木南晴夏が演じるのはドラマ第1話に登場する吉本瞳。なんと殺人事件の被害者という役どころです。

著者
東川 篤哉
出版日
2012-10-05

【テレビドラマ原作】木南晴夏の連続ドラマ初主演作はこれ!『家族八景』(2012年)

木南晴夏の連続ドラマ初主演となる本作。彼女が演じる主人公・火田七瀬は、人の心を読むことができるテレパシーの能力者です。高校卒業後、住み込みのお手伝いとして各家庭を転々としていきます。

それぞれの家庭で隠されている本音や問題が七瀬の超能力で明らかになっていくのですが、その内容は嫉妬や欲望にまみれていて、どの家庭もお世辞にも円満とは言えません。

人間の醜い心を見せつけられるので、読んでいて暗い気持ちになることも。しかし、七瀬がその人間の醜ささえも楽しんでいるかのような描写があるので驚かされます。後味の悪さを感じつつも、怖いもの見たさでついつい読み進めてしまう作品です。

著者
筒井 康隆
出版日

【テレビドラマ原作】木南晴夏は自分の「代役」に何を依頼?『たぶらかし』(2012年)

主人公・冬堂マキは、ORコーポレーションに勤める役者。役者と言っても演劇やドラマに出演するのではありません。彼女は、さまざまな場面で誰かの「代役」となるのです。

花嫁の身代わりや、子どもの受験で面接に参加する母親、果ては死体の役まで……。突拍子もない設定ですが、葬式の弔問客など「本当にあってもおかしくないかも?」と思わされる役もあります。その妙な現実感に惹き寄せられ、続きが気になる作品です。

木南晴夏は第12話に登場する畑中友子役。彼女は美容整形をしていたのですが、事故による怪我が原因で元の顔に戻ってしまいます。そこで彼女がマキに依頼した役柄とは……?美容整形と愛憎が渦巻く展開にハラハラするエピソードです。

著者
安田 依央
出版日

【テレビドラマ原作】主人公と対立する負けず嫌いの徴収官『トッカン -特別国税徴収官-』(2012年)

税金滞納者から取立てをおこなう、税務署の徴収官。そのなかでも特に悪質な案件に対応するのが特別国税徴収官、略してトッカンです。

新人徴収官の鈴宮(通称ぐー子)とその上司・鏡がさまざまな案件に向き合い、税を徴収していきます。徴収官という職業について、勉強にもなる作品です。

私腹を肥やすために脱税するような人から正当な税を取り立てる展開にはスカッとします。しかし一方で、苦しい経営や生活のために税が払えないという人も登場し、彼らへの取り立てを心苦しく感じる場面も。さまざまな人と向き合うなかで、鈴宮が徴収官として成長していく過程も見どころです。

木南晴夏は、鈴宮の同期であり天敵でもある南部千紗役で登場します。鈴宮とは正反対のタイプで、負けず嫌いな性格の女性です。

著者
高殿 円
出版日
2012-05-24

【テレビドラマ原作】食にまつわる物語好きは注目!『彼女のこんだて帖』(2013年)

料理にまつわる短編小説集。

自分のためだけのフルコースを作って失恋から立ち直ろうとするOL、ダイエットに執着する妹が心配で料理を食べさせようとする兄、外国の料理を作って世界旅行の気分を味わう女性など、さまざまな主人公が登場します。

木南晴夏が演じる榎本景は、恋愛の理想が少し高めの女性。交際中の彼氏とも、理想と現実の差を感じて別れようか悩んでいましたが、姉の料理をきっかけに気持ちが変わっていきます。

直接的な問題の解決には至らなくても、美味しい料理は人の心を癒し、活力を与えてくれるものです。料理を作ったり食べたりすることで、登場人物たちが心に抱えたわだかまりや悩みが少しずつ解れていくので、読んでいて胸があたたかくなります。

そして、同時にお腹が空いてくることでしょう。レシピも収録されているので、作中の料理を自分で作って食べることもできますよ。

著者
角田 光代
出版日

【テレビドラマ原作】下町の人情に触れたいあなたに『泣いたらアカンで通天閣』(2013年)

木南晴夏が演じる主人公・三好千子は、大阪・新世界の下町商店街にあるラーメン屋「味よし」の一人娘。亡き母の後を父が継いでから、味は落ちて客足は遠のくばかり。そんな店を陰から支える千子には、不倫の恋という人に言えない悩みがあって……。

タイトルにある通天閣はもちろん、実在の大阪の街並みが作中に登場する本作。登場人物たちもコテコテの大阪弁で喋ります。まるで本当に大阪の街に来たような気持ちになれるでしょう。

さまざまな問題を抱えながらも、明るく楽しく生きていこうという登場人物たちの生き方には励まされ、時にあたたかい人情にホロリとさせられる作品です。

著者
坂井 希久子
出版日

【テレビドラマ原作】ゆっくりしたい休日におすすめ『パンとスープとネコ日和』(2013年)

主人公・アキコは、母の急死と自身の異動辞令をきっかけに勤めていた会社を辞め、母が営んでいた食堂を改装してパンとスープのお店を始めます。アルバイトのシマちゃんや近所の喫茶店のママさん、そして愛猫のタロに支えられながら、アキコは店を切り盛りしていくのです。木南晴夏はアキコの元部下・キクチ役で出演しています

アキコとタロの触れ合いは、その可愛らしさに思わず頬が緩んでしまいます。特に猫が好きな人にはたまらないでしょう。また、丁寧に作られたパンやスープの描写も美味しそうです。

時にアキコには、落ち込む出来事や悲しい事件もふりかかります。しかし、周囲の優しさ少しずつ彼女は立ち直っていくのです。少しの悲しさは残りながらも、心があたたかくなる結末になっています。

著者
群 ようこ
出版日
2013-07-13

【テレビドラマ原作】木南晴夏の疑いは晴れるのか『眠りの森』(2014年)

加賀恭一郎シリーズの第2作目であるミステリー小説です。

あるバレエ団に侵入した男が、頭を殴られて死亡するという事件から物語が始まります。木南晴夏が演じる斎藤葉瑠子は、男を殴った容疑者として警察に勾留されることに

殴られた男とバレエ団の関係が分からず、捜査が難航するなか、今度はバレエ団員が殺害される事件が起きます。2つの事件は繋がりがあるのでしょうか……。

謎の多い事件ですが、バレエ団と男の僅かな共通点が、隠された過去の秘密に繋がっていき、真相が気になるストーリーです。読者が「この人のはずがない」と思いそうな人物が犯人なので驚かされます。

また、主人公の加賀がバレエ団のメンバー・浅岡美緒に恋をするところも本作の見どころの1つ。事件の真相も気になりますが、この恋の行方にも注目です。

著者
東野 圭吾
出版日

【テレビドラマ原作】前科を持った2人の物語『いつか陽のあたる場所で』『すれ違う背中を』(2014年)

「マエ持ち女二人組」シリーズのうちの2作『いつか陽のあたる場所で』と『すれ違う背中を』がドラマの原作となっています。

「マエ持ち」とは「前科持ち」の意味。芭子と綾香はそれぞれ過去に罪を犯し、同じ刑務所に居た縁で仲良くなりました。刑期を終え、家族と絶縁状態の2人は一緒に暮らすことに。

「前科を周囲に知られたくない」という緊張感や、過去の罪を背負っているが故の拭い切れない暗い雰囲気もありますが、新しい生活を頑張っていこうとする2人を応援したくなる作品です。下町の人情のあたたかさも心にしみます。

綾香がパン職人を目指したり、芭子がペットショップで働き始めたり、2人はそれぞれ一歩ずつ前に進んでいきます。罪を償った彼女たちに幸せは訪れるのか、最後まで見守りたくなることでしょう。

木南晴夏が演じるのは岩瀬加奈。芭子が恋に落ちる男性・岩瀬圭太の妹です。

著者
乃南アサ
出版日
著者
乃南 アサ
出版日

【テレビドラマ原作】木南晴夏が内野聖陽とバディの刑事に『時間の習俗』(2014年)

警視庁の三原警部補と福岡署の鳥飼刑事が事件の謎を追うミステリー小説です。相模湖畔で起きた殺人事件の謎を追い、三原は峰岡という人物が怪しいと睨むのですが、彼には事件当時九州にいたというアリバイがありました。

峰岡が九州にいた証拠となるのは、彼が出張先で撮ったという写真です。この写真がアリバイ工作の重要な鍵となります。作品が書かれた当時は、写真はフィルムから現像するものでした。デジカメや携帯電話のカメラが当たり前になった現代の読者には、このトリックは思いがけない仕掛けに感じられるかも知れません。

テレビドラマで木南晴夏は、三原と警視庁でコンビを組むキャリア組の刑事・野末美樹を演じています

著者
["松本 清張", "高, 阿刀田"]
出版日

【テレビドラマ原作】現実&オンラインゲーム上での一人二役⁉『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』(2015年)

『正しいブスのほめ方』というタイトルに目を引かれますが、内容はブスに限らずネガティブな人や毒舌家など、なかなが褒めるのが難しい相手を取り上げています。彼らにどんな言葉をかけたら良好な人間関係を築いていけるのか、その例文集が本作なのです。『正しい太鼓の持ち方』では対象を職場の上司に絞り、よりビジネスの場でも活用できそうな文言を紹介しています。

社交辞令をユーモアたっぷりに紹介しているので、読みながらクスッと笑えるところも多いです。また、たとえ社交辞令でも褒められて嫌な気持ちになる人は少ないでしょう。本作で学んだ褒め方を日常で応用できれば、身の回りが明るくなるかもしれません。

ドラマ『太鼓持ちの達人〜正しい××のほめ方〜』では「世渡りWARS」というオンラインゲームで、相手を上機嫌にさせる交渉術を学びながら遊ぶという形で原作を物語にアレンジしています。木南晴夏が演じるのは浦原理沙。現実世界ではキャバクラのホステスですが、ゲーム内では指南役の1人・リサ作戦参謀として登場します。

著者
トキオ・ナレッジ
出版日

【テレビドラマ原作】木南晴夏、今度は一人三役!『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(2015年)

「未婚のプロ」ジェーン・スーによるエッセイ。未婚女性の結婚しない・できない理由を、自虐的に面白おかしく書いた作品です。タイトルのとおり、なかなかプロポーズされない女性が知らず知らずのうちにやっている行動を指摘していきます。

特に20〜30代の女性の読者は共感を伴って楽しめるでしょう。もちろん既婚女性や男性も笑って読むことができます。ジェーン・スー自身がリスナーの人生相談に乗るラジオ番組をご存知の方も多いでしょう。

テレビドラマでは毎回異なる女優が登場し、木南晴夏は第14話に出演。 彼氏が予約した店にケチをつける真希、家族や友人よりも彼氏を優先するともえ、自分の愚痴は言うのに相手の愚痴は聞き流す奈央の3人を演じています。 

著者
ジェーン・スー
出版日
2013-10-11

【テレビドラマ原作】合コンに命を賭ける姿が憎めない「探偵・日暮旅人」シリーズ(2015年)

視覚以外の感覚を全て失っている主人公・日暮旅人。彼は、音や匂いなどを目で見ることができる特殊能力を持っており、この特別な視覚を駆使して事件を解決へと導きます。

旅人の周りには、気になる登場人物も多いです。ヤクザから警察まで顔が広く、旅人を「アニキ」と慕う雪路雅彦、苗字が違い血も繋がっていない旅人の娘・百代灯衣……そして灯衣の通う保育園に勤める山川陽子も、旅人と過去に関わりがあるようです。

ストーリーを追っていくと、旅人の壮絶な過去や彼らとの繋がりが明らかになっていきます。なぜ旅人が特殊な視覚を持つことになったのか、その理由も衝撃的です。ぜひ原作を読んで真相を確かめてください。

木南晴夏が演じる小野智子は、ヒロイン・山川陽子が働く保育園の先輩保育士。合コンに命を賭けるコミカルな愛嬌があるキャラクターです。

著者
山口 幸三郎
出版日

【テレビドラマ原作】リアルな産婦人科医の物語『コウノドリ』(2015年)

産婦人科医兼ジャズピアニストの主人公・鴻鳥サクラが、さまざまな妊婦・患者と向き合っていく産科医療漫画です。実在の医師をモデルにしており、リアルな産婦人科の現場が描かれているので、読者の出産経験の有無にかかわらず、お産について勉強になる部分も多いでしょう。

妊娠・出産に伴って起こることや悩みは人それぞれ。妊娠中に病気が分かることもあれば、流産してしまう人、中絶の道を選ぶ人など、さまざまなケースがあります。そのような厳しい現実もしっかりと描いているからこそ、無事に赤ちゃんが生まれた時の奇跡と感動を噛みしめることができるのです。

木南晴夏は入院中の妊婦・飯塚律子役です。出産直前で容体が急変し、緊急オペが始まるので、彼女が無事に出産できるのかハラハラします。

原作の詳細が気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

<漫画『コウノドリ』に感動!泣けるエピソードを最新24巻までネタバレ紹介!>

著者
鈴ノ木 ユウ
出版日
2013-06-21

【テレビドラマ原作】オリジナルキャラクターとして盛り上げた『火の粉』(2016年)

ある一家3人が殺害される事件が起こり、家族と交友のあった武内真伍が犯人と疑われます。有罪ならば死刑は免れませんが、彼に言い渡されたのは無罪。梶間勲はこの裁判を最後に、現役を退いた元裁判官です。武内は再び梶間の前に現れ、梶間家の人々に親切に接してきますが……?

一見人柄の良さそうな武内ですが、彼と関わっていくうちに、梶間家の人間関係が徐々に壊れていくので恐ろしいところ。武内の内面に秘められた狂気にはゾッと背筋が凍りそう。

武内の本性も怖いですが、読み進めていくと彼に狙われた原因が梶間の心の弱さにあったことが分かります。人間の心の歪みや弱さに胸が悪くなる描写もありますが、続きが気になって最後まで読んでしまうでしょう。

木南晴夏が演じる佐々木琴音は原作に登場しないキャラクターです。考えをすぐ口に出してしまう性格。武内に恋心を抱く彼女がストーリーにどう関わってくるのかに注目です。

著者
雫井 脩介
出版日

【テレビドラマ原作】無茶なオーダーに見事に対応『最後のレストラン』(2016年)

主人公・園場凌が営むごく普通のレストラン「ヘブンズドア」に、時空を超えて歴史上の有名人たちが訪れるグルメコメディ。死を目前にした織田信長やマリー・アントワネットが、言葉どおり「最後の晩餐」に訪れるのです。

ゲストたちの注文は「どこの誰も食べたことのない空前絶後の料理」や「伝説になるような1皿」など無理難題ばかり。園場が彼らの歴史からヒントを得ながらどんな料理を作るのか、毎回ワクワクしながら読むことができます。料理や歴史についての豆知識だけでなく、他作品のパロディが多く盛り込まれているところも楽しいです。

木南晴夏が演じているのは、ウェイトレスの前田あたり。女子大生ながら語学に堪能で、マリー・アントワネットのフランス語やユリウス・カエサルのラテン語も通訳できます。彼女の歴史の知識が料理のヒントになることも多いです。

原作の詳細が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

<『最後のレストラン』が無料!異色のグルメ漫画を最新11巻までネタバレ!>

著者
藤栄 道彦
出版日
2011-12-09

【テレビドラマ原作】木南晴夏のあのセリフも話題沸騰『せいせいするほど、愛してる』(2016年)

化粧品の広報の仕事にやりがいを感じている主人公・栗原美亜は、元カレがストーカー化して困っていたところを副社長の三好海里に助けられます。これをきっかけに2人は惹かれあっていきますが、海里はすでに結婚して妻がいる身で……。

不倫の恋、副社長と社員という立場、2人の間には多くの問題が横たわっています。しかし、ピンチに現れて助けてくれる海里のことを、美亜は好きにならずにいられません。紆余曲折の2人の恋がどのような結末を迎えるのか、最後まで目が離せないストーリーです。

木南晴夏は海里の妻・三好優香役で、美亜の恋敵となります。 美亜に「この泥棒猫!」と怒鳴るシーンは、そのインパクトの強さから話題になりました。 

著者
["美加, 豊田", "みゆき, 北川"]
出版日

【テレビドラマ 原作】大人が読んでも学びのある児童文学『キッドナップ・ツアー』(2016年)

主人公は小学5年生の女の子・ハル。特に予定もない夏休み、2ヶ月前から姿を消していた父親が現れて彼女を連れ出し、「誘拐」を宣言します。

実の親子なのに「誘拐」という、意外でユーモラスな展開から始まり、序盤から引き込まれるストーリーです。父親はだらしがなくてお金もないですが、海水浴や肝試しなど、ハル1人ではできない冒険をたくさん経験させてくれます。

旅を通じて親子の絆が育まれていくところや、出会う人たちとの心温まる交流も見どころです。旅の終わりはちょっぴり切ない気持ちとともに、ハルの一夏の成長を感じられるでしょう。

木南晴夏はハルの母親・キョウコ役で出演しています

著者
角田 光代
出版日
2003-06-01

【テレビドラマ 原作】服飾を志す女性同士の熱い戦い『女の勲章』(2017年)

主人公は裕福な家に生まれ育ったものの、太平洋戦争ですべて失った女性・大庭式子です。「これからは婦人服の時代が来る」と立ち上がり、ファッション業界へと羽ばたいていきます。

3人の弟子たちとともに服飾学校の設立を目指す式子。この3人の弟子の1人・大木富枝を演じるのが木南晴夏です。胸の内にブレない思いを貫く役柄。しかしそこに、彼女たちを利用しようとする男・八代銀四郎が現れます。彼のおかげで学校は大きくなっていきますが、式子の胸に残るのは虚しさでした。

戦後の厳しい時代、逞しく生きていこうとする女性の姿を最初は応援したくなりますが、銀四郎の登場により、それぞれが野望や嫉妬、打算にまみれていくところに人間の浅ましさを感じてしまいます。華やかな地位を手に入れながらも満たされない式子は、真実の幸せを手にすることができるのでしょうか?

著者
豊子, 山崎
出版日

【テレビドラマ 原作】推理をしない異色のミステリー『貴族探偵』『貴族探偵対女探偵』(2017年)

事件の現場に颯爽と現れる貴族探偵。探偵なのに推理しないのが本作の特徴です。貴族探偵本人は警察にもコネがある重要人物らしいのですが、その素性は謎に包まれています。

実際に事件を解決に導くのは、彼が連れている使用人。エピソードによって執事・メイド・運転手など、活躍する使用人が違うのも読者を飽きさせないポイントです。

貴族探偵本人は事件の傍らで女性をデートに誘ったりというコミカルさもあるのですが、謎解きは本格的なミステリーなので読みごたえもしっかりあります。

木南晴夏はテレビドラマ第1話で財閥のお嬢様・玉村依子として登場。この話は『貴族探偵対女探偵』のエピソードが原作となっており、新米探偵・高徳愛香が物語の最初から登場する構成に変更されています。

著者
麻耶 雄嵩
出版日

【テレビドラマ 原作】木南晴夏がオタクぶりを本領発揮『海月姫』(2018年)

男子禁制のレトロなアパート・天水館には、親の仕送りを頼りに生活するオタク女子たち「尼〜ず」が暮らしています。その中の1人・月海が女装男子・蔵之介出会うことで、彼女たちの運命が動き出します。

尼〜ずのメンバーは個性的な女性ばかり。月海はクラゲオタクですし、市松人形収集が趣味の千絵子、三国志オタクのまややなど、それぞれに夢中になれるものを持っています。好きなもののことになると異常な情熱を発揮する彼女たちの様子は見ていて楽しいです。木南晴夏は尼〜ずの1人、枯れ専のジジ様を演じています

ほぼニートのような生活をしていた天水館の女子たちですが、天水館が土地の再開発のため取り壊しの危機に。居場所を守るため、自分たちの世界に閉じこもりがちだった月海や尼〜ずたちが奮闘する姿も応援したくなる見どころです。

原作の詳細が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

<漫画『海月姫』の登場人物の魅力を最終回までネタバレ紹介!【ドラマ化】>

著者
東村 アキコ
出版日
2009-03-13

【テレビドラマ 原作】「花男」世代の木南晴夏も楽しんで撮影『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(2018年)

『花より男子』の続編となる作品で、前作のキャラクターたちが卒業して2年後の英徳学園を舞台にした漫画。新たな主人公・江戸川音は、父親の会社が倒産したことを必死に隠しています。英徳学園では、貧乏人は退学させられてしまうからです。

そのため、音はわざわざ遠くのコンビニでバイトしていたのですが、ひょんなことからそれを学園を仕切るC5(コネクト5)の1人・神楽木に知られてしまいます。2人はお互いの秘密を守り合う約束をするのですが……。

妙なきっかけで知り合った2人ですが、神楽木が音に惹かれていく様子や、トラブルから彼女を守ろうとしてくれる姿には胸キュン必至です。

もともと音には婚約者がいたり、神楽木に想いを寄せる女子が現れたり、恋の障壁も多くあります。少しずつ2人の気持ちが近づいていくのも感じられますが、一方ですれ違い続ける関係にヤキモキさせられるでしょう。

木南晴夏は音のバイト先の先輩である紺野亜里沙役。お嬢様育ちの音に、仕事だけでなく庶民の暮らしのイロハも教えて面倒を見てくれる、頼れるお姉さん的なポジションです。

著者
神尾 葉子
出版日
2015-07-03

【テレビドラマ原作】紆余曲折を乗り越えて姉を支える『ハゲタカ』『ハゲタカⅡ』(2018年)

企業のM&Aを題材にした小説。ホライゾン・キャピタルの社長である鷲津が他の企業を買収していきます。買収前のオーナー社長を追い詰めるやり方から「ハゲタカ」と呼ばれているのがタイトルの所以です。

企業買収における駆け引きのスリリングな展開を楽しめる一方で、M&Aや企業再生の仕組みなど経済について勉強になるところも多くあります。そしてM&Aの裏に隠された鷲津の真の目的が明かされる時、読者は驚かされることでしょう。

『ハゲタカⅡ』では、鷲津の部下だった人物が不可解な死を遂げるところから始まり、ミステリー的な要素もあって物語に引き込まれ、目が離せなくなっていきます。

木南晴夏は、作中に登場する日光みやびホテルで働く松平珠香役です。姉の貴子とともにホテルを守ろうと奮闘しています。

原作の詳細が気になる方はこちらの記事もご覧ください。

<小説『ハゲタカ』で経済が学べる⁉目が離せないあらすじ、結末などネタバレ>

著者
真山 仁
出版日
2013-09-13

【テレビドラマ原作】木南晴夏のオタク役がハマった!キレキレのダンスは神回に『トクサツガガガ』(2019年)

特撮ヒーローが大好きだけど、親や同僚には趣味を知られたくない……そんな隠れオタクの主人公・仲村叶の日常が綴られた漫画です。オタク生活のあるあるや悲喜こもごも、趣味を隠しているが故の葛藤などがユーモラスに描かれています。

特撮だけでなく、女児向けアニメやアイドルなど、個性豊かなオタク仲間たちが登場するところも見どころです。何かしらのオタクの人は思わず頷き、笑ってしまうような場面も多いでしょう。それ以外の読者も、趣味に情熱を傾ける人たちの世界を覗き見て楽しめます。

木南晴夏が演じる北代優子は、仲村の会社の同僚です。近寄り難い雰囲気の女性ですが、実はローカルアイドルユニットのファン。実はオタクであることがバレて前職をやめた経験も。同じ隠れオタクの仲間として、仲村と心を通わせます。

原作の詳細が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

<『トクサツガガガ』は名言が面白すぎ!15巻まで全巻ネタバレ紹介!ドラマ化>

著者
丹羽庭
出版日
2014-11-28

【テレビドラマ原作】横溝自身が傑作と謳うミステリー『悪魔の手毬唄』(2019年)

探偵・金田一耕助は、磯川警部からの紹介で鬼首村の湯治場「亀の湯」を訪れることに。木南晴夏はこの亀の湯で働く女中・お幹役で登場しています。実は鬼首村では23年前に殺人事件が起こり、犯人は未だ不明のままでした。

そして金田一の滞在中、新たな事件が。枡屋の娘・泰子と、秤屋の娘・文子が次々に殺されるのです。「鬼首村手毬歌」になぞらえて、彼女たちの遺体は異様な姿で発見されます。田舎の村の閉塞感や、村の有力な家が絡む複雑な人間関係も相まって、おどろおどろしく感じられるでしょう。

不気味な事件には寒気がしますが、謎を追っていくと23年前の事件とも繋がっていき、真相には驚かされます。悲しさも残る事件の結末はぜひご自身の目で見届けてください。

著者
横溝 正史
出版日
1971-07-14

【テレビドラマ原作】木南晴夏の鳥肌モノの罵り合いシーンが大迫力!「シャーロック・ホームズ」シリーズ(2019年)

ロンドンのベイカー街に住む探偵シャーロック・ホームズと、その相棒ワトソン医師の活躍を描いた推理小説シリーズ。

どんな事件も鋭い観察眼と推理で解決に導くホームズの頭脳には驚かされます。巧妙なトリックが紐解かれていく謎解きは読んでいて気持ちがよいです。

そして、推理だけでなくホームズの風変わりな性格も彼の魅力。モルヒネなどの麻薬を常用していたり、失礼なことも平気で口にしたりします。しかし、そんな彼だからこそ、ワトソンとの掛け合いにも面白さが生まれていくのです。

2019年に放送されたドラマは舞台を現代日本に変更し、登場人物などもアレンジされています。ホームズに相当する主人公は誉獅子雄という人物。木南晴夏が演じる門司かれんは、彼が解決した事件に関わる人々を追うジャーナリストです。逮捕された女性の人物と拘置所で口論するシーンの迫力には、思わず見入ってしまうほどでした。

著者
コナン ドイル
出版日

【出演作品一覧】映画やテレビドラマごとに着実にファンを増やしてきた木南晴夏

【映画】

『ZOO 「SEVEN ROOMS」』(2005年) 原作『ZOO』 

『ランディーズ』(2009年) 原作『ランディーズ』

『20世紀少年 第2章-最後の希望』(2009年) 原作『20世紀少年』

『20世紀少年-最終章-ぼくらの旗』(2009年)

『君が踊る、夏』(2010年)

『謝謝OSAKA』(2011年)

『犬飼さんちの犬』(2011年) 原作『犬飼さんの犬』

『グラッフリーター刀牙』(2012年)

『トリハダ-劇場版-』(2012年)

『その夜の侍』(2012年)

『綱引いちゃった!』(2012年)

『HK 変態仮面』(2013年) 原作『究極‼︎変態仮面』

『百年の時計』(2013年)

『闇金ウシジマくん Part2』(2014年) 原作『闇金ウシジマくん』

『クローバー』(2014年) 原作『クローバー』

『想いのこし』(2014年) 原作『彼女との上手な別れ方』

『エイプリルフールズ』(2015年)

『4/猫 ねこぶんのよん「ねこまんま」』(2015年)

『知らない、ふたり』(2016年)

『秘密 THE TOP SECRET』(2016年) 原作『秘密 -トップ・シークレット-』

『グッドモーニングショー』(2016年)

『ママ、ごはんまだ?』(2017年) 原作『私の箱子』『ママ、ごはんまだ?』

『アルキメデスの大戦』(2019年) 原作『アルキメデスの大戦』

『マチネの終わりに』(2019年) 原作『マチネの終わりに』

【テレビドラマ】

『桜咲くまで』(2004年)

『土曜ワイド劇場 変装捜査官 麻生ゆき』(2004年)

『新 科捜研の女』 第6シリーズ 第7話(2005年)

『風のハルカ』(2005年)

『てっぱん』(2010年)

『マッサン』 第24週139回 - (2015年)

『連鎖怪談』 エピソード1 「百物語」(2005年)

『貞操問答』(2005年) 原作『貞操問答』

『劇団演技者。』 「男の夢」(2006年)

『アキハバラ@DEEP』 第4話(2006年) 原作『アキハバラ@DEEP』

『ダンドリ。〜Dance☆Drill〜』(2006年)

『スイッチを押すとき』(2006年) 原作『スイッチを押すとき』

『ダンドリ娘』 第8話(2006年)

『きらきら研修医』(2007年)

『恋話 〜ハナの恋物語〜』(2007年) 原作『きらきら研修医』

『翼の折れた天使たち』 第2夜 「サクラ」(2007年) 原作『翼の折れた天使たち』

『セクシーボイスアンドロボ』 第5話(2007年) 原作『セクシーボイスアンドロボ』

『特急田中3号』 第7話(2007年)

『女子アナ一直線!』(2007年)

『探偵学園Q』 第7話(2007年) 原作『探偵学園Q』

『愛の迷宮』(2007年)

『浅草ふくまる旅館』 第2シリーズ(2007年)

『トリハダ4〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を』 第5話 「いつか尽きる求愛のカタチ」(2008年)

『銭ゲバ』(2009年) 原作『銭ゲバ』

『RESET』 第3話(2009年) 原作『リセット』

『本格科学冒険映画 20世紀少年〜もう一つの第2章〜』(2009年) 原作『20世紀少年』

『特上カバチ‼』 第3・8 - 9話(2010年) 原作『特上カバチ‼︎』

『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season』 第4話(2010年)

『素直になれなくて』(2010年)

『GM〜踊れドクター 第7話』(2010年)

『10年先も君に恋して』(2010年)

『モリのアサガオ 新人刑務官と或る死刑囚「絆」の物語』(2010年) 原作『モリのアサガオ』

『犬飼さんちの犬』(2011年) 原作『犬飼さんちの犬』

『CO 移植コーディネーター』(2011年)

『BOSS 2ndシーズン』 第5・7 - 10話(2011年)

『故郷 〜娘の旅立ち〜』(2011年)

『勇者ヨシヒコと魔王の城』(2011年)

『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』(2012年)

『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(2016年)

『謎解きはディナーのあとで』 第1話(2011年) 原作『謎解きはディーナーのあとで』

『家族八景 Nanase、 Telepathy Girls' Ballad』(2012年) 原作『家族八景』

『リーガル・ハイ』 第7話(2012年)

『たぶらかし-代行女優業・マキ-』 第12話(2012年) 原作『たぶらかし』

『トッカン-特別国税徴収官-』(2012年) 原作『トッカン -特別国税徴収官-』

『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2012 』「呪われた病室」(2012年)

『TOKYOエアポート〜東京空港管制保安部〜』 第4話(2012年)

『実験刑事トトリ』 第3話(2012年)

『イロドリヒムラ』 第9話(2012年)

『リアル脱出ゲームTV』(2013年)

『the Chase』(2013年)

『Sky High』(2013年)

『X game』(2014年)

『リアル脱出ゲームTV』(2014年)

『シェアハウスの恋人』(2013年)

『たべものがたり 彼女のこんだて帖』 第1話(2013年) 原作『彼女のこんだて帖』

『泣いたらアカンで通天閣』(2013年) 原作『泣いたらアカンで通天閣』

『黒い十人の黒木瞳III』 「黒い返しの女」(2013年)

『スターマン・この星の恋』(2013年)

『パンとスープとネコ日和』 第1話(2013年) 原作『パンとスープとネコ日和』

『刑事吉永誠一 涙の事件簿』 第2話(2013年)

『“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」』(2014年) 原作『眠りの森』

『おふこうさん』(2014年)

『最後の仕事』(2014年)

『いつか陽のあたる場所で スペシャル』(2014年) 原作『いつか陽のあたる場所で』『すれ違う背中を』

『松本清張スペシャル 時間の習俗』(2014年) 原作『時間の習俗』

『私の部下は50歳』(2014年)

『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(2014年)

『おやじの背中』 第10話(2014年)

『前科ありの女たち』(2014年)

『ナンシー関のいた17年』(2014年)

『太鼓持ちの達人〜正しい××のほめ方〜』(2015年) 原作『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』

『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』 第14話(2015年) 原作『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』

『ジャンクション39〜男たち、恋に迷走中!〜』(2015年)

『容疑者は8人の人気芸人』(2015年)

『妄想彼女』(2015年)

『ホイチョイドラマ 恋の時価総額』(2015年)

『仮カレ♡』(2015年)

『山形発地域ドラマ 私の青おに』(2015年)

『金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画 視覚探偵 日暮旅人』(2015年) 原作「探偵・日暮旅人」シリーズ

『コウノドリ』(2015年) 原作『コウノドリ』

『世界はひばりを待っている』(2015年)

『大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語』 第6話(2016年)

『ぼくのいのち』(2016年)

『火の粉』(2016年) 原作『火の粉』

『最後のレストラン』(2016年) 原作『最後のレストラン』

『せいせいするほど、愛してる』 第3話 - 最終話(2016年) 原作『せいせいするほど、愛してる』

『キッドナップ・ツアー』(2016年) 原作『キッドナップ・ツアー』

『流星放送局〜ふたご座流星群LIVE〜番組内連作ショートドラマ「あれから」』(2016年)

『女の勲章』(2017年) 原作『女の勲章』

『貴族探偵』(2017年) 原作『貴族探偵』『貴族探偵対女探偵』

『先に生まれただけの僕』(2017年)

『帯ドラマ劇場 越路吹雪物語』(2018年)

『海月姫』(2018年) 原作『海月姫』

『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(2018年) 原作『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』

『ハゲタカ』(2018年) 原作『ハゲタカ』『ハゲタカⅡ』

『大恋愛〜僕を忘れる君と』 第5話 - 最終話(2018年)

『ドラマ10 トクサツガガガ』(2019年) 原作『トクサツガガガ』

『ドラマW 今日、帰ります。』(2019年)

『セミオトコ』(2019年)

『悪魔の手毬唄〜金田一耕助、ふたたび〜』(2019年) 原作『悪魔の手毬唄』

『シャーロック 特別編』(2019年) 原作「シャーロック・ホームズ」シリーズ

こうして振り返ると、木南晴夏が幅広い役柄を演じてきたことが分かります。時には原作に登場していない人物も演じているので、彼女が物語にどのようなアクセントを与えたかを原作と見比べてみるのも面白いでしょう。

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